2009年09月06日
ティガレックス「さぁ…狩りの時間だ…!」
ビタンビタンッ
ティガレックス「小便は済ませたか? 神様にお祈りは?
崖の隅でガタガタ震えて命乞いをする心の準備はOK?」ジュルリ
はぐれ猫「プーギー…早く、逃げるのにゃーっ!」
プーギー「わ、わかったプーッ!」どたどた
ティガレックス「よっし………まずは、テメェからだぁ!」
はぐれ猫「ふにゃーっ!!」
ティガレックス「ギャワワワワー!!」ドタドタ
はぐれ猫「にゃぁっ!」ころりん
ティガレックス「ギャワッ!グワッ!」ガガッ
はぐれ猫「う…うにゃぁーっ!」ささっ
ティガレックス「…ちぃ。避けんのが上手な猫だ…だが、もう一匹はどうだぁ?」
クルッ ダダダッ
ティガレックス「ガギャギャギャギャギャ!!」ドタタタタッ
はぐれ猫「ユ、Uターンしたにゃ?!」
ティガレックス「グゥ…グルルルアァー!」
最初から読む人はこちら
プーギー「ご主人は今日もお出かけです」【前編】
プーギー「プ、ププーッ!!!」のたのた どたどた
はぐれ猫「(だ、駄目だにゃ!…あんな走りじゃすぐ追いつかれちゃうにゃっ!)」
はぐれ猫「(でも、オイラじゃ…オイラだけじゃ…)」
はぐれ猫「(旦那さん………っ!)」
―――――――――――――――
????『はぐれ猫よ。お前は真に勇敢なオトモアイルーだな』
はぐれ猫『にゃにゃーっ。照れるにゃー。でも、ありがとうなのにゃっ』
????『お前は腕も良いが…その…他のオトモ達に比べて、気持ちが優れている』
はぐれ猫『気持ち?』
????『お前は何事にも決して恐れず、また自分を省みず、立ち向かう。
どんなに強大なモンスターが現れた時も、また、私がピンチの時でも』
はぐれ猫『にゃっ?』
????『その"気持ち"がとても素晴らしいと、私は言いたいのだよ』なでなで
はぐれ猫『にゃにゃぁー…♪
(オイラは旦那さんを守る為なら、例え火の中水の中だにゃ!)』
―――――――――――――――
はぐれ猫「(そうだったにゃ…オイラはいつだって…勇敢なオトモアイルーなのにゃ!)」スチャッ!
[ドスランピッケルを 装備し直しました]
はぐれ猫「プーギー!今、助けに行くにゃよーっ!!」ダダダッ
161 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 02:58:08.24 ID:1NufI6HU0
【その頃 雪山 崖下の氷穴 最奥】
(るぅるーっ…るぅるーっ)
ハンタ♀「さっきの声だ…!」
捜索猫D「これ…ウチらの…頭から聞こえるニャ…」きょろきょろ
ハンタ♀「見て!岩の上に、何か刺さってる!」
捜索猫D「ウチ、双眼鏡持ってるニャ!任せるのニャ!」
じーっ
ハンタ♀「…猫さん、見える?」
捜索猫D「赤い棒みたいな物が、刺さってるニャ…」
フルベビ「ギギュー?」
捜索猫D「…フニャニャー!あれは狩猟笛だニャ!」
164 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 02:59:12.40 ID:1NufI6HU0
ハンタ♀「…狩猟笛?!何であんなところに?」
捜索猫D「かなり立派で、強そうな笛だニャー」
ハンタ♀「…ねぇ、猫さん…あの刺さってる笛、この人の装備だったのかも」
捜索猫D「ニャ…そうかもしれないニャねー」
ハンタ♀「遺品なら、なおさら一緒に埋めてあげたいな…」
捜索猫D「ウチもそれが良いと思うニャ」
ハンタ♀「ネコさん。崖登り、サポートしてくれる?」
捜索猫D「よろこんでニャ!」
168 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 03:01:56.61 ID:1NufI6HU0
捜索猫D「まず、そこの右の黒い岩に、手をかけるニャ」
ハンタ♀「うんしょ、うんしょ」
捜索猫D「うまいうまい。次はななめ右上の、白い岩ニャ」
ハンタ♀「うんしょ、うんしょ」
捜索猫D「次は…んー…そのまだら岩にゃ」
ハンタ♀「判ったー。もう届いたから大丈夫ー。さて、引き抜くぞぉー…」ぐぐぐっ
ハンタ♀「(あれ、抜けない………)」つるっ
ハンタ♀「あああああーーーっ!」ドドーン
捜索猫D「ふニャニャーーっ?!(重い…ニャ…)」
ハンタ♀「んくっ…ううっ…」
捜索猫D「…ニュウゥゥ…」
[ハンタ♀は 気絶しました]
[捜索猫Dは ハンタ♀の下敷きになりました]
171 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 03:04:13.34 ID:1NufI6HU0
????「(ぺたっ ぺたっ ぺたぺたっ ぺたっ)」
????「(ぴたっ…)」
????「(くんくん くんくん)」のてのて
ハンタ♀「んんんっ………?」
????「フガフガッ」ぶちょ ぬちゃぁ
ハンタ♀「んくっ………ふあっ…?!」
????「フガッフガッ」じゅるり
フルベビ「……ギッギーィ!!」ぴょぉん
????「…オワァァ?」
フルベビ「ギギギュウーゥ…!!」ぴょんぴょん
????「?!」
フルベビ「ギー!ギギーッ!!」ぐいぐい
????「… … …」こくん
<ビビビビビッ ビビビビーッ…>
<ビリリリッ ビビビビビビィ…>
173 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 03:06:14.12 ID:1NufI6HU0
ハンタ♀「むにゃむにゃ」
フルベビ(ぺちっ ぺちっ)
ハンタ♀「すーすー」
フルベビ(ぺちぺち べちん!)
ハンタ♀「…痛ぁっ?!」がばっ
フルベビ「ギッギ!」
ハンタ♀「フル、ベビちゃん…?」
捜索猫D「や、やっと起きたニャー!急いで逃げるのニャ!」グイッ
ハンタ♀「え?!な、何っ?」
捜索猫D「あ、あれを…あれを見るニャ…!」がくぶる
175 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 03:07:45.42 ID:1NufI6HU0
ハンタ♀「え…?あれ、は…?」
捜索猫D「帯電飛竜…フルフルだニャ!」
フルフル「フガッ フガガッ」クンクン
ハンタ♀「フ、フルフルッ?!」
捜索猫D「そうにゃ。けどラッキーな事に、まだウチらに気づいてみたいニャ。
ボーっとして、全然動かないのニャ」
フルフル「(ぼーっ)」
捜索猫D「新米ハンターのあんたじゃ絶対勝てないニャ!だから、急いで逃げるニャ!」
ハンタ♀「う、うん!」
????『…人の…子よ…』
ハンタ♀「え?だ、誰?」きょろきょろ
176 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 03:10:48.29 ID:1NufI6HU0
捜索猫D「ニャ…?こんな時に誰と話してるのニャ?」
ハンタ♀「…フ、フルフル…と???」
捜索猫D「あ、あんた。頭がおかしくなったのかニャ?とっとと逃げるニャよっ!」ぐいぐい
ハンタ♀「で、でも…」
????『私は…古よりこの雪山に住まいし古竜…フルフル』
ハンタ♀「ふる…?ふるふる…って、えええええっ?!」
フルフル『…恐れる事は…ない…』ぺたぺた
フルベビ「ギギーッ!」ぐいぐい
ハンタ♀「…フルベビ…ちゃん…?」
フルフル『そなたを喰ろうたりはせぬ…剣を収めよ…』
179 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 03:12:51.09 ID:1NufI6HU0
ハンタ♀「あ、…あの…フルフルさん?」きょろきょろ
フルフル『…いかがした、人の子よ』
ハンタ♀「私…その…死んだんですかね?」
フルフル『何故、そう思う?』
ハンタ♀「だって…モンスターである貴方と、こうして喋ってるなんて…
そんなの、夢か死んだかのどっちかだと思うんですけど…」
フルフル『ははは。面白い事を言う。だが、そなたは死んではおらぬよ。
恐らく…私が、そなたに干渉したせいだ』
ハンタ♀「干渉?」
フルフル『私は、崖から落ちて気を失っていたそなたを目覚めさせるべく、電撃を少々浴びせたのだよ』
ハンタ♀「ええっ?!」
フルフル『その際我が電撃が、そなたの身体に影響を及ぼしたのであろう』
182 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 03:14:32.88 ID:1NufI6HU0
フルフル『…とはいえ、私以外の声は、聞こえぬ様だな』
ハンタ♀「フルフルさん以外の声、ですか?」
フルフル『愛しき我が子…ほれ、そこの』
ハンタ♀「我が子…あ、フルベビちゃん?」
フルベビ「ギー。ギュイーッ」すりすり
ハンタ♀「………」
フルフル『我が子が何と申しているか、判るか?』
ハンタ♀「いえ…いつも通りの鳴き声にしか、聞こえません…」
フルフル『我が子は先程から、そなたの事をさかんに案じておるよ』
ハンタ♀「あ、ありがとう、フルベビちゃん。もう大丈夫だからね」なでなで
フルベビ「ギューギーィ♪」
186 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 03:16:11.18 ID:1NufI6HU0
捜索猫D「はぁー…あり得ない光景だニャ…
おっかないモンスターのフルフルと、ニンゲンのハンターが仲良く喋ってるニャ…」
フルベビ「ギギュー。ギュッギュ」ぺたぺた
捜索猫D「ニャー。ウチにはあんたが何て言ってるか、さーっぱり判らないニャ」
フルベビ「ギイイ」
捜索猫D「ま。戦わずにすんだのは、ラッキーだったニャね」
フルベビ「ギギー」
捜索猫D「ウニャ…カラダがまだ少し痛いニャ。ウチは寝るニャよ」
フルベビ「ギ!ギュギュー」もぞもぞ
捜索猫D「判った判ったニャ。あんたもウチと一緒に丸まるニャ。…特別ニャよ?」
189 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 03:17:33.94 ID:1NufI6HU0
フルフル『そなたに…礼を言いたい』
ハンタ♀「礼、ですか?」
フルフル『我が子の話によれば、何でもそなたに助けられたとの事だが?』
ハンタ♀「た…助け、た?」
フルフル『そなた達を喰らおうと巣穴より降りた私を、我が子が必死に邪魔するのでな。訳を聞いたのだよ』
ハンタ♀「(あ、危なかった…)」
フルフル『我が子は…この所の連日の雪嵐で体内時計が狂い、十分な状態で孵化が出来なかったそうだ。
本来ならそのまま空腹で死に逝く所だったのだが…そなたが助けてくれたそうだな』
ハンタ♀「…ああ!だからあそこにいたんだ!おかしいと思った!」
フルフル『そなたが我が声を理解出来る様になった事が、幸いした。
私は、あやうく一族の恩人を喰らうところであったよ』
ハンタ♀「(… ホッ …)」
190 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 03:18:41.14 ID:/APMj0L30
耳がないのに聞こえるとはこれいかに
191 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 03:19:15.16 ID:/GPtliefO
>>190
感じるんだ!!
192 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 03:19:37.09 ID:1NufI6HU0
フルフル『して、人の子よ。何故あの狩猟笛を狙っていたのだ?』
ハンタ♀「あ、それは、あの、色々ありまして…」
かくかく しかじか
フルフル『成程、左様であったか。得心がいった」
ハンタ♀「…あの…あそこのハンターさんの事なんですけど…」ちらっ
フルフル『あの者、か…』
ハンタ♀「私…あの方を、村で埋葬して差し上げたくて…
それであの笛はてっきり、あのハンターさんの持ち物なのかと思って取りに行ったんです」
フルフル『確かにあれは…あの者の笛である』
ハンタ♀「やっぱり…」
フルフル『しかし…人の子よ。あの者の身体と笛は、この氷穴から持ち出せぬぞ』
ハンタ♀「え?!ど、どういう事ですか?」
194 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 03:22:18.04 ID:1NufI6HU0
フルフル『あの者は…身体もそうだが、魂が、ちとな』
ハンタ♀「たま、しい…」
フルフル『あの者の魂は、己の身体に留まったままなのだ』
ハンタ♀「…え?」
フルフル『何か強い思い残しがあるようでな…
あの者は、あの窪みのある崖と一体化しておるのだ』
ハンタ♀「一体化…って、もしかして」
フルフル『そう…一切動かせぬのだよ。無論、あの者の持ち物である、あの狩猟笛もな』
ハンタ♀「… … …」
フルフル『ところで、人の子よ。そなた、そもそも、何故我が巣にやってきたのだ?』
ハンタ♀「あ、それも、あの、色々ありまして…」
かくかく しかじか
フルフル『そうか…ティガレックス…猛き轟竜が………そなたも運が無かったな』
ハンタ♀「ええ、それで帰るに帰れなくなってしまって…
困ってたらフルベビちゃんが、この氷穴に連れて来てくれたんです」
196 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 03:24:00.32 ID:1NufI6HU0
フルフル『成程…しかし人の子よ。私はティガレックスよりも、雪嵐の方が気にかかる』
ハンタ♀「雪嵐、ですか?」
フルフル『私の耳と鼻は格別良くてね。遠くの音もかなり聞こえるのだよ』
ハンタ♀「雪嵐…まだ止んでないんですか?」
フルフル『ああ。未だ聞こえておるよ。岩の隙間から漏れ聞こえる、雪嵐の悲鳴が、な』
ハンタ♀「はぁ…どうしよう…」ぺたん
フルフル『人の子よ。我が巣でしばらく休んで行くと良い。
そなた…崖から落ちた痛みが、まだ癒えておらぬであろう?』
ハンタ♀「え、えぇ…実は背中がまだちょっと…ははは」
フルフル『柔苔が敷き詰めてある。ゆっくり眠ると良い。
雪嵐が止んだら、私がそなたらをふもとまで送り届けてやろう』
ハンタ♀「あ、ありがとうございます」
フルフル『さぁ、我が背に乗るが良い。
猫共々、この氷穴の上方にある我が巣まで運んでやろう』バササッ
198 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 03:25:38.31 ID:1NufI6HU0
【その頃 雪山 エリア8】
プーギー「プー!プー!」どたどた
プーギー「(ご主人!ご主人!)」
プーギー「(会いたいよっ、ご主人!!)」
プーギー「(ボクは…ボクは…っ…ご主人に会うまでは…)」
プーギー「(死にたくないプー!ご主人っ!!)」
ティガレックス「…ケツぷりぷり振って走ってやがらぁ…美味そうだ」ぺろり
どたどた どたどた どた
プーギー「プッ!岩が?!行き止まり?!」
ズザザッ ザザザザーッ…
ティガレックス「…GAME OVERだな…子豚ちゃん」
プーギー「!!」
201 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 03:27:40.57 ID:1NufI6HU0
ティガレックス「ギュワァアァアー!!」
プーギー「…!」ぐぐっ
ティガレックス「ギャ?ガワワワワァアー!!」
プーギー「…!」ぐぐぐっ
ティガレックス「ほぉぅ。俺様の叫び声に耐えるか…。しかしまぁ、涙目じゃねぇか」
プーギー「プ…プググッ!プププーッ!!」
ドカカッ!
ティガレックス「っつぅ…頭突きか…良いね良いね…」
プーギー「プゥッ!」
ティガレックス「喰われるやつはな、最後まで抵抗する義務がある。
その点じゃ、てめぇは合格だ…だがな…」
ブブン…バシッ!
203 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 03:30:08.60 ID:1NufI6HU0
プーギー「…プーーーーーっ…」
ひゅううぅぅぅうん どすっ
ティガレックス「…おいおい、尻尾だけでおネンネか?まぁ、そんなもんか」
プーギー「プ…プゥ…(ごしゅじん…)」
ティガレックス「さぁ………シネェ!!」
ひゅぅぅううぅぅん………ズドン!!
ティガレックス「ギャワァアアァ?!」
プーギー「プッ?(な、何?)」
ティガレックス「ギャワワワッ!ガアアァァ?!」
はぐれ猫「この、くそ恐竜!おみゃーの相手は、オイラだにゃっ!」
205 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 03:33:14.59 ID:1NufI6HU0
はぐれ猫「大丈夫にゃ?起きられるにゃ?」
プーギー「ね、ねこさん?!」
はぐれ猫「さぁ、今のうち逃げるにゃよ!」
ティガレックス「ギャギャッ、ガガガッ…!
てんめぇ…猫の分際で、よくも俺様を…」ギリギリ
はぐれ猫「プーギーには、オイラが手を出させないのにゃ!」
ティガレックス「ちきしょう爪が…痛てぇ…こりゃ、大樽爆弾Gか………痛てぇ…」
はぐれ猫「そのデカい尻尾も、切り落としてやるにゃ!」
ティガレックス「こんの、クソネコがあぁああぁ!!」ブブンッ
はぐれ猫「にゃにゃっー!ふにゃーっ!」ズバッ
ティガレックス「ガガアッー?!腹がっ、腹が痛てぇ!!」ゴロンゴロン
206 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 03:35:03.21 ID:q0/xOJL60
猫強ええwwwwwwwwwwwいいぞもっとやれwwwwww
207 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 03:35:04.49 ID:1NufI6HU0
はぐれ猫「…ふにゃにゃぁあーっ!!」ズバビシュッ
ティガレックス「グ、グアアアウアアア!
し、しっぽがぁ!ア゛ア゛ア゛ア゛!」
はぐれ猫「いいザマだにゃ!おまけに…プレゼントだにゃ!」
ピカーーーンッ!
ティガレックス「め、目がぁぁ?!ち、ちくしょぉぉおお!」ブンッ
はぐれ猫「まだまだぁっ!」
ひゅぅぅううぅぅん………ズドン!!
はぐれ猫「あの時逃げたオイラとは違うのにゃ!猫を、舐めんにゃよっ!」
ティガレックス「…ギャワワワアァー!!」
ひゅぅぅううぅぅん………ズドン!!
ティガレックス「ガガッ…ギギギギィ…
ぜってぇ殺す………殺してやる!!」
211 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 03:37:06.72 ID:1NufI6HU0
プーギー「(うう…さむいよぉ…)」ずりっ
プーギー「(目が…あんまり開かないよ…)」ずりっ
プーギー「(からだが…ギシギシいたい…)」ずりっ
プーギー「(ああ…口の中が…しょっぱい…)」ずりっ
プーギー「(ご主人…どこ?)」
プーギー「(ボク、会いにきたよ)」
プーギー「(いっぱいいっぱい、歩いてきたよ?)」
ごつんっ
プーギー「あ………れ?すすめない」
プーギー「ゴツゴツして硬くて…これは、崖…?」
ぺたぺた ぺたぺた
プーギー「プ…プ…?あ、穴が…ある…?」
プーギー「よし…この中に、潜ろう…」ずりずりっ
213 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 03:38:47.81 ID:1NufI6HU0
ズズゥン… ドドドドドド…
プーギー「(うう…いたい…よ…)」
プーギー「(…せなか…ズキズキする…)」
プーギー「(あっちこっち…いたい…)」
ゴオッ…ドッドドド…ザザザザ…
プーギー「(…じめんがゆれて…いたい…からだに…ひびくよぉ…)」
プーギー「(ごしゅじん…いたい…いたいプー…)」
ドドド…ザザザザ…
プーギー「(ごしゅじん…ごしゅじん…)」
プーギー「(ねぇ、どこにいるの?ごしゅじん)」
プーギー「(なでてほしいなぁ。いっぱいいっぱい、なでてほしいなぁ)」
……………ズザザザザザザザザ!!!!
はぐれ猫「?!」
ティガレックス「!!」
ザザザザザザザザーーーーーーーー… … …
216 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 03:40:53.52 ID:1NufI6HU0
【その頃 雪山 崖下の氷穴最奥 フルフルの巣】
フルフル『…胸騒ぎが…する』
…ゴオッ…ドッドドド…
ハンタ♀「すーすー」zzz
捜索猫D「ミャー…ミュー…」zzz
フルベビ「ギピーッ…グギーッ…」zzz
フルフル『…これは…何の音だ…』きょろきょろ
…ドドドド…ザザザザ…
フルフル『まさか!!』
217 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 03:42:16.23 ID:1NufI6HU0
ザザザザザザーーー!!!
ドドドドドオーーン!!
ハンタ♀「ふ、ふひゃぁっ!?な、何っ?!」びくっ
捜索猫D「ンミャミャッー?!」ぴょん
フルベビ「ギュワッ?」びくびくっ
フルフル『…人の子よ。無事か?』
ハンタ♀「あ、は、はい」
フルフル『すまぬが…私は目が見えぬ故、階下の氷穴に何が起きたか、覗いて見てくれるか?』
ハンタ♀「は、はい!」たたたっ
218 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 03:44:30.66 ID:1NufI6HU0
捜索猫D「ウニャァ…雪だらけだニャ…」
ハンタ♀「洞窟が…ま、真っ白…」
フルフル『…やはり…』
ハンタ♀「え?」
フルフル『恐らく雪崩であろう。先程から音が聞こえていた…氷穴の天井を破ったのか?』
ハンタ♀「あ、そ、そうみたいです。空が、見えます。それに、風も…!」
捜索猫D「すごい量だニャ。山の雪が全部降ってきたみたいだニャ!」
フルフル『我が巣に昇っていた事が、幸いしたな』
フルベビ「…ギュ?!」くんくん
フルフル『…マズいな…』くんくん
ハンタ♀「どう、したんですか?」
フルフル『どうやら…招かれざる客が、雪と共に降って来たようだ』
221 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 03:46:08.57 ID:1NufI6HU0
ティガレックス「グ………ギ…」もぞもぞ
ティガレックス「ガ……ガガッ…」ずりずり
ティガレックス「…ギャワワワアァー!!」
捜索猫D「!!!!」ビクッ
ハンタ♀「(ティガレックス!)」
フルフル『人の子よ…我が巣の奥に行くのだ』
ハンタ♀「あっ、あのっ」
フルフル『気づかれぬ様、音を立てぬに』
ハンタ♀「は、はい」
フルフル『出来るだけ、うんと奥に。そしてニオイが漏れぬ様、柔苔に深く潜るのだぞ』
ハンタ♀「…わ、判りました!みんな、おいで!」ぱたぱた
フルベビ「ギュ!!」
捜索猫D「な、何ニャ?」
223 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 03:48:23.84 ID:1NufI6HU0
ティガレックス「(一体…何が…起きやがった…?)」きょろきょろ
ティガレックス「(どこだ…ここは?)」
バサッ バサッ ズズン…
ティガレックス「誰だっ?!」くるっ
フルフル「… … …」
ティガレックス「その白くて、きめぇブヨ皮…てめぇ、フルフルだな?」
フルフル「…ティガレックス…相変わらず、威勢が良いな…」
ティガレックス「ここは何だ………てめぇの巣か?」きょろきょろ
フルフル「招いた覚えは一切ないが、確かに我が巣だ」
ティガレックス「ハッ!誰が!頼まれたって来るかっ、こんなくそ穴!」
フルフル「ならば早々に立ち去れ。私は、巣を荒らされ…少々機嫌が悪い…」
225 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 03:51:56.65 ID:1NufI6HU0
捜索猫D「…ニャ?!」ぴくん
ハンタ♀「ど…どうしたの、猫さん」
フルベビ「ギ?!」
捜索猫D「今………猫の声がしなかったニャか?」
ハンタ♀「え…猫?」
フルベビ「ギィー?」
捜索猫D「する…聞こえるニャ…」フラフラ
ハンタ♀「ちょっと!駄目だよ出ちゃ!」
捜索猫D「呼んでる…助けてって…呼んでるのニャー!」ダダダッ ピョン
ハンタ♀「猫、さぁーんっ!」
227 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 03:54:01.57 ID:1NufI6HU0
ティガレックス「おうよ。すぐ帰る、帰るさ………って、ん…?」
ガシガシガシガシッ
捜索猫D「見つけたニャ!がんばるニャよー!」
ガリガリ ガシガシ
捜索猫D「フニャニャッ!あと少しだニャ!」ガガガッ
はぐれ猫「ふ…ふにゃぁ………」ドササッ
捜索猫D「ああ、良かった!雪から出せたニャ!ん…あんた、はぐれ猫かニャッ?」
はぐれ猫「にゃ…そうだにゃぁー…」
ティガレックス「…先に、あの猫共を殺してからなー!」
フルフル「!!」
230 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 03:55:39.20 ID:1NufI6HU0
ティガレックス「ギュワアアァアー!」ドドドドドッ
捜索猫D「…フニャニャッー!」
はぐれ猫「ふにゃぁ…」
バチチチチチーッ!
フルフル「ヴ、ヴァアアアアアアアア!」
ティガレックス「ギャワワワァア?!」
フルフル「グゥ…ヴァアアアアーーー!」
ビリバチチチチチッ!
ビョォン ドスン
ティガレックス「て、てめぇ……ガガガ……お、重めぇ…」
フルフル「少々機嫌が悪いと…そう言った筈だ…」
232 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 03:57:14.65 ID:1NufI6HU0
ハンタ♀「猫さぁーんっ!」ダダダッ ピョン
フルベビ「ギー!!」ペタペタ
はぐれ猫「ふにゃぁ…」
ハンタ♀「大丈夫?!」だきっ
捜索猫D「シッカリするニャ!」
ハンタ♀「あぁ…ひどいケガ…!今、回復薬Gあげるからねっ!」トポポポポッ
はぐれ猫「にゃにゃぁ………助かったにゃぁ…」
ティガレックス「ギャワーッ!!グワッ!!」ガブッ
フルフル「ヴァーアアアアア!」ビビビビッ
ティガレックス「ギギャァーー!」ガガッ
フルフル「…フヴァァ!」バチバチバチッ
ハンタ♀「…ま、巻き込まれない様、みんな高台の上に登ろう!」ダダダッ
234 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 03:58:47.97 ID:1NufI6HU0
【雪山 崖下の氷穴最奥 高台の上】
はぐれ猫「ハンターさん…くすり、ありがとうにゃ…あんた…いいニオイにゃね…」くんくん
ハンタ♀「ニオイ?」
はぐれ猫「(これがプーギーの言ってたおひさまのニオイってヤツにゃね?)」
ハンタ♀「ねぇ捜索猫さん。上からロープ下げてくれたら、フルフルさんの巣に登っていけるんだけど…崖登り、頼める?」
捜索猫D「まぁ、ウチは登れるニャが…」チラッ
はぐれ猫「オ、オイラはいいから…あんた達だけでも、避難するにゃ…」
ハンタ♀「そんなのダメだよ!おぶってでも登るからね!」
捜索猫D「よーし!ウチが登ってロープ下ろすニャ!
ハンターさんは、はぐれ猫の手当てを頼むニャよ!」
フルベビ「ギッ!」
237 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 04:03:06.15 ID:1NufI6HU0
(るぅるーっ…るぅるーっ)
ハンタ♀「あ…また、あの音…」
はぐれ猫「!!」ガバッ
フルベビ「ギー?」
ハンタ♀「ど、どうしたの?」
はぐれ猫「い、今のは何の音にゃ?」きょろきょろ
ハンタ♀「…たぶん、あの笛の…」
はぐれ猫「………あの、崖の上の笛かにゃ?」
ハンタ♀「うん、たぶん…」
はぐれ猫「じゃぁ、も、もしかして…」きょろきょろ
ハンタ♀「?」
はぐれ猫「…やっぱり…!」ダダダッ
ハンタ♀「あっ!動いちゃ駄目だよーっ」
239 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 04:04:50.80 ID:1NufI6HU0
【雪山 崖下の氷穴 最奥 岩の窪み】
はぐれ猫「久しぶりにゃ。あんた、こんな所にいたんにゃね」ぺたっ
????「……… ………」
はぐれ猫「オイラの旦那さん、何処に行ったか知ってるにゃ…?」
????「……… ………」
ハンタ♀「ねこさん…この人は?」
はぐれ猫「オイラの旦那さんの…パーティの人にゃ」
フルベビ「ギイイ…」
はぐれ猫「優秀な狩猟笛使いさんにゃ。すごく優しい人だったにゃ」
ハンタ♀「………」
はぐれ猫「あの赤い笛。あれはオイラの旦那さんがこの人に贈った笛にゃ。とても珍しい笛なのにゃ」
241 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 04:06:22.48 ID:1NufI6HU0
はぐれ猫「やっと、あんたを見つけてあげられたにゃ…」
????「……… ………」
はぐれ猫「でも…オイラの旦那さんは…」
????「……… ………」
はぐれ猫「一体、何処に行っちゃったんニャ…」
????「……… ………」
はぐれ猫「旦那さん…」
ハンタ♀「………ねこさんっ」ぎゅうっ
捜索猫D「フニャニャー!巣に登れたニャ!ロープ垂らすから、すぐ登ってくるニャ!」
242 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 04:07:59.86 ID:1NufI6HU0
ティガレックス「ガルルルル…ゴルルルル…」
フルフル「…………」
ティガレックス「おっさん…そろそろ、退いてくんねぇか?」
フルフル「…………」
じりじり じりじり
ティガレックス「あんたの巣を荒らした事はあやまるさ。悪かったよ」
フルフル「…………」
ティガレックス「俺、この通り爪と尻尾がヤラれちまってるんだ。早く帰って手当てがしてぇんだよ」
フルフル「…………」
ティガレックス「なぁ頼むぜ。退いてくんねぇと、こっから飛んで帰れねぇよ」
フルフル「…………」
ティガレックス「あの猫と人間を、ちぃっとカジったらすぐ帰るからよ」
フルフル「…させぬ」
244 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 04:09:32.62 ID:1NufI6HU0
捜索猫D「何をしてるニャー!二人とも、早く登るニャ!」
ハンタ♀「あ、うん」
ハンタ♀「(フルフルさん、大丈夫かな)」じーっ
ハンタ♀「(二匹とも、にらみ合って動かない…)」
はぐれ猫「ねぇ、ハンターさん。オイラ、先に登っていいのかにゃ?」
ハンタ♀「もちろん。ねこさんケガしてるんだから、早く安全な所に行かないと」
はぐれ猫「…ありがとにゃ。急いで登るにゃね」ギュッ
ハンタ♀「(どうか、登り切るまではそのままでいて…)」
245 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 04:11:20.58 ID:1NufI6HU0
ティガレックス「らしくねぇぞ、おっさん」
フルフル「………」
ティガレックス「誇り高き古龍がよ、何、獲物と慣れあってんだ?あ?」
フルフル「………」
ティガレックス「老いぼれ龍の分際で邪魔すんじゃねぇぞ、ゴルァ!」
フルフル「………そろそろ黙れ」
ティガレックス「カァッ!これでも…喰らいやがれ!!」
ゴゥン! バシッ
フルフル「(………雪のニオイ…)」ぱらぱら
ティガレックス「…チッ。やっぱりてめぇにゃ、雪玉は意味ねぇか…」
フルフル「………」
ティガレックス「だがなぁ、こういう使い方はどうだぁ?!」
ブゥンッ!
ハンタ♀「うあっ!!」ドタンッ
フルフル「何っ?!」くるっ
247 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 04:14:17.47 ID:1NufI6HU0
ハンタ♀「(うう…っ…雪の塊で…身体が…っ)」よたよた
はぐれ猫「うにゃにゃ!ハンターさん、雪がカラダに…」
フルベビ「ギギュッ?!」
ハンタ♀「だ、だいじょうぶ…はやく、のぼって?」のたのた
はぐれ猫「でも…」
ハンタ♀「いいからのぼって!!」
はぐれ猫「ひにゃっ…!!」よじよじよじ
ハンタ♀「(解氷剤は………な、ないっ)」ごそごそ
フルベビ「…ギイッ!ギギュッー!」
バチチッ バキンッ
ハンタ♀「っ!(雪の塊、溶けた!)」
フルベビ「ギー♪」
ハンタ♀「ありがとっ、フルベビちゃん!」すりすり
248 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 04:15:40.00 ID:qL/9vP4K0
フルベビっていいやつだったんだな・・・・・
いままで漬物にしてごめんな(´;ω;`)
250 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 04:17:18.36 ID:1NufI6HU0
ティガレックス「………振り返ったのが運の尽きだったな…おっさんよ」
フルフル「フ………フワワァゥッ…」
ティガレックス「尻尾を押さえりゃ、こ、こっちのもんだ…ははっ」
フルフル「グワァ…ギギギッ…」
ティガレックス「これで、忌々しい電撃は出せねぇだろが」ググッ
フルフル「ググググ…ギギッ…」
ハンタ♀「え…フ、フルフル、さん…?」
フルベビ「ギギイィイー!!」
フルフル『………にげ、ろ…人の子よ…』
252 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 04:19:21.65 ID:1NufI6HU0
フルフル『我が巣へ逃げよ…早く…』
ティガレックス「おっさん、さっきから一体何うわ言言ってやがんだ?!頭、イカれたか?」
フルフル『私に構わず…逃げよ…ティガはそこまで飛べぬ』
ティガレックス「いい加減ウゼェな!引き千切ってやる!」
ガブリッ ポイッ ビタンッ
フルフル「…グヴァアアアアーーー!」
ティガレックス「アヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!良ーぃい気味だぜ!」
ハンタ♀「フ、フルフルさぁんっ!」
フルベビ「ギギギーッ!ギーッギーッ!!」
ハンタ♀「ひどいっ…尻尾が…千切れてっ…」
256 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 04:20:45.24 ID:6Gpzl9VYO
今すぐ加勢に行きたい
257 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 04:21:05.80 ID:1NufI6HU0
ティガレックス「ギュワアアァアー!」
フルフル『来る…な………我が子を連れて…逃げよ…』よたよた
ハンタ♀「に、逃げません!」シャキン!
フルベビ「ギギイィ!」バチチッ
ハンタ♀「(私…戦いは苦手だし、全然強くないけど…)」
ハンタ♀「(でもっ、フルフルさんを助けなきゃ!)」
ハンタ♀「(フルベビちゃんも、猫さん達も、みんな!)」
[にゃんにゃんぼうを 装備しました]
ハンタ♀「てえぇえぇええーーい!」ダダダダダッ
260 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 04:22:41.76 ID:1NufI6HU0
【その頃 雪山 エリア8】
プーギー「ん………」むくっ
プーギー「ここ、どこ…?ボク、寝てた?」
プーギー「プー…誰もいない…?」
プーギー「おーい、猫さぁーん」きょろきょろ
ひゅうぅぅーー ひょおぉおおー
????『…小さき、獣の子よ…』
プーギー「ん?誰?猫さん?」きょろきょろ
????『こちらに…我が元に参れ…』
プーギー「???」
びょひょおぉおおー!!
プーギー「プ、プゥーッ!(竜巻???)」
263 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 04:24:06.30 ID:1NufI6HU0
【雪山 謎の空間】
プーギー「ぷぷっ、いたたたたっ」
プーギー「ここ…どこ?」きょろきょろ
プーギー「何も見えないな…しずかで…まっしろ…」
????『小さき…獣の子よ…』
プーギー「?」
????『我が山を荒らすのは…お主か…?』
プーギー「だれ?」きょろきょろ
????『吹きすさぶ雪嵐を越えてまで、我が根城を騒がすのは、お主か?』
プーギー「プー?何のことだかわからないけど…ボク、悪いブタじゃないよ?」
????『……… ………』
265 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 04:25:24.17 ID:1NufI6HU0
プーギー「ねぇ。声だけの人。キミは、だぁれ?ボク、ご主人をさがしてるの」
????『………我が名は風翔龍…クシャルダオラ……』
クシャル『………我は、祖龍よりこの山を任されし古龍………』
プーギー「プ?!」
スススッ… フワワッ
プーギー「わわっ、キミ、竜さんだったの?」
クシャル『……… ………』
プーギー「ボクは、ブタのプーギーだよ!
はー。キミっておおきいんだねー、かっこいいプー♪」
クシャル『………小さき…獣の子よ………』
プーギー「ん?」
クシャル『今一度問う………お主は…我が山を荒らしに来たのか………?』
プーギー「ううん、チガウよ。ボクは、ご主人を探しにきただけだよ」
268 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 04:26:37.74 ID:1NufI6HU0
プーギー「ねぇ、クシャさん。どうやったらここから帰れるか、知ってる?」きょろきょろ
クシャル『……… ………』
プーギー「ボク、ご主人と猫さんを探さないと」
クシャル『……… ………』
プーギー「ねぇ、クシャさん。ボク、もう行かなきゃ。元の場所に帰らなきゃ」
クシャル『……… ………』
プーギー「早く戻って、ご主人のニオイ探さなきゃ」
クシャル『……… ………』
271 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 04:28:08.58 ID:1NufI6HU0
クシャル『聞くが良い。小さき…獣の子よ。
お主の強き願いが、我を呼び出した。
我は古代神との盟約により、我を呼び出せし者の願いを一つ叶える義務がある。
小さき…獣の子よ。さぁ、願いを言うが良い』
プーギー「ねがい?」
クシャル『尽きる事の無い生命や、山をも越える巨躯。望めば全ての獣の王にもなれるぞ?』
プーギー「えー。そんなの、いらないよー」
クシャル『……… ………』
プーギー「だってボク、ご主人を探しに来たんだもん」えっへん
クシャル『……… ………』
275 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 04:29:39.67 ID:1NufI6HU0
クシャル『我を呼び出せし程の強き思い…ささやかではあるが、果てしなく強き願い…
小さき…獣の子よ。全ての遍く望みよりも、お主はそれを望むか?』
プーギー「プー…むずかしくて、良くわかんない…」
クシャル『…問い直そう…
小さき…獣の子よ。お主は、"ご主人"とやらを探したいのだな?』
プーギー「そう!ご主人探すの!それで、お家に帰るんだプー♪」ぴょん
クシャル『幼き獣の子よ。雪解け水の如く澄んだ眼を持ちしお主の願い、我は確かに聞き遂げた』
びょひょおぉおおー!!
プーギー「プ、プゥーッ!(また竜巻???)」
クシャル『樹氷の女王、豪雪の覇王、吹雪の荒神、凍土の精霊に誓って、お主の願いを叶えよう…』
280 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 04:30:53.80 ID:1NufI6HU0
【雪山 エリア8】
プーギー「ん………」むくっ
プーギー「あれ…どこ…?」
????『目覚めたか?幼き獣の子よ』
プーギー「だれ?」
幻獣キリン『我が名はキリン…風翔龍クシャルダオラより遣われし者…』
プーギー「クシャさんの友達?」
幻獣キリン『確かに風翔龍とは那由他の刻を過ごせし盟友ではあるが…友達、ねぇ…ふふっ』
プーギー「?」
幻獣キリン『まぁ良い。獣の子よ、お前の主の下へ参ろうか。我が背中に乗るが良い』ハムッ
プーギー「や、やだっ、た、食べないでプーッ」ジタバタ
幻獣キリン『落ち着け、獣の子よ。我が背に乗せるだけだ』ストン
プーギー「ホッ」
幻獣キリン『旋風より、迅雷より速く!我、いざ駆けん!』
284 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 04:32:53.74 ID:Q+oWX9f0O
どんどん狩れないモンスターが増えてゆく
285 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 04:32:55.20 ID:1NufI6HU0
【その頃 雪山 崖下の氷穴 最奥】
ハンタ♀「…えぇーい!」ズバッ
フルベビ「…ギビィイッ!」バチチッ
ティガレックス「…ギャワッ!ガガッ!」
フルフル「…ギュワアァアアワンッ」バチチチチチチッ
ティガレックス「…ガガアァア!!」
……… ………
はぐれ猫「…オイラ…ちょっと行ってくるにゃ」
捜索猫D「な、何を言ってるニャ?あんた怪我してるニャよ」
はぐれ猫「だいじょうぶ。戦いに行くんじゃないにゃ」とことこ
捜索猫D「あんた…一体何をしに行く気ニャ…?」
はぐれ猫「お届け物をしに行くのにゃ。さぁ、サポートするにゃ!」
287 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 04:34:20.41 ID:1NufI6HU0
【雪山 崖下の氷穴 岩崖】
はぐれ猫「もうちょっと…」よじよじ
捜索猫D「まず、そこの右の黒い岩に、手をかけるニャ」
はぐれ猫「うんしょ、うんしょ」
はぐれ猫「あとちょっと…」よじよじ
捜索猫D「うまいうまい。次はななめ右上の、白い岩ニャ」
はぐれ猫「うんしょ、うんしょ」
捜索猫D「次は…んー…その、まだら模様の岩ニャ!」
はぐれ猫「判ったにゃー!………よし、登れたにゃ!」よじよじ
はぐれ猫「旦那さんのお仲間さん。この笛、ちょっと貸してくれにゃ」
ズズッ ズウゥッ…
捜索猫D「や、やったニャ!」
はぐれ猫「さぁ、ハンターさんに届けるにゃよ!」
290 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 04:35:40.34 ID:1NufI6HU0
【雪山 崖下の氷穴 最奥】
ティガレックス「ギュギャアァアァアー!」
ブンッ バシシッ
ハンタ♀「きゃああっ!」
フルフル『大丈夫か?!』
フルベビ「ギイイッ?!」
ハンタ♀「う………あ、はい!」
はぐれ猫「…にゃにゃにゃーっ!」ダダダッ
ハンタ♀「猫さんっ?!」
はぐれ猫「みんな、目を閉じるにゃー!」ブンッ
ビカアァアーーン!
ハンタ♀「閃光玉っ?!」
ティガレックス「ガワァアー!!」
フルフル「………?」
フルベビ「………ギ?」
はぐれ猫「そういえば、フルフルには閃光玉効かなかったにゃね」
293 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 04:37:04.19 ID:1NufI6HU0
はぐれ猫「ハンターさん!良い物持ってきたにゃ!これにゃ!」ササッ
ハンタ♀「これは………あの笛?!」
はぐれ猫「そうだにゃ!ハンターさん、狩猟笛は吹いた事あるかにゃ?」
ハンタ♀「す、少しだけ…」
ティガレックス「ガルルルッ…グルル…ガアッ!」
捜索猫D「ニャー!そろそろティガの目くらましが解ける頃ニャ!気をつけるニャ!」
はぐれ猫「狩猟笛は魂で吹く物にゃ。さぁ、吹いてみるにゃ!」
ハンタ♀「わかった」
[ブラッドフルートを 装備しました]
ハンタ♀「(笛の持ち主さん。少しお借りします)」
296 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 04:38:45.02 ID:1NufI6HU0
るぅるーっ…るぅるーっ
るぅるーっ…るぅるーっ
ハンタ♀「(あ…すごい…カラダに何かが満ちてくる…)」
♪るぅるーっ るるるー♪
♪ららーっ らぁらー♪
♪るるーっ るぅらー♪
フルベビ「ギギッ?ギビィ?!」
フルフル「ホワァワ?」
はぐれ猫「何にゃこれ?…カラダがラクになる…優しい音色にゃ…」
ハンタ♀「(気持ち良い…指が、身体がスラスラ動く)」
はぐれ猫「ウニャニャ!オイラ、元気モリモリだにゃー!」
フルベビ「ギギッ?!ギッギーッ!」
フルフル『…おお、我が尾が再生した…?!』ふりふり
299 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 04:40:23.44 ID:1NufI6HU0
ティガレックス「(何だ、この音は…)」きょろきょろ
ティガレックス「(あいつか?あのニンゲンか?)」
ティガレックス「(何かわかんねぇが、アレはヤベぇ!)」
ティガレックス「ギュワ…ガガガガァーッ!」ドドドドッ
フルフル「…させんぞ!」バチチッ…
ティガレックス「電気ブレス!て、てめぇ…いつのまに尻尾が…」
フルフル「種明かしは好まん」
♪るぅるーっ るるるー♪
♪ららーっ らぁらー♪
♪るるーっ るぅらー♪
ハンタ♀「(命よ、尽きないで…力よ、みなぎって…)」
ハンタ♀「(守りたい…誰も傷つかせたくない…)」
はぐれ猫「すごい、すごいにゃ!音が岩壁に響いて、効果倍増だにゃ!」
300 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 04:42:13.42 ID:1NufI6HU0
フルベビ「ギイッ!」ガプリッ
ティガレックス「ギャワッ!このくそチビがぁ!」
ビョォン ドスン
フルフル「ホワアァアア!(させぬぞ!)」
ティガレックス「…ギギ…ググ…グ…(お、重めぇ…)」
フルベビ「ギギギギッ!」バチチチチッ
ティガレックス「は、鼻が痛てぇええ?!」
はぐれ猫「…今だにゃーっ!!」
ザシュッ!!
ティガレックス「ギャ、ギャワアアァー!!」
はぐれ猫「やったにゃ!両爪を折ってやったにゃ!」
304 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 04:43:45.70 ID:1NufI6HU0
ティガレックス「グルルルル…」ズリッ
フルフル「まだ、やるか?猛き轟竜よ」
フルベビ「ギィィ!」
フルフル「電撃の術に弱いお主を屠るなぞ、容易な事…」
ハンタ♀「はぁっ、はぁっ」
はぐれ猫「フーッ!」
フルベビ「ギピーッ!」バチチッ
フルフル「これ以上、我が巣…我が子…我が友を荒らすと言うならば、容赦せぬぞ?」
ティガレックス「………くそがあぁああぁぁ!!」
308 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 04:44:48.59 ID:1NufI6HU0
ティガレックス「(くそっ…くそぉっ…)」
ティガレックス「(何で、オレがこんなやつらに…)」
ズリッ ズリッ
捜索猫D「見るにゃ!ティガが逃げてくにゃ!」
ハンタ♀「…足を…引きずってる…」
はぐれ猫「相当弱ってる証拠にゃ。トドメ、さすにゃ?」
ハンタ♀「ううん。いいよ。みんなが無事なら、それでいいよ」
フルフル『………人の子よ。猫と共に、急いで我が元へ』
ハンタ♀「え?」
フルフル『白き霊獣が…我が巣へとやってくる…』
310 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 04:46:14.24 ID:1NufI6HU0
【雪山 崖下の氷穴 通路】
ティガレックス「くそぉ…痛てぇ…」ズリッ
ティガレックス「ふざくんな。あいつら、絶対殺す」ズリッ
ティガレックス「ああ、爪が痛てぇ…尻尾も痛てぇよ…」ズリッ
フワッ
幻獣キリン「………これは珍しい。傷つきし、猛き轟竜がおる…」
ティガレックス「あぁん?」
幻獣キリン「血の臭いに塗れし、手負いの轟竜よ。道を開けるが良い」
ティガレックス「白い馬?…何だてめぇは」
幻獣キリン『我が名はキリン…風翔龍クシャルダオラより遣われし者…』
ティガレックス「きりん?」
312 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 04:47:24.07 ID:1NufI6HU0
幻獣キリン『この我を知らぬとな?何と愚かで、何と物知らぬ若き轟竜か…」
ティガレックス「………てめぇ…俺様に向かって…」ギリリッ
幻獣キリン『まぁ、良い。轟竜よ、ちょうど良い機会だ。お主に話がある』ブゥ………ン
ティガレックス「な、何だこの光は!やめろ!」
幻獣キリン『我の聖なる雷力にて、お主を包んだ。しばらくはそこの空中で大人しくしておれ』
ティガレックス「うわっ、浮く!やめろ!俺を浮かせるな!」フワッ
プーギー「あ、あの怪獣!」ブルブル
ティガレックス「あ、さっきのブタ!てめぇ、何その馬公の背中に乗ってやがる!グルかっ?!」
幻獣キリン『案ずるな、獣の子よ。轟竜は、そなたに手出し出来ぬ』
プーギー「ほ、ほんとう?」
幻獣キリン『我は嘘など申さぬよ。さぁ、お前の主の下へ参ろう』
ティガレックス「ガルルルッ。グルルッ」ジタバタ
319 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 04:49:32.76 ID:1NufI6HU0
幻獣キリン『この我を知らぬとな?何と愚かで、何と物知らぬ若き轟竜か…」
ティガレックス「………てめぇ…俺様に向かって…」ギリリッ
幻獣キリン『まぁ、良い。轟竜よ、ちょうど良い機会だ。お主に話がある』ブゥ………ン
ティガレックス「な、何だこの光は!やめろ!」
幻獣キリン『我の聖なる雷力にて、お主を包んだ。しばらくはそこの空中で大人しくしておれ』
ティガレックス「うわっ、浮く!やめろ!俺を浮かせるな!」フワッ
プーギー「あ、あの怪獣!」ブルブル
ティガレックス「あ、さっきのブタ!てめぇ、何その馬公の背中に乗ってやがる!グルかっ?!」
幻獣キリン『案ずるな、獣の子よ。轟竜は、そなたに手出し出来ぬ』
プーギー「ほ、ほんとう?」
幻獣キリン『我は嘘など申さぬよ。さぁ、お前の主の下へ参ろう』
ティガレックス「ガルルルッ。グルルッ」ジタバタ
321 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 04:50:45.12 ID:1NufI6HU0
【雪山 崖下の氷穴 最奥】
フルフル『…来た…』くんくん
ハンタ♀「え?」
フワッ
ハンタ♀「うわぁ…綺麗な………ケルビ?」
捜索猫D「本当だニャー」
はぐれ猫「違うにゃ!あれはケルビじゃなくて、キリンっていうんにゃ!」
幻獣キリン「我が名はキリン…風翔龍クシャルダオラより遣われし者…」
フルフル「久方振りにお目にかかる。キリン殿」すっ
幻獣キリン「白雷龍よ、面を上げよ。そして、そんなに畏まらずとも良い。
我は風翔龍クシャルダオラより届け物に参っただけ故」
フルフル「届け…物?」
幻獣キリン「風翔龍クシャルダオラより、人の子への届け物だ。受け取るが良い…」
ハムッ ストン
プーギー「プ?!」
ハンタ♀「あ!!」
はぐれ猫「プーギーにゃ!生きてたんにゃね!」
322 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 04:52:28.12 ID:1NufI6HU0
幻獣キリン『獣の子よ。その人の子が、お前の主か?』くぃっ
プーギー「うん!そうだよ!」
幻獣キリン『左様か………よし、一時、お前に力をやろう」
プーギー「ちから?」
幻獣キリン『ただお前を送り届けるだけでは、芸がないからな。
これは我からの贈り物だ』ブゥ………ン
プーギー「わわわっ、光がっ」バタバタ
幻獣キリン『案ずるでない。獣の子よ。力を授けただけぞ。
さぁ、お前の愛おしい主の名を呼ぶが良い』
プーギー「わ、わかった…」
すうっ
プーギー『ご主人っ!』
ハンタ♀「…ん?」きょろきょろ
プーギー『ご主人!ボクだよ、プーギーだよ!』
ハンタ♀「え…プ、プーギーちゃん?」
326 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 04:53:53.57 ID:1NufI6HU0
プーギー『ご主人っ、ご主人っ♪』スリスリ
ハンタ♀「ど、どうしてこんな所に?」
プーギー『ああ、良かったご主人』スリスリ
ハンタ♀「それに、何で喋れて?」
プーギー『あのね、そこのキリンさんが、ちからを分けてくれたの』
ハンタ♀「力?」
幻獣キリン『人の子よ…聞くが良い』
ハンタ♀「ふぇっ?こ、声が…」
幻獣キリン『案ずるでない。人の子よ。お前の心に直接話しかけているのだ。
この獣の子は、ただひたすらお前を案じ、そこの猫と共に雪山へ参った』
ハンタ♀「ええっ?」
幻獣キリン『その強い思いが風翔龍クシャルダオラに届き、故に我を獣の子の元へと遣わせたのだ』
ハンタ♀「そうだったの?プーギーちゃん」
プーギー『うん!ボク、ご主人が心配だったんだ』
幻獣キリン『雪山を出るその時まで、十分に語り合うが良い。クシャルダオラもそれを望んでいる…』
プーギー『ありがとう、キリンさん!クシャさん!』ぴょん
329 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 04:56:21.84 ID:1NufI6HU0
はぐれ猫「はぁ…キリンにゃぁ…すごいにゃ…」
捜索猫D「ウチ、初めて見たニャよ…」
幻獣キリン『そこの猫よ』くるっ
はぐれ猫「な、何にゃ?って、声が聞こえるにゃ?」
捜索猫D「ウチも聞こえるニャ…」
幻獣キリン『お前の思いも、雪山に響いていたぞ…獣の子を守ろうとするお前の、強く一途な願いが…』
はぐれ猫「にゃにゃ?」
幻獣キリン『獣の子を助けた分の功績を称え、お前に良い事を教えよう…』
はぐれ猫「(ごくん)」
幻獣キリン『そこにある、人の子の躯を探るが良い…』
331 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 04:57:48.65 ID:1NufI6HU0
幻獣キリン『人の子、獣の子、猫よ』
ハンタ♀「あ、はい」
幻獣キリン『全ての命は等しい…人も獣も猫も』
プーギー『うん』
幻獣キリン『そこの白雷龍も、その子供も』
フルフル「(ぺこり)」
フルベビ「ギギィ」
幻獣キリン『もちろん、若い龍もだ』
はぐれ猫「にゃあ」
幻獣キリン『お前達があの若き轟竜を無闇に殺さなかった事、我は感謝する』
捜索猫D「フニャニャ」
336 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 04:59:32.02 ID:1NufI6HU0
幻獣キリン「フルフルよ」くるっ
フルフル「御意」
幻獣キリン「人の子らを送り届ける役目、頼めるか?
先程拾った若い轟竜と人の子らを、同時に連れては行けぬ故」
フルフル「…仰せのままに」すっ
幻獣キリン「では、我は風翔龍クシャルダオラの元へ戻るとしよう」
プーギー『キリンさん、帰るの?』
幻獣キリン『命ある限り、いずれまた会えよう』
プーギー『そっかぁ…』
幻獣キリン『お前に授けた力は、雪山を出る頃までは保たれよう。それまで名残を惜しんで語り合うのだぞ』
プーギー『うん!』
幻獣キリン『さて。異形に愛されし、人の子よ』
ハンタ♀「は、はいっ」
幻獣キリン『これからもその優しき心を保ち、己が天寿を全うせよ…』ブゥ………ン
シュビンッ
ハンタ♀「………行っちゃった………」
338 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 05:01:05.60 ID:1NufI6HU0
はぐれ猫「そういえば、キリンが躯を探れって言ってたにゃね」
捜索猫D「そうニャ、そうニャ」
がさごそ がさごそ
捜索猫D「ふにゃ…フルフルSメイルのポッケに何か入ってるニャ…」
はぐれ猫「何にゃ?」
捜索猫D「絵葉書…?何か下手っぴな絵が描いてあるニャ」
はぐれ猫「貸すにゃ!」ぶんっ
ポロポロッ
はぐれ猫「ふにゃにゃぁ…」ぺたん
捜索猫D「ど、どうしたニャ?」
はぐれ猫「これは…旦那さんの絵だにゃ…」
捜索猫D「ニャに?」
はぐれ猫「こんな下手っぴな猫の絵…旦那さんしか描けないにゃ…」ぐすん
はぐれ猫「(旦那さんは…きっと生きてる。そんな気がするにゃ)」
341 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 05:02:19.97 ID:1NufI6HU0
プーギー『ねぇ、ご主人。それなぁに?』
ハンタ♀「これ?これは狩猟笛だよ」
プーギー『笛?』
ハンタ♀「そうだ、聞かせてあげるね」スクッ
♪るぅるーっ るるるー♪
♪ららーっ らぁらー♪
♪るるーっ るぅらー♪
プーギー『うわぁ…綺麗な音だプー♪』
ハンタ♀「この笛、すごく吹きやすいんだよ」
プーギー『ご主人のあったかくて優しい気持ちが、伝わってくるプー』
ハンタ♀「え、優しい?」
プーギー『だってボクの事、いっつも優しく撫でてくれるでしょ?
それから、お出かけする時は、商店の女将さんにご飯頼んでくれてるでしょ?
あと、キッチンの猫さんに、お土産持ってくるでしょ?
村長お婆さんの肩揉んであげたりしてるでしょ?
それから、それから…』
フルベビ「ギギィー♪」ぴょん
プーギー『そうそう、フルベビちゃんも助けてあげたんでしょ?』ニコ
343 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 05:03:42.19 ID:1NufI6HU0
フルフル『その獣の子の言う通りだ…』ぺたぺた
ハンタ♀「フルフルさん」
フルフル『見事な演奏だった。噛み切られた尾が再生したのはそなたの演奏のおかげだ』ペコッ
ハンタ♀「そんな…」
捜索猫D「あんた、優しさを隠し切れない人ニャね。
狩猟笛のパートナーに選ばれた人は、たいていそうなのニャ」
ハンタ♀「え?選ばれたって…?」
はぐれ猫「狩猟笛は威力も備えながら、旋律によるサポート力もある素晴らしい武器にゃ。
だからこそ、使い手を選ぶ武器なんにゃよ。
その証拠に、あんたはあの笛吹くの初めてなのに、吹きこなしてたにゃ!」
ハンタ♀「あれは…勝手に指が動いたっていうか…その…」ぶつぶつ
347 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 05:04:57.37 ID:1NufI6HU0
フルフル『長年崖に刺さっていた笛が抜け、そなたの手に渡った。
それは笛の持ち主の魂が、そなたを認めたという事であろう…』
ハンタ♀「笛の持ち主…そうだ!あの人っ」くるっ
さらさらさらさら… さらららら…
ハンタ♀「あ…あの人が…」
捜索猫D「さらさらと、粉々に崩れていくニャ…」
はぐれ猫「何か…顔が、笑ってるみたいにゃね」
フルフル『あの者の魂の気配が、巣から消えてゆく…恐らく思い残しが晴れたのだろう』
ハンタ♀「思い…残し…」
はぐれ猫「(ぎゅっ)」
348 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 05:06:08.55 ID:1NufI6HU0
【その頃 雪山 謎の空間】
ティガレックス「おい馬野郎!俺様を早くこの玉から出せ!」
幻獣キリン「愚かな若き轟竜よ…御前の御前である。静かにいたせ」
クシャル「よい………キリンよ………」フワッ
ティガレックス「な………何だてめぇは…(黒い龍?)」
クシャル「…我が名は風翔龍クシャルダオラ…若き轟竜よ…お主、我が山を荒らしたな…」
ティガレックス「はぁ?何言ってんだ?」
クシャル「巨象の子をむやみに喰らう蛮行…身に覚えがないと…申すか…?」
ティガレックス「俺様が何喰おうと、関係ねぇだろが!弱えぇもん喰って何が悪いんだゴルァ!」ガルルッ
351 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 05:07:26.05 ID:1NufI6HU0
クシャル「全ての命は等しい…が、故意に子を狙うは許容し難い…
雪上に流れし巨象の哀惜の涙、見逃すわけにはいかぬ…
愚かな若き轟竜よ。故に、お主を我が雪山より追放す………」
びょひょおぉおおー!!
ティガレックス「う、うわあぁぁぁぁあー?!(竜巻???)」
クシャル「そう、全ての命は等しい…若き轟竜、お主もしかり…。
故に命はとらず、遠い彼方の灼熱の砂漠へと飛ばしてやろう」
ティガレックス「このくそ龍、覚えてろぉおぉぉぉーーー… … …」
びょひょおぉおおー… … …
クシャル「…これでしばらくは平穏になろう…キリンよ、我はまたしばし眠りにつくぞ…」フワッ
幻獣キリン「御心のままに…」スウッ
354 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 05:08:40.77 ID:1NufI6HU0
【雪山 崖下の氷穴 最奥 フルフルの巣】
フルフル『日が沈んだ様だな………人の子らよ、起きなさい』ぐいぐい
フルベビ「ギギーィ」グイグイ
ハンタ♀「ぁふ…お、おはようございます」ゴシゴシ
フルフル『良く休めたか?』
ハンタ♀「あ、はい。ぐっすり寝ました!」
フルフル『そろそろ、そなたらを送り届けようと思うのだが』
ハンタ♀「そうですね。夜なら人に見つからないでしょうし」
はぐれ猫「むにゃむにゃ」
捜索猫D「はぐれ猫は、まだクタクタみたいニャね」
ハンタ♀「雪崩に巻き込まれたんだもん。仕方ないよ」
356 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 05:10:02.09 ID:1NufI6HU0
プーギー『むにゃ…おはようプー』
ハンタ♀「おはよ、プーギーちゃん」なでなで
プーギー『ご主人、帰るの?』
ハンタ♀「うん。そろそろね」
プーギー『(´・ω・`)』
ハンタ♀「………あ、そっか。雪山出ちゃうと、もうおしゃべり出来なくなっちゃうんだっけ…」
プーギー『いいよ!ボク、だいじょうぶ!いっぱいいっぱい喋ったもん!』ぴょん
ハンタ♀「プーギーちゃん…」
プーギー『ボク、お家でいつも待ってるから。
ご主人のこと、ずっと待ってるから。
ボク、ご主人がお家に帰ってきてくれれば、それで良いんだー』
ハンタ♀「(ぎゅう)」
プーギー『だから、お家に帰ってきてね。ボク、待ってるからね』
ハンタ♀「うん、うん!」
367 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 05:15:13.01 ID:1NufI6HU0
■エピローグ
こうして、若きハンターはフルフルに送られて雪山のふもとに帰り着きました。
その晩、帰還を祝う宴は明け方まで続いたそうです。
はぐれ猫は、今日も集会所で旦那さんの帰りを待っています。
その顔は、少しだけ嬉しそうです。
狩猟笛とフルフルS装備は、若きハンターの物となりました。
彼女はそれを来て今日もあちこちを駈けずり回っています。
ちなみに、彼女が雪山に行くと、晴れているのに雷が走り、
辺りからモンスターの気配が消える不思議な現象が起きると言います。
また、ダイヤモンドダストやオーロラなど、珍しい風景が見られる確率も上がるそうです。
「雪山に愛されし狩人」と呼ばれる日もそう遠くないのかもしれません。
プーギーは、今日もお家でお留守番をしています。
けれど、その顔は、ちっともさみしそうではありません。
ほら。
扉の開く音が…
プーギー「(おかえりなさいっ!ご主人!)」
《 プーギー「ご主人は今日もお出かけです」 END 》
375 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 05:18:23.65 ID:6Gpzl9VYO
>>1乙!
久しぶりにSSスレに張り付いてしまったw
376 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 05:18:34.10 ID:+0unC+Qo0
>>1乙!
楽しゅうございました!
387 : ◆LIvweD/yxQ :2009/08/30(日) 05:22:51.97 ID:1NufI6HU0
こんな明け方までお付き合い下さり
ありがとうございました!

ヒプノックの睡眠ガスで寝てくれー!
あ、はぐれ猫は、集会所にいる猫です。
普通の猫だと思います。
390 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 05:23:50.80 ID:gO2zUMZ4O
>>1
とても楽しった。
乙です
391 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 05:24:00.02 ID:/APMj0L30
>>387
よかったなープーギー
392 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 05:24:26.79 ID:6Gpzl9VYO
なんだこのガス…
意識…が…
zzz
398 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 05:27:09.59 ID:1NufI6HU0
あ、そういえばフルフルは古龍ではなかったと思います。
でも、古くから生きてそうだから、古龍設定にしてしまいました。
すみません。
他に質問とかあったかな…
400 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 05:32:24.87 ID:SIUK4J5jO
ジエンはいつになったらきますか?
402 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 05:34:11.12 ID:1NufI6HU0
本当、みんなありがとう!
なお、このスレは煮るなり焼くなりご自由にどぞ。
>>400
あいつ大きいっすよねー。かっこいい。
ではおやすみなさいです!
403 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 05:34:42.81 ID:RPlcAXK2O
よっしゃ、睡眠半減スキルつけといてよかったぜ
>>1乙
411 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 07:02:47.43 ID:fi8NCCDIO
面白かった
もうフルベビ漬物にしないお
167 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 03:01:31.00 ID:J+Hts2DQO
誰も突っ込んでないし今更だけど
山菜爺さんテララピュタwww
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プーギー「ご主人は今日もお出かけです」おしまい
引用元
プーギー「ご主人は今日もお出かけです」
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1251558567/
(*゚∀゚)っ 石川梨華これはアウトだろwwwwwwwwwww
(*゚∀゚)っ キレイだよ、お姉ちゃん…。
(*゚∀゚)っ おっぱいすごい!奇跡の14歳『本城あい』ちゃんがヤバい!かわいい!
コメント一覧
楽しみにしてたから、何事かと思った
お前は最後まで読んだのか?
作者さん面白かったよ
乙でした
三毛猫は嫌いだがこれはあいつより酷い
フルフルベビー可愛いよ…
命がどうのこうの言い出しちゃったらやっぱりハンターが1番酷くね?
フルフルをガツガツ倒してはぎ取って作った装備きて、雪山に愛されてるって言われてもなぁ。
モンハンでこういうSSはやっぱ無理あるわ。
そしてかなり読みにくい…文書くの下手だなこの人
普段は神歌かルナーだけど、これ読んでたら
もっとブラッド使いたくなりました。
あれ・・・ラピュタのおじいさん・・・ポム爺さんだっけトム爺さんだっけ?
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