2009年01月

2009年01月02日

おフランスな香り Mobiky Genius


mobiky

花の都 パリ 

芸術の都 パリ
パリは芸術の世界でも今はもう中心とは言いがたいけれど、その伝説は色濃く残っている。
フランスの芸術、文化、デザインはフランス風というムードが徹底している。
車のシトロエン、自転車の(かつての)プジョー等の工業デザインも然り、映画も然り、フレンチポップも然り、軍事デザインにまでだって優美さが漂う。
たとえばフランスのヘヴィメタルなんてあんまり想像できない…。
ダーティーで汗臭いのはフランス流ではないのだろう。

さてMobikyはそのフランスのFoldingbikeだ。
聞く所によると政府の手厚い補助を受けての開発らしく国家的開発プロダクツと言えるのかもしれない。
(某社長がうらやましがってました)
開発コンセプトはよく出来ていて、ブリジストンのトランジットコンパクト、ミヤタのクリックフォールディングやストライダに似ている。ワンタッチで畳めて転がせるもの。オリジナルなアイデアも散りばめられていてなかなかのものである。

サドルの後ろのロックバーを解除するとシートポストが落ち、中央の取っ手を引き上げると
ワンタッチアクションで縦折に小さくなり、そのまま移動できる。ここが最大のアピールポイント。
マンション住まいで頻繁に折り畳む人や電車での輪行に便利そうだ。
しかもその状態からハンドル、サドル、ペダルをしまい込むと更にコンパクトになる。

今回urielさんのmobikyに試乗させていただきました。(ありがとうございます。なおこの自転車はinter8!が搭載されて随所にカスタムされているのでその辺割り引いてご判断下さい)
まず折りたたみはよく出来ていて、一度聞けばすんなり出来、女性でもらくちん。
12インチはこの手の輪行車としては実用的に最適なサイズといえそうだ。
乗ってみると割と素直な乗り味で小径独特の楽しさもある。
直進安定性が悪いと言う感想を聞いた事もあるが、お借りしたものに限ればそれは気にはならずむしろ小回感が楽しい。12インチなので極小径とは走行性でやはり次元が違う。実用的には十分な走行。
新車では内装3段搭載だからこの手の自転車としては汎用性が高い。

この自転車の魅力はやはりそのデザイン。
こうした凝った機構のものはそれ自体がデザインと言う指向をとりがちである。
そこはフランス、そんな野暮はしない。
緩やかなカーブを描きながらシルバーとカラーのツートーンでまとめるセンスはなかなか。
とても洒落ていて女性の方が似合いそうだ。

気になるのは、その重量と耐久性。
まあ9万というお値段はそのデザインが気に入れば価値があるといえる。持つ喜びはトランジットコンパクトなどとはひと味違うだろう。
重さは14kg近く。持たずに転がすと言うコンセプトだからいいのかもしれないが、日本の駅は階段が多いのだ。電車利用では少しつらい場面がありそうだ。
またお借りしたものでは構造には問題ないがクラックが発生すると言うトラブルもあるらしく、メンテナンス含めその辺りは気になる。特に女性向けにという事だとすると耐久性やメンテナンス性は高めたい所。

人とは違うものを持ちたい!というわがままに応える自転車。
とすれば舶来ものの王道か。

走行性 ★★★
携帯性 ★★
汎用性 ★★★
デザイン★★★★★
C/P   ★