
2006年11月のグランド・オープンで、それほど気張らずに使えるんじゃないかと思ってた割烹。大将は、『石和川』の出身。コース料理が8品6,000円なんで、コースで攻めるのも面白いかと思ったんだけど、一品で行ってみた。美華が小食だからと繰り返し言ってたからでもあるんだけど、二人で行ってコース一人前という秘技は使わなかった。これは、結構使えるんだよ。いろんなものを食べたい時には…。
突き出しは、クリームチーズを使ったもので、中にはクルミが仕込んであって、歯ごたえのコントラストが楽しめる。
造りに新サンマ、しっかりと脂がのっていて旨い。薬味は山葵と生姜。味が交ざらないように、醤油皿も二つ出してくれる。次が皮付きの黒豚角煮。大将は、沖縄出身なので、黒豚角煮はぜひ食べて見るべしと言われてたので…脂がしっかりとのってて旨い。角煮は、皮と脂身と肉の三層が味わえると幸せなんだな。脂はかなりきつい目な様な気がするけど、あっさりと食べてしまえる。白ご飯がほしかったりする。メンソールは、いきなり日本酒飲んでたんだけど、黒豚角煮にはビールが合うような気がしたんで、ビールにスイッチした。あれば紹興酒とかでも面白かったかもしれない。
焼き物のお勧めを聞いてみると、新サンマだそうだ。造りと当たるんでどうしようかと思ったけど、造りに新サンマを食べていることを承知の大将が勧める一品と言うことで、それをオーダーしてみた。日本酒は二杯目。ちなみに、置かれている日本酒はすべて純米酒となっているが、メンソールの飲んだものはどれもあっさり系だった。
新サンマは塩焼きで、塩の使い方も軽い目で、しっかりとサンマの味が味わえる。脂はのってるし、ワタもほろ苦く嫌みはなく、すっきりと食べられてしまう。
〆は、ハモ、松茸&玉葱の小鍋。メンソールは、ハモ&松茸の料理があまり好きじゃないんだけど。ハモに松茸の薫りが十分にしみこんだ、セクシーな一品だった。味付けは、若干すき焼き風で甘みが強い。これも白飯がほしくなる。
全体的に薄味だと聞かされてたんだけど、黒豚角煮にしろ、ハモ、松茸&玉葱鍋にしろ、味は濃いめのように思う。割烹の使い方としては邪道なのかもしれないが、一品&白飯で行きたい店のように思う。あと、この日は満席だと言うこともあったと思うんだけど、若干荒いような気がする。サンマは造りにも焼き物にも鱗が残ってた。
メンソールは調子に乗って、日本酒三合、生ビール一杯、焼酎二杯を飲んだので、ちょっと高く付いてしまった。ちなみに日本酒は一合1,500円、焼酎は600円くらい。なので、日本酒だけで4,500円も飲んだことになる。わぁお…。手書きのメニューには値段が書いてない。目安としては、皮付き黒豚角煮が1,500円。造り盛り合わせが2,500円。
(店 名) 太田川
(ジャンル) 割烹
(所 在 地) 大阪市北区堂島1-3-16 堂島メリーセンタービル地下一階
(電 話) 06-6344-0141
(営業時間) 17:00-22:00
(定 休 日) 日祝