2008年07月

2008年07月06日

BD-Frog kawaiiを追求すると…

22682ee8.jpg小径車の魅力のひとつに可愛らしさがある。全体に小さく少しアンバランスな感じ。日本人は特にこの可愛らしさに弱いようだ。女性への嗜好にもそれが現れていて、グラマラスなセクシーレディよりも幼げな女性が好まれる傾向が統計的にある。(但し少しネタは古いが…)まあこれが行き過ぎるとロリコンや児童○○ノに繋がるので行き過ぎは困り者だが女性に限らず、様々な嗜好にその傾向が見える。もともと日本人が体格的に貧弱であったこと、自然に依拠して来た暮らし、和を重んじる共同体性、狭小な生活空間などが遠因なのだろう。
ワールドワイドに広がりつつある「kawaii」意識は日本独特の感性ともいえるのだ。

工芸的なものづくり、微細な技術を駆使するエンジニアリング、小型化への執拗な努力などものづくりでもそうした性向は見られるし、所有する判断にも大きく作用している。これと「カワイイ」も繋がる部分がありそうだ。「カワイイ」の造形的な文脈はあるものに拠っている。それは人や動物の赤ん坊や幼児である。
その特徴はと言うと、小さい、丸みに富んだ形状、寸胴、短足、頭でっかち、内側に丸くなる姿勢、よちよちの動作、ふわふわした触感、成体より白っぽい体色などだろうか。
こういう要素が同居していると私たちはおもわず「かわいい…」と目を潤ませてしまうのだ。

BD-FrogはBD-1の妹分、あるいは子どものような存在で登場した。BD-1の小型化は予想していたがそれを超えた小さいモデルだった。12インチ、内装3段ギアと聞いただけで本格走行をねらい向きには、相手にされなさそうだが、輪行モデルとしてはなかなか魅力的なのだ。第一印象はとにかく「かわいい…!」
折り畳み方式はBDを継承、このコンパクトな自転車が3パーツで折り畳まれるのであるからその折り畳みサイズに驚く。重量も10kg台となかなかのもの。実際電車の中などでは畳んだ自転車の置き場所に肩身の狭い思いをすることが多いのでこのコンパクトさは重宝なのだ。内装3段は本格走行にはもの足りないが、輪行を前提とすればこれでいいのではないか?チェーン回りのトラブルも少なく、女性にはその操作も楽なのだ。

デザインを見てみよう。車体は一般的な折り畳み自転車より2回りくらい小さく感じる。アーチを描いたフレームは直線的なBD-1と対照的に柔らかいイメージだ。前輪の小さなサスに向う形状はスパイラル状にも見える。12インチだから短足、低床な印象、それでいて前方に傾いたハンドル回り、2段階で収縮するシートピラーなど大きめの体格にも対応している。前後のサスが効いた柔らかい乗り味、そしてカエルを意識した淡い新緑のようなグリーン。
こうして並べてくると先述の「カワイイ」要素が満載ではないか!

実車に乗ってみると、12インチとしては立派、想像よりもよく走る。スピードはもちろんそこそこだが、実用的にはストレスはない。前後サスがよく効いていて、町乗りの段差でも快適。男性が乗っても窮屈な感じはない。飛ばすこと、遠距離を望まなければ、一日街中を乗り回すくらいの距離は十分いける。日常的な利用にも充分。不満は見当たらず、さすが充分に練られたものだということはわかる。
縦折り、転がし移動、超軽量など輪行に特化した部分は目立たないが、小さく畳めてそこそこ軽量でよく走るということで総合点は高い。才色兼備、目に入れても痛くないほどのkawaii自転車だ。
セカンドバイクとしてかなり魅力高いのであるが、
同じ12インチのトランジットコンパクトが4万円、フロッグは13万円とちょっと高嶺の花なのが恨めしい。

MIZUTANIのラインナップから見当たらないがサイクルハウスしぶやで扱っている。将来的には手に入りにくくなるかもしれないとのことで、狙っている人はあんまりのんびりしない方が懸命。

kawaiiを女性に追求しすぎると犯罪になりかねないので要注意だが
自転車を監禁しても犯罪にはならないので安心、しかぁし奥様の白い目には気をつけよう!

走行性 ★★★☆
携帯性 ★★★★☆
汎用性 ★★★★
デザイン★★★★☆
C/P   ★★