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日経平均株価の値をTOPIXの値で割った、「NT倍率」という指標があります。

TOPIXは東証一部に上場している約1700銘柄の平均ですが、日経平均は日本を代表する僅か225銘柄の平均であり、ごく一部の人気銘柄の動きに揺さぶられることが多いです。最近ではファーストリテイリング、ソフトバンク、ファナックなどの日経平均への寄与度が非常に高くなっています。

NT倍率が高いということは、一部の銘柄の上昇だけで日経平均がかさ上げされている状態であり、逆に低いときは銘柄全体はまんべんなく買われている状態だということが言えます。一部の銘柄だけが永遠に買われ続けることはなく、一時的に買われ過ぎた銘柄はいつか元に戻ることになるわけであり、基本的にNT倍率は一定の水準に収まると考えられます。したがって、NT倍率が高くなり過ぎたときは、どこかのタイミングで訂正が入ることになるはずです。

過去1年間の日経平均とNT倍率の推移は以下の通りです。
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これを見ると、NT倍率が12.2付近に到達するほど上昇する局面が3度ありました。2012年12月、2013年4月、2013年5月です。このときの日経平均を見ると、いずれも大きく変動するタイミングであったことが言えそうです。

今現在、過去1年の中でNT倍率が4度目の急上昇を見せています。ちょうどシリア情勢やオリンピック招致、米国の緩和縮小などの大イベントを控えている時期でもあり、日経平均が大きく動き出すことを暗示しているのかもしれません。