ミーナがグループを抜けたことは、メンソールはしばらく知らなかった。リーダーのナナも一言も言ってくれなかったし…。で、ミーナに連絡を取ってみたら、元気そうだった。「ワイン飲みに行こか?」と、ミーナの好物を出して誘ってみると、「行く行く」と、二つ返事だった。で、四つ橋にある『Trattoria Da.Haru』へ。
ここはカウンターのみのオープンキッチン。最近はオープンキッチンと言いつつ、ぜんぜん調理現場が見えなかったりするところも多いけど、ここではばっちり見える。それと、シェフと客の距離が近い。物理的にも近いし、シェフも客との会話を大事にしていると見えて、積極的に話しかけてきてくれる。オープンカウンターなんだけど、寡黙なシェフもいるからね。
さて、シェリーとか飲みながらメニューを眺めたかったんだけど、シェリーは置いてないと言うことだったので、トリビーとした。ベルモットだったらあったのかな?。メンソールは、メニューを後ろから見ていく癖があるので、まずメインから。肉料理は豚肉系が二種類。魚料理は二種類だけと少ない目。肉料理はもう少し考えることにして、先に魚料理を決めた。パスタはスパゲッティとリングイネの二種類。こちらは1ページ分。そして前菜と、冷菜、温菜で1ページ分。
まずはカルパッチョ。メニューのトップにカルパッチョ素材がいくつか並んでて、メンソールは赤ナマコ、ミーナは鰺が食べたいと言うことなので、ちょっと相談してみようと言うことで、接客係を呼んでみる。赤ナマコと鰺の盛り合わせにならないかと相談するつもりだったんだけど、それより前に、「カルパッチョは盛り合わせにできますよ」とのことだったので、赤ナマコと鰺を指定して、あとはお任せにした。
「元気にしてたんか?」と聞くと、「うん元気。でもまだ次にやりたいことが決まってないから、フラフラしてる」との答え。「メンソールはどう?」と、聞かれたので、「元気やけど、殺人的に忙しい」と答えといた。「忙しいのに、ミーナのこと心配してくれたん?」と、聞かれたので、「うん、実は、前からミーナのことが好きやってん」と、答えてみたら、「だめだめ、ナナと付き合ってることぐらいは知ってるって…」と、言われてしまった。「第一メンソール、バラの花束がないじゃない」とのフォローまで付いた。
さて、出されたカルパッチョは四種盛り。カルパッチョなんだけど、黒くて四角い皿で出されたり、菜の花が添えられていたりするので、和食を食べているような錯覚に陥る。そして、このカルパッチョからメインまで一貫してたのが、塩使いのうまさ。塩辛いというわけじゃなくて、塩がアクセントになってて、それが味覚を活性化させてくれる感じがする。
ビールがなくなったので、「ワイン頼むけど、どうする?」と、聞くと。「うん、白かな」とのことだったので、ボトルでオーダーした。若干甘め、でもしっかりしてる。
次に出てきたのがピリ辛トマトソースのリングイネ。ミーナが結構辛い料理が好きだと言うことは知ってたので、パスタはピリ辛トマトソースにしてみた。メンソールとしては、普通にピリ辛なんだけど、ミーナによるとそれなりに辛かったらしい。「ミーナ、今度、カレー食べに行けへん?。スリランカ系のカレー」と、聞いてみたら、「いいよ、アコも誘お」と言われてしまった。「えっ、メンソールと2人ではあかんの?」と、聞きたいのを必死で我慢して、そういえば、アコとミーナは同じ業界やったんやと、今さらながらに気が付いたりした。
魚料理は、うおぜ。牡蠣が乗せられトマトの角切りがちりばめられ、軽いようでしっかりとしたソースが絶妙と言うか、メンソールは背骨以外全部食べて成仏させた。
魚料理が終わったところで、腹具合を見ながらメインの肉料理は豚バラのワイン煮込みにした。ワイン煮込みと言っても長時間煮込んだものではないので、肉の歯ごたえとしてはしっかりしてる。脂身のしっかり付いているので、若干ヘビーな気はするが、肉好きにはたまらんと思う。白ワインがなくなったので、グラスで赤ワインをオーダーした。
店は、カウンターのみの9席なんだけど、21:00頃にはほぼ満席になってしまった。なので、予約はほぼ必須だと思う。ただ、21:30くらいからは一回転目が終わるみたいなので、それ以降の遅い目の時間帯はねらい目かもしれない。それと、26:00までやってるのも魅力かも…。
最後は、デザート食べて、エスプレッソとリモンチェッロで仕上げ。
メイン料理の方は、種類が少ないんだけど、シェフによると、コースで食べる人はそれほど多くないみたいで、それこそボトルでワインをオーダーして、それを飲みながらシェフと相談して、料理を決めていく。そんな使い方ができる店らしい。店は、明るくて元気がある。明るいというのは、照明も明るいし、シェフも明るい。元気があるのは、シェフも元気があるし、料理の方も元気があると形容するのが一番良いような気がする。そして、塩使いがいい。食べてて何度もはっとさせられた。料理人が客として訪れることも多いようで、メンソールの横に座ってたのはたぶん料理人だと思うし、一組飛ばしてその向こうも料理人じゃなかったかと思う。で、何よりも、食事してて楽しいんだな。うきうきする。ミーナを口説くのは失敗したけど…。
(店 名) Trattoria Da. Haru(トラットリア・ダ・ハル)
(ジャンル) イタリアン
(所 在 地) 大阪市西区北堀江1-6-12
(電 話) 06-6136-7877
(営業時間) 18:30-26:00
(定 休 日) 日曜日、第三月曜日
(補 足) 予約ベター
ここはカウンターのみのオープンキッチン。最近はオープンキッチンと言いつつ、ぜんぜん調理現場が見えなかったりするところも多いけど、ここではばっちり見える。それと、シェフと客の距離が近い。物理的にも近いし、シェフも客との会話を大事にしていると見えて、積極的に話しかけてきてくれる。オープンカウンターなんだけど、寡黙なシェフもいるからね。
さて、シェリーとか飲みながらメニューを眺めたかったんだけど、シェリーは置いてないと言うことだったので、トリビーとした。ベルモットだったらあったのかな?。メンソールは、メニューを後ろから見ていく癖があるので、まずメインから。肉料理は豚肉系が二種類。魚料理は二種類だけと少ない目。肉料理はもう少し考えることにして、先に魚料理を決めた。パスタはスパゲッティとリングイネの二種類。こちらは1ページ分。そして前菜と、冷菜、温菜で1ページ分。
まずはカルパッチョ。メニューのトップにカルパッチョ素材がいくつか並んでて、メンソールは赤ナマコ、ミーナは鰺が食べたいと言うことなので、ちょっと相談してみようと言うことで、接客係を呼んでみる。赤ナマコと鰺の盛り合わせにならないかと相談するつもりだったんだけど、それより前に、「カルパッチョは盛り合わせにできますよ」とのことだったので、赤ナマコと鰺を指定して、あとはお任せにした。
「元気にしてたんか?」と聞くと、「うん元気。でもまだ次にやりたいことが決まってないから、フラフラしてる」との答え。「メンソールはどう?」と、聞かれたので、「元気やけど、殺人的に忙しい」と答えといた。「忙しいのに、ミーナのこと心配してくれたん?」と、聞かれたので、「うん、実は、前からミーナのことが好きやってん」と、答えてみたら、「だめだめ、ナナと付き合ってることぐらいは知ってるって…」と、言われてしまった。「第一メンソール、バラの花束がないじゃない」とのフォローまで付いた。
さて、出されたカルパッチョは四種盛り。カルパッチョなんだけど、黒くて四角い皿で出されたり、菜の花が添えられていたりするので、和食を食べているような錯覚に陥る。そして、このカルパッチョからメインまで一貫してたのが、塩使いのうまさ。塩辛いというわけじゃなくて、塩がアクセントになってて、それが味覚を活性化させてくれる感じがする。
ビールがなくなったので、「ワイン頼むけど、どうする?」と、聞くと。「うん、白かな」とのことだったので、ボトルでオーダーした。若干甘め、でもしっかりしてる。
次に出てきたのがピリ辛トマトソースのリングイネ。ミーナが結構辛い料理が好きだと言うことは知ってたので、パスタはピリ辛トマトソースにしてみた。メンソールとしては、普通にピリ辛なんだけど、ミーナによるとそれなりに辛かったらしい。「ミーナ、今度、カレー食べに行けへん?。スリランカ系のカレー」と、聞いてみたら、「いいよ、アコも誘お」と言われてしまった。「えっ、メンソールと2人ではあかんの?」と、聞きたいのを必死で我慢して、そういえば、アコとミーナは同じ業界やったんやと、今さらながらに気が付いたりした。
魚料理は、うおぜ。牡蠣が乗せられトマトの角切りがちりばめられ、軽いようでしっかりとしたソースが絶妙と言うか、メンソールは背骨以外全部食べて成仏させた。
魚料理が終わったところで、腹具合を見ながらメインの肉料理は豚バラのワイン煮込みにした。ワイン煮込みと言っても長時間煮込んだものではないので、肉の歯ごたえとしてはしっかりしてる。脂身のしっかり付いているので、若干ヘビーな気はするが、肉好きにはたまらんと思う。白ワインがなくなったので、グラスで赤ワインをオーダーした。
店は、カウンターのみの9席なんだけど、21:00頃にはほぼ満席になってしまった。なので、予約はほぼ必須だと思う。ただ、21:30くらいからは一回転目が終わるみたいなので、それ以降の遅い目の時間帯はねらい目かもしれない。それと、26:00までやってるのも魅力かも…。
最後は、デザート食べて、エスプレッソとリモンチェッロで仕上げ。
メイン料理の方は、種類が少ないんだけど、シェフによると、コースで食べる人はそれほど多くないみたいで、それこそボトルでワインをオーダーして、それを飲みながらシェフと相談して、料理を決めていく。そんな使い方ができる店らしい。店は、明るくて元気がある。明るいというのは、照明も明るいし、シェフも明るい。元気があるのは、シェフも元気があるし、料理の方も元気があると形容するのが一番良いような気がする。そして、塩使いがいい。食べてて何度もはっとさせられた。料理人が客として訪れることも多いようで、メンソールの横に座ってたのはたぶん料理人だと思うし、一組飛ばしてその向こうも料理人じゃなかったかと思う。で、何よりも、食事してて楽しいんだな。うきうきする。ミーナを口説くのは失敗したけど…。
(店 名) Trattoria Da. Haru(トラットリア・ダ・ハル)
(ジャンル) イタリアン
(所 在 地) 大阪市西区北堀江1-6-12
(電 話) 06-6136-7877
(営業時間) 18:30-26:00
(定 休 日) 日曜日、第三月曜日
(補 足) 予約ベター