「メンソール、明日の予定空いてしもてんけど、デートせえへん?。フレンチ行こ」と、あかりからいきなりのメールが…。メンソールもちょうど予定が空いたところだったんで、『オカモト』『キッチン・クレメ』『ダン・ル・シェル』と返すと、『オカモト』は行ったことがあるらしい。なのでメンソールは、速攻で『キッチン・クレメ』に予約電話を入れた。ところが、電話がかかったのはどうした訳か北税務署だった。で、『ダン・ル・シェル』に電話をしたところ、予約が取れた。
あんまり知ってる人はいないと思うので、ちょっと店の紹介をしておくと、シェフの井出さんは、フレンチの名店として知らない人はないであろう『シェ・ワダ』の出身。で、この店は、2005年の6月にグランドオープンという出来たてほやほやの店。
さて、前菜は、『セップ茸のソテー・フォアグラ添え』にした。お勧めメニューの、しかも赤丸付きしかも波線アンダーライン付きというスペシャルメニュー。それから、『コロ鯛のポワレ・ラタトゥーユ添え』をチョイス。コースもあるんだけど、コースの内容があまりピンと来なかったこともあってアラカルトとした。コースメニューの内容から推測するに、前菜一皿とメイン一皿という構成でちょうどいい分量になるんだろう。最近のイタリアンでは、二人前の量が盛られていて、二人で行って前菜二皿、メイン一皿で十分満腹してしまう構成になっている店が多いが、こちらはメイン二皿でも大丈夫そう。コロ鯛の独特の香りが癖になりそうな一品。
メインとしてメンソールが選んだのは、兎もも肉のフリカッセ。フリカッセというのは、小麦粉のルーを使って煮込んだもの。ホワイトソース煮込みと言えばいいのかな。最近は、単に煮込み料理をさすこともあるらしい。これがバターたっぷり、クリームこってりといった感じのメンソール好みの味付け。兎もも肉はそれほど癖もなく、鶏肉と言われればわからないと思う。
あかりがセレクトしたのは、鹿児島牛いちぼのロースト。淡路牛を使うこともあるらしいんだけど、今日は入荷できなかったと言うことで鹿児島牛。シェフによると、兎もも肉のフリカッセと鹿児島牛いちぼローストのどちらをラストに持ってくるかでかなり悩んだらしい。悩まなくったって牛のローストがラストでしょと、メンソールは思ったんだけど、食べてみて理由がわかったような気がした。牛のローストはものすごく味付けがシンプルでストレート。兎もも肉フリカッセのこってりとは対照的にシャープな味わい。
人なつっこいマダムは、パティシエをされていたそう。パンは、二種類で、どちらも自家製。夜になると静かで、ほとんど人通りもない下町にある店なので、付近住民がよく利用しているらしい。メニューにはパスタ系がなく、イタリアンには迎合しないという意思の硬さが見て取れるんだけど、地域住民向けと思われるハヤシライスとかミートスパゲッティーと言ったメニューが隅の方に書かれているのが楽しくほほえましい。
「メンソールは、あかりと恋に落ちそう」
「だめよ、メンソール。色気より食い気で行きましょ」
この日はあっさりとあかりにいなされてしまったメンソールであった。
(店 名) ダン・ル・シエル(Dans le ciel)
(ジャンル) フレンチ
(所 在 地) 大阪市北区本庄東2-3-23
(電 話) 06-6373-2332
(営業時間) 11:30-14:00、18:00-21:00
(定 休 日) 日曜のランチ&不定休
あんまり知ってる人はいないと思うので、ちょっと店の紹介をしておくと、シェフの井出さんは、フレンチの名店として知らない人はないであろう『シェ・ワダ』の出身。で、この店は、2005年の6月にグランドオープンという出来たてほやほやの店。
さて、前菜は、『セップ茸のソテー・フォアグラ添え』にした。お勧めメニューの、しかも赤丸付きしかも波線アンダーライン付きというスペシャルメニュー。それから、『コロ鯛のポワレ・ラタトゥーユ添え』をチョイス。コースもあるんだけど、コースの内容があまりピンと来なかったこともあってアラカルトとした。コースメニューの内容から推測するに、前菜一皿とメイン一皿という構成でちょうどいい分量になるんだろう。最近のイタリアンでは、二人前の量が盛られていて、二人で行って前菜二皿、メイン一皿で十分満腹してしまう構成になっている店が多いが、こちらはメイン二皿でも大丈夫そう。コロ鯛の独特の香りが癖になりそうな一品。
メインとしてメンソールが選んだのは、兎もも肉のフリカッセ。フリカッセというのは、小麦粉のルーを使って煮込んだもの。ホワイトソース煮込みと言えばいいのかな。最近は、単に煮込み料理をさすこともあるらしい。これがバターたっぷり、クリームこってりといった感じのメンソール好みの味付け。兎もも肉はそれほど癖もなく、鶏肉と言われればわからないと思う。
あかりがセレクトしたのは、鹿児島牛いちぼのロースト。淡路牛を使うこともあるらしいんだけど、今日は入荷できなかったと言うことで鹿児島牛。シェフによると、兎もも肉のフリカッセと鹿児島牛いちぼローストのどちらをラストに持ってくるかでかなり悩んだらしい。悩まなくったって牛のローストがラストでしょと、メンソールは思ったんだけど、食べてみて理由がわかったような気がした。牛のローストはものすごく味付けがシンプルでストレート。兎もも肉フリカッセのこってりとは対照的にシャープな味わい。
人なつっこいマダムは、パティシエをされていたそう。パンは、二種類で、どちらも自家製。夜になると静かで、ほとんど人通りもない下町にある店なので、付近住民がよく利用しているらしい。メニューにはパスタ系がなく、イタリアンには迎合しないという意思の硬さが見て取れるんだけど、地域住民向けと思われるハヤシライスとかミートスパゲッティーと言ったメニューが隅の方に書かれているのが楽しくほほえましい。
「メンソールは、あかりと恋に落ちそう」
「だめよ、メンソール。色気より食い気で行きましょ」
この日はあっさりとあかりにいなされてしまったメンソールであった。
(店 名) ダン・ル・シエル(Dans le ciel)
(ジャンル) フレンチ
(所 在 地) 大阪市北区本庄東2-3-23
(電 話) 06-6373-2332
(営業時間) 11:30-14:00、18:00-21:00
(定 休 日) 日曜のランチ&不定休