みのお山林所有者の会の設立の経緯は、平成16年1月9日に発足した「公益信託みのお山麓ファンド」(以下、山麓ファンド)により、従来から山林所有者へ交付されてきた報奨金に変わり、助成金として交付されることになり、種種の問題が発生したことによります。

   山麓ファンドが設立する以前では、箕面市環境保全条例により指定された自然緑地(山なみ景観保全地区)に対し、報奨金(土地登記簿面積で1屬△燭25円、上限25万 ※平成3年〜9年まではこれに加え、緑地保全代(仮称)として別途支払われていた。)が箕面市より山林所有者へ交付されていましたが、山麓ファンドの設立により助成金(土地登記簿面積で1屬△燭25円、上限25万)が交付されることになりました。

   これを読む限りでは言葉が変わっただけで、特段以前と変わりないじゃないかと思われるかもしれませんね。 報奨金制度の時代には、申請書を提出する際、整備する前・後の写真を添付することにより、報奨金が交付される仕組みになっていました。ただ、これを運用する際、当時箕面市としては山の維持管理の考え方として、目的が「保護」(現状の維持)であったことから、特に現在行われている山の手入れ(間伐、枝打、下草刈など)をせずとも目視による確認により報奨金を交付することとしていました。したがって、実際は写真の添付をせずとも箕面市から山林所有者に対し、報奨金が交付されていた実態があり、山林所有者の土地を手入れせずとも申請書一枚提出するだけで報奨金をもらっている人が多くいたことも事実なのです。

   ところが、山麓ファンド設立に伴い、NPO みのお山麓保全委員会 が運営主体となったため、助成金を交付する根拠(写真の提出)を厳格化したので、写真の添付は必須事項となりました。そこで問題となったことは、以前まで山の整備を行わなくとも申請書を提出するだけでお金がもらえていたのに、今度からは山を整備した写真を添付し、申請しないことには助成金がもらえなくなってしまったのです。

   では、いざ、助成金をもらうために山林所有者が自分の土地を整備しに行こうと思っても、今まで山仕事をされた経験の無い方が多く、自分の土地がどこにあるかさえ、わからない人が多くおられたのが実情でした。また、ある程度、自分の土地がどこにあるか見当はつくが、隣の土地との境界がどこにあるかわからないといった山林所有者も多くいらっしゃったのも事実です。
   そういった問題を山林所有者同士または山に見識が深い人たちと一緒になって、いろいろな問題を解決していこうという発案から組織化されたのが、このみのお山林所有者の会であります。