3〜5万

2011年12月11日

100回記念 Birthis 222  世界唯一か、極小径リカンベント?

結局、仕事でサイクルモード行き損ね。
ネット情報などからは、tern以外は目新しい感じはなかったようですけど。

記念すべき100番目の記事、ここはやはりお世話になった17bicycleでいきます。

a-bd7


社長は常々、小径折り畳みとリカンベントの可能性について語っていた。しかも特殊自転車ではなく日常的な自転車として。携行できる自転車として、誰でも楽に乗れる自転車として。

Strida、RevibeやManhattan1216(これなくなったのね)、Tartarugaあたりを非常に意識していた。S17が軌道に乗ったあと、Sとエクスウオーカーの融合を目指したのはむしろ自然な流れに感じる。
見せてもらった試作車はStridaの三角が直角三角形になったようなちょいリカンベント型の折り畳みであった。しかも8インチ。

これはありそうでなかった自転車。独創にこだわる社長らしい。
まず、車高が低く乗り降りが楽。足付きもいい。ハンドルの感覚は一般の自転車に近いのでハンドリングもいい。前にけりだす踏み込みは力が入りやすい。弓形のフレームにサスペンション効果があり、乗り心地も改善されている。折り畳みも三角の一辺を外す方式でわかりやすく、ワンタッチとはいかないがツータッチくらいで畳める。畳んだまま、転がせる。
試作車の時点でかなり完成度が高かったのであるが、細かく改良が加えられていく。
後輪ギアが9Tとなり走行性がアップ。なんとギア比6.8!
チェーンの動きをスムースにするためにS字に回すチェーンが追加、裾汚れを防ぐチェーンカバーが追加、ハンドルの剛性を上げるためにサブフレームを追加、タイヤ、チューブ交換がしやすいように分割型ホイールの採用、制動力アップのために前後バンドブレーキ採用などなど、完成度が上がっている。


S17もそうなのだが、これはこれまでの自転車にはない乗り味なのである。



これで¥40000!
セカンドバイクとしてはかなりポイント高いのでは?
後述するけどいじり遊びたい人にもうってつけ。

ひとこと言いたい所がないわけではない。
一番残念なのは、重量。
使い勝手を考えていろいろ追加したせいもあって、かなり重くなってしまった。印象としてはエクスウォーカーと変わらない。価格とか機能とか考えれば、ここにしわ寄せがくるのは仕方がないが…。
背もたれがないセミリカンベント風乗車ポジションはひとによっては、腰がツライかもしれない。
たち漕ぎができないので坂に弱いのはS17同様。前後バンドブレーキは制動力はアップした分微妙にスピードを落としたいときなどは微妙な使い勝手。

後の方の要望は、まあ無理難題と言われるかもしれない。ゆくゆくなにか解決されたらいいなということで。可愛い自転車なので可愛いカラーリングがあるといいのになあとは思う。



この自転車、もうひとつ隠れた楽しみがある。
後輪へと続くシートステイ部分にゆとりがある。このため後輪のサイズアップのカスタマイズが可能なのである。もうすでに多々見られるBirth Is 222マニア達は12inch,14inch化、多段化などのカスタマイズを実践している。

birth12s

birthis12_2s


12inch化や内装3段化あたりは定番カスタマイズとして良心的な料金で17bicycleショールームとなりのパートナーショップで受けている。吉野さんという気さくな方が相談に乗って下さるので興味ある人はぜひ。
ハイパーエクスウォーカーなども並んでいて、好きな人には堪らない。

hyper_exwalker_s


17bicycleは社長の我が道を行くという独創やデザインへのこだわりが強烈なメーカーである。それでいて多くの人に愛用されることを願っている。保守的になりがちな昨今のメーカーの中で、この相反する難題にチャレンジする姿勢は尊敬に値すると思う。

走行性 ★★★
携帯性 ★★★★
汎用性 ★★★
デザイン★★★★
C/P  ★★★★★

minivelofan at 21:39|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2010年06月18日

デフレスパイラル時代の自転車選び 30000円で何を買う?その2

NSL186c
NSL160b


また大分間があいてしまいました。すみません。
書きたいのはいろいろあるのですが、なかなか雑事に追われてます。

書きかけになっていた特集の続きです。
Dahon一族の紹介は次回にするとして、それ以外にはないのかい?といわれると確かに困る。
以前にも紹介したがCPの高さでいえば国産の雄ブリジストンの出番だ。

スニーカーライト16inchは3段変速付きで?34800で予算オーバーだが、標準で泥よけ、ライト付き、販売店で1割程度の値引きがあると思われるので、一応予算内と見なせる。
これに鍵と輪行袋を買えば輪行に出発!

11.8kgはこの値段なら許せるし、3段変速は遠出には物足りないが、女性には使いやすいかもしれない。
無難なデザインに男心をくすぐる部分は少ないが、カラーリングも増えてさりげなく乗りたいかたにはいいかも。
折り畳みはよくある中折タイプで信頼度は悪くない。ハンドルを回すタイプはまどろっこしいが、玄関先や通路脇などの収納には意外と重宝する。

家の周りに坂はない、遠出はしない、坂は基本的にのぼらないという潔い方には、シングルスピードもあってこちらは更に安く、少し軽い。

もうひとつ、静かにニューモデルがラインナップされていた。
18インチ、外装変速モデルだ。かつてのトランジットライトスポーツを思わせる内容で、こちらもかなりお買い得。
16インチモデルより?2000高いが、なじみの店なら予算内に収まるかも。
走行性もあがっていて、重量も16inchとおなじでこの価格では立派。
なかなかの強力候補じゃないか!
黒や赤もあって男性、女性ともにお薦めできそう。

そしてなによりブリジストンは全国展開の販売網がある。地方の方でも面倒見てもらえるし、修理もお願いできる。輪行の方にも地方に行く際には心強くその安心感は何者にも変え難い。

18インチモデル
走行性 ★★★★
携帯性 ★★★★
汎用性 ★★★★
デザイン★★★
C/P  ★★★★★

minivelofan at 21:19|PermalinkComments(3)TrackBack(0)clip!

2010年01月17日

8inch車に可愛い妹分が現れた! Bag&bike_2010

BBA06010S-2

単純な発想でいけば、小さければ、材料も少なく、軽いだろうし、安くでき、持ち運びもしやすく、場所も取らずにいい事尽くめだ。
Bag&bikeはその方向に最も近いポジションのミニミニ自転車だ。
以前にも紹介したがそのBag&Bikeがマイナーバージョンアップして新発売となる。

変更点は3つ。
ホイールが17bicycleのExwalkerなどと共通になり、正確には8.5inchで0.5inchサイズアップ。それに伴いホイールベースも少々長くなった。これによって走行性能がわずかながら向上している。
ホイール自体も17bicycle開発のチューブ交換しやすいタイプに変更となった。これは実用的には大きい。
またブレーキがディスクブレーキからキャリパーブレーキに変更、一見スペックダウンだが実用的には調整のしやすさなどが向上している。

小さな変更点だがこれで実用性がかなり向上しているし、コストアップも最小限に抑えられている。
ハンドリングやハンドルやサス周りの剛性の不安感など気になるところもあるけれど、ちびチャリがめっきり少なくなったいま、1m弱のサイズ、10kgを切る重量に、3万円とお求めやすい価格、何より貴重な存在である。

(写真はマイナーチェンジ前のもの)

走行性 ★★★★
携帯性 ★★★★★
汎用性 ★
デザイン★★★
C/P  ★★★★★

【追加情報】
補修、パーツ類の補充などのアフターケアの面での不備が投稿されてます。その点留意の上、ご検討下さい。

minivelofan at 01:49|PermalinkComments(5)TrackBack(0)clip!

2009年05月17日

永遠なる兄弟の確執 miniwalker 17bicycle

8e53c770.jpgいや兄貴と仲が悪いという訳ではないんだ。
おやっさんが練りに練って世に出した自信作だからそりゃ目立って当然。
背も高ければ股下だって長い。折り畳んだときにスタイルだってすらりとスマートさ。
次男て損じゃん。長男のときのような感動もないし新鮮さも薄れてて。

だけど俺だって負けてる訳じゃない。スピードも、安定感も負けないし、俺の方が親しみやすいって娘だって多いんだ。ちびのように見られるけど実際にはそれほど変わらない。まあ体重も変わんないんだけどね。
畳んだときは、俺の方がコンパクトで便利なんだし、股下のホルダーで前足をロックできるし、ハンドルもレバーで回せるから収納は兄貴より得意なんだ。
信じられないなら実際に一緒に電車に乗ってみるといいよ。少し込んで座っていると足に挟んで抱え込むように持つだろう?
畳んだときの長さが俺の方が短いから顎の辺りで押さえておけるんだ。兄貴なら顔が隠れるような格好で押さえ続けなきゃなんない。それとベルトとがないとバラけてまず持ち歩けない。

兄貴はカラフルでお洒落。俺はいつも2色だけなんだけど気を使ってないわけじゃない。微妙なホワイトとかブルーとか隠れた大人のお洒落って所を狙ってる。気づいてくれるやつが少ないんだけどね。

最近はさ妹が色気づいてしゃしゃり出てきて注目集めててさ、俺の影がますます薄くなってきているんだよね。もっと気付いてほしいよね、俺の活躍。ああ、おやっさんに勘当されなきゃいいけどなー。

兄弟仲はまじいい。兄貴も妹も好きさ。ちょっとひがんでみただけ。わかるだろ、真ん中のつらさ。

走行性 ★★★
携帯性 ★★★★
汎用性 ★
デザイン★★★
C/P  ★★★★★



minivelofan at 01:20|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2009年03月29日

控えめに小粒でぴりり 不況時代のminivelo Agility Mark-AG

agility
「そのサイズは売り切れです。その一つ上の27.5ならあるんですが」
「うーん、そうかあ、まあ5mmくらい大きくてもいいか!」
靴を買うときに安さやデザインに惹かれてサイズに眼をつぶったことはないだろうか?
これは後々結局後悔することになるのだ。大きい靴は歩きにくく疲れるし小さい靴はつま先やかかとが痛くなる。

自転車においてもこのサイズは重要で、ロード、MTBではサイズをいくつか用意してされている。
miniveloではサイズの用意がないことも多く、可動部分の多い折りたたみ自転車に比べると融通のきかないことが多いのではないだろうか。小柄な女性なら身長150cm以下という方だって珍しくはない。


いまでは折り畳まない小径車Miniveloも市民権を得てずいぶん見かけるようになったし選択肢も増えた。そのさきがけのひとつとなったのがルイガノMV5の評価とヒットと思う。これに類したモデルが各社からでていて親戚縁者のようにみえる。乗ってみた印象も大きな違いはなく、コメントしにくい系統ではある。

そんな中MarkAGというどちらかというと普及車を出しているメーカーからその系統のモデルが発売された。一見すると姿は明らかにその系譜でしかもフレームの組み方がちょっとだけ違うという少々姑息な感じもしてあまり記憶にとどめていなかった。

実車を見ても地味目な印象ながらその小柄さが眼に留まった。乗ってみるとショートホイールベースのせいかちょっと立ち気味のポジションが新鮮。小気味よい小回り感や安定感があって好感が持てる。無難なまとまりを見せるこの手の中ではわずかながら特徴を感じるのである。特に小柄な方や前傾姿勢の苦手な方には有力候補になるのではないだろうか。うちの相棒は身長155cmで楽々余裕があった。

その価格もお求めやすい。ネット価格なら4万ちょい。DahonMetroには負けるけど、ずいぶん健闘。ルイガノMVやジャイアントEscapeMiniよりも安い。ブランド気にしない方ならお買い得。
この時代一円でも安くと思う人もいるだろうからね。

ちなみにMarkAGは紀洋産業というメーカーでタンデムや前輪2輪の三輪自転車などいろいろな自転車の可能性を研究しているおもしろいメーカーでもあります。

走行性 ★★★
携帯性 ★
汎用性 ★★★
デザイン★★
C/P   ★★★★




minivelofan at 02:31|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2008年11月22日

新しい領域の誕生日はいつだ! Birthday (17バイシクル)

c3a422d2.jpg結局サイクルモードは仕事に追われてしまい時間切れで行けずじまい…。
悔しい限りだが、ふーん、あまり食指が動きそうなのがないんじゃない?みたいな負け惜しみをつぶやいて拗ねてる始末。

PCもまだ復旧してませんが、つなぎでひとねた。こっちのほうがおもしろんだぜ…!(負け惜しみ…)

サイクルモードには間に合わなかったようだが、17バイシクルの社長が密かに新兵器をしたためている。
こいつはいいすよ、ほんと。
今までなかったタイプの自転車ではないか?
その名もBirthday!
未試乗ではあるがあまりにわくわく情報なのでお知らせ。

まだ詳細は未定らしいですが
(画像もそういう訳でごめんなさい、これは試作機ですので製品版はまだ変わりそうです)
簡単にいうとセミリカンベントスタイル+ストライダ+JDbikeのいいとこどり。

特徴はと言うと、
1.クランクフォアードタイプでリカンベント風に足を前に投げ出す楽なスタイル。
2.折りたたみの順番を問わない簡単な縦折りFolding
3.エクスウオーカー直系の8インチ極小径車
4.走行性能を上げるリア10Tシングルギアでエクスウオーカー以上のスピード
5.シンプルフレームによる軽量化でNear11kg
6.頑丈なスチールフレームによってコストを抑えなんと3万円台かも!
7.実用性を高めるオプションプラン

携帯自転車、スリッパ自転車としてはかなりの高得点が期待できる。
しかもこの不況時代に庶民に手が出そうな価格設定!
ミニウオーカーを買おうかと思っていた私もしばし保留。
うーんじつーに楽しみだ。

長期休業、この情報で許してくださいな。

今回は星取りはなしね。









minivelofan at 14:38|PermalinkComments(37)TrackBack(0)clip!

2008年05月23日

実用軽自転車の雄 YS-11(バイク技術研究所)

4bec4315.jpgちょっと多忙につき間が空いてしまいました。すみません。
試乗会は無事開催盛況でした。この様子はまたお知らせします。

今回直前でお願いして出展してもらった自転車がいくつかありますが、その一つがYS-11。
気になっている人も多いでしょう。

輪行していてとにかくめげるのが自転車の重さだ。改札からホームまでとか階段とかなんでこんなもの持たなきゃなんないんだと思ってしまう。転がせるタイプでも形状を吟味しないと気分的にそのまま改札を通りにくいものも多い。
気軽の持ち歩ける自転車の条件としてやはり軽さは重要だ。

ここを追求した自転車といえばトレンクルだが、なんと言っても高い!
そりゃいいけど手が出ないぞ!という方に気になるのがこのYS-11シリーズ。

なんとシングルスピードなら7kg台!フレーム折り畳みのないモデルならそれで¥40000!
これは割り切ればかなりお買い得だ。
14インチで自転車自体コンパクトだから日帰り旅行なら問題ない。
日常的に輪行したい方なら折り畳み機構付きのAグレードも用意されている。こちらは¥70000とちょい高いが、それでもトレンクルよりはだいぶ安いし、内装3段変速付きも用意されている。

この自転車ネット販売が主で少し損をしている感がある。というのも画像ではシルバー塗装、無印自転車のようで素っ気ないのだが、実車を見るとサンドブラスト風の梨地仕上げでなかなか高級感がある。
ハンドルの折り畳み部分やパーツ類もチープな感じはしない。

軽量フレームとシンプルな作りで正攻法的に軽量化を図っているように見えるが、Aグレードの折り畳み機構にひと工夫がある。フレームが分割され、水道管などのジョイントのようにそこを繋ぐパイプがスライドして補強するという構造になっていて、そのフレームの中に分割フレームの連結を保つスプリングのようなものが通っている。つまりヒンジ部分がない構造で軽量化とコストダウンを実現してるようだ。
2つに折り曲げる感覚でバッグに放り込んで肩からかけて電車に乗る、そういう使い方ができる自転車だ。

乗ってみると車体が軽いので実に軽快、実用的には充分な走りだ。14インチなのでそこは極小径車とは比べ物にならない。この軽快感は日常利用でも気持ちいいかも。変速付きなら輪行+ちょっとした距離のポタもOK。
ハンドリングに独特の癖があり、そこで好き嫌いが出るかもしれない。

なお、電動タイプもあり、こちらは電動としては驚異の11kg!!車体の軽さが電池の持ちにも貢献しているらしく坂の多い町の方にはお薦めだ。

軽さで行くか、極小径の小ささで行くか、転がし機能でいくか、うーむ、悩みは尽きない。

走行性 ★★★
携帯性 ★★★★★
汎用性 ★★★
デザイン★★★
C/P   ★★★★
(YS-11Aグレード)




minivelofan at 00:45|PermalinkComments(2)TrackBack(0)clip!

2008年01月21日

Click Folding Light1 (miyata)日陰の花との邂逅か

5cbec455.jpg誰も気付いていないだろうけど、いつも教室の隅で静かにたたずんでいるあの子が実はとてもいい娘で僕はとっても気になっていた。僕のアイドルだったのに、同じクラスになったらあっという間に転校していった…。まさかこんな所で再会するとは。

ミヤタと言えばブリジストンと並ぶ有名自転車メーカーで、自転車を買おうと思うとまず名前を思い浮かべるだろう。年配の方の信頼も厚く、職人気質の残る製品作りは個人的には好感が持っている。
洒落ていてトレンドのツボをしっかり押さえてくるブリジストンに比べてどことなくよく言えば超然と、悪く言えば少々外し気味のねらいも、まあ堅実さ故と思うと微笑ましい。カメラのキャノンとニコン、車の日産とトヨタ、家電のソニーとパナソニックのようなどこの業界にもあるような関係になんとなく似ている。

ブリジストンは小径車のラインナップがかなりのものであるが、ミヤタやマルイシといった一般車のメーカーは小径車についてはあまり熱心ではなく、どうもニーズがあるからしょうがなく作っているという感がある。現行ではカタログ上にそれほど魅力的なモデルは残っていない。
そんなミヤタにも名車と語り継がれたクリックフォールディングアクション1という小径車があった。トランジットコンパクトと同様にワンタッチで縦折りできてそのまま転がせると言うもので、子鹿を思わせる小粋なデザインも秀逸で一般車レベルの価格ながら高い剛性のフレームへの評価は高かった。
それにしてもこのネーミングは…。まずは憶えられない。デザインが可愛いのに名前がカワユクない。こんな所にもミヤタの不器用さが見える。

実は本稿はこれについてではない。この名車の影でそっと咲いていた日陰の花のことである。
同じ頃のもう一台の小径車、クリックフォールディングライト1。16インチの折り畳み自転車だがアルミフレームで10kgと軽量、3段変速モデルも用意されている。マキノのデモンタブル(分割式)ミニベロを思わせる独特のデザインで、折り畳み方式は独自なもので、ハンドルポスト部分のレバーになっているアーレンキー(六角レンチ)をはずしてこの工具で折り畳み部分のネジを緩めると言うものだ。短めのホイールベースと細めの平行フレームは軽やかなイメージで、密かに惚れ込んでいた。

しかし街で一度見かけただけで、店でも見ることなくあっという間にカタログから消えた。きっと売れなかったんだろう。なんとその自転車が近くの中古自転車屋にあったのだ。やはりデザインは秀逸で可愛い。車重も軽い。早速試乗させてもらった。まあ一般車のレベルだが小気味よく走る。驚くのはハンドルの安定感、ショートホールベースながらふらつきは気にならない。フレームも実にしっかりしていてさすがミヤタ。内装3段付きでこれで当時3万円台であったからかなりお得だ。しかもこれは更に安い。
しかし、また自転車を増やすのもなー…と考え込んでしまった。

とその時、相棒の顔を見ると目がハートマークではないか!彼女が完全にヤられてしまった。
おいおいどうするんだ、駐輪場…。しかしS17を購入した今の私には拒否権がないのである。
というわけで一目惚れしたこの娘はめでたく我家に嫁入りとなった。相棒の通勤/買い物車として元気に働いている。

こういう幸運はなかなかないけれど、ヤフオクやリサイクル自転車で時々はある。片田舎の自転車屋で埃被ってひっそりとおかれていたりなんて事もある。一途なあなたは諦めないで探すのだ!

走行性 ★★
携帯性 ★★★
汎用性 ★★
デザイン★★★★★
C/P   ★★★★★


minivelofan at 01:23|PermalinkComments(6)TrackBack(0)clip!

2008年01月10日

CarBrand自転車たち 素顔美人を捜せ!

8d2d1792.jpgプジョー、ルノー、オペル、ローバー、ジープ、ジャガー、ハマー、ボルボ、シボレー、コルベット、キャディラック、MG、日産、トヨタ、最近はランボルギーニまで!
自転車探していると見慣れたメーカーに出くわす。

デザインも何となくそれ風だったりしてオシャレでしかも結構安い!かっけぇ!俺このメーカーの車好きだしこの値段でこのデザインだったらこれでいいじゃん!
ということで実際この手の自転車は非常に良く売れる。

ここで警告!
実際に自社で生産している自動車メーカーはほとんどないのである。詳しいことまではわからないけれど、プジョーやルノーなどはかつては自社生産していたようだが、多くは大手ではないいくつかの自転車メーカーが多くのブランドを取得して中国産自転車のデザインをアレンジして販売しているのである。いわゆる異分野間のOEMなのだ。簡単に言うとお化粧だけ。
(デザインのライセンスでブランドの関与はあるだろう)
車のイメージで自転車を見ると良さそうに見えてしまうから恐ろしいのだが、基本的には値段なりで、ブランドの分、同価格帯の自転車よりも落ちる事も多い。

しかーし。
もちろんだから全部悪い自転車というわけではない。そうはいったってこのデザインやカラーに惚れた!ということもあるだろう。それで納得済みであればそれもいいと思う。
よくよくみていくとこれらの自転車の中にもぴかっと光るモデルがあったりする。そういうのを探すのも楽しいのだ。

それらを写真でいくつか挙げた。
キャディラックはこの自転車メーカーがシボレーなどでも時々出しているダホンのOEM車で3万円台とこの価格では本家のものも買えるけれど本家にない色合いに個性あり。
ルノーの16インチ18インチはかつてプジョーブランドで出ていたものと色違いでハンドルだけ折り畳めリアキャリアで縦置きできる実用的なもの。この手の中では5-6万円台と高級車で軽量、品質も走行性もいい。
ローバーは落ち着いたデザインが魅力でカーブランドイメージとの合致があって好ましい。16インチ車の方が可愛らしく人気だが、内容は18インチの方がいいのでこちらがお薦め。ブレーキやハンドルの収納などが異なる。2008年は販売なしなのでこれが気になる人は急ごう。
オペルは折り畳みよりミニヴェロに魅力があってダイアモンドフレームとしては2万円と最も手に入れ易いモデル。折り畳みのない分、同価格帯のものより軽量でお買い得。

車ブランドに惹かれたら、舞い上がらずに、冷静に。自転車に詳しい人に相談するとか、信頼できる自転車屋で買うとか素顔と性格をじっくり見極めよう。

ルノー Citadin
走行性 ★★★★
携帯性 ★★
汎用性 ★★★
デザイン★★★★★
C/P   ★★

ローバー 18インチ
走行性 ★★
携帯性 ★★★
汎用性 ★★★
デザイン★★★★
C/P   ★★






minivelofan at 13:53|PermalinkComments(12)TrackBack(0)clip!

2007年09月09日

MC-1(d) (ムラヤマ) 頑張れ!菩薩系大和撫子

ab5ce887.jpg 実は高嶺の花だったブロンプトンを諦めて、じゃあどうするかと見回した時、帯に短したすきに長しでコレに変わる存在がなかなか見つからない、そういう時期が長かった。小さくなって転がせて、可愛くって、ほどほどの価格で…もちろんないわけではないけれど高かったりもの足りなかったり。おりしも折り畳み自転車ブームの兆し、どこかからいい娘が出てこないかな…

 そんなころこのMC-1が登場した。ムラヤマはベンチャー企業らしい意気込みでユニークなアイデアを搭載し、ローロあたりで扱われて自転車ショーなどでも注目された。
 このモデルの特徴はブロンプトンに採用されている転がし機能を強化させた所だ。ブロンはコロで転がせるだけだがMC-1は折り畳み状態で後輪ドライブをフリーにして前輪と荷台とでカートのように押して転がせるというものだ。ハンドルが手押しバー代わりになる。荷台は荷物や人が乗ってもいいくらいの強度があるようだ。この機構のせいもあってか12.9kgと少々重め、移動するときは基本的に転がすということで重量に多少目をつぶっている。重いといってもブロンプトンだって12kgだから非常識というほどではない。価格は約半額、お買い得だ。

 ブロンプトンとこのモデルの違いはお国柄が出ていて面白い。ブロンプトンは折り畳み機構などの機能を重視しつつそれをデザインとして高度に成立させそこにきちんとライフスタイル像を組み込んでブランド性を獲得している。
 一方のMC-1は製作所という言葉から連想できそうな金属工作物然とした無骨さである。フリー機構と強度を隠そうともしないフレーム構造や職人技のアルミ溶接やアルミの仕上げを見せるためにポリッシュのみのカラーリング、素人然としたサイトデザインにもその姿勢が現れる。このメーカーは技術、機能至上主義でデザインは虚飾、不要といっているかのようだ。

 乗ってみると起ち気味のポジションで16インチとしては走行の安定感も良く乗り易い。前傾ポジションは取りにくく他の自転車とくらべて気付いたが、クランク(ペダル)の位置がほんの少し後ろよりで乗車ポジションが独特、好みが別れるだろう。この辺は試乗を要する。小さい印象の割に重いので持って歩くのには向かない。転がすのを前提とする。

 このメーカーには熱心なファンが存在していてそのユーザーの体験を見ると輪行などにはとても使い易いようだ。荷台がついているのもプチツーリングには便利だろう。ドロップハンドル仕様も用意され遊び心があってシリーズの中でもユニークな存在だ。この初代モデルは在庫もあとわずか、上位モデルやニューモデルMC-1Aシリーズへバトンタッチする。どれもCPが高く限られた予算の人には頼れる選択肢だ。

 いまでは絶滅したかもしれない色白、まっすぐな黒髪の素朴な素肌美人のようでもあり、お刺身のような潔さで好感度は高い…がうーんスッピンではやはり厳しいかな……
すこし洒落っ気もでてきたようで磨かれていく大和撫子のこれからが楽しみ。頑張って欲しい。

走行性 ★★★
携帯性 ★★★★
汎用性 ★★★★
デザイン★★
C/P   ★★★★


 



minivelofan at 06:08|PermalinkComments(4)TrackBack(0)clip!

2007年08月16日

トランジットコンパクト(ブリジストン)ライバルはベビーカー?

b41fe8da.jpg おいおいここは小径車ブログじゃないのか?という声が聞こえてきそうなので小径車に帰還。

 自転車の軽量化は強度とコストの戦いだからなかなか難しい。畳んだ自転車を持ち続けるのは10kg以下でもつらい。ここが携帯自転車の壁なのだが、発想の転換でならば軽くする事を諦めて転がせばいいじゃないかという事を思いついたらしい。コメントにも書いたがこういう自転車は結構多い。転がす発想はどれが最も早いのかよくはわからないが、縦折り元祖のDiblasi、ストライダ、ブロンプトンあたりの順でないかと思う。はじめに考えた人は偉い。
 
 ベビーカーを畳んで乗せている親子を電車で時々見かけることがあるが、こんな風に自転車を持ち運べないだろうかと思う事が度々あった。おそらくトランジットコンパクトのアイディアの源にはこの情景があるのではないか。実用の神が宿る日本のエンジニア魂が実用化したとも言える。海外の元ネタを踏まえたとしてもX型に畳んでコロコロ転がすというのは、そこにも大胆な発想の飛躍があって充分にクリエティブだ。

 トランジットコンパクトは名車ピクニカを引き継ぐ形で発売されなかなかのロングセラーだ。こういう需要が根強いのとコンセプトがしっかりしている事の現れだと思う。基本的には一般車でスチールフレームにママチャリ的なパーツ構成でその辺がマニアにはもの足りないのだろうが、だからこそ3万円台で買えるのだからがまんしよう。

 サドルを下げてロックを外して上部を寄せるだけ。このまま転がせるし、一応スタンドで自立する。玄関の三和土にも置けるサイズだ。12kg強は重いけれどエスカレーター、エレベーターがあれば持ち上げる事はほとんどないだろうから一番楽な自転車ともいえる。都心に関して言えば古い路線の駅はまだまだ階段だけしかない所も多い。この自転車の活用度はそれぞれの環境にもよるだろう。
 決して速い自転車ではないが車径からの想像よりは走る。16インチの格安折り畳みより走る。買い物自転車としては充分だし、町中を巡るなら多少の距離は問題ない。小ささも魅力で可愛い自転車としての魅力も充分にある。

 実はストライダ購入の前にほとんどこれに決めかけていた。仕事仲間のアドバイスでこれをやめてストライダにしたのだが、自分の目のほうを信じても良かったように思う。一般的な自転車の価値観とは異なる価値の自転車なのだから自分の必要な思想を重視すべきだったのだと思う。
 いろいろ短所もある。この価格ではしょうがないがまずバンドブレーキである事。使い方が悪いとロック回りや畳みの軸部分のがたつきが出る事。空気圧管理が悪いとタイヤの損傷が起こり易くパンクしやすいこと。これはキャストホイールとファットタイヤの組み合わせからだ。組ホイールではスポーク折れの可能性があるためキャストホイールにしたのだろうし、そうすると乗り心地が硬いからファットタイヤで補うという事だろう。その設計思想は筋が通っていて理解できるし、乗る方がそれを受容するかどうかではないかと思う。

 ロングセラーのこのモデルにはその傑出した特性を見抜いたヘビーユーザーがたくさんいてカスタマイズ術も既にトラコン道と呼ぶにふさわしい充実を見せているようだ。ハンドルの折りた畳み化、ブルホーン化、ギアの多段化、クランク交換などその道は奥深く私など、うかつにたち入れない深い道…。
これもフレームや設計思想の良さが活きている証拠ではないか。そういう楽しみもある自転車だ。
 同列の高級車であるBDフロッグ装着の12インチタイヤを履くとスピードアップするそうだ。簡単なカスタマイズとしてはその辺りからどうだろう。
(なおカスタマイズが原因でフレーム損傷した例もあるようなので自己責任の元で慎重に行いましょう。私は決してカスタマイズを薦めているわけではありません)

 お金をかけずに自転車を持ち歩きたい人には最有力の自転車、いつの日かベビーカーのような簡便さに到達して欲しい。
 ウルトラミニもなくなったことだし、これもほしいなぁ。

走行性 ★★★
携帯性 ★★★★
汎用性 ★★
デザイン★★★★
C/P  ★★★★★

minivelofan at 13:51|PermalinkComments(8)TrackBack(0)clip!

2007年07月13日

mariposa(Bridgestone)/MywayMini(Panasonic)- 錆びない自転車という夢

0536899b.jpg 錆びない自転車が欲しいというお客さんは多い。オーダーで丁寧にステンレス、アルミ、カーボンなどのパーツを選んでいけば全く錆びない自転車というのもできないわけではないだろうけど非常に高くつくだろう。だいたいそんな自転車を雨ざらしにするだろうか?
 雨ざらしは自転車には過酷な環境だ。外装ギアなどがつくスポーツ車は諦めた方がいいだろう。これに耐える自転車はこういう環境を前提としている一般車のメーカーの方に利がある。

 一般車の高級車は随所にステンレスやアルミパーツを用いてくる。泥よけもついてる。ローラーブレーキや内装ギアは水に強い。ママチャリならチェーンカバーもついてチェーンの錆もつきにくい。錆びる箇所は残るが、それでもメンテナンスフリーには随分耐える。

 ママチャリとまで行かなくても雨に強そうなミニベロが出た。ピクニカ以来途絶えていたブリジストンのベルトドライブの20インチ車マリーポーサだ。(写真上)ベルトドライブはコストと機構の点で他社が撤退気味だがブリジストンは定評もあり安心して使える。錆びないしズボンの裾が汚れる事もないし乗り味もマイルドだ。外装ギアのつかないのが弱点だが内装ギアでカバーしている。
 スタイリングもこのクラスとしては抜群で、細めのタイヤと適度なギア設定でスポーティーな使い方にも耐える。フレームはアルミだがハンドル周りなどは塗装スチールらしく価格なりだが、安っぽくはない。
 ロングホイールベースで安定感も高い。毎日の通勤+休日のポタリングとしてはかなり強力でこれで5万円以下なら安い!黒ならスーツ姿の男性でも似合うし、白なら女性でもよく似合う。

 更に内装8段モデルも用意されている。重量と走行時の独特の粘り感があって必ずしも完璧ではないが、とにかく坂が多かったり調整などしたくないという人にはいいだろう。
 加えて電動モデルまで出ている。坂の多い町の通勤ならこれで決まりか?

 そしてもうひとつ。
 雨を予想してか傘をいろんな所に挟み込んで走る人を見かけるがあれはとても危険だ。事故を起こした人もいるし自転車を破損した人もいる。じゃあどこにいれればいいんだ?ということになるが、そんな希望に応えたユニークな自転車がパナソニックのマイウエイミニ。(写真下)
 よくあるミニサイクルに近いがアルミフレームで内装3段付き、随所にステンレスパーツを用いている。まあそれも雨に強い理由だが、よく見るとリアキャリア手前には縦型のボックスが!ここに傘が入れられるのだ。故に雨に強い(笑)
 このボックス、なんてことはないのだが夢が広がる。釣り付きの人は釣り竿を、スポーツ派はラケットとか、撮影派には小さな3脚とか、設計関係の人は図面を巻いて入れるとか人によってはとても便利そうではある。スピード志向ではないのでご近所自転車ではあるが、これで3万円というのも安い。

 というわけで、一般車メーカーにもこんな柔軟な所があって、おおやるじゃないかと拍手、拍手!
 (ちなみにそうはいっても自転車はできるだけ雨にあてないように使って欲しい)

マリーポーサ
走行性 ★★★★
携帯性 
汎用性 ★★★★
デザイン★★★★
C/P  ★★★★

マイウエイミニ
走行性 ★★
携帯性 
汎用性 ★★★☆
デザイン★★★
C/P  ★★★★☆


minivelofan at 07:46|PermalinkComments(9)TrackBack(0)clip!

2007年06月16日

エクスウォーカー(17Bicycle) 下町の底力

d191096f.jpg「出かける時に自転車を持って出かける」
携帯自転車への夢は利用者ばかりとは限らない。こういう自転車で町や暮らしを良くしてあわよくば一儲けしたいと思う情熱家もいるだろう。妄想だけなら私もその一人かもしれないし、これを読んでいる方の中にもいるだろう。それを実現させつつある人がいる。

 エクスウォーカーが出てきた時、怪しい中国か台湾のベンチャー企業だろうと思いながらも、なかなかいい所ついてくるなと感じた。ベビーカーのようなX型の折り畳みはブリジストンが先駆だが、ある部分更に徹底していたのだ。まず8インチの極小径、一直線になる畳み方、一般車並みのロングホイールベース、極めつけは新規開発された64Tの大型ギアだ。X型を強調したデザインも無骨さを残しつつもチャーミングでなかなか洒落ている。

 乗ってみると、車径から想像される以上の推進力の驚く。大型のギアが活きている。乗り心地も小径車特有のクイック感は残るものの極小径車としてはバランスのいい乗り味だ。スチールのフレームはしっかりしており、大きめの車格は安定感があって不安を感じさせないし、男性が乗っても「お猿の自転車」状態を脱しているのが嬉しい。折り畳みは独特でワンタッチとは行かないが、確実なものだ。カラーリングも4色揃っていて選べる。畳んだ状態で一応転がせる。
 なによりエクスウォーカーの最大の魅力は価格だ。この手の自転車はセカンドバイクの性格が強いからあまり高いのは手が出ない。3万円なら試しに買って使ってみようかと思う。あるいは遊びで乗り倒してみようかと思う。トランジットコンパクトやハンディバイクとともに選択肢になるだろう。

 課題も残る。12kg近い重量は、携帯自転車としては厳しい数字だ。8インチキャストホイールの乗り味はファットタイヤで軽減されているとしても硬くて少々つらい。パンク修理が難しいからその負担も気になる。この辺はコストとともに携帯自転車への壁として立ちはだかる。
なんとか10kg以内、12インチ、3万円台で今後克服して欲しい。

 17バイシクルは下町企業のベンチャー部門で自転車による都市環境改善の夢を追う社長の産物でもある。その情熱は後続車や新規開発へと続いている。これは実に尊敬すべき事態ではないか。妄想を実現させていくのは並大抵の事ではない。
 このメーカーが成功すればこの精神は企業伝説としてブランドを高めるだろう。こんな姿勢を見ると下町仲間としては応援したくなる。そんな所も魅力だったりする。後続車ポンションもいい自転車だ。
 そしていま実用性の高いリカンベントの開発が進んでいる。リバイブの開拓精神がここにも受け継がれている。これはそう遠くない日にレポートしたい。

 ショールームも完備、各所に試乗車もあるので試乗の機会は多い。一回り小さいミニウォーカーもあり、よりチャーミング、こちらも素直な乗り心地で甲乙つけ難い。

走行性 ★★★
携帯性 ★★★☆
汎用性 ★
デザイン★★★★
C/P  ★★★★★

minivelofan at 08:51|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2007年05月16日

フラッカーズPET(マルイシ) 可愛い力持ち自転車

1a1d06f5.jpg 実用車と言うのは潔い美しさと魅力を秘めている。トラックや工事車両然り、配達用のバイク然り。自転車でも新聞配達やヤクルト配達の自転車、市場で働く実用車などいぶし銀のような輝きを発している。
 こういう働き者の自転車はタフだ。なにより壊れては困るのであるから無駄と虚飾を排し頑丈に作ってある。重量に耐える頑丈な自転車というのは実はかなり厳しい条件なのである。重量物を運ぶとなるとたいがいの自転車ではトラブルを起こしてしまう。

 自転車の運搬機能というのなかなか侮れない。かつては畳なども運ばれていたし、リヤカーを引いてかなりの荷物を運んでいた。海外ではこうした実用車が活躍している国もあるのだが日本では車の普及と優先のせいで随分廃れてしまった。もっと自転車のこうした機能が見直されていいのではないかと思う。
 我家では自家用車がないので、いろんなものを自転車で運ぶ。キャリアがあればかなり大きなものまで運べる。数台の自転車を所有するが運搬は重要な役割である。私がカゴやキャリアに着いての言及が多いのはそのせいでもある。

 小径車は総じて運搬面の機能が弱い。リアキャリヤやカゴが着きにくい。車体が小さく折り畳み機構のせいで強度の弱いから運搬には向かない。しかし、低い重心など運搬に向いている面もある。相棒は26インチで重い荷物を運ぶが怖いと言う。小径ならではの運搬機能が欲しい場面もあるのだ。

 三輪車を除けば小径車での積載量ナンバ−1といえば丸石自転車のフラッカーズシリーズではないか。この中でフラッカーズペット16インチが出色だ。ペット運搬用となっているが実はこの自転車もう一つの顔がある。ペット用のバッグを外すと大きなカゴが現れ、運搬自転車になるのである。後ろのキャリアにもオプションでカゴをつける事ができる。もちろんペット用バッグに荷物を入れてもいい。
 年配のおばさんが乗っているミニサイクルよりもずっとオシャレだし、かなり頑丈にできている。海外の自転車のムードもあると言ったら言い過ぎか。ロングホイールベースで直進安定感もまずまず。荷物の重心がハンドルの中心にあるので、ハンドルの安定もいいのだ。車高が低く安心して乗れる。ダイナモランプやハンドルロックもついて内装3段変速付きも用意されている。
 20インチ版もでているが、こちらは少々デザインが平凡、カゴは更に大きいが男性だと運転時に膝にあたるのが難点。そして高い。5万円台となると実用車としてはちょっと考えてしまう。

 子供のいる世帯では子供乗せ自転車を見た事があるだろう。これはマルイシが利用者の声を反映さながら改良に改良を加えて開発した創造的な製品だ。使ってみればわかるのだが実によくできている。これがないと困ってしまうお母さんは何万人もいるはずだ。世界に誇るべき素晴らしい発明品として輸出して欲しいくらいだ。

 その血統を引き継ぐこの自転車、ヤマトの宅配が使っていた。プロも使っている。宅配バイクのようにおおきなトランクボックスをつけて走っている業務用車もみた。これもなかなかかっこよかった。
 多趣味な私にはカメラなどの機材をしこたま積んで出かけていきたいと思わせる一台なのだ。

走行性 ★★★
携帯性 
汎用性 ★★★
デザイン★★★★
C/P  ★★★★


minivelofan at 00:30|PermalinkComments(16)TrackBack(0)clip!

2007年04月19日

TIDY(RITEWAY)  プアマンズケルビム

e0f4e157.jpg そりゃいくら欧米化が進んだといってもなりきれないところもある。今の若い人の足が長いとしてもローライズが本当に似合う人はやっぱり少ないし、染髪の根本はすぐに黒くなる。
 海外メーカーの自転車だって適正身長内だとしても足の長さや手の長さの違いは何ともし難い。

 ライトウエイはそんな悩ましいギャップを埋めようという国産メーカーだ。日本人のためのスポーツバイクというそのコンセプトは明快で地味ではあるが企業努力が見える。もともとはGTやFELTの輸入代理店、自転車への愛は深いとみた。
 ブルホーンハンドルロードや通勤クロスバイク、C/Pの高いツーリングバイクなどなど他のメーカーにはない個性的なモデルが見受けられる。そんななかでひと際異彩を放っていたのがこのタイデイだ。

 12インチでとにかく小さい。全長1mたらずでケルビムのウルトラミニに匹敵。12インチだからウルトラミニより更に超短足感が強く曲線的なシルエットはダックスフンド的だ。折り畳み機構もウルトラミニに似ていてはハンドルを90度回して後輪に向けてたおすという独特のもの。太いアルミフレームで重さも9kg台と軽く、BMX用のVブレーキを採用するなどよくできている。2006年度モデルはキャリアスタンドもついて更に便利になった。
大きなフロントギアのおかげでこの車径の割にはよく走る。

 なかなかいい自転車だと思うのだがいまいち売れなかったのではないか?乗ってみて戸惑うのはそのハンドルのクイック感。小径に慣れている私でもはじめはかなり戸惑った。相棒はついに乗りこなせなかった。乗った感覚はお猿の自転車のようで面白いがこれは評価が別れるだろう。
 とにかく小さくて可愛い。どこまでも連れて行きたいペットのような自転車で値段も3万円少々とウルトラミニに比べれば手が出そう。

 実は2006年で生産終了になったが在庫処分で少し店頭に出そうである。気になる人は注文するか見かけたら即買いである。急げ!

走行性 ★★★
携帯性 ★★★★
汎用性 ★
デザイン★★★★
C/P  ★★★

minivelofan at 12:29|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2007年03月21日

Metro(DAHON) - 名誉ある入門中の入門車

b7847fb6.jpg  新しく何かを始めようと思った時に使う予算はいくらか?というアンケート結果をどこかで読んだ記憶がある。習い事でもスポーツでもいいのだが、その一番多い答えは¥30000というものだった。これは多くの人が納得する額ではないだろうか?懐にゆとりのある人ならこのくらいならと、はたける額であり、厳しい人でもちょっと頑張って貯めたりクレジットで5回払いにすればとかなんとかなるかなと思える額である。

 さて、あなたがちょっと気が合っている人から相談を受けたとしよう。自転車を買おうと思ってるけど部屋の中に置きたいし、どうせなら折り畳み自転車で旅行とかに持っていけるといいな、ちょっとした遠乗りにも使ってみたいな。予算は¥30000。(あなたと一緒に行くのもいいなという含みもあると勝手に決めよう…)
 ここで買うならやっぱり¥120000のブロンプトンじゃなくちゃ!と言ってはいけない。あなたに相談した事を後悔して引いてしまう。世の中、自転車が生活の中心でないひとの方が多いのだ。

 こう考えると意外とこの入門車というのが難しいと感じないだろうか?3万円台というのは格安自転車が種類が減り、街乗りお買い物小径車はあるものの本格的に使えるような折り畳み自転車が出てこない価格帯だ。
 ここで登場するのがこのMetroだ。
 試乗してみると、安定感のあるなかなか切れ味のいい走りで特に不満はない。高速走行向きではないが、ひとクラス上のvitesseと比べても大きな遜色はないのではないかと思わせるほどだ。
 
 ダホン続きで恐縮だが、このモデルを見るとダホンの企業力と販売戦略を感じさせずにはおれない。デザインも先代の直線的なインパルス等に比べるとわずかにベンドした軽やかなフレームとカラーで洗練され、重量12kg台、アヘッド化され高さ調整可能なハンドル周り、自立するたたみ方などそれまでの蓄積が活かされている。リアキャリもつくから日常的な使い方も可能だ。これで実売¥30000以下であれば納得できる。
 
 このクラスの自転車であれば、これ一台で多用途に長く使うという事も考えられる。自分で使う場合以上に、耐久性も含めて安心して薦められるというのがどれほど大切な事か考えさせられる。誰もこれを名車とはいわないだろうがそういう意味では隠れた名車なのかもしれない。

走行性 ★★★☆
携帯性 ★★★
汎用性 ★★★☆
デザイン★★★☆
C/P   ★★★★★

minivelofan at 20:14|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!