投資の世界で知らない人はいない!

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今月5日、米国の大手ネットオークション「eBay(イーベイ)」が毎年開催しているチャリティーオークションで米国の著名投資家「ウォーレン・バフェットとランチをする権利」が今年も競売にかけられ落札された。

今年の落札者は北京を拠点とするネットゲームメーカー「大連天神娯楽」のCEO、Zhu Ye氏。
落札額は234万5678ドル(約2億9000万円)で、昨年よりも17万ドル(約2000万円)強の値上がりだった。
落札金はサンフランシスコの慈善団体「グライド基金」に支払われるという。

高額化していることからわかることは、投資で成功をおさめた同氏トのファンが多く参加するオークションの中でも、飛びぬけて敬愛する人物が価格をつりあげて落札しているということだ。
また、中国人投資家の姿が多いのも特徴。
そして同氏が高齢ということもあり、ランチの機会も限られていると見たプレミア価格でもあると考えられる。
投資の世界に身を置くからには、一生に一度でもバフェットとゆっくり話して直接その言葉を聞きたいと考える人物が実に多いことを目の当たりにさせられる。

世界的な大富豪として知られ、「投資の神様」と呼ばれる同氏。
11歳で初めて公益企業シティーズサービスに投資、3株を1株38ドルで買い40ドルで売却したことが彼の投資の始まりだった。
そこで得た利益は妹と分けたという。
その後、同株式はなんと200ドルまで上昇!

ここで同氏は「優良安定銘柄は長期保有する」ということを学び、84歳になった今でもこれを一番の鉄則としている。
また「事業の内容を自分が理解できない会社には投資しない」が原則で、アップルやグーグルなどは「すばらしい企業」としながらも投資の対象としていない。
1990年代のIT企業への投資ブームには距離を置き、ITバブル崩壊で投資眼の確かさが注目された。

2015年版フォーブス世界長者番付で3位になった同氏、総資産は9兆円と言われているがその生活は意外に質素なものだった。
60年前に購入した自宅に今でも住み続けており、何よりもコーラが大好き!
「摂取カロリーの4分の1はコカ・コーラ」と冗談まで言うほどである。
ハンバーガーや甘い菓子も大好物で、株主総会にはアイスキャンディーをほおばりながら登場していた。
また気になる給与は年10万ドル(日本円にして約1250万円)で長年据置き。

「投資の神様」が身近に感じてこないだろうか。
また同氏の言葉の数々には、単純だけれども何か考えさせられる、そんな力が込められている。

「10年間株を持ち続ける気持ちがないなら、10分でも株を持とうなどと考えるべきではない。
何年も業績を伸ばし続けそうな企業を集めて、ポートフォリオを作ること。
そうすれば、ポートフォリオ全体の価値も高まっていく」

目先の株価ばかり気にして、損得を考えていないだろうか?
毎日の株価の動向に一喜一憂していないだろうか?
同氏のインデックスファンド投資戦略は、「買ったら忘れろ」戦略とも呼ばれている。

「並の企業を安く買うよりも、優良企業を適正な価格で買う方がはるかに良い」

価格だけでなく「価値」を見ることを忘れないように。

投資術だけでなく、こういった同氏の人柄も人気のひとつと言えるだろう。