2009年08月

2009年08月27日

Old Dahon 16inch はじめにすべてありき

a3c1e5b0.jpg処女作が最高傑作ということはよくあることで、一発屋と揶揄されることもしばしば。開花して円熟するまでには試行錯誤や時間が必要ということはある。しかし、一作目を出すエネルギーというのはやはりただならぬものがあるので、そこに凝縮されるものは生まれるのである。

工業製品でもバージョンアップやマイナーチェンジを繰り返していくと本来はブラッシュアップされてよくなっていくものであるが、あまたの要求に応えてしまって、商品コンセプトや先鋭部分がぼけて輝きが鈍ってしまうということはよくあることだ。
はじめの作品にこそその精神が荒削りながら凝縮している、ということはあるのだ。

Dahonは折り畳み自転車の専門メーカーとしてブランドを確立していて、経営手腕、企業努力なども含めてその姿はなかなかのものと思う。
ただ実用車として、日常場面で使用する自転車と考えると、それに見合う自転車があるか?と思うと価格も含めて難しいところもある。コンパクトな自転車がないかしらと相談を受けた方に4万近くのMetroはやはり勧めにくい。

ときどき古びてくたくたになったDahonに乗り続ける年配の方やおばさんをみることがあるのだが、こうした初期のDahonを支えたお客さんに今のDahonは応え続けているだろうか?と思うのだ。
この初期のdahonは武骨ながら大変美しい、と思う。それは洗練されたBD-1のような美しさではなく、新聞配達用の自転車に近いものだ。

ここには機能美があるのだ。
もちろん、スチール性で折り畳みとして重いとか、畳み方が煩雑だとか、スピードが遅いとかはあるだろう。
しかし、近所で乗れてコンパクトで丈夫でいざとなれば運べるというニーズで考えればこれで十分なのだ。

Dahonの古いモデルに乗る機会があった。何の特長もない素直な乗り味だったのだが、それが素晴らしい。スピードだってやはり8インチ車とはひと味違う。
つっかえ棒のようにつくサブフレームも今となっては新鮮で、剛性に寄与している。デザインもチャーミングで個性的。キャリアが着いたものもあるし、あと付けも可能なようだ。
16inch、20inch、サブフレームの有無、ギアの有無、キャストホイール付きなどいくつか種類があるようだが16inch、サブフレーム付き、シングルギア、キャストホイールが粋なのではないかと思う。
ただし、私は「いい自転車乗ってますねぇ」といいますが、誰かが褒めてくれるという保証は全くないのであしからず。


サンダルのように履く自転車としてはなかなか魅力的。
時々、ヤフオクに格安で出てくるのでcheck!

走行性 ★★★
携帯性 ★★★
汎用性 ★★★
デザイン★★★★
C/P  ★★★★



2009年08月20日

小型化=高性能? M1620 (Manhattan)

2db2fdaa.jpgあれはSonyの標語だった。小型化=高性能。
実に響くじゃないか。デンスケ(死語。Sonyが開発したポータブルステレオカセットデッキ、walkmanの原型ともいえる)に始まり、ウオークマンなどポータブルマシンの名作を生み出したメーカーならでは自信にあふれている。
こういうのは日本のお家芸だったのに、自転車の世界では何となく遅れをとっているような気がしなくもない。

畳めない小径車がミニヴェロだけど、前項のB&Bのように自転車自体を小さくするという発想とメリットはあると思う。実際折り畳むのはたまーにしかないけれど、保険として運べるといいよなーというのは自然な要望ではないだろうか?その場合畳めずとも小さいから運べる、輪行できる自転車というのはいいのではないか?

M1620は以前から注目されていた自転車だ。いくつかそれまでにない特長がある。まず12インチ+16インチと非常に小柄であること、それにも関わらずしっかりした駆動系であること、セミリカンベント風の起きたライディングポジションであること、畳めないが小柄なので輪行が可能ということなどだ。これはありそうでなかった自転車ではなかろうか?折り畳み機構がないことで軽量にしあがっている。

見た目は個性派だが乗り味は以外と自然で、乗りやすい。そういう意味では少しものたりないくらい。
しかしスピードも結構出るし、坂道にも強い。姿勢もらくだからポタリング的な乗り方にもあう。
何より魅力なのはそのチャーミングさ。小さい自転車に乗りたい、だけどそこそこ走ってほしいというわがままな要求に応えつつ微笑む可愛らしさ。
ロリコン趣味はないけれど、そんな気分か?

気軽に輪行とは行かないけれど、その分、日常から輪行まで幅広く使える自転車だと思う。日常使用の方が主という方や、置き場所がないからという方には最適。5万円台のこなれた価格も大きな魅力だ。
小径派に注目の一台。

走行性 ★★★★
携帯性 ★★★
汎用性 ★★★★
デザイン★★★★
C/P  ★★★★★


minivelofan at 14:24|PermalinkComments(4)TrackBack(0)clip!16インチ | 5〜10万