02c2ca17.jpg 最近、アジアンエスニック系に行ってないな〜と思いつつ、リアと共に新しく肥後橋にできた、ベトナム・フレンチの店『チャオ・サイゴン』へ。ちなみに、サイゴンは既にホーチミンと名前を変えているので、なぜサイゴンの方を店名にしたのかは不明。

 メンソールが気になったメニューが、トム・ヤム・くんのおでん。おでんの内容は、厚揚げ、大根、セロリ、玉子、タコ。それと、ハノイ100年の歴史料理とサブタイトルが付いたチャ・カ・ラ・ポン。一応オーダーする前に聞いてみたところによると、白身魚と米麺を合わせたもの。米麺と言ってもフォーじゃない方ね。

 リアが、ベトナム料理ならやっぱりゴイクン、それからパインセオという。なかなかやり手のような気がする。ベトナムは、フランスの植民地だった時代があり、宮廷料理としてフレンチスタイルの料理が食べれたりする。で、サイゴン(=ホーチミン)で、ベトナム南方の都市で、タイやラオスにも近いので、もう少しスパイシーな料理が出てくると思ったんだけど、意外とあっさりだった。パクチーなどもそれほど効かせてない。パクチー好きのメンソールは、別皿でパクチーを二回もお代わりした。こんな客は珍しいのか、結構サービシングが遅かったりした。

 トム・ヤム・くんのおでんは、アイディアは面白いと思うんだけど、やはり酸っぱくて辛いおでんは日本人に会わないと考えたのか、トム・ヤム・クンの方がかなりアレンジされてたと思う。レモングラスをしっかりと効かせて酸味とさわやかさが強調されていて、その分辛味はあまりない。メンソールの独断で行くと、あまりないではなくて辛くない。以前、トム・ヤム・クンに入れる唐辛子は5本がノーマルだという話を聞いていたが、1本しか入ってなかった。別途、トム・ヤム・クン・ペースとなる物が添えられていて、好みで辛さを調節するようになっている。で、このトム・ヤム・クン・ペーストがめっちゃ旨いのだ。唐辛子味噌みたい感じで、これだけでご飯が食べれそうな感じ。で、メンソールはこのペーストをお代わりした。やっぱりこうしたオーダーをする人は少ないようで、ペーストが出てくる頃には、トム・ヤム・クン自体が半分くらいなくなってた。

 ちなみに、この店は30階にあって、サンセットとかが見れるんじゃないかと期待したけど、太陽が沈む方向にはビル群があって、日の入りまで見届けることは難しいと思う。別途、テラス席があるので、天気の良い日には、テラス席を使ってみるのも良いかもしれない。あとメンソール的には、南向きのカウンター席の方がセクシーなような気がする。

 ホテルの中にあるレストランなので、朝のビュッフェタイム、ランチタイム、ディナータイムでその姿を変えるらしい。ビュッフェは、ベトナム料理にこだわることなく、和、洋などの料理も出てくるらしい。それと、21:00を超えないとオーダーできない料理があるらしい、と聞いていたので、足音を響かせて歩くウェイトレスに聞いてみたら、バータイムということで、おつまみ的にオーダーできるような料理がオーダーできるようになるらしいが、特に21:00以降と言うことではないらしいので、気軽に尋ねてみればいいと思う。ベトナムの焼酎の何種類か置かれているけど、そのままウォッカみたいなヤツから、紹興酒のようなもの、アーモンドの薫りがする物など、楽しめる。ベトナムビールは4種類くらい。ベトナムにちなんだカクテルなんかもいくつかそろえられている。ま、初デート向きの店だな。無難だし、ベトナム料理だからといってもそれほどスパイシーではないので、辛い料理が苦手でも、何ら問題はないと思う。ココナッツミルク系の料理がなかったかな。オーダーしなかっただけかもしれないが…。



(店  名) チャオ・サイゴン
(ジャンル) ベトナムフレンチ
(所 在 地) 大阪市西区土佐堀1-2-1 アパホテル大阪肥後橋駅前店30階
(電  話) 06-6447-2155
(営業時間) 07:00-23:00、-10:00(モーニング)、-11:30(ランチ)
(定 休 日) 無休