乃南です。
メンソールさんに「『瑳こう(さこう)』に行ってみたいんですけど、今日は空いてますか?」と、連絡してみました。「空いてるよ」という返事だったので、「場所は判りますか?」と、聞いてみると、「判る。泉州の地魚を使った料理と日本酒の店だよ」との返事が…。で、直後に待ち合わせ場所&時刻を書いたメールが来ました。
本町駅で待ち合わせて、そのままメンソールさんに連れられて、南へ。ビルの奥まったところにあるので、連れてきてもらわなかったら判らなかったと思います。テーブル席といっても8人くらい座れる大テーブルを複数のグループでシェアするような感じ。
「乃南は、ビールだよな。ここはモルツだし…」と生ビールをオーダー。日本酒もいろいろとあって楽しくなってしまいそう。お任せ料理が気になったので、メンソールさんと相談して、お任せ料理を一人前、お任せに含まれていないけど気になる料理を単品でオーダーするというメンソールさんのお得意のパターンを真似させてもらいました。
お任せの内容は、造りの盛り合わせ、酢の物、揚げ物、煮物(うおぜ)、おにぎりのお茶漬けで、3,000円。コストパフォーマンスは高いと思います。
メンソールさんがオーダーしたのが、秋の筍、焼き物の盛り合わせ、野菜の炊き合わせ。
日本酒は20種類くらい。メンソールさんはいつも、「メニューに載せてない隠し球はないの?」と聞くので、乃南も真似してみました。すると出されたのが『遊歩』で、「燗は出来ますか?」と、聞いてみると、「出来ます」とのこと。うれしくなって、「ぬる燗でお願いします」と、言っちゃった。
出されたときには、とっくりが持てないほどだったんですけど、メンソールさんは手慣れたもんで、乃南の猪口に注いでくれました。少し、温度が下がってくると旨味が増してくるのがおもしろかったです。
メンソールさんは、本醸造酒と古酒をブレンドしたような日本酒を飲んでました。乃南は古酒がダメなので、飲まなかったんですけど、メンソールさんに聞いてみると、スーパー・ハイボールみたいだと言ってました。乃南にはスーパー・ハイボールが良く分からなかったんですが…。
メンソールです。
お任せの造りは、なかなか良かったです。皮目なども積極的に使ってる感じですし…。焼き物は炭火焼きと思われるんですけど、メンソール的にはちょっと「炭火焼きですよ〜」という主張が強すぎるような気がします。炭火焼きって、遠赤外線とかいろいろメリットが挙げられてるんですけど、炭焼きの臭いが残るんですよね。それなら、ガスの天火焼きの方が良いような気がするんですけど…。
揚げ物は、衣が軽いので、サクサク行っちゃいます。乃南は良い感じだと言ってますけど、メンソール的には、全体的に味付けは濃いめに感じますね。ただ、日本酒に良く合います。ドリンクメニューに酎ハイがないことから見ても、日本酒が好きな人のための味付けになってるのではないかと思います。煮物も、メンソール的には若干濃いめの味付けに感じるんですけど、生姜を上手く使ってあって、でも生姜がとっても上手く隠れてて、魚の味を引き立ててくれてます。
秋筍は天ぷらになってるんですけど、天つゆではなく塩で味わうようになってます。で、その塩がまた旨かったりします。藻塩でしょうかね。野菜の炊き合わせは、料理がなくなっちゃったけど、もう少し酒が飲みたいと言うことでオーダーしてみたんですけど、旨いです。ただ、単品で旨いと言うよりは、日本酒とのコラボレーションというか、日本酒と共に味わうことを前提にした味付けになってるんじゃないかと思います。
店内はもう少し、若者向けのカジュアルな感じかと思ってたんですけど、確かにカジュアルではあるんですけど、アダルト向けでしたね。おもしろいのは、テーブル席が参列あるんですけど、それぞれに段差があって、高さが違うんですね。何を意図したのかは判らないんですけど、トイレに行くときに躓かないように注意しましょう。ちなみに、日本酒は『山中酒の店』の系統ですね。
(店 名) 瑳こう(さこう)
(ジャンル) 居酒屋
(所 在 地) 大阪市中央区北久宝寺町4-3-12 小原5ビル一階
(電 話) 06-6251-2357
(営業時間) 11:30-14:00、17:00-22:00
(定 休 日) 日月祝
(席 数) カウンター6席、テーブル26席
(平均予算) 4,500円くらい
(予 約) ベター