2009年05月

2009年05月17日

永遠なる兄弟の確執 miniwalker 17bicycle

8e53c770.jpgいや兄貴と仲が悪いという訳ではないんだ。
おやっさんが練りに練って世に出した自信作だからそりゃ目立って当然。
背も高ければ股下だって長い。折り畳んだときにスタイルだってすらりとスマートさ。
次男て損じゃん。長男のときのような感動もないし新鮮さも薄れてて。

だけど俺だって負けてる訳じゃない。スピードも、安定感も負けないし、俺の方が親しみやすいって娘だって多いんだ。ちびのように見られるけど実際にはそれほど変わらない。まあ体重も変わんないんだけどね。
畳んだときは、俺の方がコンパクトで便利なんだし、股下のホルダーで前足をロックできるし、ハンドルもレバーで回せるから収納は兄貴より得意なんだ。
信じられないなら実際に一緒に電車に乗ってみるといいよ。少し込んで座っていると足に挟んで抱え込むように持つだろう?
畳んだときの長さが俺の方が短いから顎の辺りで押さえておけるんだ。兄貴なら顔が隠れるような格好で押さえ続けなきゃなんない。それとベルトとがないとバラけてまず持ち歩けない。

兄貴はカラフルでお洒落。俺はいつも2色だけなんだけど気を使ってないわけじゃない。微妙なホワイトとかブルーとか隠れた大人のお洒落って所を狙ってる。気づいてくれるやつが少ないんだけどね。

最近はさ妹が色気づいてしゃしゃり出てきて注目集めててさ、俺の影がますます薄くなってきているんだよね。もっと気付いてほしいよね、俺の活躍。ああ、おやっさんに勘当されなきゃいいけどなー。

兄弟仲はまじいい。兄貴も妹も好きさ。ちょっとひがんでみただけ。わかるだろ、真ん中のつらさ。

走行性 ★★★
携帯性 ★★★★
汎用性 ★
デザイン★★★
C/P  ★★★★★



2009年05月14日

あいがけはカツカレーを超えるか? M8 ORI-bike

ori3
ああカツカレー…。
魅惑的な響き。
強烈な空腹に襲われているときに思い浮かべる渇望感!
カレーも食べたいしカツも食べたい。
ああ、満たさていく満腹感。
食後に多少の過剰感を残しつつもカツカレーはの満足感は代えがたく、故に全国区のメニューにのし上がった欲張りな存在。

創意工夫の料理と言い切れないハイブリッド料理だけれど、この組み合わせはまた絶妙でもある。
こうしたハイブリッドメニュー、日本人は結構好きみたいで昨今見かけるのが牛丼とカレーの両盛り「あいがけ」だ。
この組合わせの必然性には頭をひねるところがあるが、それでも一つに決められない優柔不断な私はついつい頼んでしまう。これも全国区にあがりつつあるのではないだろうか?カツカレーのように定番になるのか?

今回サイクル天国での大きな発見の一つがORI-bike。遠路はるばる出展してくださった。(感謝)
これは見られてよかった!実車を見て説明してもらわないとその真価がなかなか分からない。
このORIをあいがけに例えるのは大変失礼だが、BDとブロンプトンのいい所取りなのだ。
ただ損をしているのもそのせいかもしれない。
一見、キャリアのついたBD、たたむとまるでブロンプトン。
なんだかどこかの国がやりそうな2番手商法じゃないかと苦笑してしまう、と私も思っていた。

ところがである。
これがなかなかの優れものであった。
よく見ないとわからないのである。

まずインスタント・リバウンドキャッチという展開時に折りたたみしていた部分を受け取るロック部分のすばらしさだ。たたんだ先でカチっとワンタッチでロックが決まる。そう飛行機の安全ベルトのようなのだ。
外すときもレバーをひくだけのワンアクション。力を入れる必要もない。
驚異なのは展開時。位置をあわせておけばハンドル以外はボディを勢いよく持ち上げるワンアクションでガッシャーンと展開終了!まるでガンダムかなんかの展開のようで???どうなってんだ、と一瞬眼を疑うほど。
これはすばらしい!

そしてもう一つの驚きはフロントフォーク周りの折りたたみだ。
この辺は画像でもよくわからなかったのだが、前輪はフロントフォークから離脱しているように見える。
実際にハブ部分は離脱しているのだが、分割ではない。
ブレーキに近い部分にヒンジ状に連結していてここを軸に回転するのだ。しかもたたんだ先でも受け取るロックがありカチリと収まるのだ。これは展開時にもワンタッチでフォークに収まるようになっていて、これが上記のワンアクション展開に貢献しているのだ。
これはアイデア自体はBDの後継と言えるだろうが、独創と言える部分を加味している。
この辺がただの2番手物まねではないのだ。

ほかにもハンドル周りのおさめ方、キャリアーが折りたたみ時の台車になるなど細かい創意工夫が各所にみられて、輪行+快適走行の実現を図っている。初め戸惑いもあったデザインもその必然を知るとなるほどと納得できる。折りたたみ時のコンパクトさや安定感もすばらしく、気軽に、頻繁に輪行したいけど走行性も犠牲にしたくないという欲張りには有力な候補となるだろう。
独特のハンドルポスト形状からの違和感は多少残るが、気になるほどのことではない。

そしてもう一つ重要なのがコストパフォーマンス。
最もお求めやすいC8では10万ちょい。
これは安い!
高級車になってしまったBDやブロンプトンに手が出ない向きにもこれはかなり食指が動くだろう!
デザインもしゃれていて悪くないし初代BDが廃盤となった今ストレートフレームも新鮮。
輪行派や室内保管派にはかなりお薦め。

この優れものをあいがけなどとは申し訳ない。
あたらしいメニューとしてちゃんと評価しよう。
きっとすばらしいメニューに育つことだろう。

走行性 ★★★★
携帯性 ★★★★☆
汎用性 ★★★★
デザイン★★★★
C/P   ★★★★★