12インチ以下

2011年12月11日

100回記念 Birthis 222  世界唯一か、極小径リカンベント?

結局、仕事でサイクルモード行き損ね。
ネット情報などからは、tern以外は目新しい感じはなかったようですけど。

記念すべき100番目の記事、ここはやはりお世話になった17bicycleでいきます。

a-bd7


社長は常々、小径折り畳みとリカンベントの可能性について語っていた。しかも特殊自転車ではなく日常的な自転車として。携行できる自転車として、誰でも楽に乗れる自転車として。

Strida、RevibeやManhattan1216(これなくなったのね)、Tartarugaあたりを非常に意識していた。S17が軌道に乗ったあと、Sとエクスウオーカーの融合を目指したのはむしろ自然な流れに感じる。
見せてもらった試作車はStridaの三角が直角三角形になったようなちょいリカンベント型の折り畳みであった。しかも8インチ。

これはありそうでなかった自転車。独創にこだわる社長らしい。
まず、車高が低く乗り降りが楽。足付きもいい。ハンドルの感覚は一般の自転車に近いのでハンドリングもいい。前にけりだす踏み込みは力が入りやすい。弓形のフレームにサスペンション効果があり、乗り心地も改善されている。折り畳みも三角の一辺を外す方式でわかりやすく、ワンタッチとはいかないがツータッチくらいで畳める。畳んだまま、転がせる。
試作車の時点でかなり完成度が高かったのであるが、細かく改良が加えられていく。
後輪ギアが9Tとなり走行性がアップ。なんとギア比6.8!
チェーンの動きをスムースにするためにS字に回すチェーンが追加、裾汚れを防ぐチェーンカバーが追加、ハンドルの剛性を上げるためにサブフレームを追加、タイヤ、チューブ交換がしやすいように分割型ホイールの採用、制動力アップのために前後バンドブレーキ採用などなど、完成度が上がっている。


S17もそうなのだが、これはこれまでの自転車にはない乗り味なのである。



これで¥40000!
セカンドバイクとしてはかなりポイント高いのでは?
後述するけどいじり遊びたい人にもうってつけ。

ひとこと言いたい所がないわけではない。
一番残念なのは、重量。
使い勝手を考えていろいろ追加したせいもあって、かなり重くなってしまった。印象としてはエクスウォーカーと変わらない。価格とか機能とか考えれば、ここにしわ寄せがくるのは仕方がないが…。
背もたれがないセミリカンベント風乗車ポジションはひとによっては、腰がツライかもしれない。
たち漕ぎができないので坂に弱いのはS17同様。前後バンドブレーキは制動力はアップした分微妙にスピードを落としたいときなどは微妙な使い勝手。

後の方の要望は、まあ無理難題と言われるかもしれない。ゆくゆくなにか解決されたらいいなということで。可愛い自転車なので可愛いカラーリングがあるといいのになあとは思う。



この自転車、もうひとつ隠れた楽しみがある。
後輪へと続くシートステイ部分にゆとりがある。このため後輪のサイズアップのカスタマイズが可能なのである。もうすでに多々見られるBirth Is 222マニア達は12inch,14inch化、多段化などのカスタマイズを実践している。

birth12s

birthis12_2s


12inch化や内装3段化あたりは定番カスタマイズとして良心的な料金で17bicycleショールームとなりのパートナーショップで受けている。吉野さんという気さくな方が相談に乗って下さるので興味ある人はぜひ。
ハイパーエクスウォーカーなども並んでいて、好きな人には堪らない。

hyper_exwalker_s


17bicycleは社長の我が道を行くという独創やデザインへのこだわりが強烈なメーカーである。それでいて多くの人に愛用されることを願っている。保守的になりがちな昨今のメーカーの中で、この相反する難題にチャレンジする姿勢は尊敬に値すると思う。

走行性 ★★★
携帯性 ★★★★
汎用性 ★★★
デザイン★★★★
C/P  ★★★★★

minivelofan at 21:39|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2011年10月02日

後出しじゃんけんは強かった? Peco 8&3 OX

OX_peco


ある製品がヒットするとモデルチェンジをする。ユーザーの声などを反映させて改良する。前よりいい製品になるはず。

あるヒット商品が出る。これは製品でなくてもよくて、音楽や小説でもいい。それを見聞きした人がここをもっとこうすればもっとよくなるといって制作する。もとよりいい商品になるはず。

普通に考えれば、これはどんどん改良、改善、改訂されて磨き上げられ、よくなっていくはずなのである。ところが、面白いものでそうなることは稀なのである。

ユーザーの声というのは、的確に使い勝手を検証し、よりよい建設的な意見もあるだろうが、無い物ねだりの部分もあって勝手な要望も言うだろう。そうした声を反映していくと結局あれこれ機能満載したものの凡庸で特徴のないモデルに堕していくことが多い。

創作でも不思議なもので粗っぽくても完成度が多少低くても、初めに新しい表現を生み出した「必然」が最も力を発揮し、それを追いかけるフォロアーというのは、質が低下するということがよく起こる。

商品でも創作でも、作る側の思想と使い手側の思想とのバランスや、売ることとの関係は難しく不思議なものである。


かつてブリジストンにはトランジットコンパクトという12インチでワンタッチで折り畳める小径車があった。価格は一般車並の4万でおつりがくるくらい。
スチールで車重の重いのが難点だったけど、畳んだ状態で転がして移動できるとか、隠れた名車で熱狂的なファンも多かった。

(以前この辺に書いてますhttp://blog.livedoor.jp/minivelofan/archives/2007-08.html)

実はこの「トラコン」を買う寸前までいっていた。相棒と一緒に馴染みの自転車屋に注文しにいった。そこでいろいろ世話してもらってる店員に難色を示されてしまった。まあそのときは、うーんなるほどそうだよなーと納得して検討し直すことにしたのである。
それからしばらくして生産中止。入手できなくなってしまった。

今でも時々乗ってる人見かけると、
ああ。小さくって可愛いなあ、あの娘で良かったじゃん…と振った娘に未練たらたらのような情けない状況に。
今にして思えば、そんなことには耳を貸さずに買っておけば良かったのである。
あばたもえくぼ。惚れたら何でも許せるのだ。
惚れ続けられるかどうかはつきあってみないことには分からん!
のである。

店員さんのアドバイスは別に間違ってはいない。
経験から親切に短所を教えてくれたこと。
今思うのは、その店員さんは小径車が特別好きということではなく、
スポーツ車や一般車全般の常識としてアドバイスしてくれてたこと。
トラコンには短所もたくさんあるけど、それでもよかったのだ。
私が惚れていたのは、普通の自転車の魅力ではなかったから。
自分の直感を信じるべきであった。
結局、そのときは自分の常識的な判断に負けて断念したのだ。
あー、ばかばかばか。


と前置きが長くなりましたが、
このトラコン、コンセプトとしては今でも素晴しいものがあり、
このまま埋もれさせておくのはもったいないのである。

と思っていたら、なんとそれとよく似たモデルが出ていた。
OXというメーカーはルイガノなどから出ている8inchの極小径車で気になったところで
そのあと本格的なminiveloMTBを出して一躍知られる所となった。
車椅子の製造メーカーで高度な工作精度を売りにしている。

基本思想はX型に展開、ワンタッチで折りたため、そのまま移動できるというトランジットコンパクト、スパイスにちょっとエクスウオーカーという感じ。
ただしディスクブレーキであったり、
3段変速のほかに8段変速モデルもあり、かなり本格的。
チープ感や重さが欠点であったトラコンの弱点を克服している。
デザインは高級感もあるがあまりスマートとかお洒落とか言う感じではなく、
小径車の可愛らしさみたいな所も今ひとつで、どちらかというと武骨な感じ。
機能的にはしょうがなかったんだと思うけど、
X型の直線から曲線に移るあたりのラインが今ひとつ美しくないと私は思う。

OX_FB_03


昨年のサイクルモードで試乗してみた。
車重は軽いなという印象。たぶん10kg前後?
ショートホイールベースで少々窮屈ではあるが、この走りはなかなかのもの。
ハンドリングの安定感もスピードも12インチとは思えない。
12インチぐらいになるとどこか癖のある所があるのだが(そこが面白かったりもするが)
そういう所がほとんどない。
8段変速モデルはさらに走行性が高く、距離の長いポタリングでも十分に使えそう。
初代フロッグよりもスマートに走る印象。

この手の自転車の用途の範囲で言えば、ほとんど欠点を上げられないほどの完成度。
素晴しい。昨年のサイクルモードではこれが一番印象に焼き付いている。

さて問題はお値段。
3段変速モデルで9万円
8段変速モデルで10万円

うーむ。
セカンドバイクでなくメインバイクなら高い感じはしない。
普段は街乗りで近所の買い物やポタ。あるいは、輪行で通勤。
めったにないけどたまーにちょっと遠出。
というようなニーズでいつも一緒にいるような使い方なら10万円は高くない。

セカンドバイクとすると、
9−10万円は決して安くはないね。
トラコンの魅力はがんばればお昼ケチって(?)貯めて買える価格にもあったからねえ。
遠出用の自転車はもう持っていて、
もう一台手軽で輪行しやすい、いい自転車が欲しいというなら、
Mintや5linksに並んで大変お薦めの自転車。

でもまだ乗ってる人見たことないなあ。


走行性 ★★★★★
携帯性 ★★★★★
汎用性 ★★★
デザイン★★★
C/P  ★★★


minivelofan at 21:06|PermalinkComments(2)TrackBack(0)clip!

2010年01月17日

8inch車に可愛い妹分が現れた! Bag&bike_2010

BBA06010S-2

単純な発想でいけば、小さければ、材料も少なく、軽いだろうし、安くでき、持ち運びもしやすく、場所も取らずにいい事尽くめだ。
Bag&bikeはその方向に最も近いポジションのミニミニ自転車だ。
以前にも紹介したがそのBag&Bikeがマイナーバージョンアップして新発売となる。

変更点は3つ。
ホイールが17bicycleのExwalkerなどと共通になり、正確には8.5inchで0.5inchサイズアップ。それに伴いホイールベースも少々長くなった。これによって走行性能がわずかながら向上している。
ホイール自体も17bicycle開発のチューブ交換しやすいタイプに変更となった。これは実用的には大きい。
またブレーキがディスクブレーキからキャリパーブレーキに変更、一見スペックダウンだが実用的には調整のしやすさなどが向上している。

小さな変更点だがこれで実用性がかなり向上しているし、コストアップも最小限に抑えられている。
ハンドリングやハンドルやサス周りの剛性の不安感など気になるところもあるけれど、ちびチャリがめっきり少なくなったいま、1m弱のサイズ、10kgを切る重量に、3万円とお求めやすい価格、何より貴重な存在である。

(写真はマイナーチェンジ前のもの)

走行性 ★★★★
携帯性 ★★★★★
汎用性 ★
デザイン★★★
C/P  ★★★★★

【追加情報】
補修、パーツ類の補充などのアフターケアの面での不備が投稿されてます。その点留意の上、ご検討下さい。

minivelofan at 01:49|PermalinkComments(5)TrackBack(0)clip!

2009年06月19日

予期せぬ方角から新星 Bag&bike(Bag&bike)

5eed6d83.jpgいやいや、人の夢と希望、そして欲望は尽きないもの。
もちろん完璧ということはないのだが、ある到達点というのはあることはある。
それでもこれだけ多くの自転車がでていても、それに満足できない人がいる。

実際、私も出かける先々で自転車に乗れたらどんなに便利だろうと思う。
旅先で自転車に乗れたらどんなに楽しいだろうと夢見る。
この欲望にはまだ完全な答えはない。
だからこそ妄想の余地があって楽しいし、なかにはそこに参入して実現させようと言う人も現れてくる。

今回のサイクル天国で楽しみにしていた自転車がこれであった。
以前からネット上では見つけていたのであるが、どんなものか計りかねていた。サイトで見る限り、よく練られていてなかなかいいのではないかと言う予感があった。実車を買われて乗っている方の評価も悪くなかった。当日は都合が合わず出品がかなわなかったのだが後日直接お会いし試乗することが叶った。

お邪魔して驚いたのが、その本格的なこだわりと追求の姿勢であった。サイトで見ると自転車メーカというよりも輸入販売というムードが先行していて、中国で生産されたものをそのままライセンス販売しているものと予想していたが、実際には、原型モデルがあったことはあったが、設計変更を重ね、品質向上の試行錯誤を繰り返して実用化された独自の労作であった。その影にはプロ並みの自転車好きの存在があった。このかたの情熱は上記の憧れに端を発するものであり程度は雲泥の差はあれ私と共通のものであった。

いくつかの試作機や開発途上機などを見せていただきながら、試乗させていただいた。
実車はしっかりした出来でちゃちい感じはしない。全長短くとても可愛い。
折り畳みは短い全長を生かし、サドルとハンドル部分のみ。この割り切りは素晴らしい。しかも軽い。
このあたり、携帯自転車としての方向のひとつがあるのではないだろうか?

垂直ハンドルの外観から想像される通り、乗りはじめは小径独特のふらつきに戸惑うがすぐに慣れる。ハンディバイクやストライダよりは癖が少ないくらいだ。ダブルクランクギアの推進力は外観以上で1回転あたり3m弱とエクスウオーカーと同等でこれは驚きである。このサイズとしてはきわめて優秀。
しかもなんとディスクブレーキ!まあ実用的には調整に苦労することもあるようだが、自分で調整できる人はいとわない?(次モデルで採用されるか未定)

しかもさらに驚くことに、これがなんと2万円台!
この価格の安さが災いしているのではないだろうか?事実私も安かろう悪かろうと連想してしまったのである。ちょいちょい自転車を電車や車で持ってあるきたい人にはいい選択肢。

ただし在庫はかなり残り少ないらしい。
次のモデルはマイナーバージョンアップされたものとなる方向。生産予定は来春。
走行性 ★★★
携帯性 ★★★★★
汎用性 ★
デザイン★★★
C/P  ★★★★★

【追加情報】
補修、パーツ類の補充などのアフターケアの面での不備が投稿されてます。その点留意の上、ご検討下さい。

minivelofan at 01:26|PermalinkComments(5)TrackBack(0)clip!

2009年05月17日

永遠なる兄弟の確執 miniwalker 17bicycle

8e53c770.jpgいや兄貴と仲が悪いという訳ではないんだ。
おやっさんが練りに練って世に出した自信作だからそりゃ目立って当然。
背も高ければ股下だって長い。折り畳んだときにスタイルだってすらりとスマートさ。
次男て損じゃん。長男のときのような感動もないし新鮮さも薄れてて。

だけど俺だって負けてる訳じゃない。スピードも、安定感も負けないし、俺の方が親しみやすいって娘だって多いんだ。ちびのように見られるけど実際にはそれほど変わらない。まあ体重も変わんないんだけどね。
畳んだときは、俺の方がコンパクトで便利なんだし、股下のホルダーで前足をロックできるし、ハンドルもレバーで回せるから収納は兄貴より得意なんだ。
信じられないなら実際に一緒に電車に乗ってみるといいよ。少し込んで座っていると足に挟んで抱え込むように持つだろう?
畳んだときの長さが俺の方が短いから顎の辺りで押さえておけるんだ。兄貴なら顔が隠れるような格好で押さえ続けなきゃなんない。それとベルトとがないとバラけてまず持ち歩けない。

兄貴はカラフルでお洒落。俺はいつも2色だけなんだけど気を使ってないわけじゃない。微妙なホワイトとかブルーとか隠れた大人のお洒落って所を狙ってる。気づいてくれるやつが少ないんだけどね。

最近はさ妹が色気づいてしゃしゃり出てきて注目集めててさ、俺の影がますます薄くなってきているんだよね。もっと気付いてほしいよね、俺の活躍。ああ、おやっさんに勘当されなきゃいいけどなー。

兄弟仲はまじいい。兄貴も妹も好きさ。ちょっとひがんでみただけ。わかるだろ、真ん中のつらさ。

走行性 ★★★
携帯性 ★★★★
汎用性 ★
デザイン★★★
C/P  ★★★★★



minivelofan at 01:20|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2009年01月02日

おフランスな香り Mobiky Genius


mobiky

花の都 パリ 

芸術の都 パリ
パリは芸術の世界でも今はもう中心とは言いがたいけれど、その伝説は色濃く残っている。
フランスの芸術、文化、デザインはフランス風というムードが徹底している。
車のシトロエン、自転車の(かつての)プジョー等の工業デザインも然り、映画も然り、フレンチポップも然り、軍事デザインにまでだって優美さが漂う。
たとえばフランスのヘヴィメタルなんてあんまり想像できない…。
ダーティーで汗臭いのはフランス流ではないのだろう。

さてMobikyはそのフランスのFoldingbikeだ。
聞く所によると政府の手厚い補助を受けての開発らしく国家的開発プロダクツと言えるのかもしれない。
(某社長がうらやましがってました)
開発コンセプトはよく出来ていて、ブリジストンのトランジットコンパクト、ミヤタのクリックフォールディングやストライダに似ている。ワンタッチで畳めて転がせるもの。オリジナルなアイデアも散りばめられていてなかなかのものである。

サドルの後ろのロックバーを解除するとシートポストが落ち、中央の取っ手を引き上げると
ワンタッチアクションで縦折に小さくなり、そのまま移動できる。ここが最大のアピールポイント。
マンション住まいで頻繁に折り畳む人や電車での輪行に便利そうだ。
しかもその状態からハンドル、サドル、ペダルをしまい込むと更にコンパクトになる。

今回urielさんのmobikyに試乗させていただきました。(ありがとうございます。なおこの自転車はinter8!が搭載されて随所にカスタムされているのでその辺割り引いてご判断下さい)
まず折りたたみはよく出来ていて、一度聞けばすんなり出来、女性でもらくちん。
12インチはこの手の輪行車としては実用的に最適なサイズといえそうだ。
乗ってみると割と素直な乗り味で小径独特の楽しさもある。
直進安定性が悪いと言う感想を聞いた事もあるが、お借りしたものに限ればそれは気にはならずむしろ小回感が楽しい。12インチなので極小径とは走行性でやはり次元が違う。実用的には十分な走行。
新車では内装3段搭載だからこの手の自転車としては汎用性が高い。

この自転車の魅力はやはりそのデザイン。
こうした凝った機構のものはそれ自体がデザインと言う指向をとりがちである。
そこはフランス、そんな野暮はしない。
緩やかなカーブを描きながらシルバーとカラーのツートーンでまとめるセンスはなかなか。
とても洒落ていて女性の方が似合いそうだ。

気になるのは、その重量と耐久性。
まあ9万というお値段はそのデザインが気に入れば価値があるといえる。持つ喜びはトランジットコンパクトなどとはひと味違うだろう。
重さは14kg近く。持たずに転がすと言うコンセプトだからいいのかもしれないが、日本の駅は階段が多いのだ。電車利用では少しつらい場面がありそうだ。
またお借りしたものでは構造には問題ないがクラックが発生すると言うトラブルもあるらしく、メンテナンス含めその辺りは気になる。特に女性向けにという事だとすると耐久性やメンテナンス性は高めたい所。

人とは違うものを持ちたい!というわがままに応える自転車。
とすれば舶来ものの王道か。

走行性 ★★★
携帯性 ★★
汎用性 ★★★
デザイン★★★★★
C/P   ★


minivelofan at 03:24|PermalinkComments(1)TrackBack(0)clip!

2008年11月22日

新しい領域の誕生日はいつだ! Birthday (17バイシクル)

c3a422d2.jpg結局サイクルモードは仕事に追われてしまい時間切れで行けずじまい…。
悔しい限りだが、ふーん、あまり食指が動きそうなのがないんじゃない?みたいな負け惜しみをつぶやいて拗ねてる始末。

PCもまだ復旧してませんが、つなぎでひとねた。こっちのほうがおもしろんだぜ…!(負け惜しみ…)

サイクルモードには間に合わなかったようだが、17バイシクルの社長が密かに新兵器をしたためている。
こいつはいいすよ、ほんと。
今までなかったタイプの自転車ではないか?
その名もBirthday!
未試乗ではあるがあまりにわくわく情報なのでお知らせ。

まだ詳細は未定らしいですが
(画像もそういう訳でごめんなさい、これは試作機ですので製品版はまだ変わりそうです)
簡単にいうとセミリカンベントスタイル+ストライダ+JDbikeのいいとこどり。

特徴はと言うと、
1.クランクフォアードタイプでリカンベント風に足を前に投げ出す楽なスタイル。
2.折りたたみの順番を問わない簡単な縦折りFolding
3.エクスウオーカー直系の8インチ極小径車
4.走行性能を上げるリア10Tシングルギアでエクスウオーカー以上のスピード
5.シンプルフレームによる軽量化でNear11kg
6.頑丈なスチールフレームによってコストを抑えなんと3万円台かも!
7.実用性を高めるオプションプラン

携帯自転車、スリッパ自転車としてはかなりの高得点が期待できる。
しかもこの不況時代に庶民に手が出そうな価格設定!
ミニウオーカーを買おうかと思っていた私もしばし保留。
うーんじつーに楽しみだ。

長期休業、この情報で許してくださいな。

今回は星取りはなしね。









minivelofan at 14:38|PermalinkComments(37)TrackBack(0)clip!

2008年07月06日

BD-Frog kawaiiを追求すると…

22682ee8.jpg小径車の魅力のひとつに可愛らしさがある。全体に小さく少しアンバランスな感じ。日本人は特にこの可愛らしさに弱いようだ。女性への嗜好にもそれが現れていて、グラマラスなセクシーレディよりも幼げな女性が好まれる傾向が統計的にある。(但し少しネタは古いが…)まあこれが行き過ぎるとロリコンや児童○○ノに繋がるので行き過ぎは困り者だが女性に限らず、様々な嗜好にその傾向が見える。もともと日本人が体格的に貧弱であったこと、自然に依拠して来た暮らし、和を重んじる共同体性、狭小な生活空間などが遠因なのだろう。
ワールドワイドに広がりつつある「kawaii」意識は日本独特の感性ともいえるのだ。

工芸的なものづくり、微細な技術を駆使するエンジニアリング、小型化への執拗な努力などものづくりでもそうした性向は見られるし、所有する判断にも大きく作用している。これと「カワイイ」も繋がる部分がありそうだ。「カワイイ」の造形的な文脈はあるものに拠っている。それは人や動物の赤ん坊や幼児である。
その特徴はと言うと、小さい、丸みに富んだ形状、寸胴、短足、頭でっかち、内側に丸くなる姿勢、よちよちの動作、ふわふわした触感、成体より白っぽい体色などだろうか。
こういう要素が同居していると私たちはおもわず「かわいい…」と目を潤ませてしまうのだ。

BD-FrogはBD-1の妹分、あるいは子どものような存在で登場した。BD-1の小型化は予想していたがそれを超えた小さいモデルだった。12インチ、内装3段ギアと聞いただけで本格走行をねらい向きには、相手にされなさそうだが、輪行モデルとしてはなかなか魅力的なのだ。第一印象はとにかく「かわいい…!」
折り畳み方式はBDを継承、このコンパクトな自転車が3パーツで折り畳まれるのであるからその折り畳みサイズに驚く。重量も10kg台となかなかのもの。実際電車の中などでは畳んだ自転車の置き場所に肩身の狭い思いをすることが多いのでこのコンパクトさは重宝なのだ。内装3段は本格走行にはもの足りないが、輪行を前提とすればこれでいいのではないか?チェーン回りのトラブルも少なく、女性にはその操作も楽なのだ。

デザインを見てみよう。車体は一般的な折り畳み自転車より2回りくらい小さく感じる。アーチを描いたフレームは直線的なBD-1と対照的に柔らかいイメージだ。前輪の小さなサスに向う形状はスパイラル状にも見える。12インチだから短足、低床な印象、それでいて前方に傾いたハンドル回り、2段階で収縮するシートピラーなど大きめの体格にも対応している。前後のサスが効いた柔らかい乗り味、そしてカエルを意識した淡い新緑のようなグリーン。
こうして並べてくると先述の「カワイイ」要素が満載ではないか!

実車に乗ってみると、12インチとしては立派、想像よりもよく走る。スピードはもちろんそこそこだが、実用的にはストレスはない。前後サスがよく効いていて、町乗りの段差でも快適。男性が乗っても窮屈な感じはない。飛ばすこと、遠距離を望まなければ、一日街中を乗り回すくらいの距離は十分いける。日常的な利用にも充分。不満は見当たらず、さすが充分に練られたものだということはわかる。
縦折り、転がし移動、超軽量など輪行に特化した部分は目立たないが、小さく畳めてそこそこ軽量でよく走るということで総合点は高い。才色兼備、目に入れても痛くないほどのkawaii自転車だ。
セカンドバイクとしてかなり魅力高いのであるが、
同じ12インチのトランジットコンパクトが4万円、フロッグは13万円とちょっと高嶺の花なのが恨めしい。

MIZUTANIのラインナップから見当たらないがサイクルハウスしぶやで扱っている。将来的には手に入りにくくなるかもしれないとのことで、狙っている人はあんまりのんびりしない方が懸命。

kawaiiを女性に追求しすぎると犯罪になりかねないので要注意だが
自転車を監禁しても犯罪にはならないので安心、しかぁし奥様の白い目には気をつけよう!

走行性 ★★★☆
携帯性 ★★★★☆
汎用性 ★★★★
デザイン★★★★☆
C/P   ★★


minivelofan at 12:40|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2008年05月25日

mini125 (MDE) お手軽感いっぱい!キックスケーター自転車

0adfe81c.jpg小径車Mook本で、妙なちびチャリをみつけた。MDEmini125。
MDEという知らないメーカー。検索するとMTBのメーカーなのか?よくわからない。

見るとほとんどキックスケーターのような自転車で、エアタイヤすら履いていない。さすがに、このサイズならスピードも期待できないし、ソリッドタイヤなら乗り心地もまあねぇと輸入元をみると、小径車ファンの聖地、和田サイクルではないか。
実用はともかく試乗用としては楽しそうなので、借用をお願いした所、快諾いただいた。
(和田さん、ありがとうございます)

とにかく小さい。全長でも1mに満たない。重量も6kg弱と最軽量クラス、A-bike並み。
それでも太いフレームなどどことなく自転車らしさを漂わせてはいて、おもちゃという感じはしない。
折り畳みはシンプルで、クイックリリース式でハンドルとシートを引っこ抜いてフレームについているジョイントにはさみ込むだけ、掃除機のホースの感覚だ。これはなかなかグッドアイデア!
乗りはじめはかなり戸惑うが他のちびチャリと似たようなもので、ソリッドタイヤの乗りごごちは、想像通り。路面の凸凹がそのまま体に伝わってくるが、その点はエアタイヤも一緒で、AbikeやJDbikeと比べてこちらが格段に劣るとは思わない。

驚くのは予想より遥かにスピードが出ること、ルイガノ、パシフィックの8インチモデル同様、ハーフピッチのチェーンを用いてギア比を稼いでいる。サイトの情報ではギア比10以上!
一回転あたり3m以上走り、JDbikeよりははるかに早く、エクスウオーカーに迫る。これはすごい!
タイヤも車体も小さいから転倒が怖くて心理的にスピードは出せないけど、出そうと思えば出せるのだ。

実は試乗会の前後、数日実用的に使わせてもらった。(和田さんごめんなさい、ありがとうございます)
このサイズと重量だと電車にも気軽に持ち込める。ルール違反だけど、キックスケーターの振りをして袋無しでも持ち込めた。立ったまま持ったり座って抱えるのも苦ではない。
折り畳みはワンタッチではないが場所も取らないしわかりやすい。出かける時に自転車を持って行って下車先で自転車に乗ってまた電車で持って帰るという使い方には随分適している。
もちろんソリッドタイヤでの長い距離は無理というものでこの自転車の用途ではない。

Abikeがライバルと思うが、エアタイヤのAbikeのほうが優れているように思えるが、実は普通のサドルがついているMDEと乗り心地は大差がない。長く乗るにはこちらの方がいいくらいだ。
フロントについているサスも実用的に効いていて、小さな段差のショックは吸収するので想像よりは段差に強い。エアタイヤバージョンもあるようだが、短距離と割り切って無理にエアタイヤでなくてもいい気がしている。パンクの心配無しに使えるからだ。デザイン的にも遊べそうだし。

価格は6万と安くはないが携帯自転車として魅力は高い。
未来的なAbikeと悩むが、遊び心があるこの自転車に随分ヤられている。

なお今はモデルチェンジ中で購入できない。次のモデルに期待大!
メーカーサイトは見つけにくいのでここに記しておきます。
http://www.geocities.com/gganio.geo/vepo/index.html


走行性 ★★★★
携帯性 ★★★★★
汎用性 ★
デザイン★★★★
C/P   ★★

minivelofan at 18:16|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2008年03月11日

Handy bike8 (ブリジストン) 都心のペットな一台

fc2fd817.jpgちびちゃり、12インチ以下の極小径車の世界は小径車ファンから見ても物好きな世界に映るに違いない。小径でも結構走ると知っていてもさすがにこの大きさになると実用性を疑う。私もその一人だった。

一方で小径にハマるとより小さいものを求める症状が現れる。これはもう中毒症状で病気に近い。これはなにも小径に限ることではなく飽くなき早さや軽さを追求するロード系も、よりメカニカルなものに痺れていくMTB系も同列かもしれない。
小さければ小さいほど実用性高く支配度も高くかつ愛らしく映る。さしずめ小型犬や子猫のような存在か。
14インチのトレンクルや12インチのトランジットコンパクトあたりを眺めつつ、ああこれで安かったらなー、これで軽かったらなーと嘆くのである。

この手の自転車ではJDbikeが早かったように記憶するが続いてHandybike6がブリジストンからでたときは、おおこれぞ究極の折り畳み!と思いつつもあまりのタイヤの小ささにここまでイっちゃうとなーと腰も退けてたりした。そうこうしているうちに8インチモデルがでた。これはなかなかイケていた。
車輪が大きくなって自転車らしさがでて際物のムードが消えた上に直線的なデザインとVIVIDなカラーリングで精悍さを増していたのだ。折り畳み時には自立し把手も付き小さなローラーで転がすことも可能、それでいて10kgを切る重量と携帯自転車としてはかなり理想型に近づいている。折り畳み方も小さい割に無理のないもので持ち運ぼうかと思わせる。

乗ってみると大型クランクのせいか意外と走るので短距離なら実用性もある。はじめは超クイックなハンドリングに焦る。JDやエクスウオーカーなどより癖が強いが、戸惑うのははじめだけですぐに慣れる。
このサイズでこれだけ走れば立派だ。この手軽さと走りのバランスの良さが意外とこの自転車の存在を高めそうだ。
車に載せておく、駐車場まで乗る、近所の買い物、電車に載せての通勤、マンションの玄関や部屋置き用の自転車、犬の散歩用などセカンドバイクとして多用途に使えそうだ。しかもこの自転車のいい所はその価格!
3万円を切る価格はセカンドバイクとしてかなり魅力的。
ブリジストン扱いなのでアフターケアも安心。ちびチャリを体験したい方には引きの強い一台。

走行性 ★★
携帯性 ★★★★★
汎用性 ★★
デザイン★★★★
C/P   ★★★★★


minivelofan at 23:57|PermalinkComments(9)TrackBack(0)clip!

2007年11月23日

koma (Smartcog) まさに小さな巨人!

1af64424.jpg多忙でだいぶ間があいてしまいました。今回ちびチャリシリーズのとりあえず最後。

ちびチャリでもっとも不安になるのはその走行性能だ。スピードが出ない、乗りにくいのではないかという実用的な不安がつきまとう。事実、多くのちびチャリは携帯性を重視するから走行性は犠牲になるし乗り味も独特である。
人はわがままであるから、これで普通に走ればなあと無理難題を求める。

さてそこでこのKOMAであるが、今回の試乗会でも驚嘆の声が集まった。
まず驚くべき事にこの自転車は一般ママチャリ車と同等の走行性能なのである。
6インチにも関わらずハンドルのふらつきも少なく直進安定性も良い。段差こそ気をつけなければならないが
一般的な自転車と同じように乗れる。サスペンションもついていて実用的に効いている。
しかもマイナーチェンジされてなんと3段変速がついた。これは内装かと思っていたが実車を見ると外装ではないか!
これはちびチャリだけどちょっとした遠出にも使えるのだ。

折り畳み機構も練られている。全体はK字型で後ろのエアサスと前の支柱を外して一本化する形で縦に自立する。ハンドルも分割で小さく収納する。フレームを分割しないので剛性が高い。重量は10kg弱,容積としても決して小さくはないが、専有面積が小さく自立、(ここで極小径が活かされている)移動時にコロで自立走行可能と電車での移動など実用的な面での携帯性を追求している。折り畳み自体は慣れが必要だが、極めて実用性が高い。

さらに言えばデザインが素晴らしい。この手の自転車はかわいらしさやユニークさを打ち出すがこの自転車はその路線と一線を画すを洗練されたフォルムを見せていて、大人が乗っても失笑を買う事はない。所有する歓びを満たし構造的に凝っていてマニア心もくすぐる。

今、走行性と携帯性を両立させようとすればこの一台になるだろう。また収納場所の面からちびチャリ一台でいきたいと思う人にも薦められる。唯一の問題は価格。10万円は手軽には出せない金額だが必要性を感じる人には損はしない。これぞ小さな巨人。

走行性 ★★★★★
携帯性 ★★★★
汎用性 ★★
デザイン★★★★
C/P   ★★



minivelofan at 13:52|PermalinkComments(2)TrackBack(0)clip!

2007年08月16日

トランジットコンパクト(ブリジストン)ライバルはベビーカー?

b41fe8da.jpg おいおいここは小径車ブログじゃないのか?という声が聞こえてきそうなので小径車に帰還。

 自転車の軽量化は強度とコストの戦いだからなかなか難しい。畳んだ自転車を持ち続けるのは10kg以下でもつらい。ここが携帯自転車の壁なのだが、発想の転換でならば軽くする事を諦めて転がせばいいじゃないかという事を思いついたらしい。コメントにも書いたがこういう自転車は結構多い。転がす発想はどれが最も早いのかよくはわからないが、縦折り元祖のDiblasi、ストライダ、ブロンプトンあたりの順でないかと思う。はじめに考えた人は偉い。
 
 ベビーカーを畳んで乗せている親子を電車で時々見かけることがあるが、こんな風に自転車を持ち運べないだろうかと思う事が度々あった。おそらくトランジットコンパクトのアイディアの源にはこの情景があるのではないか。実用の神が宿る日本のエンジニア魂が実用化したとも言える。海外の元ネタを踏まえたとしてもX型に畳んでコロコロ転がすというのは、そこにも大胆な発想の飛躍があって充分にクリエティブだ。

 トランジットコンパクトは名車ピクニカを引き継ぐ形で発売されなかなかのロングセラーだ。こういう需要が根強いのとコンセプトがしっかりしている事の現れだと思う。基本的には一般車でスチールフレームにママチャリ的なパーツ構成でその辺がマニアにはもの足りないのだろうが、だからこそ3万円台で買えるのだからがまんしよう。

 サドルを下げてロックを外して上部を寄せるだけ。このまま転がせるし、一応スタンドで自立する。玄関の三和土にも置けるサイズだ。12kg強は重いけれどエスカレーター、エレベーターがあれば持ち上げる事はほとんどないだろうから一番楽な自転車ともいえる。都心に関して言えば古い路線の駅はまだまだ階段だけしかない所も多い。この自転車の活用度はそれぞれの環境にもよるだろう。
 決して速い自転車ではないが車径からの想像よりは走る。16インチの格安折り畳みより走る。買い物自転車としては充分だし、町中を巡るなら多少の距離は問題ない。小ささも魅力で可愛い自転車としての魅力も充分にある。

 実はストライダ購入の前にほとんどこれに決めかけていた。仕事仲間のアドバイスでこれをやめてストライダにしたのだが、自分の目のほうを信じても良かったように思う。一般的な自転車の価値観とは異なる価値の自転車なのだから自分の必要な思想を重視すべきだったのだと思う。
 いろいろ短所もある。この価格ではしょうがないがまずバンドブレーキである事。使い方が悪いとロック回りや畳みの軸部分のがたつきが出る事。空気圧管理が悪いとタイヤの損傷が起こり易くパンクしやすいこと。これはキャストホイールとファットタイヤの組み合わせからだ。組ホイールではスポーク折れの可能性があるためキャストホイールにしたのだろうし、そうすると乗り心地が硬いからファットタイヤで補うという事だろう。その設計思想は筋が通っていて理解できるし、乗る方がそれを受容するかどうかではないかと思う。

 ロングセラーのこのモデルにはその傑出した特性を見抜いたヘビーユーザーがたくさんいてカスタマイズ術も既にトラコン道と呼ぶにふさわしい充実を見せているようだ。ハンドルの折りた畳み化、ブルホーン化、ギアの多段化、クランク交換などその道は奥深く私など、うかつにたち入れない深い道…。
これもフレームや設計思想の良さが活きている証拠ではないか。そういう楽しみもある自転車だ。
 同列の高級車であるBDフロッグ装着の12インチタイヤを履くとスピードアップするそうだ。簡単なカスタマイズとしてはその辺りからどうだろう。
(なおカスタマイズが原因でフレーム損傷した例もあるようなので自己責任の元で慎重に行いましょう。私は決してカスタマイズを薦めているわけではありません)

 お金をかけずに自転車を持ち歩きたい人には最有力の自転車、いつの日かベビーカーのような簡便さに到達して欲しい。
 ウルトラミニもなくなったことだし、これもほしいなぁ。

走行性 ★★★
携帯性 ★★★★
汎用性 ★★
デザイン★★★★
C/P  ★★★★★

minivelofan at 13:51|PermalinkComments(8)TrackBack(0)clip!

2007年06月16日

エクスウォーカー(17Bicycle) 下町の底力

d191096f.jpg「出かける時に自転車を持って出かける」
携帯自転車への夢は利用者ばかりとは限らない。こういう自転車で町や暮らしを良くしてあわよくば一儲けしたいと思う情熱家もいるだろう。妄想だけなら私もその一人かもしれないし、これを読んでいる方の中にもいるだろう。それを実現させつつある人がいる。

 エクスウォーカーが出てきた時、怪しい中国か台湾のベンチャー企業だろうと思いながらも、なかなかいい所ついてくるなと感じた。ベビーカーのようなX型の折り畳みはブリジストンが先駆だが、ある部分更に徹底していたのだ。まず8インチの極小径、一直線になる畳み方、一般車並みのロングホイールベース、極めつけは新規開発された64Tの大型ギアだ。X型を強調したデザインも無骨さを残しつつもチャーミングでなかなか洒落ている。

 乗ってみると、車径から想像される以上の推進力の驚く。大型のギアが活きている。乗り心地も小径車特有のクイック感は残るものの極小径車としてはバランスのいい乗り味だ。スチールのフレームはしっかりしており、大きめの車格は安定感があって不安を感じさせないし、男性が乗っても「お猿の自転車」状態を脱しているのが嬉しい。折り畳みは独特でワンタッチとは行かないが、確実なものだ。カラーリングも4色揃っていて選べる。畳んだ状態で一応転がせる。
 なによりエクスウォーカーの最大の魅力は価格だ。この手の自転車はセカンドバイクの性格が強いからあまり高いのは手が出ない。3万円なら試しに買って使ってみようかと思う。あるいは遊びで乗り倒してみようかと思う。トランジットコンパクトやハンディバイクとともに選択肢になるだろう。

 課題も残る。12kg近い重量は、携帯自転車としては厳しい数字だ。8インチキャストホイールの乗り味はファットタイヤで軽減されているとしても硬くて少々つらい。パンク修理が難しいからその負担も気になる。この辺はコストとともに携帯自転車への壁として立ちはだかる。
なんとか10kg以内、12インチ、3万円台で今後克服して欲しい。

 17バイシクルは下町企業のベンチャー部門で自転車による都市環境改善の夢を追う社長の産物でもある。その情熱は後続車や新規開発へと続いている。これは実に尊敬すべき事態ではないか。妄想を実現させていくのは並大抵の事ではない。
 このメーカーが成功すればこの精神は企業伝説としてブランドを高めるだろう。こんな姿勢を見ると下町仲間としては応援したくなる。そんな所も魅力だったりする。後続車ポンションもいい自転車だ。
 そしていま実用性の高いリカンベントの開発が進んでいる。リバイブの開拓精神がここにも受け継がれている。これはそう遠くない日にレポートしたい。

 ショールームも完備、各所に試乗車もあるので試乗の機会は多い。一回り小さいミニウォーカーもあり、よりチャーミング、こちらも素直な乗り心地で甲乙つけ難い。

走行性 ★★★
携帯性 ★★★☆
汎用性 ★
デザイン★★★★
C/P  ★★★★★

minivelofan at 08:51|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2007年04月19日

TIDY(RITEWAY)  プアマンズケルビム

e0f4e157.jpg そりゃいくら欧米化が進んだといってもなりきれないところもある。今の若い人の足が長いとしてもローライズが本当に似合う人はやっぱり少ないし、染髪の根本はすぐに黒くなる。
 海外メーカーの自転車だって適正身長内だとしても足の長さや手の長さの違いは何ともし難い。

 ライトウエイはそんな悩ましいギャップを埋めようという国産メーカーだ。日本人のためのスポーツバイクというそのコンセプトは明快で地味ではあるが企業努力が見える。もともとはGTやFELTの輸入代理店、自転車への愛は深いとみた。
 ブルホーンハンドルロードや通勤クロスバイク、C/Pの高いツーリングバイクなどなど他のメーカーにはない個性的なモデルが見受けられる。そんななかでひと際異彩を放っていたのがこのタイデイだ。

 12インチでとにかく小さい。全長1mたらずでケルビムのウルトラミニに匹敵。12インチだからウルトラミニより更に超短足感が強く曲線的なシルエットはダックスフンド的だ。折り畳み機構もウルトラミニに似ていてはハンドルを90度回して後輪に向けてたおすという独特のもの。太いアルミフレームで重さも9kg台と軽く、BMX用のVブレーキを採用するなどよくできている。2006年度モデルはキャリアスタンドもついて更に便利になった。
大きなフロントギアのおかげでこの車径の割にはよく走る。

 なかなかいい自転車だと思うのだがいまいち売れなかったのではないか?乗ってみて戸惑うのはそのハンドルのクイック感。小径に慣れている私でもはじめはかなり戸惑った。相棒はついに乗りこなせなかった。乗った感覚はお猿の自転車のようで面白いがこれは評価が別れるだろう。
 とにかく小さくて可愛い。どこまでも連れて行きたいペットのような自転車で値段も3万円少々とウルトラミニに比べれば手が出そう。

 実は2006年で生産終了になったが在庫処分で少し店頭に出そうである。気になる人は注文するか見かけたら即買いである。急げ!

走行性 ★★★
携帯性 ★★★★
汎用性 ★
デザイン★★★★
C/P  ★★★

minivelofan at 12:29|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2007年03月04日

LGS-CM(ルイガノ) 小さな巨人登場か?そのアキレス腱

4e1071af.jpg 生来へんてこなものが好きである。小さくてへんてこであればなおさらだ。
 携帯自転車の夢に向かう方向としていくつかあると思うが、その一つにとにかく小さくするというものがある。携帯性を重視してとにかく小さいものを作っていくとかなりへんてこなものができてくる。いやいや作っている方は大真面目だと思うが。

 極小径車。12インチ未満の車輪の自転車をこう呼ぼうと思う。この手の折り畳み自転車がいくつか登場してきている。これも折り畳み自転車普及の影響だと思う。
 かなり惹かれる世界ではあるが、実用を欠いてはただのおもちゃになってしまう。いろいろ乗ってみて感じたのはこれらの自転車も発展途上段階だなという事。買うまでにはいたらない。この自転車もそういうものと思っていた。

 ところが…この自転車は驚愕の性能である。16インチの小径自転車と変わらない走行性能なのだ。GD(ペダル一回転あたりの進行距離)は一般車に迫る。その秘密は全く意外なのだがチェーンにある。車いす用の一般自転車用チェーンの半分のピッチのものを使用している。これによって後輪のギアを極限まで小型化して大きなギア比を獲得している。因果関係は想像でしかないがのり味もマイルド、ハンドルのクイック感も思ったよりも少なく普通に乗れる。

 折り畳みも充実している。縦型に畳んで直立し、小さなローラーで転がせる。小さなキャリまでついていて重量は8kg。価格は¥50000と決して安くはないが同系車のKOMAの半額。実に素晴らしい。

 ルイガノブランドであるが、この自転車を開発したのはパシフィックという台湾のメーカーだ。このメーカーはBD-1やタルタルーガを生産しているメーカーで技術力は高く信頼できる。パシフィックブランドのものは小さなフロントキャリアもついて可愛さ倍増。ほかにOXという代理店がシャープなカラーリングで発売している。

 課題がないわけではない。こうした極小径車はパンク修理が難しくチューブ交換になってしまう。チューブも一般には置いてないから町の自転車屋では断られるかもしれない。チェーン回りのトラブル時も心配ではある。こうした事に対応してくれる専門店での購入が安心だろう。
  
 実はもう一つかなり高いハ−ドルがある。この自転車に乗っている自分の姿を想像する。ほとんど猿軍団の自転車芸だ。好奇の目で見られるか失笑を買う事は間違いない。気取るつもりはないが笑いを取るキャラに徹せられるか?選択理由が大真面目なだけに悩みは大きい。この手の自転車共通のハードルではないだろうか?

 このキュートな姿は小柄なかわいい女の子が似合いそうだ。娘や恋人を焚き付けて買う。彼女のを借りてるんですよという顔をして隣で乗るのだ。ああ我ながらなんと姑息。

走行性 ★★☆
携帯性 ★★★★★
汎用性 ☆
デザイン★★★★
C/P  ★★

minivelofan at 11:11|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!