愛なんかなくたって、ただ男であるってだけで、女を救えるのが男なんだ。なんとなく私はそう思った。男であるってだけで女にとっては凄いんだ。そういう自信を男がみんな持ってくれたらいいのに。(By 田口ランディー)
7月28日は、ちまきの誕生日である。今日は7月24日で、少し早いし、誕生日を早く祝ってはいけないという人もいるようなんだけど、メンソールは7月15日付で、「やってらんねぇや」ということで、会社を辞めちゃったので、資金が尽きる前に祝っておこうと考えた。メンソールがちまきと出会ったのは1992年10月10日だったから、ちまきの誕生日を祝うのはこれが7年目だ。
ちまきとは、色々と理由があって、今度行くときは天満界隈の店に行こうと決めていた。最初の予定では『ディーバ』だったんだけど、直前でメンソールは『ビストロ・デュ・ロン・ポワン』に変更した。この店は三ヶ月ほど前に偶然に見つけた。レトロ調のビルの一階にあるレトロ調のビストロ。ちょっとだけ時代を巻き戻して、ちょっとだけリッチな雰囲気のある店が、やはりちまきの誕生日を祝うにはふさわしいんじゃないか、とメンソールは思った。それと、メンソールがこの店を見つけたほぼ直後くらいに、【大阪グルメ倶楽部】のメーリングリストで、この店が話題になったことも、この店を選ばせたのかもしれない。
店は地下鉄『北浜』からの方が近いが、メンソールはJR天満駅から、天神橋筋商店街を歩いていくことにした。天神祭りがあることはもちろん知っていたけれど、それほど混むとは思わなかったからだ。ところがちょっと甘かったようで、露店は出ているし、御輿はでているし、人通りは多いし、ついでに真夏日でめっちゃ暑いしで、メンソールは暑いのが全然平気なんだけど、ちまきはちょっとこたえたようだった。
天神橋筋商店街を通り抜け、アーケードが無くなっても歩き続けて、次の辻を左に曲がる。派手な看板はない。さりげなくdu Rond Pointと書かれている。ギャラリーが隣接しているので、見逃してしまうかもしれない。ちょっとレトロなビルと書いたが、ちょっとだけレトロなので、昼間見ると普通のビルとさして変わらないように見える。メンソールがこの店を見つけたのは夕方だったが、ディナータイムならば、このビルのレトロさは目立つと思う。
この店のランチタイムは11:30から。メンソールはかなり余裕を持って出発したが、先に述べたような理由で、時間がかかってしまい、結局店に到着したのは11:30ジャストだった。20台と思われる若いウェイターとウェイトレスが、レストラン入り口で準備をしていた。メンソール達が最初の客だった。
どこでも好きなテーブルへどうぞ、ということだったので、センター寄りの柱の陰にある二人掛けのテーブルについた。二人掛けのテーブルというと狭いテーブルが多いが、このテーブルは四人掛けにしても良いくらいの大きいテーブルで、リラックスすることが出来た。テーブルにはグラスが二個置かれている。
店の壁や天井はホワイトで統一されている。天井には大型のファンがまわっている。メンソールはこういった、天井に据え付けられているファンは、インテリアの一種で風なんか来ないもんだと思っていたんだけど、心地よい風が熱い商店街を歩いてきた二人の熱気を、気づかないうちに取り去ってくれる。これで壁と天井がグレイだったら、高島礼子が演じたボディーガードが住まいしていたビルにそっくりだ、とメンソールは思っていた。
スピーカーはJBL、低域を担当するウーファーと中高域を担当するかなり大きめのホーン型スコーカー。スコーカーは、ウーファーの上に数個の木箱が積み重ねられており、その上に乗せられている。流れてくる音楽はジャズ。ボリュームは大きい目なんだけれど、気にならない。
この店を見つけたときは、もう少しリッチな雰囲気だと思ったんだけど、実際に入ってみると予想に反してカジュアルな感じだった。
ちょっとおしゃれなボトルに入れたミネラルウォーターを持って、ウェイトレスがやってきた。手にはメニューを持ってきて、今日のランチメニューを説明してくれる。メニューは A4版の紙に手書したもので、メインは鰯のトマトソースなんだそうだ。ランチメニューは \1,000-、 \2,000-、 \3,000-の三種あり、 \2,000-のコースが一番お得そうだったので、それをお願いした。 \2,000-のコースは、オードブル、メイン、コーヒー、デザートだ。結局 JR天満駅から 30分くらい歩いたので、最初はグラスビールをオーダーした。
まずはビールで乾杯。「来年もまたこんな感じで出来るのかな」とちまきが聞く。たぶん出きると思う、とメンソールはこたえる。ちまきは、メンソールが退職後の生活を心配してくれているんだけど、「私も協力するから....」と言ってくれた。
オードブルは、蒸し豚のマヨネーズ風ドレッシング。蒸した豚肉を薄切りにして 8切れほどが扇状に並べられており、マヨネーズ風のドレッシングがかけられている。その上にほうれん草、ディル、レタス、サニーレタス、ケッパーが乗せられているが、こちらには透明なイタリアンドレッシングがかけられており、それが豚肉に覆い被さり隠している。\1,000-コースの方は、この皿から豚肉を抜いたもの、つまりはサラダ、だと思う。
まず蒸し豚を一口。オードブル、で蒸し豚だから、冷製だとメンソールは思いこんでいたが、ほんのりと暖かく、予想を裏切られた驚き。そして絶妙の塩加減。マヨネーズ風のソースはかなり酸味のきついもので、これが暖かい豚肉とマッチしている。オードブルというと、メインに至るまでの時間稼ぎとしか思えないようなものに出会うこともあるが、これはおいしかった。「へぇー、あったかいんだ」というメンソールに応えて、ちまきも「野菜と肉でソースが変えてあるね」と言った。さすがに食品会社に10年勤務していたちまきの観察には鋭いものがある。
このあたりで最初にオーダーしたグラスビールが無くなったので、ワインをオーダーした。ワインリストをもらったけれど、ハーフサイズは無かった。ウェイトレスと相談すると、ハウスワインのデカンタ・サービスがあるとのことだったので、それをお願いした。白か赤かで迷ったけれど、メインが鰯なので、赤でも良かろうと思って赤ワインをオーダーした。華やかな香の中に土の香がするおいしいワインだった。
パンはたぶん全粒だと思う。とても香の高いおいしいもので、オードブルの皿は完全にピカピカにして返した。続いてメインの鰯料理。蓋をかぶせられたステンレス製のプレートで運ばれ、テーブルの上で蓋を取ってくれる。鰯を、たぶんオーブンで焼いたものにトマトソースがかけられているが、粘度の高いソースではなくて、トマトを小さくサイコロ型にカットしたものが散りばめられたソースで、トマトではなくビネガーの味を強く感じたし、それとトマトのフレッシュ感がいい感じに一体化している。鰯もそれほど臭みを感じなかった。「たぶん牛乳化なんかで前処理してるんだと思う」とちまきが言う。鰯の皮はパリパリに焼き上がっていて食感も素晴らしい。
脇に添えられているのはポテト。メークイーンを半分にカットし、中身をくり抜いたものを、ホワイトソース、パセリ、チーズで仕上げたものを、詰め戻し、オーブンで焼き上げたもの。鰯は小振りのものが四匹くらい。それに対してこのポテトはかなり量が多いように感じた。「きっと鰯だけじゃなくて、こっちのポテトもメインなのよ」とちまきが言う。そうかもしれない....、と納得してしまうメンソールがそこにいたりした。もちろん皿は完璧にピカピカに磨き上げた。
オードブルが豚肉で、メインが鰯というのは変わった取り合わせだと思うけれど、これはシェフの冒険なんだろうか。後でメンソールが帰るときに、わざわざシェフ、こちらも若くてたぶん20台だと思う、がキッチンから出てきてくれて、挨拶してくれたんだけど、どうしてだろう。ピカピカに磨き上げた皿のせいだろうか....。
食後のメンソールはホットコーヒー、ちまきはアイスコーヒー。デザートはメンソールがパンプリン、ちまきがネクター何とかのタルト。もちろん二人でシェアするために別々のものをオーダーしていた。
パンプリンは、卵豆腐といったサイズの四角いもの。上にキャラメルがなければ卵豆腐だと思ったかもしれない。キャラメルの中には、砕いたバニラの粒が散りばめられている。何といっても面白いのは、一番下にパンが敷かれていること。パンの上にプリン、というよりはクレームブリュレが乗ったような感じになっているんだけれど、パンも十分にプリンの風味を吸い込んでいるので、違和感は全くない。
ちまきのオーダーしたネクター何とかのタルトには、桜桃が乗せられていた。なぜネクターなんとかという名前なのか聞いたんだけど、タルトに乗せられているのがネクターなんとかという果物で、モモに似てるけどモモじゃないんだそうだ。
食事が終わって会計をお願いすると、ちゃんとテーブルにビルを持ってきてくれる。店の雰囲気はカジュアルだけれど、ウェイターやウェイトレスは、学生のバイトかと思うくらい若い人たちなんだけど、こうしたサービスはしっかりしているのかもしれない。
\2,000-のコースと、グラスビールが二杯、キャラフィー・ワインで、\6,500-と少しだった。ランチにしてはやや高い目かと思うけれど、内容的には満足している。店やウェイター、ウェイトレスが持つカジュアルでヤングな雰囲気と、でてくる料理とサービスのアンバランスさが、妙に心地よかった。店の前にあるメニューを見ていると、ワイン&チーズといった使い方も出来そうなので、一度ディナータイムにも来てみたいと思う。店名のロン・ポワンというのは、円形広場といったような意味があるのだそうだ。人々が集う、広場のような店にしたいという願いが込められているのだそうだ。
【店 名】 ビストロ・デュ・ロン・ポワン(Bistrot du Rond Point)
【ジャンル】 フレンチ
【電話番号】 06-6242-6511
【住 所】 大阪市北区天神橋1-10-4 藤原ビル一階
【営業時間】 11:30-14:00, 17:00-22:00
【定 休 日】 月曜日
【そ の 他】
P.S.
1999年6月25日に書いたレポートのリライトです。残念ながらすでに閉店してしまっています。『デュ・ロン・ポワン」のシェフが片町にある『ナガオ・ウンダバ』をオープンされたとの噂も聞いていますが、真実のほどは明らかではありません。
ちまきとは、色々と理由があって、今度行くときは天満界隈の店に行こうと決めていた。最初の予定では『ディーバ』だったんだけど、直前でメンソールは『ビストロ・デュ・ロン・ポワン』に変更した。この店は三ヶ月ほど前に偶然に見つけた。レトロ調のビルの一階にあるレトロ調のビストロ。ちょっとだけ時代を巻き戻して、ちょっとだけリッチな雰囲気のある店が、やはりちまきの誕生日を祝うにはふさわしいんじゃないか、とメンソールは思った。それと、メンソールがこの店を見つけたほぼ直後くらいに、【大阪グルメ倶楽部】のメーリングリストで、この店が話題になったことも、この店を選ばせたのかもしれない。
店は地下鉄『北浜』からの方が近いが、メンソールはJR天満駅から、天神橋筋商店街を歩いていくことにした。天神祭りがあることはもちろん知っていたけれど、それほど混むとは思わなかったからだ。ところがちょっと甘かったようで、露店は出ているし、御輿はでているし、人通りは多いし、ついでに真夏日でめっちゃ暑いしで、メンソールは暑いのが全然平気なんだけど、ちまきはちょっとこたえたようだった。
天神橋筋商店街を通り抜け、アーケードが無くなっても歩き続けて、次の辻を左に曲がる。派手な看板はない。さりげなくdu Rond Pointと書かれている。ギャラリーが隣接しているので、見逃してしまうかもしれない。ちょっとレトロなビルと書いたが、ちょっとだけレトロなので、昼間見ると普通のビルとさして変わらないように見える。メンソールがこの店を見つけたのは夕方だったが、ディナータイムならば、このビルのレトロさは目立つと思う。
この店のランチタイムは11:30から。メンソールはかなり余裕を持って出発したが、先に述べたような理由で、時間がかかってしまい、結局店に到着したのは11:30ジャストだった。20台と思われる若いウェイターとウェイトレスが、レストラン入り口で準備をしていた。メンソール達が最初の客だった。
どこでも好きなテーブルへどうぞ、ということだったので、センター寄りの柱の陰にある二人掛けのテーブルについた。二人掛けのテーブルというと狭いテーブルが多いが、このテーブルは四人掛けにしても良いくらいの大きいテーブルで、リラックスすることが出来た。テーブルにはグラスが二個置かれている。
店の壁や天井はホワイトで統一されている。天井には大型のファンがまわっている。メンソールはこういった、天井に据え付けられているファンは、インテリアの一種で風なんか来ないもんだと思っていたんだけど、心地よい風が熱い商店街を歩いてきた二人の熱気を、気づかないうちに取り去ってくれる。これで壁と天井がグレイだったら、高島礼子が演じたボディーガードが住まいしていたビルにそっくりだ、とメンソールは思っていた。
スピーカーはJBL、低域を担当するウーファーと中高域を担当するかなり大きめのホーン型スコーカー。スコーカーは、ウーファーの上に数個の木箱が積み重ねられており、その上に乗せられている。流れてくる音楽はジャズ。ボリュームは大きい目なんだけれど、気にならない。
この店を見つけたときは、もう少しリッチな雰囲気だと思ったんだけど、実際に入ってみると予想に反してカジュアルな感じだった。
ちょっとおしゃれなボトルに入れたミネラルウォーターを持って、ウェイトレスがやってきた。手にはメニューを持ってきて、今日のランチメニューを説明してくれる。メニューは A4版の紙に手書したもので、メインは鰯のトマトソースなんだそうだ。ランチメニューは \1,000-、 \2,000-、 \3,000-の三種あり、 \2,000-のコースが一番お得そうだったので、それをお願いした。 \2,000-のコースは、オードブル、メイン、コーヒー、デザートだ。結局 JR天満駅から 30分くらい歩いたので、最初はグラスビールをオーダーした。
まずはビールで乾杯。「来年もまたこんな感じで出来るのかな」とちまきが聞く。たぶん出きると思う、とメンソールはこたえる。ちまきは、メンソールが退職後の生活を心配してくれているんだけど、「私も協力するから....」と言ってくれた。
オードブルは、蒸し豚のマヨネーズ風ドレッシング。蒸した豚肉を薄切りにして 8切れほどが扇状に並べられており、マヨネーズ風のドレッシングがかけられている。その上にほうれん草、ディル、レタス、サニーレタス、ケッパーが乗せられているが、こちらには透明なイタリアンドレッシングがかけられており、それが豚肉に覆い被さり隠している。\1,000-コースの方は、この皿から豚肉を抜いたもの、つまりはサラダ、だと思う。
まず蒸し豚を一口。オードブル、で蒸し豚だから、冷製だとメンソールは思いこんでいたが、ほんのりと暖かく、予想を裏切られた驚き。そして絶妙の塩加減。マヨネーズ風のソースはかなり酸味のきついもので、これが暖かい豚肉とマッチしている。オードブルというと、メインに至るまでの時間稼ぎとしか思えないようなものに出会うこともあるが、これはおいしかった。「へぇー、あったかいんだ」というメンソールに応えて、ちまきも「野菜と肉でソースが変えてあるね」と言った。さすがに食品会社に10年勤務していたちまきの観察には鋭いものがある。
このあたりで最初にオーダーしたグラスビールが無くなったので、ワインをオーダーした。ワインリストをもらったけれど、ハーフサイズは無かった。ウェイトレスと相談すると、ハウスワインのデカンタ・サービスがあるとのことだったので、それをお願いした。白か赤かで迷ったけれど、メインが鰯なので、赤でも良かろうと思って赤ワインをオーダーした。華やかな香の中に土の香がするおいしいワインだった。
パンはたぶん全粒だと思う。とても香の高いおいしいもので、オードブルの皿は完全にピカピカにして返した。続いてメインの鰯料理。蓋をかぶせられたステンレス製のプレートで運ばれ、テーブルの上で蓋を取ってくれる。鰯を、たぶんオーブンで焼いたものにトマトソースがかけられているが、粘度の高いソースではなくて、トマトを小さくサイコロ型にカットしたものが散りばめられたソースで、トマトではなくビネガーの味を強く感じたし、それとトマトのフレッシュ感がいい感じに一体化している。鰯もそれほど臭みを感じなかった。「たぶん牛乳化なんかで前処理してるんだと思う」とちまきが言う。鰯の皮はパリパリに焼き上がっていて食感も素晴らしい。
脇に添えられているのはポテト。メークイーンを半分にカットし、中身をくり抜いたものを、ホワイトソース、パセリ、チーズで仕上げたものを、詰め戻し、オーブンで焼き上げたもの。鰯は小振りのものが四匹くらい。それに対してこのポテトはかなり量が多いように感じた。「きっと鰯だけじゃなくて、こっちのポテトもメインなのよ」とちまきが言う。そうかもしれない....、と納得してしまうメンソールがそこにいたりした。もちろん皿は完璧にピカピカに磨き上げた。
オードブルが豚肉で、メインが鰯というのは変わった取り合わせだと思うけれど、これはシェフの冒険なんだろうか。後でメンソールが帰るときに、わざわざシェフ、こちらも若くてたぶん20台だと思う、がキッチンから出てきてくれて、挨拶してくれたんだけど、どうしてだろう。ピカピカに磨き上げた皿のせいだろうか....。
食後のメンソールはホットコーヒー、ちまきはアイスコーヒー。デザートはメンソールがパンプリン、ちまきがネクター何とかのタルト。もちろん二人でシェアするために別々のものをオーダーしていた。
パンプリンは、卵豆腐といったサイズの四角いもの。上にキャラメルがなければ卵豆腐だと思ったかもしれない。キャラメルの中には、砕いたバニラの粒が散りばめられている。何といっても面白いのは、一番下にパンが敷かれていること。パンの上にプリン、というよりはクレームブリュレが乗ったような感じになっているんだけれど、パンも十分にプリンの風味を吸い込んでいるので、違和感は全くない。
ちまきのオーダーしたネクター何とかのタルトには、桜桃が乗せられていた。なぜネクターなんとかという名前なのか聞いたんだけど、タルトに乗せられているのがネクターなんとかという果物で、モモに似てるけどモモじゃないんだそうだ。
食事が終わって会計をお願いすると、ちゃんとテーブルにビルを持ってきてくれる。店の雰囲気はカジュアルだけれど、ウェイターやウェイトレスは、学生のバイトかと思うくらい若い人たちなんだけど、こうしたサービスはしっかりしているのかもしれない。
\2,000-のコースと、グラスビールが二杯、キャラフィー・ワインで、\6,500-と少しだった。ランチにしてはやや高い目かと思うけれど、内容的には満足している。店やウェイター、ウェイトレスが持つカジュアルでヤングな雰囲気と、でてくる料理とサービスのアンバランスさが、妙に心地よかった。店の前にあるメニューを見ていると、ワイン&チーズといった使い方も出来そうなので、一度ディナータイムにも来てみたいと思う。店名のロン・ポワンというのは、円形広場といったような意味があるのだそうだ。人々が集う、広場のような店にしたいという願いが込められているのだそうだ。
【店 名】 ビストロ・デュ・ロン・ポワン(Bistrot du Rond Point)
【ジャンル】 フレンチ
【電話番号】 06-6242-6511
【住 所】 大阪市北区天神橋1-10-4 藤原ビル一階
【営業時間】 11:30-14:00, 17:00-22:00
【定 休 日】 月曜日
【そ の 他】
P.S.
1999年6月25日に書いたレポートのリライトです。残念ながらすでに閉店してしまっています。『デュ・ロン・ポワン」のシェフが片町にある『ナガオ・ウンダバ』をオープンされたとの噂も聞いていますが、真実のほどは明らかではありません。