20インチ

2012年05月03日

小さいけど小顔で脚長、スマートだぞ! M451 ManhattanBike

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一般に男性で背が低いのは異性へのアピール的には不利。
女性は場合は背の高いのが不利といわれる。

でもなんでも揃うような完璧な人はなかなかいないわけで、
背が高いけど、脚が短くて頭でかい男とか、
背は低いけど脚も短いという女もいて。

背が高くて脚も長い見事な女と背が小さくて脚も短いけどという女とどちらが好きか?
まあこの辺は好みでしょ?という事になるか。

女性が小さい方が比較的好まれるのは、可愛らしさや従順さを求めてという日本人男性の趣向が反映しているんでは。海外に行くと日本人の体格の小ささを実感しますね。
特に女性は海外の女性と並ぶと小柄で人形みたいな感じ、それはそれで魅力だなあと思う。
という事は男は相当不利という事だな…。

小径車は車輪が小さい分全体に小振りで、その小ささが魅力になっている。
凝縮感とか可愛らしさとか日本人の志向が色濃く出ているように見える。

その中でも特にダイアモンド(菱形)/ホリゾンタル(トップチューブが水平)の伝統的なロード系の20inchや16inch版はよく知られた形がそのまま小さくなったような自転車/Miniveloは可愛らしく見えた。少し前までは高価なモデルやオーダーでしか見かけない珍しいタイプの自転車だったのでよけい欲望を刺激した。
今は、各社お求めやすい価格のものも出ていた随分見かける事も増えた。そういう意味ではあまのじゃくな私はちょっと購買欲が低下したかな。

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このタイプの自転車、フレーム自体も完成形があって完成度が高く、走行性も良くて、オリリ畳んだりしないって言うなら、あまり不満はないのね。なので小径車の入門としてはお薦め。
いくつか試乗してますが、実はあまり差がわからないというか、これで十分いいんじゃない?と思う事が多くて、ネタとしてはあまり書くことがないのが悩みの種…。選ぶにしてもデザインとタイヤの太さの好みでいいんじゃないの?て思ってしまう。

そんななかでこのManhattanはひと味違う気がした どこが?、?、と思ってメーカーさんの話を伺うと、
このモデル、フレームもフォークも殆ど700cのそれに近いのだそうだ。
小径にあわせてブレーキ台座の位置を変えたりしているだけだとか。
なるほどそう思ってみるとフロントフォークの股の部分は上の方まで切れ上がって随分脚長だ。

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自転車のヘッドチューブ、正面からの顔に当たる部分、このタイプのフレームでは小径のために長くとる傾向がある。タイヤが小さいんだから当たり前。するとちょっと馬ズラ気味になるのだな。
気がつくと意外と気になる。フロントキャリアをつけたりしてデザイン的にうまく処理しているのも多い。Manhattanはそのトップチューブが短いので顔の印象が随分違うのだ。
脚長で小顔、小さいけれど美形ってこと?

細身のタイヤとやはり細身の直線のクロモリフレームはスリムな印象で小さいながらも精悍な印象もある。カラーリングやロゴも素っ気ないくらいシンプル、
愛玩的なデザインが多いこのタイプのなかでは潔さが感じられる。

走ってみた印象はこの姿と同じ、シャープで無駄がない感じ。
スピード感もあって走りを楽しみたい人にもいけると思う。クロモリなので体にも優しい。
ポタリングよりももう少し飛ばして走りたい人やスポーツ女子にもいいと思う。

店頭ではちょっと地味な存在かもしれないけど、なかなかできる奴です。

走行性 ★★★★★
携帯性 ★★
汎用性 ★★★★
デザイン★★★★
C/P  ★★★★

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2011年02月05日

優しい入門モデル Rail CS mini /KhodaBloom

すっかりご無沙汰ですみません。
サイクルモードはなんとか行きました。その時の発見をいくつか書いていきます。
まずは新顔!
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慣れた親しんだ環境というものは居心地がいい。
履き古した靴、長年使った鞄、使い慣れた部屋。
座るだけで希望のものが出てくるなじみの店、眼を閉じていても歩けそうな通勤路。
ぬるめの温泉やこたつのようにぬくぬくと気持ちがいいものである。

新しいことをはじめるのは、複雑な気分だ。
もちろん、新鮮な気持ちやわくわくした気分が気持ちに高揚を与える。力がみなぎってくる。
一方で知らないことからくる劣等感、恥ずかしさ、照れ、時にはプレッシャーで逃げ出したくもなる。
道具選びだって大変だ。
選ぶことは楽しいはずなのに何がいいのかわからない。
高いものはみんな大それたものに見えてしまう。自分の予算はだとばかにされないだろうか?けちけちしすぎだろうか?安っぽいものじゃないだろうか?分不相応すぎるんじゃないだろうか?こんな立派なもの自分に似合うだろうか?
などなど考えるとこれもまた逃げ出したくなってしまう。

これからサイクリングや自転車通勤を始めようというひとに、本格的なものがいいと薦めることはできる。どうせ買うならプロ向け、通向けの高級モデルがいいということは私にもわかる。
だからといってこれから始めようとする人になにがなんでもそういうものを買わなければだめだとは思わない。
確かにプロ用の道具は虚飾や無駄がなくていい。素材や耐久性もいい。
道具のせいにできないので、持った心意気が自分を鼓舞するという心理的な面もある。
しかし使いこなしや管理に技術やコツが必要であったり、何より高かったりするものである。

よくできた入門用のツールというのは実は結構大事であり、難しいのではないかと思う。
初心者はイメージを描いていたり背伸びをしたり、いかにも通ぽく見えることを望んでいたりするからだ。そして商品もそういうところをくすぐってきたりする。すると本来あまり意味の無いところにお金をかけていたり、格好だけ取り繕ったものに惹かれたりする。本当に必要なところを求めやすく提供する。これこそプロの生産者の腕の見せ所ではないか。

さて前置きが長くなった。
最近よく見かけるようになったKhodaBloomなるブランド、これはHodakaの新ブランドで、こなれた価格とでしゃれたデザインが眼を引いていた。
新ブランドが参戦してくる時、ユニクロのようにデザインと価格のバランスが重要なのではないかと思う。お買い得感でお客の信頼を得てブランドを確立していき徐々に利益率の高い高級路線も入れていく、そういう戦略が多い。その意味でKhodaBloomは絶妙だなと感じたのだ。

新規参入ブランドとして新鮮さをみせるデザインとラインナップ展開にはわけがあったのである。このブランドのセクションは女性二人でスタートしたものなのだそうだ。こうしたデザインセンスや価格設定は女性ならではの洗練がある。
女性ユーザーが増えたとはいえ、自転車の世界はまだまだ男の世界だと感じる。男の発想ではこうはいかないだろう。
デザインしゃれていて、安っぽさが無い。ちょっと本格的なムードを出しながら、それでいてマニアック過ぎるところもなく通勤やカジュアルなスタイルにも合いそうである。カラーリングやロゴなどもチープさが無く洗練されている。

デザインと価格の他に言えば、やはり、気配り。
乗り始めるのに必要なものはかなり初めからセットされている。泥よけ、キャリア、ライト、モデルによってはバッグまで。この辺も通な人はいらないとか自分で選ぶのだろうが初心者には便利でどうせ買うのだからデザインも含めてセットされてあるほうがいいのだ。

このブランドに2つの小径モデルがある。
上級のRailCSminiの乗り味もこのコンセプトを踏襲している。すこし太めのタイヤや柔らかめのサドルなどでわかるように、ママチャリとは一線を画しつつもスポーティーになりすぎずママチャリ感覚のお気楽さをのこした乗り味なのだ。安定感は文句ないし、スピードも出そうと思えば結構出る。サドルも固すぎず、ハンドル周りの感触も優しく女性にも抵抗感が少ないだろう。この辺は肌合いを重視する女性らしさではないだろうか?
いろいろついて5万円代、ついでにお財布にも優しい。

このモデルで特に面白いと思ったのがダイナモ。
ダイナパワーというかつて時々見られた発電タイプらしい。シートポスト下あたりで後輪のタイヤに直接密着するタイプ。スポーティーな自転車ではあり得ないが、通勤や街乗りとしては重宝。他にない特徴として面白いと思う。

もうひとつenafCTminiはもっとこなれた価格で3万ちょい。折り畳めないがミニヴェロとしてはお求めやすい一台で、この路線だとBSのVegasの独壇場だがそれとは違うものがいいという方、やはり外装でなければという方にはいい選択肢。お買い物むきだけど、ちょっとしたサイクリングくらいはできそう。

これから通勤、サイクリングを始めたいかたにお薦め。
そうそうカタログもなかなか綺麗ですよ。ぜひ手に入れて下さい。

Rail CS mini
走行性 ★★★★
携帯性 ★
汎用性 ★★★
デザイン★★★★
C/P  ★★★★★








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2010年09月20日

デフレスパイラル時代の自転車選び 30000円で何を買う?その3Dahon一族

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実は私の親戚縁者の彼方にある有名人がいるとのことを母から聞いて驚いたことがある。真偽のほどは信じられないが、この広い世の中でも不思議な縁というものがあって、おお、おまえも一族ではないか!ということがあっても不思議ではない。
Dahon一族には本家の他に、分家の広がりがあって姓名が変わってしまいながら顔つきをみると明らかに血筋が見えてネット上の意外なところででも目につく。

その顔つきには共通項があって、その折り畳み部分の構造をみると見覚えのある姿に気がつく。
古くからのDahonの移り変わりを見ていると、どんどんモデルがバージョンアップして改良されていっている。Dahonは多くのパテントを有していて、改良以前の機構をOEMとして商売をしているので、それが親戚縁者の血統に残っていっているのである。
改良以前だからとって不良品というわけではない。

価格の安い自転車はパーツ類のチープさはさておき、やはり不良部分が気になる。特に折り畳み自転車場合、フレームや折り畳み部分の不良は重大事故になりかねないだけに非常に重要な部分でもある。この部分の品質は眺めただけではわからない。溶接の精度や技術は見ただけではわからないのであるから、品質管理の面での信頼性にたよるしかない。なので格安自転車は、製造元、輸入元、販売元、販売店などで信頼できる「関所」がどこか必要なのではないかと思う。
そういう意味でDahonパテントは絶対ではないが一定の安心感にはなると思う。

このDahonOEMモデルは2万円台から買えるものが多くお買い得ではある。いくつかは4万円台のものがあるが実売では3万円にかなり近いものが多いので取り上げている。
(なおここで紹介してるものは類似車の試乗経験に依ってるもので、すべて試乗してるわけではありません。ご了解下さい。)

シボレー
DahonOEMの代表的なヒット作。この販売元はいろいろな車プランドの安い自転車をヒットさせている。かつてのボードウオークのペンイトやロゴを変えたモデルで、ハイテンスチールで重め、パーツ類も錆びやすいのが難点だが、走行性能も悪くないし、なかなか美しくお買い得。現在は生産中止らしい。

ルノー
シボレーと同じ販売元がルノーブランドを展開していてここにもDahonの血統がいくつか見える。
ルノーはデザインポリシーがかなりはっきりあって、カラーリングも含めて本家とは違った魅力がある。この中で特に14inchモデルは魅力的で、アルミフレームで軽量、小型、輪行重視モデルとして大変興味深い。16インチモデルもよけいなものがなくて、ここに出ている中では輪行向きで一番好感が持てる。実売で3万円に限りなく近い。

パントーン
ここも同じ販売元。パントーンはデザイン用品ブランドで、それにふさわしくカラフルな展開が特徴。かつての16inchモデルをベースにしていてフレームはシンプルで美しく安心感がある。
バンドブレーキとか16inchで6段変速が有効かは少々疑問が残るが、坂が多い街にはありがたいか。ダイナモライトが装備され価格もこなれていて、短距離の日常使いがメインであれば結構使えそう。

パナソニック
パナソニックもOEMモデルを続けて出している。MetroやかつてのHeliosを思わせるデザインのモデル。フロントキャリアやライトが装備され便利そう。車重が重いので輪行には不向きで、車載や日常利用に適する。

スギムラ/プログレッシブ
以前のボードウオークに酷似したデザインはカラーリングのせいか、これらの中でも平凡な印象で以前のモデルより面白みが減じたけれど、リアキャリアや泥よけが実用的で便利。これも日常利用のほうに向いている。

PONTIAC
これはネット上で見つけたよくわからないモデルだけど、これもダホンでかつて出していたフレームに酷似している。
VブレーキであるところがPantoneより良いけれど、しょうもなさそうな、なんちゃってサスで減点。惜しい。

Yeah
Dahonの量販ブランドでここは結構狙い目なのだが、このモデルももう販売中止になっていそう。(Yeahはヤーと読むらしい、イエーと読んでしまうのは私だけ?)今回紹介する中でもデザインも含めて、まとまりという意味ではかなりいい感じで、アルミフレームで小型軽量、よけいなものはついてなく、それでいて必要なところは押さえてあって、セカンドバイクに欲しいと思わせるもの。

このほかにもコメントの解体屋さんが教えてくれたものやあとから見つけたもの。

courrege(クレージュ)
フランス風のブランドでもともとの本業はフランス発女性服のブランド。以前からDahonOEMで女性向けにアレンジされていて、デザインやカラーリングもお洒落。どちらかというとアメリカンなワイルドさが残るDahon一族の中でも上品なたたずまいで好感が持てる。中身は本家ボードーウオークの以前のモデルに近く、女性には本家と違った魅力があるだろう。

HEAD
コメントで教えていただいたもの。以前のインパルスなどを思わせるものでまとまりが良さそう。今はお求めやすい価格では本家にないこのデザイン、ここに魅力を感じるならいいかも。

Outdoor
ほんの少しだけ血統が見える遠縁。フレームだけのOEM?デザイン重視の厚化粧モデルではあるが、デザインはPOPで魅力的。デザインに価値がありそう。背の高い人には向かない。

MINI
これも遠縁なので取り上げてなかったが、Outdoorが入るならこちらも入れるか。
MINIはデザインとしては車の雰囲気をよく掴んでいて魅力的。デザインが一番の魅力で中身はよーく見ると上記にモデルよりチープ感が垣間見える。デザインに惚れて買うモデル。サス付きの上位モデルもかっこいいけど、14kg超でなにせ重い。折り畳みでこの重さはなー。

街ではよくわからないブランドで他にも見かける。ブランド料とか商品企画の意図などから同じ価格帯でも中身が結構違うし、目的を割り切ればお買い得なモデルもある。
チープなモデルと片付けてしまうのではなく、こういうモデルの中から本当のお買い得を見つけて、節約するとか、アップグレードしつつ楽しむというのは、なかなか粋なのではないだろうか。


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2009年09月21日

Blend (cleanspeed) 微妙なこだわりに応える一品

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ダイアモンドフレームのミニベロも通っぽくていいけど、やっぱり折り畳みできる方がいいよな。いざって時に電車で帰れるのは安心だし、置き場所の問題もある。だけど折り畳みは高いのはかっこいいけどそこそこのはちょっと平凡なんだよなあ。そのへんのおばちゃんが乗っているのとはちょっと違うっていうようには見えてほしい。

このあたりかっこいいけどさすがに20万近くは出せない。今度のボーナスは娘の幼稚園の入学金のためにすこしとっておかなくちゃならないし、なによりかみさんに言えっこない。10万の自転車だって理解不能だろうなあ。

ドロップハンドルがいいよなー。若い頃乗っていたしドロップだったら普通の安い折り畳みって感じはしないし、ちょっと通に見える。だけどいかにも私は自転車マニアですって感じは僕は好きじゃない。マニアじゃないし、旅や乗るのが好きなだけなんだ。あんまり細いタイヤもちょっと抵抗あるし、走り味も普通の自転車に近くてお尻が痛くない方がいい。高いスポーツ系の自転車の派手なカラーリングも自分には合わないよな気がする。派手で気恥ずかしいじゃない。ブランドをこれ見よがしじゃなくてもいいんだ。散歩や旅にいくような自然な格好が好きだし、そのままお茶したりできるくらいがちょうどいい。

そんなに派手じゃないけどセンスよくってひと味違うって感じで、しかも折り畳みができて、こなれた値段ってみると、選択肢が少ないねえ。
うーん俺の求めてるのはわがままかな。自慢げなのは嫌みで嫌だけど、ちょっと違うんだぜっていうこだわりは見せたいし。

あれ、これはどうだろ。あんまり知らないメーカーだけど…。
へえKHSのフレームなんだ。ソフトテールは楽そうだよな。
タイヤも太めだし、色も地味ながらおしゃれだ。
値段も、
ああこれなら予算内かなあ。

走行性 ★★★★
携帯性 ★★★
汎用性 ★★★★
デザイン★★★★
C/P  ★★★★


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2009年03月29日

控えめに小粒でぴりり 不況時代のminivelo Agility Mark-AG

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「そのサイズは売り切れです。その一つ上の27.5ならあるんですが」
「うーん、そうかあ、まあ5mmくらい大きくてもいいか!」
靴を買うときに安さやデザインに惹かれてサイズに眼をつぶったことはないだろうか?
これは後々結局後悔することになるのだ。大きい靴は歩きにくく疲れるし小さい靴はつま先やかかとが痛くなる。

自転車においてもこのサイズは重要で、ロード、MTBではサイズをいくつか用意してされている。
miniveloではサイズの用意がないことも多く、可動部分の多い折りたたみ自転車に比べると融通のきかないことが多いのではないだろうか。小柄な女性なら身長150cm以下という方だって珍しくはない。


いまでは折り畳まない小径車Miniveloも市民権を得てずいぶん見かけるようになったし選択肢も増えた。そのさきがけのひとつとなったのがルイガノMV5の評価とヒットと思う。これに類したモデルが各社からでていて親戚縁者のようにみえる。乗ってみた印象も大きな違いはなく、コメントしにくい系統ではある。

そんな中MarkAGというどちらかというと普及車を出しているメーカーからその系統のモデルが発売された。一見すると姿は明らかにその系譜でしかもフレームの組み方がちょっとだけ違うという少々姑息な感じもしてあまり記憶にとどめていなかった。

実車を見ても地味目な印象ながらその小柄さが眼に留まった。乗ってみるとショートホイールベースのせいかちょっと立ち気味のポジションが新鮮。小気味よい小回り感や安定感があって好感が持てる。無難なまとまりを見せるこの手の中ではわずかながら特徴を感じるのである。特に小柄な方や前傾姿勢の苦手な方には有力候補になるのではないだろうか。うちの相棒は身長155cmで楽々余裕があった。

その価格もお求めやすい。ネット価格なら4万ちょい。DahonMetroには負けるけど、ずいぶん健闘。ルイガノMVやジャイアントEscapeMiniよりも安い。ブランド気にしない方ならお買い得。
この時代一円でも安くと思う人もいるだろうからね。

ちなみにMarkAGは紀洋産業というメーカーでタンデムや前輪2輪の三輪自転車などいろいろな自転車の可能性を研究しているおもしろいメーカーでもあります。

走行性 ★★★
携帯性 ★
汎用性 ★★★
デザイン★★
C/P   ★★★★




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2008年12月15日

ビジネスに使える一品 Gutta20inter8 (URLaboratory)

7e23aecd.jpg新卒の就職時にスーツを買うのに非常に抵抗があった。今思うと社会人そのものになるのが嫌だったんだな。
スーツはいわば制服なのである。制服やユニフォームと割り切ればよかったのである。
スポーツをする時にはウエアを着るし、力仕事する時には汗を描いたり汚れてもいい格好をする。そんなものと思えばいいのである。
人から見てもそういう姿の方が了解できるのである。Tシャツでダボダボのパンツにロングヘアで警察ですと言ってもちょっと難しい。
現実として「らしさ」の一貫性は自他ともに実は結構重要なんだと思う。

とすると、自転車通勤や仕事にロードやマウンテンバイクというのも少し無理があるのではないだろうか?
外回りの銀行員や営業さんがよくママチャリで仕事しているがあれもしっくりこない。
そう思ってホワイトカラーの通勤や仕事にぴったりの自転車と言うとこれは結構難しい。クロスバイクだってあのスーツ姿にしっくりくるだろうか?
小径車がもう少しカジュアルだけど、それでも限られるのではないか?さらに休日のカジュアルな使い方もできるとなると唸ってしまう。

Guttaは知名度こそ低く目立たないがなかなかしゃれた自転車を出しているブランドだ。発売元はパール金属。あのCaptainstagだ。
18インチ車や内装4段変速の20インチは低価格の割に充実した手堅い内容で、限られた予算でひと味違う実用車を求める向きにはおすすめの自転車達だ。
この中でフラッグシップのinter8モデルが異彩を放っている。

内装8段のinter8を搭載、パーツ類もNexusシリーズで統一。折り畳めないミニヴェロだが前項のコメントでも紹介されている折りたたみハンドルと折りたたみペダル搭載で省スペース収納可能、フロントキャリアが用意されカゴをつける事もできる。
シルバーで統一されたデザインはシャープなイメージも漂う。Nexusシリーズはローラーブレーキ仕様で放熱板がついているのだがそれがディスクブレーキのように見えて精悍さに拍車をかけている。
それでいて低床のフレーム、アップライトなポジションも取れるハンドルなど乗る人に優しい所を併せ持つ。
スーツ姿で、通勤、外回りにとても合いそうなのである。

inter8は以前ブリジストンのベルトドライブのものに乗った際の印象があまり良くなかったので偏見を抱いていたのだが、実際に乗ってみるとずいぶんと良くて驚いた。停車時でも変速可能で気持ちよく決まるしチェーンのはずれや雨天時のさびを気にすることもない。都市で小回りするにはずいぶん優れている。グレードのいいパーツ類と相まって実にシャープな走りをするのである。
(inter8見直したのでS-17につけてみたいところだ)

ハンドルはANTに採用されているものと一緒で実に良くできている。実用的にはこれとペダルでかなりコンパクトになって車に積んだり玄関や駐車場の脇に収まりやすいはずだ。

決して安い自転車ではないが、スーツ姿やカジュアルな普段着によく合い。通勤や仕事重視で休みにはちょいと遠出というような用途であればなかなかの好モデル、お薦めできます。

欲を言えば、走行性能落ちるかもしれないがズボンの裾が汚れないようにベルトドライブにするとか、かっこいいチェーンカバーをつけてもらうとかして欲しい。デザインのいいリアキャリも欲しい所だ。

実はこのモデル、なんと去年のイベントの際パール金属から協賛として提供いただいた。深川いっぷくでレンタサイクルとして試乗できます。興味ある方は是非乗りに来てください。
http://www.fukagawa-ippuku.jp/

走行性 ★★★★
携帯性 ★★
汎用性 ★★★★
デザイン★★★★
C/P   ★★


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2008年06月07日

MC-1(SBX) これぞ隠れた実力派か?

2e819d7d.jpgそうそう、ファッションとかも地味だからほんとに目立たないんだけど、結構できるのよ、彼。アイドル顔じゃないけどよく見ると渋くてなかなか男前のところもあると思う、私はね。
実は密かに目をつけているの。
まあね、ときめくようなタイプじゃないっていうのはたしかだけど、お得っていうか自分だけが見つけたってゆうか、そんな感じ。

SBXって自転車メーカー知っているか?
たぶんSCOTTの輸入代理店だったという方が知られているだろうが、随分前から小径車を出しているのだ。
ここの特徴はMTBライクなフレームの入門ラインとロード寄りの高級ラインの2方向。
他社にはないムードとCPの高さでずっと気になっていた。しかし店頭ではなかなか見ないし試乗もできない。

今回取り上げるのはフラッグシップモデル、MC-1シリーズ。
X型のフレームは最近のTyrellやBrunoを思わせ、なかなかのものと思っていた。
ただ全体に質実剛健で素っ気なくマニア心やオシャレ心をくすぐる所が少ない。
その辺が損している所か。
カラーリングは1色で選択肢はないが悪くない色。

フレームの剛性は極めて高く信頼感のある固めのかっちりした乗り味。
乗ってみると、おお!なかなかいいじゃないか、これ。
フロントフォークに小さなサス(ショックアブソーバー)がついていて小さな段差や振動対策にも応じている。ストレートハンドルモデルで16speedで8万円、ブルホーンハンドルなら10万、
ツーリングなど走りを重視、改造を前提に楽しむには必要にして充分、いいモデルだ。

そこットトレーディングからSBCと名を変えて自転車メーカー/パーツ輸入代理店となったようで、今回試乗会に参加して頂きお会いできた。みなさんイベントものんびりとマイペースで楽しまれていて、そんな余裕がメーカーのモデルにも現れている。
内容には自信があるからわかる人が気がつけばいい、そんな構えのようだ。
CPの高さがこのモデルの旗印であったが、ここのところ他社のCPの高いミニベロが充実してきているのでそのメリットは減った。
だがあまり見かけない知る人ぞ知るミニベロというのはこれからも大きくは変わらないだろう。

「買ってオーラ」が少ないので多くの人の最終候補に残る事は少ないかもしれないが、
限られた予算で、実を取った違いのわかるモデルに乗りたいという人、
わかる人がわかればいいと言う超然とした人にこそ選ばれる、そんな自転車か。

走行性 ★★★★☆
携帯性 ★
汎用性 ★★
デザイン★★★★☆
C/P   ★★★★

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2008年03月18日

F20R (KHS) 死ぬときも前のめりで行け!…小径車の星

e36d246e.jpg星飛雄馬という人を知っているか?
ある世代から上で知らない人はいないだろう。
戦後〜高度成長期の日本を象徴するような野球漫画の主人公であった。
貧乏で野球一筋の主人公が小さな体格故の軽い速球が致命的な欠陥となり挫折、その球質の軽さを活かした魔球で見事に復活するという内容である。そして死ぬときも前のめりでという信条を野球人生のなかで全うするのである。

この前のめりという姿勢と、攻撃性やスピードはどうもベクトルが一致するらしい。小径車に乗っていてさえも、スピードを求めていくと前屈みで遠いハンドルポジションを欲望してくる。
ははあ、そういう事かと飛ばしている時KHSのブルホーンハンドルを思い浮かべた。

KHSの登場が遅れたのは単に巡り合わせの問題だけである。いまではBDと並び高級小径ブランドの一角を担っていて今更評価というのも気が退けるほどだ。
小径車の中でもロード寄りの系統でミヤマクワガタのようなブルホーンハンドルが特徴だ。細身のシンプルなフレームと相まってシャープなイメージが強いが、そのものの走りと言えよう。
ブルホーンのハンドリングがそのまま走りの特徴にもなっていて、外側から回し込むようなクイック感によって小ささ故にと言う小回りの利いたアクティブな走りが楽しめる。
小径という弱点が特質に反転しているのだ。

ハンドルポストは剛性を重視した着脱方式、フレームの剛性を活かした振動吸収機能のソフトテールを採用、クロモリの軽量なフレーム、2枚のフロントギアなどかなり本格派向きだ。
ポタリングというよりは、スピード、ロングライド志向といえる。
また小径ながら大柄の人の方が似合う自転車で小柄な女性などには少々ポジションが遠くてきついかもしれない。

20RはKHSらしさをを味わう中では入り易いモデルだが、この下のセミ(?)ブルホーンのASやフラットバーのTはむしろお買い得感があってこちらもお薦め。

噂によるとソフトテールのせいかフレームにクラックが入るトラブルがあったとか。
飛雄馬の最後はピシッという音とともに腕が破壊されるというものだった。
まさか、ね。

走行性 ★★★★★
携帯性 ★★★
汎用性 ★★★★
デザイン★★★★★
C/P   ★★★


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2008年02月11日

VEGAS20inch (BS)  これぞ日本のミニベロ 究極のゆるゆる小径車

e5bfcd21.jpg自転車欲しいけどね、スポーツ車とかかっこいい自転車買ってもぉ、どうせ買い物とか駅までとかにしか使わないし、前屈みって怖いしなんか疲れる。スカートでも乗りたいしズボンの裾が汚れるのもやなのね、バンドか面倒だし。
カゴがないと買い物不便だし、泥よけもないと雨の日に困るじゃない?ライトもついている方がいいし電池切れのないのがいいの。荷台もあると結構便利なのよね。いけないけどちょっと二人乗りとかにも便利だし。あとチェーン錠って何度も乗り降りすると面倒でかったるいの。あとキーキーいうブレーキってやあね。
え、ママチャリでいいじゃないって。まあそおなんどけど大きいし、いかにもおばさんて感じでオシャレじゃないじゃない。
なにこれオシャレじゃない!えっこんなに高いの…。ねえ他になんか安くていいのないの?

自転車ファンからするとこんなわがまま言って、自転車をなんだと思っている!と怒りそうだけれど、これらの要望はある意味常識的なもので、多くの人が求めることである。そしてこんな自転車はやっぱりとても便利なのだと思う。そうするとママチャリしかないのかと言うとそうでもなくて、各社そうしたニーズに応えようと頑張ってオシャレな自転車を出していて、天下のブリジストンは小径車も用意しているのだ。

ブリジストンのリラクシーバイクシリーズは新しいコンセプトを打ち出した自転車のシリーズはママチャリをより高感度に楽しくしようというコンセプトの意欲的なものだ。その中核はVegasとそのベルトドライブ版VeltroでVegasに20インチが用意されている。
今まであったミニサイクルとどこが違うかと言えば、まずそのデザインが洒落ていて、特にツートーンのカラーリングはチャーミング。ママチャリに近い直立ポジションでありながら新デザインのハンドル形状のおかげでおばさん臭いイメージはない。このポジションのポイントはぺダルの位置がほんの少し前よりになっていること。高いハンドル位置とあわせて椅子に腰掛けるようなポジションになりストライダのように隠れセミリカンベント風なのである。

乗ってみるとポジションとMTB並みのファットタイヤが効いていてゆるゆると脱力して走るのにぴったりである。ギア比は結構高いので出そうと思えば結構スピードも出るが重くて疲れるしスピード走行には向いていない。スチール主体のフレームは重いけれど丈夫そうだ。ブレーキもローラーブレーキで合格。
初代からいろいろ改良されてカゴも大きめのものがつくようになり、鍵、チェーンカバーなどもつくようになった。カゴと荷台をつければ小径車の中でも指折りの積載量となる働き者だ。
なおリムとの干渉でタイヤが痛みやすいことがあり、空気管理はマメにしたい。

驚くべきことに上記の様々な条件を全て満たしている。それで内装3段変速ついて¥30000!
これで文句あるか!と言わんばかりの充実度である。これはスポーツ車メーカーは真似できない。
さすがブリジストン。
ママチャリと言う日本の生活に根ざした自転車から派生した純日本ミニベロと呼びたい。
小径車好きだけど畳まないし輪行や遠出のサイクリングなんかしないよという方にはお薦めNo.1
スポーツ車だけだといろいろ不便だよなと思うのだったらもう一台加えると豊かな自転車ライフになるだろう。

可愛いい自転車だがダークカラーなら男性にも結構似合う。

走行性 ★★★
携帯性 
汎用性 ★★★★
デザイン★★★★
C/P   ★★★★★

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2008年02月03日

KMXkart K-class (KMX) 門をくぐるための入門トライク

16c867ad.jpgトライクのハードルは高い。場所を取る、高い、本人しか乗りにくい、目立ち過ぎるなどなど。住宅事情のきびしい国内ではそういう意味では究極の自転車遊びか。
価格のハードルも高く、30万近くするものが多い。これはなかなか家族の同意が得にくいだろう。
(トライク遊びをするなら独身のうちがお薦め)

そこで、このKMX!
トライクとしては破格とも言える価格で子供向けのKclassならなんと9万円!これならなんとか予算がつくかも。そのためには援軍と理由が必要だ。
まず子供とともに試乗する。子供を夢中にさせ子供とのコミュニーションを促進する。子供に欲しいと言わせ、子供の体力作り、親子の絆づくりに効果が高いと説く。そして購入。その姿と価格に目を慣らしておいて一緒に乗るものが必要じゃないかといって本格トライクを追加、年頃になった子供は卒業、お酒や車など減らして大人の趣味としては健康的で安いじゃないかと誘導。完璧な作戦。

まあこれは妄想の世界の戦略。

試乗会にこのモデルが登場したけれど、人気車のひとつ。子供はもう自転車から離れないほど夢中。大人も子供のように夢中になってしまった。まさにトライクマジックだ。このモデルは子供用だが大人でも乗れないことはない。ツーリングなどには厳しいが走りも遊ぶには充分だ。高級感はないがかわりに乗り倒せる手軽さがある。
路面を這うような疾走感やカーブでの横Gなど遊びの感覚が高揚する。

上位機種でも本格的なクラスのもので20万、一般的なレジャー使用なら15万円と求め易く国内代理店もあって買い易く、初トライクとして魅力的だ。
小さなことだが後輪にパーキングプレーキがついていて立てかけられる。屋根付き駐車場など場所によっては最近他社で出てきている折りたたみ式より便利かもしれない。

なおメーカーのサポートはとても親切で人数が揃えば試乗会を実施してくださるらしい。ご興味あるお仲間で是非どうぞ。

走行性 ★★★★
携帯性 
汎用性 ★★
デザイン★★★★
C/P   ★★★★★

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2008年01月27日

GAAP lite (Kuwahara) 小径車版チェロキー?かっとび小径車

d993fdd4.jpgおかサーファーって死語か?
昔サーフィンしないのにサーファーファッションして人たちのことを多少の嘲笑をこめてこう呼んでいた。
オフロード用の自動車を街でよく見かけるようになった時、ああ、おかサーファー的だなあと思ったのだが、たちまち市民権を得て、今こんなこと言えば怒られるかもしれない。
たしかにこういうのが新しい様態を生んで裾野を広げていくことも事実ではある。

MTBも元来オフロード車であるが市民権を得てとても広がった。ブームが去って子供やおじさんたちまで乗るようになったのとロード人気に押されたせいか、ひところよりちょっとステイタスを下げた感がある。
しかしそのおかげでクロスバイク発祥の一端になったわけだし、選択肢が広がったのである。
アメリカ生まれの遊び心が宿るMTBは個人的には結構好きな自転車である。

市民権を得たのには理由があって、かつてはママチャリかドロップハンドルのスポーツ車しか選択肢がなかった中で新しい需要を掘り起こしたことにあると思う。前傾がゆるめのポジション、フラットバーハンドル、丈夫なフレーム、太めのタイヤは町や遊びで乗るにもなかなか快適だったのだ。
今では当たり前のサスペンションも本来の目的とは多少ずれるだろうが街中の段差や階段、凸凹舗装路では有効で歩道と道路の両方を通行せざるを得ない都心では結構重宝するのだ。
スピードや静寂性ではロードにかなわないが、アクティブなMTBはどこまでも自転車で行ってみたいという欲望を喚起する。このMTBの特性と小径車の特性が合体すればそれも魅力的だ。

フレームの剛性が課題の折り畳み自転車/小径車の中では、このMTB志向は少数であるが、KuwaharaではGoblin,Griffonなどの小径MTBを輩出してきた。その血統を継ぐのがGAAPシリーズだ。
三角を多数組み合わせたようなフレームはメカニカルで美しい。長めのホイールベースとフォーク長はなんだか戦闘的だ。更に先代と違って折り畳め、車重も軽い。折り畳みは分解に近いものでコンパクトにはなるがワンタッチではないので、頻繁に畳む人には向いていない。シート高が高めなので身長の低い人はカスタマイズが必要になるので注意。
乗ってみるとその滑るような加速感、滑走感が気持ちいい。長めのフォーク長と後ろ寄りのポジションのせいか乗車位置が高く感じ適度なサスペンション感と相まって浮き上がるような感覚に襲われる。
ハンマーヘッドのスピード志向とはまた違うアクティブに攻めるタイプの走りをしたくなる自転車で、MTBの血筋を感じるのだ。

20万前後の自転車の中には3拍子揃った垂涎のモデルが並ぶが、これもその一つ。国産の誇るべき素晴らしい自転車だ。MTB的と強調してしまったがロットによって性格が異なりロード志向のものもあるので誤解なきように。

走行性 ★★★★★
携帯性 ★★★
汎用性 ★★★★
デザイン★★★★★
C/P   ★★★


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2008年01月22日

極北の自転車1 Family triple traveler (Bikefriday) 3人乗り折り畳み自転車!

321cf2a4.jpg世界中の自転車を見聞きしていると(これはまさしくネット社会の恩恵だ)まあ良くもこんなものつくるよなーというものがたくさんある。以前にも書いたが欧米人のこうした追求というのは凄まじいものだ。
そうしたもののなかでぜひとも知らせたいと思うものについて紹介していきたい。
試乗記ですが試乗はしてないのであくまで番外として。

タンデム自転車は観光地などで一度は乗ったことがある人も多いだろうが、これもまた実に不思議な自転車だ。タンデムのメリットというのは実はそう多くなくて、息があったときに馬力が倍増すること、自転車が一台ですむことくらいで、ペダルの回転を揃えなくてはならないし、息が合わないとかえって疲れるし、自転車大きくて高いし…。

一方でやはり一緒に乗ると言う一体感は何物にも代え難い。力と息をあわせてと言うのは信頼確認装置として有用だと思う。なによりおもしろそう。
ということでこの手もたくさんあるのだが実際には置き場所と走行場所の問題がある。
その点Bikefridayのタンデムは分割折り畳みができ収納性と移動性が高い。車とセットならどこにでも行けそうだ。
ラインナプの中にはなんと3人タンデムまである。これは子供一人を含む家族で乗ろうというものだ。これこそ家族の信頼確認装置として有用だろうし、これでの旅なんてわくわくする。
こうなると体験型現代美術作品にさえなりそうだ。

残念ながら国内ではタンデムは走行にかなり制限がある。これについては後に書くけれどもまずは自動車優先主義を排してこの点をなんとか改善して欲しいと思う。


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2008年01月04日

Jedi(初代) ルイガノ アンビバレンツな優越感?

af63ee34.jpgあけましておめでとうございます。本年も一層精進いたします。
新年は初心に戻る意を込めて、昔を思い起こします。

小径自転車熱にうなされはじめた頃、丁度BD1(当時はプジョーブランドが先行)が注目されはじめていた。そうした本格的な折りたたみ自転車はそう多くなく、選択肢は限られていた。BDは近い知り合いが持っていたり、どこでも一押しになっているのを見てあまのじゃくな私はBDの他にいい自転車はないものかといろいろ調べるのだが、条件に照らしていくとなお一層BDのまとまりの良さが光るのである。

そんなときBDによく似た自転車に目が止まった。そういえばこれ街で見たことあるな。
JEDI。フロントフォーク回りはBDそのものだが、フレームは駆け出す人の姿の流線型を思わせてより優雅、しかも20インチで前後サス付き。惜しいのは折りたたみが前輪部分のみであまり小さくならないこと、BDより少々重量が重いこと、だがそれを補ってあまりあるスタイリングだ。Louis Garneauというブランド知らないけれどなんかカッコよさげじゃないか。

よくあることだが、友人やライバルが持っているものを欲しくて真似しているんだけど、まねっこじゃ自慢できないから、それよりちょっとだけいいものを欲する。
そんな卑屈でかつ見栄張りという二重にひねくれた気持ちがあることに本人もまだ気付いていなかった。

はるばる試乗できる所に出かけていって試乗した。ショップの人はトップでの速度を高く評価していた。JEDIは乗り味もよく確かにtopでのスピードも申し分なかった。BDとも乗り比べた。BDは噂に違わぬシャープな走りであった。
JEDIは何かしっくりこなかった。それは今思えばタイヤと前後のサスであったのだろう。初期のJEDIはどちらかと言えばロード志向のBDに対してMTB志向であったのかもしれない。太めのタイヤとふわふわした乗車感は、前後リジッドのMTBに乗っていた私にはなんだか腰が据わらない感じだったのだ。

少々失意気味の帰路の電車の中、初心を思い起こしていた。
お前は旅に連れて行けるコンパクトな自転車が欲しいんだろ!
見栄の裏に隠れていたことを思い出し、意を改めたのであった。

さてここまでの話はJEDIの評価とはあまり関係がない。m(_ _)m
最近のモデルは試乗していないのでわからないが、なかなかいい自転車だと思う。流麗な姿のNewBD1の登場で少々影が薄くなったけれど、JEDIのスタイリングも素晴らしい。ちょい太めのタイヤ+前後サスは段差の多い街乗りに向いている。今思うと街乗りがほとんどで輪行はほとんどしない、折り畳むことは少ない、車に積めればいいという人にはぴったりだと思う。
ちなみに現行モデルはモノコックフレームにリファインされ美しさに磨きがかかり軽量化も図られた。先鋭的なデザインを志向する人にはお勧めだ。
またこれは本来の機能とは離れたメリットだが腰や手首の衝撃に弱い人にもWサスは優しくて乗り易い。

こちらが素直であったならばいい友人になれたかもしれないのに…すまん。

走行性 ★★★★
携帯性 ★★
汎用性 ★★★
デザイン★★★★★
C/P   ★★★


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2007年12月10日

tyrell(SZ) 優等生というアキレス腱

3f235d1d.gif「ああ、彼はいいやつだよ。一流企業に勤めていてかっこいいし、だけどそんな事は鼻にかけずつきあいも性格もいい。人のはなしもよく聞くし気も利く。
でも卑屈な俺としてはさ、なにか妙な所にこだわっちゃうようなそういう所が少しだけもの足りないんだよな。もちろん彼のせいではなくてこちらが無理な事を求めているんだけどね」

今でこそ選択肢が増えたけれど、どうせ買うなら思って少し高くてもいい小径車を買おうとしたとき選択肢が少なかった。折り畳まなくてもいいんけどと思うとダイアモンドフレームのミニヴェロは各社いくつか出ていたけれど、ちょっとマニアック路線かな?
デザインがかっこよくて、さらっと普段着でも乗れて、必要な時には本格的にも乗れる、これと思うのが実は意外に少なかった。

tyrellはどこかでそんなニーズを察知したのだと思うが、丁度BSモールトンやBDの上位版、GAAPなどの20万近い高級車が出そろってきた頃に登場した。
スタイリングがシャープでなおかつカラーリングが素晴らしい。独特のフレームデザインだが、あれ、横顔が誰かに似ている。本家モールトンの横顔に似ているのだ。モールトンはトラス構造なので3次元ではかなり違う印象だがシルエットがほぼ同じだ。
さらにチェーンステー部分にカーボンヨークなるものを用いて平たい形状となり一層シャープさを増している。(写真はSVでこのヨークは用いてない)
本格志向のパーツアッセンブリなど全体に妥協のないメーカーの姿勢がにじみ出ていて、購買欲をそそる。

試乗は随分楽しみにしていった。高級車だし羨望集めそうなスタイリングだし。
乗ってみると、素直なポジションでスピードも乗るし、乗り易い。小径の無理なところもなく安定感も悪くなく、確かにいい自転車だと感じる。しかし、試乗印象は普通で心の奥底でなにか疑問が残る。
そのあとにHammer-headやBSモールトンに乗ってみてその疑問が氷解した。
これらの自転車は強い個性があった。乗っていてなるほど、にやりとさせるものがある。tyrellにはそうした主張が希薄なのである。個性を感じて乗る楽しさのようなものが伝わってこなかったのである。
もちろん道具なんだからそんなものいらないという事もいえる。
しかし20数万円の価格の中にはその品物を生み出した思想というものが入っているはずだ。それに納得できなければ買っても愛する事はできないと思うのはへそ曲がりな私だけか。

この自転車の魅力はやはりスタイリングとステイタスではないかと思う。そこを気に入っているのであれば充分にお勧めできる自転車だと思う。

これだけ立派な製品を作ってもこういうへそ曲がりな事をいうアホがいるのだから製品作りは本当に大変だと思う。

走行性 ★★★★
携帯性 ★★
汎用性 ★★★
デザイン★★★★★
C/P   ★★



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2007年11月30日

Halfway7s (Giant) さようなら 第一印象に負けた巨大な小人

5f3cf92b.jpg就職では履歴書の写真が随分重要らしい。面接でも第一印象が重要でそれを払拭するのが困難と言う調査結果を読んだ事がある。ハーフウエイを見る度にその事を思い出す。

自転車のモデルチェンジは早い。デジタル機器だって早いけど日進月歩の世界だから納得は行く。PCだってそれでも2年位は存命する。アナログなはずの自転車が毎年モデルチェンジをするのはちょっと不思議だ。

ジャイアントのハーフウエイがカタログから消えた。巨大産業(台湾名)の中の愛らしい一台だった。
なかなかのロングセラーモデルで歴戦の勇者の退場であり感慨は深い。
折り畳み自転車の世界はアイデアが行かせる余地がある一方でパテントが複雑で新規参入の難しい面もあるようだ。R社やD社のシェアが強いのも一因か?さすがのジャイアントも攻めあぐねたか。
折り畳み自転車ブーム勃興のさなか、マイクバローズ設計の鳴り物入りで登場したのがこのハーフウエイだ。バローズ氏の功績、詳しくは知らないがAVD社のトライクを設計した人物として名高い。

鳴り物入りの割には印象としては一見随分地味で目立たない。ヒンジ部分のバックル状のロックや直線的なフレームにそのデザイン性は感じるが、全体としてはスマートさや個性にに欠ける。
しかし良く見て行くと随分凝っているのだ。
まず驚くのが前後車輪とも片持ち(一本)のフォーク/チュープであること。見た目には不安であるがそこは世界のジャイアント、しっかりしたものだ。何故こうなのかと言えば折り畳み時の奥行を減らす為だ。カタログでは実感できないのだが、中折り式の折り畳みはたたむと占有床面積が結構大きく持ちにくいのだ。片持ちにする事でこの厚みをかなり薄くしていて収納性が高い。
ヒンジ部分も折り畳み臭さをできるだけ緩和しようと言う意図が見える。
なかなか気づかない所だがハンドルポストからハンドルまでの距離が短いからハンドルの剛性が高くグラツキ等が感じにくいこと。
また角形のフレームは無骨だががっしりしていて強度が高く信頼感があり、ハイドロフォーミングかもしれないレリーフ状のロゴも入る。しかもリアキャリアもスタンドも泥よけまでついている。
このリアキャリアにツーリング用のバッグをつけておくのも良さそうだ。

フレームの剛性が活きていて、乗っていて安心感、安定感が高い。ハンドルも無理のないシティ車と似た形状で初心者や女性に抵抗感が少ない。高速走行向けのギア設定やタイヤではないがオールラウンドに使えるチョイスとなっている。余り折り畳まないと言う日常利用から輪行でのワンデイツーリングまで不満はないだろう。これで実売5万円強。トランジットともにお買い得NO1と思う。

退場の原因は何かといえば、お色気不足、第一印象の弱さだ。
まずカタログで損をしている。実車を見ればなかなかシャープでかっこいいのだが、片持ち部分も折り畳みのメリットもカタログでは伝わりにくい。パーツやスペック、重量などでは目立つ所がなくアピール度が低い。よくみれば必要十分、堅実な内容なのに、だ。

実際には性格も良くて仕事も良くできるのに笑顔やお化粧が下手で書類選考や面接で落ちてしまうようなそんなタイプなのだ。
それでもロングセラーだったのは、違いがわかる人やお得感がある人も多かったという事だ。
いつも食指は動いていたし、お薦めモデルにも挙っていた。
バージョンアップして残して欲しかったと思う。

まだ店頭や在庫に残っているかも。お買い得な一台を探しているあなた、急げ!

走行性 ★★★★
携帯性 ★★★★
汎用性 ★★★★
デザイン★★★
C/P   ★★★★★


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2007年08月23日

Mu-C9 (Dahon)  憂国の騎士 帰還せる(ファンタジーノベル調)

22c97c7a.jpg  Muは憂いていた。母国の迷走に、動揺に。
 Muは嘆いていた。なぜ自分の存在はこのミラノに忘れ去られたままなのか。

 Dh共和国は質実な技術と思想で繁栄を築いていた。その技術と高いCPを武器に各国との貿易関係を深め、その信頼を背景に同盟関係に導いていく戦略は順調であった。一方で先進国と肩を並べられないジレンマも抱えていた。その要因のひとつがRM王国の攻勢であった。高額取引の市場を独占し、先進国との確固たる信頼を築いたこの国の切り崩しをしない限り、Dh共和国の繁栄はいつの日か減速するであろうことは首脳たちも自覚していた。
 Dh共和国は威信をかけてV大佐を前線に送り込んだ。V大佐は無骨なまでの技術至上主義を信条とし、開発されたばかりの新兵器で全身武装しRM王国との前線に赴いた。反転攻勢は当初功を奏したしたように見えたが、技術的な欠陥が露呈、撤退を余儀なくされた。大佐は退役した。
 Dh共和国は堅実で部隊の信頼も厚いヘリオス大佐を中心に結束を固め、地道な立て直しをはかった。技術を磨き上げ同盟による包囲網を固め、RM王国と対峙する構図に持ち込んだ。

 ---即日帰国せよ---

 長すぎる異国での休養の飽き飽きしてたMuは突然の帰国命令を手にしていた。同盟国との連合軍に身を置いていたがその同盟国がRM王国と同盟関係を結んだため前線から退いていた。
 Muの心は高揚した。ついに自分の存在に光が当たるのだと。
 Muは優雅な戦法を信条としていた。情報を駆使し勝つべくして勝つという状況を周到に準備するのだ。そして速攻をかける。スピードと身軽さが勝負を決める。
 Muは異国で様々な技術と文化を吸収した。軟弱なファッションをやめてブランドを意識した。最新の銃に持ち替えた。カリスマになるべく素養や教養が必要であると自覚し日々努力し身につけていた。Muは以前の彼ではない。成長したのだ。

 懐かしい埃臭さを抱く風が吹くある暑い朝、Muは特注した黒の制服を纏い愛機カプレオを携えて師団の前に立った。憂国の重みとこれからの闘いの困難を肩に感じて。




 ちゃんちゃん(笑)
 手もとに資料がないので記憶頼りだが、ビアンキのOEMモデルでミラノ(?)というフォールディングバイクがあった。緩いアーチ状のフレームは優雅でこれはもしやビアンキオリジナルかな?と思わせるものであった。価格の10万近くで高級車の風格も漂い密かに焦がれていた。
 これが実にあっさりとカタログから消えBDに変わったのだが、その後16インチNOVITA,SweetPea,などの姿を見るにつけ、あーあれはDAHON-OEMだったのかと気付いた。
 このまま消してしまうには惜しいよなと思っていたら今年あたりからその系列が突然復活し主力モデルになった。MUシリーズに加え16インチCURVEにも投入されこのタイプは新しいDAHONの顔となりそうだ。

 優雅な曲線は女性的でもありBDとの対照を生んでいる。C9は精悍なブラックでラインナップの中でも独特の風格を漂わせている。C9を際立たせているのがカプレオの搭載だ。Shimanoの小径車専用のコンポーネント(駆動変速ユニット)カプレオはリアに9Tというトップギアを配し高速化をはかるものだ。
 20インチ+シュワルベ1.5+カプレオは高速寄りの設定でかなりスピードがでる。一方で登坂性は9speedの割には平凡なので、優雅な外見とは裏腹にがんがん飛ばす志向の自転車だと思う。
 ハンドルはアジャスタブルだがそれほど低くならないので前傾姿勢は緩い。初めてスポーツ車に乗る人でも違和感はない。KHSとの志向の違いが見えこの辺は好みが別れるだろう。
 クイック感を嫌ってかハンドリングは固めに調整されている。これには少々戸惑うがどちらが優れているかは決め難い。

 サスをつけないスピード志向と優雅なデザインがこのモデルの特徴だ。ターゲットが見えにくいがBD購買層を意識しているのが透けて見える。車重も11kgと軽くこれで10万円、3拍子揃ったモデルとしてDahonの中でも光る存在でかなりお薦めだ。
このモデルが今後の同社を牽引できる騎士となるか。

走行性 ★★★★
携帯性 ★★★★
汎用性 ★★★★★
デザイン★★★★★
C/P   ★★★★

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2007年07月13日

mariposa(Bridgestone)/MywayMini(Panasonic)- 錆びない自転車という夢

0536899b.jpg 錆びない自転車が欲しいというお客さんは多い。オーダーで丁寧にステンレス、アルミ、カーボンなどのパーツを選んでいけば全く錆びない自転車というのもできないわけではないだろうけど非常に高くつくだろう。だいたいそんな自転車を雨ざらしにするだろうか?
 雨ざらしは自転車には過酷な環境だ。外装ギアなどがつくスポーツ車は諦めた方がいいだろう。これに耐える自転車はこういう環境を前提としている一般車のメーカーの方に利がある。

 一般車の高級車は随所にステンレスやアルミパーツを用いてくる。泥よけもついてる。ローラーブレーキや内装ギアは水に強い。ママチャリならチェーンカバーもついてチェーンの錆もつきにくい。錆びる箇所は残るが、それでもメンテナンスフリーには随分耐える。

 ママチャリとまで行かなくても雨に強そうなミニベロが出た。ピクニカ以来途絶えていたブリジストンのベルトドライブの20インチ車マリーポーサだ。(写真上)ベルトドライブはコストと機構の点で他社が撤退気味だがブリジストンは定評もあり安心して使える。錆びないしズボンの裾が汚れる事もないし乗り味もマイルドだ。外装ギアのつかないのが弱点だが内装ギアでカバーしている。
 スタイリングもこのクラスとしては抜群で、細めのタイヤと適度なギア設定でスポーティーな使い方にも耐える。フレームはアルミだがハンドル周りなどは塗装スチールらしく価格なりだが、安っぽくはない。
 ロングホイールベースで安定感も高い。毎日の通勤+休日のポタリングとしてはかなり強力でこれで5万円以下なら安い!黒ならスーツ姿の男性でも似合うし、白なら女性でもよく似合う。

 更に内装8段モデルも用意されている。重量と走行時の独特の粘り感があって必ずしも完璧ではないが、とにかく坂が多かったり調整などしたくないという人にはいいだろう。
 加えて電動モデルまで出ている。坂の多い町の通勤ならこれで決まりか?

 そしてもうひとつ。
 雨を予想してか傘をいろんな所に挟み込んで走る人を見かけるがあれはとても危険だ。事故を起こした人もいるし自転車を破損した人もいる。じゃあどこにいれればいいんだ?ということになるが、そんな希望に応えたユニークな自転車がパナソニックのマイウエイミニ。(写真下)
 よくあるミニサイクルに近いがアルミフレームで内装3段付き、随所にステンレスパーツを用いている。まあそれも雨に強い理由だが、よく見るとリアキャリア手前には縦型のボックスが!ここに傘が入れられるのだ。故に雨に強い(笑)
 このボックス、なんてことはないのだが夢が広がる。釣り付きの人は釣り竿を、スポーツ派はラケットとか、撮影派には小さな3脚とか、設計関係の人は図面を巻いて入れるとか人によってはとても便利そうではある。スピード志向ではないのでご近所自転車ではあるが、これで3万円というのも安い。

 というわけで、一般車メーカーにもこんな柔軟な所があって、おおやるじゃないかと拍手、拍手!
 (ちなみにそうはいっても自転車はできるだけ雨にあてないように使って欲しい)

マリーポーサ
走行性 ★★★★
携帯性 
汎用性 ★★★★
デザイン★★★★
C/P  ★★★★

マイウエイミニ
走行性 ★★
携帯性 
汎用性 ★★★☆
デザイン★★★
C/P  ★★★★☆


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2007年07月06日

Helios (Dahon)  要中の要

d6c3dbfe.jpg 強いリーダーシップやカリスマというわけではないけど、この人がいないとなんだか始まらないと言うまとめ役がいる。呼んだわけではないけどいつもそこにいる人がいる。地味だけどこれがないとラインナップがまとまらなくて、実はこれが重要というものもある。
 ジョージハリスンがそんな感じだし、カローラもそうだし、自転車のフレームはそんな存在だし、PCの本体やコンポーネントステレオのアンプもそうだろう。

 要、中核とか特別な形容詞がつけにくいそんな存在がこのHELIOSではないだろうか?
 Dahonのなかでもかなり古い存在で1999年頃には登場していた。BD-1のようなかっこいい高級車というわけでもなく、かといって巷に出回りはじめた安い小径車ともちょっと違う。ペダル部分を中心に小さな菱形を描くそのデザインは嫌みがなく洗練されていた。そのころのheliosがスタイリングとしては一番味があったのではないかと今でも思う。(中央の写真)
 その後水平のチューブが追加された形に進化しシャープなイメージを強調していく。BDを意識したようにも思えるが、かつての開発当初の原型に起ち返ったかのようにも見える。(下の写真)正統の血統を表しているのだろうか?その割にはいつもカタログの中堅どころにあって地味な存在になっている。

 乗ってみると20インチ8段変速で素直な乗り味で快適。スラムの8段シフトもスムースだ。スピードも割とでるし、坂にも強い。立ち気味のポジションは女性や年配の方にも抵抗がない。ハンドルの高さを変えられるので前傾気味のポジションもとれる。車重も軽い。デザインも嫌みにならない程度にスマートで乗るひとを選ばない。折り畳み時にハンドルを回転してブレーキ類の納まりを良くするというのはこの車種ならではだ。更に2007年モデルではシートポストにポンプが内蔵された。オプションでキャリアやフェンダーも用意されている。
 坂の多い町やロングツーリング、本格走行には向かないだろうが、日常の足から輪行、ワンデイポタリングと多用途に使える。要はまとまりが非常に良くて、見栄を張らなければこれで充分ではないかと思うのだ。

 2007年モデルは日本だけの発売で来年は生産中止になるらしい。と聞くとなんだか凄く惜しまれる。このモデルがないとDahonではない気がしてしまう。一目でこれはと思わせるような小径車が軒並み10万円以上する中で7万円台前後の車種は貴重だ。実際にはこのぐらいの予算を組む人も多いのではないだろうか?お買い得感が高いのでこれから自転車の旅をはじめたい方にはお薦めの一台。

Dahon様 後継には是非魅力的な車種をお願いします。

走行性 ★★★★
携帯性 ★★★☆
汎用性 ★★★★☆
デザイン★★★★
C/P  ★★★★

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2007年05月19日

RSW (Raleigh)  粋な英国気取りの小粋なMini

e5e2f96f.jpg Raleigh-(ラレーと呼ぶ)この聞き慣れないメーカーは実はイギリスの名門で自転車の最古参メーカーの一つである。HPを見ると実に凄い老舗であることがわかる。
 イギリスは日本人が親しみを持つ国の一つだ。島国同士という事もあるしビートルズはじめ文化的な影響も大きいし歴史的な繋がりもある。この国の紳士のような奥ゆかしさとパンクなどの先鋭さは私たちのスタンダードとしても定着している。
 そのイメージをまとって異彩を放つのがラレーだ。ラレーの自転車はそのクラシカルで大人を感じさせる落ち着いたデザインとそれとは裏腹な現代的な構成が特徴だ。クロスバイク系にそのイメージが濃厚なのだが、小粋なミニべロも光っている。

 ミニベロの定義は曖昧で小径車全体を指す事もあるし、今では折り畳まない小径車の意味で使われてる事も多い。小径車がはやる前はいわゆるミニサイクルとは別にミニベロの世界があったようだ。フレームビルダーの工房のようなメーカーがセミオーダーでダイアモンドフレームのロードバイクをそのまま20インチ車輪にしたような小さな自転車だ。値段も20万以上のこだわりの自転車の世界だ。

 折り畳み自転車のブームがきてから、小径車の長所に気付いたりほとんど折り畳まないという現実を踏まえて、折り畳まない小径車という分野に注目が集まったと想像できる。ルイガノMVシリーズのヒットもありミニベロの選択肢がここのところ増えた。新しく開拓された領域と言える。
 そのなかで先述のこだわりのミニベロを求めやすくしたモデルがいくつか出始めた。

 ラレーのRSWもそのひとつ。デザインは伝統的なダイアモンドフレームに20インチ車輪、クラシカルなツートーングラフィックでいわゆるイギリス的な香りが漂う。
 ポジションは自然でコンフォート系のサドルのおかげもあって乗りごこちはとても快適、初めて小径車に乗るひとでも小柄な女性でも全く違和感はないだろう。スピードもそこそこ出るし長い峠を登るような道でなければワンデイツーリングにもいけそうだ。折り畳みのないフレームは安定感があって、乗っていてこちらが我慢するという部分がない。泥よけも着いているのでスーツでの通勤にもわるくない。
 シフターなどは少々頼りないが¥50000とすれば全体の構成はバランスよくまとまっていると思う。

 ラレーは、実体は国産リムメーカー大手のARAYAだ。以前は自社ブランドでMTBなども出していたし、古くはランドナーでも有名だったらしい。ブランド力の弱いメーカーがそれを補うためにいろいろ工夫しているがこのラレーブランドの取得は随分成功しているのではないか。国産の安心感にイギリスの老舗ブランドの伝説が付与されると買う喜びもひと味違う。なにより外見だけではない充実がその存在をアピールしている。

 ばりばりのスポーツウエアで飛ばすのではでなく、カジュアルな洒落た服装でさりげなく颯爽と走りたい、そんな人にぴったりだ。車で言えばやはりローバーミニか。
 この手のミニベロ、求めやすい価格帯では、他に洒落た色合いのビアンキ、憧れのブルーをまとったGIOS、スッピンイメージのパナソニックなども出ている。

走行性 ★★★★
携帯性 ★
汎用性 ★★★
デザイン★★★★
C/P  ★★★☆



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2007年05月08日

無印良品自転車-シンプルイズベストという教義

700f12b6.jpg 町を見渡せば無味乾燥なマンションが乱立している。北海道の果てに行っても沖縄に行ってもその光景はあまりかわらない。マンション広告などを見ればそれぞれにデザインやステイタスの違いを謳い上げているはずなのに。室内を見てもどこも白っぽいクロスが張られているだけだ。
 日頃、芸術やデザインに縁のない人でもこの光景にそうした分野の功績が大きく反映されていると聞けばその影響の大きさに驚くだろう。
 モダンデザインの摩耗した姿。バウハウスの夢は世界の標準化としては成功したし、環境の格差を是正した功績は大きいが一方でイージーで無味乾燥な形態(あえてデザインとは言わない)を世界中に蔓延させた。

 虚飾を排した美しさを私たちは往々にしてオシャレ、ハイセンスと感じてきた。これはまさにモダンデザインが生み出した価値観だ。シンプルイズベストの教義は今でも絶大な信仰を集めている。
 無印良品はその教義をコンセプトにしている。モダンデザインの大衆化した良質の部分と無駄を排した経済性が合体した庶民のためのデザインだ。もちろんその中には優れたものが多いし、重宝しているものもある。しかし何から何かまで無印良品やその類いのものばかりではどうだろう?それは本当にオシャレで豊かなのか?
 
 無印良品をけなすつもりはない。無印良品の自転車は値段を考えれば決して悪いものではない。変なブランドの折り畳み自転車よりはずっといいし信頼できる。20インチのベーシックなものは¥13000できちんとローラーブレーキもついている。予算が1万円ぐらいならこれは買いだ。
 しかしそれ以上でもそれ以下でもない。あくまでもご近所の買い物や駅までの通勤用の自転車だ。それ以上は期待してはいけない。また錆に弱いので雨ざらしなら長持ちは期待できない。

 車種によっても随分差がある。ベーシックな20インチは定番でご近所に限れば実用性が高く色も選べて楽しめる。16インチモデルや折り畳みはお薦めしない。12インチや電動は大手メーカーのものと同系列なのでアイボリーが欲しい以外は自転車屋で買おう。
 お薦めはクロモリ20インチミニベロ。ブレーキやギア類などもわりといいものがついて¥25000。この手のミニベロとしては珍しくカゴもつくから短中距離の通勤車としては優れている。Tokyobikeの24インチの弟分のようでスタイルも悪くない。
 心配なのはメンテナンス。無印のショップでも対応しているが大丈夫?無印の自転車は仕様が独特。一般車のパーツ類が使えず自転車屋での対応出来ない事もあるので注意。

 自然で簡素なものを好む国民性と高度成長の経済性が生み出したブランド、無印良品。シンプルイズベスの教義は私にも奥深く刷り込まれている。商品を見れば思わずオシャレ!と感嘆しつつ、ある言葉がよぎり手を引っ込める。
 個性的という没個性。

走行性 ★★★
携帯性 
汎用性 ★★★
デザイン★★★
C/P  ★★★★
(20インチクロモリの場合)
 

 

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2007年05月02日

TYPE S (Tartaruga)  働き者のイケメン野郎

1e97b573.gif きっちり二分なんてできないが、つい尽くしてしまう事に喜びを感じるタイプと尽くされる事に喜びを感じるタイプといるだろう。人気者は尽くされる事に慣れていて自分流を通す事ができる存在だ。よく磨かれた高級車を見るとついそんな事を思ってしまう。

 イケメン自転車は乗る人にいろいろと作法を強いる。きっちりとしたポジションやファッション、追求された使用目的、シチュエーションなどなど。憧れの名車ともなれば乗る人まで選んでしまう。その上ほとんど単機能車になるだろう。部屋に数台の自転車を置ける人ならいいがそうでない人も多い。高いお金を出すのだから一台で日常利用からレジャー、スポーツまでこなして欲しいという切実な希望もあるのが現実だと思う。

 タルタルーガTYPE-Sはデザイナー起業ブランドの3機種目である。独創性と高いデザイン性をリカンベントで確立しているブランドでこのモデルは初の一般的な小径車だ。そのスタイルはなかなか尖っていて精悍、乗ってみたいと思わせる一台だ。ダイアモンド型のミニベロに前後サスをかませたようなスタイルはシャープでスピード感を感じさせる。

 乗ってみて意外なのがそのハンドルポジションである。可変式のステムによってかなり高いポジションにも設定できるため、前傾の緩いポジションが取れる。一般車に近い感覚だ。お腹や腰のきつい人、背の低い人や女性などにも親しみやすい。そのくせハイプレッシャータイヤと適度なサスの走りはシャープでBD-1などに遜色ない。むしろ20インチの分少々利がある。車重も軽く、バイクフライデーに似た分解方式でワンタッチではないが折り畳みも一応できる。畳んだ時のサイズはなかなか小さい。

 特筆すべきは前後キャリアの存在だ。前後キャリアをつけられること自体珍しいのだが、多くのモデルはつけない事を前提とするようなデザインなためにどうしても全体のバランスや統一が崩れてしまう。このモデルは一体感のあるデザインでキャリア付きで精悍なイメージを更に増すように配慮されている。キャリアが着いたときのほうが矢印のような形となり更に攻撃的に映る。
 
 ハンドルとキャリアの存在からこの自転車の志向が見える。通勤や買い物といった日常利用からワンデイサイクリング、輪行でのトラベルサイクリング、荷物を積んでのロングツーリングまでこなしてしまう万能自転車なのだ。折り畳みの簡便性に重点を置かない点もこの志向であればうなづける。一方オフロード用、ドロップ仕様などより高度な使用に対応した高級モデルも用意されている。

 このモデルの原型は台湾パシフィックのモデルと思われ、ルイガノ、ビアンキで同様のモデルがある。ただここではキャリア類に敬意を表して国産タルタルーガを推したい。これもBD-1のライバルだ。
イケメンなのに働きものの憎い奴。

走行性 ★★★★
携帯性 ★★★
汎用性 ★★★★★
デザイン★★★★★
C/P  ★★★★




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2007年03月21日

Metro(DAHON) - 名誉ある入門中の入門車

b7847fb6.jpg  新しく何かを始めようと思った時に使う予算はいくらか?というアンケート結果をどこかで読んだ記憶がある。習い事でもスポーツでもいいのだが、その一番多い答えは¥30000というものだった。これは多くの人が納得する額ではないだろうか?懐にゆとりのある人ならこのくらいならと、はたける額であり、厳しい人でもちょっと頑張って貯めたりクレジットで5回払いにすればとかなんとかなるかなと思える額である。

 さて、あなたがちょっと気が合っている人から相談を受けたとしよう。自転車を買おうと思ってるけど部屋の中に置きたいし、どうせなら折り畳み自転車で旅行とかに持っていけるといいな、ちょっとした遠乗りにも使ってみたいな。予算は¥30000。(あなたと一緒に行くのもいいなという含みもあると勝手に決めよう…)
 ここで買うならやっぱり¥120000のブロンプトンじゃなくちゃ!と言ってはいけない。あなたに相談した事を後悔して引いてしまう。世の中、自転車が生活の中心でないひとの方が多いのだ。

 こう考えると意外とこの入門車というのが難しいと感じないだろうか?3万円台というのは格安自転車が種類が減り、街乗りお買い物小径車はあるものの本格的に使えるような折り畳み自転車が出てこない価格帯だ。
 ここで登場するのがこのMetroだ。
 試乗してみると、安定感のあるなかなか切れ味のいい走りで特に不満はない。高速走行向きではないが、ひとクラス上のvitesseと比べても大きな遜色はないのではないかと思わせるほどだ。
 
 ダホン続きで恐縮だが、このモデルを見るとダホンの企業力と販売戦略を感じさせずにはおれない。デザインも先代の直線的なインパルス等に比べるとわずかにベンドした軽やかなフレームとカラーで洗練され、重量12kg台、アヘッド化され高さ調整可能なハンドル周り、自立するたたみ方などそれまでの蓄積が活かされている。リアキャリもつくから日常的な使い方も可能だ。これで実売¥30000以下であれば納得できる。
 
 このクラスの自転車であれば、これ一台で多用途に長く使うという事も考えられる。自分で使う場合以上に、耐久性も含めて安心して薦められるというのがどれほど大切な事か考えさせられる。誰もこれを名車とはいわないだろうがそういう意味では隠れた名車なのかもしれない。

走行性 ★★★☆
携帯性 ★★★
汎用性 ★★★☆
デザイン★★★☆
C/P   ★★★★★

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2007年03月13日

隠れDAHONを探せ!-安くていいものという難問(2)

17807999.jpg お買い得機としてスニーカーライトを挙げたが、やっぱり20インチがいいとかもっと遠出に使いたいとかいう希望も多いだろう。どうせ買うなら6段変速くらいほしいぜって。
 シボレーFDB206という自転車が一時期かなり売れた。デザインがいい割に2万円台で内容はDAHONインパルスに酷似。これに実際に乗ってみると結構いいのである。DAHON製のフレームが活きている。折り畳み部分がしっかりしているしロングフレームで安定感もいい。充分に使える。なによりフレームが良ければパーツを交換して楽しんでいける。

 DAHONと比べるとスチールフレームのため13kgと少し重め。たまの輪行なら我慢できる。最大の欠点は錆びやすさ。外においておくとシートポストやハンドル、泥よけなどが真茶色になる。ブレーキワイヤー類も錆びやすい。この辺は安いからまあしょうがない。このクラスは外置きは禁物だ。

 DAHONは折り畳み機構についていろいろパテントを持っているらしく、それを外部に提供する事でOEMビジネスを展開している。以前はビアンキやトレック、GLOBEなどの高級車もOEMしていた。フレーム形状や折り畳み部分をよーくみるとこのOEMが各社いろいろあっておもしろい。

 NEWTON、YEAH(イエーと言ってしまいそうだがヤーと呼ぶらしい)は廉価モデルの傘下ブランドで、ここでもかなりお買い得。14インチモデルなどは軽くて本家より良さそうだ。
 他にもシボレー、courreges(クレージュ)、Hangten、スギムラ、アサヒオリジナル(CBA)、パナソニック、MGなどにそれらしきモデルが見られる。細かく見ると仕様が違う。
 Hang-tenに至ってはぬぁんと1万円台!しかもこれは数年前のDAHONのBoardWalkと同系のモデルじゃないか。マジ欲しいこれ。アサヒのは高級車MUを思わせるフレームでなかなか粋だ。
 元のとれたモデルのフレームや仕様を使って安くしているのだろう。ここに安価の秘密がありそうだ。
http://www.cycle-yoshida.com/yamato/hangten/fold/6fh206_page.htm
http://www.cb-asahi.co.jp/image/06bike/cba/nacre20.html

 安いものを求める理由はいろいろあるだろうが、単にお金がないだけとは限らない。予算を旅行代に回すという事もあるだろうし、低予算を楽しむという事もあるだろう。安くいいものをというのをゲームのように楽しむ。リスクはあるがマニアックな楽しみの一つではないだろうか?
 と思っていたらこういう事を楽しんでいる粋な達人たちがいた。うーん楽しそう。バイクフライデーでなくてもたのしいぞこれは。比較研究も充実している。
http://www.yamaiko.com/foldingbike/yamahon.html


 シボレーは駆動系の耐久性が弱い車種が多い。他社のはわからないが長距離通勤などのヘビーユースには強く薦めにくい。また旧DAHON車はハンドルにがたが出ることがある。ハンドルに体重や力をかける人は要注意。またハブはFormuraのものがついているといいだろう。ハンドル高さの変えられるアジャスタブルハンドル仕様もあるのでポジションにこだわる人はそちらがいいだろう。

 この濃い世界は多少のリスクを負える余裕のある人にこそお薦めの世界だ。

走行性 ★★★☆
携帯性 ★★☆
汎用性 ★★★
デザイン★★★☆
C/P   ★★★★☆
(シボレーFDB206/2007版)


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2007年03月02日

HammerHead(DAHON)  あんぱんまん顔のスーパーヒーロー

c864eebd.jpg あーあ、またやっちゃったよ。ダホン君… これじゃアンパンマンだよ。
 ミニべロ(折り畳まない小径車)を出すと聞いて初めてその姿を雑誌で見た時こう思った。

 ダホンは衆知の通り折り畳み自転車の世界的メーカーで、多くのパテントと品質向上を武器にブランド力をあげている。かつては「ダホンだからなあ…」と思われていたのが、「ダホンだから信頼できる」に変わってきているのは実に大変な事なのだと思う。
 それが武器の一つである折り畳み機構のない自転車で勝負してくるというのは、ダホンが撃って出たともいえることだろう。ダホンは本気だ。

 ダホンはHeliosSLやSpeedなどの高級車でその存在感を高めていたが、フレームの真ん中につくヒンジ部分がどうしても高級感を損なっていた。だからこそミニベロに期待が募った。ミニベロは今でこそ安いものも増えて認知も広まったが、それまではオーダーメードのセカンドロードバイク、高くて美しいこだわりの自転車のイメージが強い世界なのだ。

 内側にベンドした曲線が基調となるデザインは弛緩したイメージで、スピード感溢れるヒーローではなくどこかのどかな彼を連想してしまった。しかも命名が「ハンマーヘッド」。シュモクザメだよ、君!あの目の飛び出した金づちみたいな奴。私の興味は一瞬で冷めてしまっていた。
 試乗車を見た時、一通り乗りたいものに乗り終えた頃で「まあ一応ね」と期待もせずに乗ってみた。

 乗ってみて目をみはった。ぐいぐい反応する加速感、シャープなハンドルの切れ味を残しての直進安定性、適度な硬さのサスペンションなどBD-3,BSモールトン,タイレル等の高級車を凌駕するのではないかと思わせた。かなり前傾姿勢だが、その加速感と安定性のおかげなのか恐怖感はない。実に気持ちいい加速とシャープなハンドリングはストップ&ゴーの多い都市部でロードと互角に渡り合えるのではないかと思えるほどだ。
 数周の試乗でアンパンマンはサイボーグ002に変わっていた。誤解してすまなかった…心の中で手を合わせた。

 改めて見直せば他にはない味わい深いデザインとも見える。ドロップ仕様も出たがハンマーヘッドのイメージを担うブルホーンハンドルは実にこの自転車に似合っていて、戦闘的なイメージを高めている。実車を見ればしっかりした仕上げと高級感に安心する。
 折り畳みはできないが、背の高い車にはらくに入るだろうし前後輪を外せば十分輪行できる。フロントのギアが2枚、リアキャリも着きそうだからロングツーリングも向きそうだ。
 スピードや走りを重視した人に向いている。これで¥120000、BD-1の購入を考えているならぜひ候補に加えて欲しい。内容からいけば絶対お買い得だ。
 やるじゃないか、ホン博士!

走行性 ★★★★★
携帯性 ★
汎用性 ★★☆
デザイン★★★★
C/P   ★★★★

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