不定期連載自伝小説・ミスタースターダスト★ストーリー『明日をまだ信じてる』 第1夢

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「みー!びっくりするぞ!グリーンガムの蕎麦だ」
 
秋色に染まった庭園を横目にその店の座敷へと案内され、裸足でスケートが出来そうなくらいツルツルに磨かれた廊下を子供のようにわざと滑りながら進んで行くと、一足先に昼食を始めていたビクター軍団と再び顔を合わせた。
ビクター軍団とは、株式会社ビクター・レコードのプロモーション・スタッフと売り出し中の新人シンガーソングライター、境長生(さかいちょうせい)そして彼のマネージャーの3人。つい先程、HBCラジオ釧路支局の生放送ゲスト出演で一緒になったばかりだ。俺の名前は、簑谷雅彦(みのやまさひこ)。同じく売り出され中の(笑)新人シンガーソングライター。我々はソニー軍団。株式会社CBSソニーのプロモーション・スタッフとマネージャーで3人。いやマネージャーがふたり付いていたので4人か。こちらの方がより売り出しに力を入れていたと言ったならそれは驕りに過ぎないかも知れない。
釧路の古い名店、東家・竹老園という蕎麦屋は他のレコード会社も含め芸能界御用達だそうだ。
「グリーンガムの蕎麦!?嘘でしょ(笑)」
「バカおまえ!みーの羽幌とかウチの倶知安とかには無いものが都会にはあるんだ」
境長生とは互いアマチュア時代からの友達で、すでに3年近い付き合いだ。
「いいから騙されたと思って早く食え!騙されるから」
昔から誰もが使う言い回しで俺を囃し立てる。
近くの座敷テーブルに付いた我々も注文をしようとメニューに目を走らせる。
「・・・・・・・・・・。やっぱりそんなのないっすよ、長生さん!」
「バカ!裏メニューだ裏メニュー!歌手になったから頼めるヤツだ」
デビューは同期でも歳が4つ上の彼の言うことには従っていた。
「すいません、じゃあ僕はグリーンガムの蕎麦をひとつ」
ビクター軍団もソニー軍団も俺以外全員が爆笑している。
長生に至っては畳の上を転がって笑っている。
「全員、あちらと同じコースの蕎麦を」
ソニーのプロモーターが若い御姉さんに告げると、かしこまりました、と言う声が笑いを堪えているのがわかった。
始めに"かしわぬき"という蕎麦を抜いた鶏肉とネギのスープ。続いて"蘭切り蕎麦"卵麺の黄色いラーメンのような蕎麦。そして"茶蕎麦"、更には"蕎麦寿司"酢めしの代わりに蕎麦を海苔で巻いたもの。
問題の蕎麦の正体は、"茶蕎麦"だった。
確かに見た目はグリーンガムの色だった!
どれもこれも恐ろしく美味いっ!!
笑われようと茶化されようと(茶蕎麦だけに・・・)あまりの美味さにそれだけで歌手になれて良かった!と思った。
「味はグリーンガムじゃなかったべ(笑)」
「ずっと噛んでたかったですけどね(笑)」
店を出て彼らとは一旦別れた。
一旦ということはまた後で会う予定があるということに他ならない。
新曲(デビュー曲)キャンペーンはそれからレコード店回り、有線放送回り、タウン誌や地元新聞の取材と続き、夜にはコンベンション・ライブ(御披露目的なもの)が待っていた。
と言っても長生さんだけで、まだ本格的なライブの経験がなかった俺はソニー軍団と共に敵情視察を兼ねて聴きに行くことになっていたのだ。普通は別レコード会社が合流することは基本的に有り得ないのだが、アーティスト同士が友達ということでそういうことになったのだ。
「ミルク・キャンディー」それがライブハウスの名前で、ずいぶん可愛らしい店名だなと内心笑ってしまったが、その数分後には笑えなくなっていた。
境長生のライブに衝撃を受けてしまったのだ。
なにしろ俺はふるさと羽幌という田舎町で4つ上の兄が経営する「TOM&MARK」というパブで高校時代(と言ってもつい昨年までのこと)毎日歌ってはいたものの、"ライブハウス"でのライブを自身も他人のも経験していなかったのだ。
ホールコンサートには何度か行ったことがあったが、それとはまた違う空間、雰囲気の中でギター1本だけの"長生ライブ"は素晴らしかった。観客ととても近く、まして業界関係者たちの前で演るのはけしてやり易いものではない。
なのに自然体で繰り広げられる歌声にギター演奏に合間のトークに、「これがプロのライブか!」と圧倒されてしまっていた。
とんでもない世界に踏み込んでしまった、と改めて打ち震えた。
昼間グリーンガムでオダっていた人とは別人で、打ち上げの席では友達に対してアガっていた。
「いいか、みのや、これからは友達でもライバルだからな」
ソニーのチーフ・マネージャー、須川さんが厳しい表情でそう言った。
俺は怖がりながらも心が燃えていた。
「俺も早くライブをやりたい!」
                     1981年の秋・9月。
 
2ヶ月後にデビューが迫っている。
 
ビクター・レコードから、境長生「いくたびも恋」。
CBSソニーから、
簑谷雅彦「白い嵐」。
 
ふたりとも言われていた・・・・・。
                    "北海道最後の大型新人"
 
 
みのや雅彦デビュー35周年記念リアルライブツアー2016『明日をまだ信じてる』
 
第3戦!
 
釧路市民文化会館小ホール!
 
いよいよ明日!
 
10月1日(土)!
 
午後6時開演!!
 










追憶そして想いを馳せる未来の狭間で

東京はまだ夏の名残。
 
毎週末帰る北海道はもう秋の気配。
 
35年前の秋。
 
「白い嵐」キャンペーン。
 
あの頃に戻る。
 
かなり鮮明にあの頃の感覚に戻れる。
 
寒い季節がまたやってくる…。
 
そんな折にデビューした。
               ときめきしかなかった。
 
だけど、どこか切なさも伴うときめきだった。
 
嬉しさしかなかった。
 
でも、なにか怖さも感じながらの嬉しさだった。
 
今もまた似ている感覚で。
徒然なるままに、ただ歌って行く。
 
人生は歌うしかないのか…。
 
歌うしかない人生なのか…。
 
今は亡き父を想い、今は亡き友を想い。
 
歌うしかない人生なのか…。
 
人生は歌うしかないのか…。                              もっと想いを、もっと心を、もっと魂で歌いたい…歌わなければ…。
 
 
 
みのや雅彦デビュー35周年記念リアルライブツアー2016『明日をまだ信じてる』
 
第3戦!
 
釧路市民文化会館小ホール!
 
あさって10月1日(土)!午後6時開演!
 
 
35周年記念イヤー・クライマックス!
 
リアルライブツアー・ファイナル・スペシャル!
 
11月27日(日)!
 
札幌市教育文化会館大ホール!
 
午後5時開演!
 
 
札幌の2週前!             11月13日(日)!
 
『みのや雅彦★road to real live tour final
 
 
東京・赤坂ふらっとんカンティーナ!
 
午後5時開演!
 
 
 
泣いて笑いたい人たちよ、星屑のもとに集結せよ!!
 










旅はみちずれ、あなたもみちずれ。

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音更ありがとうございました!開演前から良いムードで、全編楽しんでもらえた感じだね
な、今回のツアー絶対来た方がいいべ
だっから言ってるべや!
何回言えばいいのよ!
ファイナルの札幌教文大ホールは、また別物だからね!
今回観ないで、いつ観る気さ!?
俺が死ぬの決まったら、やっとかい!?(笑)
いや、死んだらやっとかい!?(笑)

ここで一句…。


「いつまでもあると思うな親と金と髪とみのや」  

  
                                  
みのや雅彦デビュー35周年記念
リアルライブツアー2016
「明日をまだ信じてる」
 
第3戦は!
 
10月1日(土)午後6時開演!
 
釧路市民文化会館小ホール!!
WHCD-103 live

 
 
デビュー35周年記念
「みのや雅彦★stardust
live series」第17戦〜やっぱ好きやねん〜
 
12月22日(木)
 
大阪ネイブホール
 
 
18時・開場
19時・開演
 
前売り\4000
当日  \4500
(2ドリンク別途)
 
10月1日(土)発売開始!
〈プレイガイド〉ローソン(Lコード・312-507)・ぴあ(Pコード・54549)・E+
〈ネイブホール〉(TEL)0665350691
 
 
 
デビュー35周年記念
「みのや雅彦★stardust live series」第18戦&第19戦〜merry X'mas spacial〜
 
京都・都雅都雅2DAYS!

12月24日(土) 
18時・開場
19時・開演
 
12月25日(日)
17時・開場
18時・開演
 
前売り\4000
当日  \4500
(オーダー別途)
 
10月2日(日)発売開始!   〈プレイガイド〉ローソン・E+ 
〈都雅都雅〉
 
 

"ハヤブサ・ライブ"
は、
 
引き継ぎ6回目、
 10月17日(月)19時半開演〜蒲田・串猿
hayabusa vol96

 
引き継ぎ7回目、
12月5日(月)19時半開演〜蒲田・串猿「忘年会スペシャル!」
hayabusa vol97

 

12月10日(土)博多Rooms
 
「みのや雅彦★stardust live series」第16戦〜博多スペシャル!〜
 
もチケット絶賛発売中!
20161210flyer

 
 
そして、
 
 
"2016年歌い納め"!?
 
 
近日発表!!
 


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