インターネットの登場以来、様々なリアル市場がインターネットビジネスに食われていっています。

主要なリアル市場について、”ネット化率”の実際の数値をまとめてみました。


■広告市場

日本の総広告費はもともとGDPに比例しており、変化のない世界です。広告費はもともとは企業の広告宣伝費・販促費から出てきているものであり、それは日本の経済規模と比例して増減します。

ただし、その中でインターネット広告費は毎年大きく伸長しています。(その分、雑誌や新聞など、インターネット以外の広告費が減少しています)

2014年時点での日本の広告市場のネット化率は、17.10%です。インターネットメディアの成長と既存メディアの縮小を考えると、今後も毎年1%程度ずつ伸びていくとだろうと思います。

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(電通 日本の広告費)



■個人向け物販市場

日本のGDPは約500兆円、そのうち約6割の300兆円を個人消費(個人による物やサービスの購入)が占めます。

個人消費のうち、さらに物に限った市場に関して、総額とEC化率を表したデータが、以下の経済産業省のものです。2014年のネット化率は、4.37%となっています。

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(経済産業省)

こちらも広告市場と同じく、全体のパイは変わらないものの、インターネットによる物販とEC化率は伸びていっていることがわかります。



■ゲーム市場

上記2市場よりさらにネット化が劇的に進行しているのが、ゲーム市場です。

以下はカドカワのファミ通ゲーム白書のデータです。2014年の日本のゲーム市場は総額で1兆1925億円、そのうちインターネットを利用して提供する形態(グラフ中”オンラインプラットフォーム”)の市場は7886億円で、ネット化率は66.1%となっています。

・カドカワ ファミ通ゲーム白書2015 国内ゲーム市場
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上記2市場と比較すると、ゲームの場合は、インターネットが既存の家庭用ゲームの市場を食いつつ、さらに市場のパイそのものを飛躍的に伸ばしていることがわかります。

なおオンラインプラットフォームのうち、スマートフォン向けのゲームアプリ市場が7154億円となっており、市場のほとんどを占めています。