2006年04月

激辛デート(シィータイ/タイ料理/堺東)

2006年04月29日21:57
c5f5e09c.jpg 前々回の韓国料理、前回の焼き肉(でも、本命は締めのトム・ヤム・クン)で、裕子の激辛好きが明らかになってきたので、今回は韓国料理。なぜかメンソールの評価と異なる評価を得ているスィート・バジル(福島)のディナーに行って、このあたりを確認してみようかと思ったんだけど、裕子が言うには、「あっ、辛くなかったよ。普通」だったので、かねてよりの計画通りに南海電車の堺東駅で待ち合わせてシィータイへ。堺東駅と言えば、南口とそこから連なる商店街の方がにぎやかだけど、シィータイは北口で下りた方が近い。
 
 店にはいると、まずカウンターがあって、奥にテーブル席がある。現地人のマダムに案内してもらって、席に着く。「タイ料理屋ったらやっぱりビールやな」、「裕子は、タイ料理やのうてもビールやろ」とメンソールが返す。「うち、最近なぁ、日本酒に目覚めてん」と裕子。
 
 「うちな、ソム・タムとトム・ヤム・クン。。後はメンソールに任すわ」
 「メンソールはとりあえずヤム・ウンセン。…って、そのまえにドリンクやろ。裕子はビールやな。ピッチャーで頼んどこか?」
 「大ビンでええよ。メンソールもようさん飲むやろ」
 「ようさん飲むんやったらピッチャーでええやんか」
 「あかん、色々飲みたいねん」

ということで、チャーン・ビールの大ビンをオーダー。タイ料理店でビールといえばシンハーだと思うんだけど、この店のドリンク欄のトップにはチャーン・ビールが載せられている。トップの乗せてあると言うことはお勧めのビールということなので、素直にチャーン・ビールをオーダーした。そしてソム・タムとヤム・ウンセン、それからビィ・ガイラウデン。オーダーを終えると、マダムが「辛さは?」と聞いてくれる。「辛くしてくれ、大丈夫だから」とメンソール。「現地の味でかまへんで、アレンジせんといてや」と裕子。マダムはいったん下がり、唐辛子の入ったタッパウェアを持って出てきた。「トム・ヤム・クン、唐辛子いくつ?」と聞いてくれる。う〜ん、そんなこと聞かれたことがないから、とりあえず5本と言ってみる。「5本、辛くないよ」と言われたので、倍の10本と言ってみた。「10本ね」といってマダムが下がる。否が応でも期待が高まる。

 ソム・タムというの青パパイヤを使った激辛のサラダ。激辛サラダということで有名なんだけど、メンソールはあんまり好きじゃない。余り辛いものに出会ったことはないし、青臭さが残ってる。タイ料理の特徴として辛いというのもあるんだけど、この青臭さも特徴だったりはする。でも、メンソールは苦手だ。で、一口食べてみると、青臭さがなく、芯にまで香辛料が染み渡ったような味。それだけじゃなく、辛い。メンソールは結構反応が早いので、汗が噴き出し、鼻水が垂れてくる。「めっちゃ旨いやん」と裕子が言う。
 
 続いてはヤム・ウンセン。こちらはスパイシーな春雨。こちらも旨いし辛さが半端じゃない。ビールが進むというか、ビールはがぶ飲み状態。でも、幸せかもしれん。
 
 続いてはビィ・ガイラウデン(鶏の唐揚げチリソース)なんだけど、これはそれほど辛くないので中休みに最適…。と思ったんだけど、揚げたてで熱いの、口に入れるのが辛い。皮はパリパリに上げられているし、添えられているチリソースがひと味違う。タイ料理に良く添えられているスィートチリソースは、粘度が高く、辛いと言うよりは甘酸っぱい感じだけど、ここで添えられているチリソースは、サラサラタイプで、辛さはそれほどではないけど、塩味が若干強い感じ。でも、これで一息付けた感じ。いや、実はメンソールは、ここでチューハイに逃げたりしたのだ。甘みは火を噴いた口の中を癒してくれるし、いざとなれば氷を舐めるという手もあるので…。それだけ、ここの料理は辛かった。でも、旨かったけど…。
 
 さてトム・ヤム・クンの登場。普通、出来上がったものが持ってこられて、固形燃料は保温してるだけという場合が多いけど、この店のトム・ヤム・クンは固形燃料が燃え尽きた頃に完成する。「あれ、ちょっとまろやか目やな」と裕子が言う。確かにちょっとまろやかな感じがする。あとから教えてもらったんだけど、トム・ヤム・クンは唐辛子5本が通常量らしい。10本というのは二倍量なんで、30本くらい言っとけば良かったかもしれんと後悔したりした。
 
 次の料理は、ウェイターを呼んで相談しながら決めた。辛いヤツというリクエストに対してサジェストされたのが、プラ・ラード・プリック(鯛の辛ソースがけ)という料理。最初のヤム・ウンセンとソム・タムの衝撃から立ち直ったんで、ごく普通のタイ料理の辛さにしか感じないけど、この辛さを食べれる人って数少ないんじゃないかな。鯛の半身を揚げたものに辛いソースがかけられている。表面はパリパリなんだけど、身の方はみずみずしさが残っていて、それと辛いソースの相性が良い。
 
 もう一度、ウェイターを呼んでお勧めの辛いカレーをリクエストしてみる。出されたのは意外なことにゲーン・ペッだった。通常は赤カレーという名で呼ばれてるけど、「ペッ」というのは辛いという意味。具はタケノコ。ココナッツミルクが使われているので、濃厚な味わいと若干の甘みが特徴だったりする。メンソールは、余り辛いゲーン・ペッに出会ったことがない。「これもあんまり辛ないなぁ」と裕子が言う。「いや、辛いって…。他の人には…」とメンソール。スパイスって結局は草根木皮なんだけど、ある程度までは辛味が増すが、ある程度以上は木の皮とか草の根の味が際立つようになり、苦みを感じるようになる。このカレーは、若干の苦みがあった。でも、苦みのあるゲーン・ペッって、メンソールは食べたことないし、きっとシェフが思いっきり辛くしてくれたんだとは思う。まあ、スパイスを多量に使ってるから辛いというわけでもないし…。
 
 メンソールはそれほど米食いではないんだけど、タイ料理には白飯が合う。カアオニャウというタイの餅米とか、ジャスミン米とか似トム・ヤク・クンの残ったスープをかけたり、カレーをかけたりすると旨い。
 
 最後のデザートは、タピオカ。最後に甘いものを食べるとほっとする。もちろん合わせるのはメコン・ウィスキー。ウィスキーとは呼ばれてるけど、原料は米だったりする。
 
 さて、激辛料理好きでタイ料理好きのメンソールとしては、ものすごく嬉しい店。あとでウェイターと話をしたんだけど、シェフが、この辛さで本当に大丈夫なのかと心配するくらいの辛口で料理を仕上げてくれたらしい。最初のヤム・ウンセンを食べてる時は、マダムが様子を見に来てたけど、大丈夫だよと言って平らげると「強いねぇ〜」と一言残し、あとは放置状態だったんで、日本人向けアレンジをしなくても、大丈夫だと思ったんだろうと思う。
 
 店のピークはやや遅めの21:00ごろから。あとで入ってきた団体客に対しては、マダムがタイ語(と思われる)で対応してたから、タイ人の客も来るんだろうと思われる。若干なんだけど化調が使われてるのが残念。といっても、食べ終わってから化調使ってたかなと判る程度なんで、気になるほどではないし、もっと多量に使ってる店も多いらしいし…。特に現地では…。メンソールはタイには行ったことがないので、聞いた話なんだけどね。
 


(店  名) シィータイ
(ジャンル) タイ料理
(所 在 地) 大阪府堺市堺区花田口町1-1-21 辻野ビル一階
(電  話) 072-222-6766
(営業時間) ?11:00-14:30、17:00-23:00
(定 休 日) 第一&第三日曜日
(ウ ェ ブ) http://www.citydo.com/prf/osaka/guide/sg/360000587.html
      http://r.gnavi.co.jp/k479500/

意味深デート(焼き肉/うぶや/西区九条)

2006年04月16日23:23
9124525a.jpg 裕子と一緒に焼き肉で夕食しようと約束してたんだけど、仲間のギャルズを連れて行ってもいいかどうか確認のメールが来たりした。とりあえずOKを出す。裕子が連れてきたのが今日子と來未だった。わぉ…。なっちとはじめて焼き肉食べた時は、「焼き肉食べてるカップルって意味深だべ」とか言われて吹き出しそうになったけど、裕子は、「へっ、それが意味深なんか?。それより食い気やん」とか言ったりする。

 メンソールはいきなりとらじの唄をオーダー。裕子はビール派なのでビールをオーダーした。「やっぱ、生ぎもだよね」と裕子が言うので、生ぎも。肉の方は四人いるならということで盛り合わせをオーダー。この盛り合わせは、ステーキ、カルビ、上ハラミ、上ミノ、てっちゃんが盛り合わせになったもので、600グラムで5,530円という特価品。この店は、全品塩味でのオーダーが可能なので、塩味でお願いした。

 まずステーキ。適度のサシが入っていて、塩&胡椒、すり下ろしニンニクで下味が付けられている。これを無煙ロースターで焼く。メンソールがほとんどレア状態で肉を取ると、それから少し遅れて裕子が肉を取った。今日子と來未もそれに続く。ニンニクの香りがいい感じ。

 九条といえば、その土地柄、1,000円以上のものは焼き肉と入ってはいけないらしい。その中で、国産和牛にこだわっている。松阪牛、佐賀牛、前沢牛と、ブランドにはこだわることなく厳選しているらしい。値段の方は、上ハラミが950円、オーダーはしなかったけど上ロースが1,490円、ロースが1,100円。白肉系もなかなか良い。

 この日はチシャが切れてたのは残念な限りなんだけど、キムチもほどよく発酵し、酸味が効いたものだし、豆もやしも分量が多い目でコストパフォーマンスは高い。キュウリは残念ながら化調が使ってあった。使わなくてもいいのに…。

 店は、四人用の座敷が三つであとはカウンター席となる。ご夫婦でやってる店なんだけど、奥さんはタイ人なので、メニューに書いてあるとおりにオーダーしないと聞き返される場合がある。たとえば、メニューに心臓と書いてあれば心臓、赤せんと書いてあれば赤せんとオーダーしないといけない。ハートとかハツとか、あるいは赤せんまいとかいうと、ややあって、「あっ、赤せんですね」と反応が返ってきたりする。

 さて、この店の裏目ニューとしては奥さんの故郷の名物料理であるトムヤムクン(1,500円)がある。焼き肉を一通り食べたあとにトムヤムクンで締めるというのがお洒落だったりする。で、メンソールははっきり言って余り期待はしてなかったんだけど、このトムヤムクンがべらぼうに旨い。店主には悪いけど、裏目ニューにしておくのは勿体ないくらい。是非表メニューにして欲しい。ついでに、トムヤムクン以外のタイ料理メニューも拡張して欲しいと思う。



(店  名) うぶや
(ジャンル) 焼き肉屋
(所 在 地) 大阪市西区九条1-13-2
(電  話) 06-6583-4587
(営業時間) 17:00-25:00
(定 休 日) 水曜日
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