2008年03月18日

F20R (KHS) 死ぬときも前のめりで行け!…小径車の星

e36d246e.jpg星飛雄馬という人を知っているか?
ある世代から上で知らない人はいないだろう。
戦後〜高度成長期の日本を象徴するような野球漫画の主人公であった。
貧乏で野球一筋の主人公が小さな体格故の軽い速球が致命的な欠陥となり挫折、その球質の軽さを活かした魔球で見事に復活するという内容である。そして死ぬときも前のめりでという信条を野球人生のなかで全うするのである。

この前のめりという姿勢と、攻撃性やスピードはどうもベクトルが一致するらしい。小径車に乗っていてさえも、スピードを求めていくと前屈みで遠いハンドルポジションを欲望してくる。
ははあ、そういう事かと飛ばしている時KHSのブルホーンハンドルを思い浮かべた。

KHSの登場が遅れたのは単に巡り合わせの問題だけである。いまではBDと並び高級小径ブランドの一角を担っていて今更評価というのも気が退けるほどだ。
小径車の中でもロード寄りの系統でミヤマクワガタのようなブルホーンハンドルが特徴だ。細身のシンプルなフレームと相まってシャープなイメージが強いが、そのものの走りと言えよう。
ブルホーンのハンドリングがそのまま走りの特徴にもなっていて、外側から回し込むようなクイック感によって小ささ故にと言う小回りの利いたアクティブな走りが楽しめる。
小径という弱点が特質に反転しているのだ。

ハンドルポストは剛性を重視した着脱方式、フレームの剛性を活かした振動吸収機能のソフトテールを採用、クロモリの軽量なフレーム、2枚のフロントギアなどかなり本格派向きだ。
ポタリングというよりは、スピード、ロングライド志向といえる。
また小径ながら大柄の人の方が似合う自転車で小柄な女性などには少々ポジションが遠くてきついかもしれない。

20RはKHSらしさをを味わう中では入り易いモデルだが、この下のセミ(?)ブルホーンのASやフラットバーのTはむしろお買い得感があってこちらもお薦め。

噂によるとソフトテールのせいかフレームにクラックが入るトラブルがあったとか。
飛雄馬の最後はピシッという音とともに腕が破壊されるというものだった。
まさか、ね。

走行性 ★★★★★
携帯性 ★★★
汎用性 ★★★★
デザイン★★★★★
C/P   ★★★


minivelofan at 01:53│Comments(0)TrackBack(0)clip!20インチ | 10万〜20万

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