たまに企業分析をやってみます。

現在管理人が注目している銘柄に、タクマ【6013】があります。これは先日記事にした木質バイオマス発電関連銘柄の一角で、木質バイオマス発電の発電プラントを製造している会社です。

同社の基幹事業は、日本国内でバイオマス発電プラントのほか、ごみ処理施設の製造・管理などを行う環境・エネルギー事業(国内)であり、この事業が会社の業績の大部分を担っています。

8/9に第1四半期決算を報告しましたが、この結果は非常に良いものでした。

平成26年3月期第1四半期の連結業績(百万円)
受注高 40,808(+65.0%)
受注残高 113,308
売上 18,513(+15.0%)
営業利益 311(+28.4%)
経常利益 726(+21.0%)
純利益 589(+26.6%)
※カッコ内は前年同期比です


特に注目したいのはこの点です。

固定価格買取制度の認定を受けたバイオマス発電設備を相次いで受注したほか(中略)、受注高は40,808百万円と前年同期に比べ16,073百万円(65.0%)の増加となりました。


なお、平成26年3月期の通期の業績予想は以下の通りです。

平成26年3月期の連結業績予想(百万円)
売上 95,000
営業利益 6,000
経常利益 7,000
純利益 6,500


今回の決算では業績予想の修正はありませんでしたが、この第1四半期の結果を見て、通期決算がどの程度上振れ(下振れ)するのかを考えてみたいと思います。

まず、四半期の実績が通期の1/4と考えると非常に悪いように見えますが、タクマ自身が決算書の中で以下の記載をしています。

なお、当社グループの売上高は、通常の事業形態として、上半期に比較して下半期が多くなる傾向にあります。また、上半期においても、第1四半期の売上高に比較して第2四半期の売上高が多くなる傾向にあります。


では同社の過去の実績、特に第一四半期の時点と通期の時点での実績を見てみたいと思います。なお、第一四半期売上高のカッコ内の数字は、通期売上高に対する割合になります。

平成25年3月期
第一四半期受注高 24,734
第一四半期受注残高 86,798
第一四半期売上高 16,097(17%)
通期売上高 96,383

平成24年3月期
第一四半期受注高 21,655
第一四半期受注残高 92,149
第一四半期売上高 18,318(18%)
通期売上高 101,014

平成23年度3月期
第一四半期受注高 33,630
第一四半期受注残高 100,214
第一四半期売上高 14,328(16%)
通期売上高 89,140

平成22年度3月期
第一四半期受注高 29,132
第一四半期受注残高 138,270
第一四半期売上高 17,674(19%)
通期売上高 95,134

平成21年度3月期
第一四半期売上高 18,755(18%)
通期売上高 104,930


過去5年間、第一四半期の売上高は、平均して通期売上高の18%になります。この割合が今期も続くと、通期の売上高は逆算して102,850百万円になり、業績予想を8%上回ります。業績は上振れ期待が十分にあると考えて良い気がします。


次に、株価をチェックします。

以下はタクマの日足チャートです。

6013

第一四半期の発表後一時900円を超え、現在はやや戻し900円を割る水準で取引されています。テクニカル的には、4ヶ月にわたって上昇トレンドが続いており、現在は押し目を作っている最中だと解釈できると思います。


また、タクマの現在の株価と業績予想から算出する予想PERは11.4、直近のPBRは2.2となっています。2013年7月末の東証一部機械業界の加重平均PERは21.8、加重平均PBRは1.4となっています(共に東証より)。

タクマは、PERから見ると非常に割安に見えます。PBRはやや高めになっていますが、機械業界の平均的な自己資本比率が54.1%(EDINETより)なのに対してタクマは34.1%とかなり低い(自己資本が少ない)ため、PBRは高めに出る傾向があります。もしタクマの自己資本比率が業界平均54.1%(自己資本が1.59倍)であればPBRは1.4になる計算となり、機械業界の加重平均に一致します。あまり気にし過ぎる必要は無い気がします。


さらに信用残高も見てみましょう。以下はYahoo!ファイナンスのデータです。
タクマ

先週8/16時点での信用倍率は1.37にまで減少しており、4月以降の上昇トレンドが始まってから最低の記録になっています。つまり買い残に対して売り残が非常に多くなっており、今後の買戻し圧力で上昇しやすい貴重にあります。


以上を総合すると、「バイオマス発電の伸びによる受注増で業績の上振れが期待できること」と「テクニカル的なタイミングが良いことと」と「株価は割安な水準にあること」から、タクマはとても魅力的な銘柄だと感じられます。

8月以降の急上昇は一旦崩れる可能性もありますが、その後中期的には伸びて行きそうな気がします。


※めちゃくちゃ推奨してますが、投資は自己責任でお願いします^^


ご意見ご感想、この考え方は違うんじゃないの?というツッコミなどはぜひコメント欄に!

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