待合室の換気状態の目安として、5月上旬より受付に
二酸化炭素濃度測定機を設置しています。

一般的に動物病院では、特に猫の逃走防止の観点より
診察中の窓開け換気ができません。

当院は、お蕎麦屋さんの建物をリフォームしている関係から、
厨房で使用する非常に強力な換気扇を持っており、
これによる強制換気を常時行っておりましたが、
果たしてどの程度の効果あるのか、
裏付け確認はできておりませんでした。

今回の測定機導入後、待合室に患者様が5人(加えて犬猫も)以上
いらっしゃるときに、試しに換気扇を止めてみたところ、
二酸化炭素濃度は30分程度で800ppmを上回りました。
そこで換気扇をつけてみると、数値はみるみる低下し、
10分待たずに400ppm台に落ち着きました。
常時換気扇を回していると、420ppmより上がることは
ありませんでした。

院内の空気の入れ替えは、当院の高出力換気扇のお陰で
十分すぎるレベルで行えていることが確認されました。
我々も非常に安心できました。

皆様も待合でのお時間を、安心してお過ごしください。


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