e7c369bb.jpg 2007年の年末、惜しまれつつグランド・クローズしてしまったのが『オー・プティ・コション』で、大阪北区天神橋にあった。それまでにどういういきさつがあったのかは忘れてしまったけど、かをりが行きたいと言ってた店が沖縄風フレンチの『ビストロ・コッション』で、こちらは三ノ宮にある。ちなみに『コション(コッション)』というのは豚という意味らしい。

 「メンソール、待ち合わせ場所は?」
 「二人が初めて会った場所さ」
 「うん、判った…」

 と言うことだったんだけど、当日になって、「メンソール、直接店の前で待ち合わせで言い?。あのあたりは友達がいるからやばいんだ」と、かをりからメールが来た。「元カレの阿部寛似か?。メンソールがまた飛ばしてやるから心配しなくていいよ」と、言ったけど、いろいろあって店の前で待ち合わせと言うことになった。

 待ち合わせの10分くらい前になって、「遅刻するから、先には行ってドリンク頼んどいて。ドリンクだけね」と言われたので、遠慮なく店に入ってカウンターに座る。ビールと突き出しでしのいでたんだけど、一杯目のビールは飲み終わってしまった糸突き出しも食べ尽くしてしまったので、ワイン三種類お試しセットとミミガーの塩焼き、豚キモのスモークをオーダーした。フードは勝手にオーダーするなといわれたけど、両方ともおつまみ程度だから良いだろうと思った。ところが、出された料理のボリュームにびっくりした。ミミガーと言っても細切りじゃなくてかなり分厚いし、豚キモスモークも中心部がねっとり&まったりしてて、これまたセクシーでビール&ワインが進む。

 オープンキッチンになってるんだけど、カウンターから見えるキッチンの壁にメニューが書かれている。メインをどうしようかと悩んでる時に、かをりが店の扉の前に立った。

 かをりがオーダーしたのが生牡蠣。それから海ブドウと島豆腐のサラダ。海ブドウもすごいボリュームで、島豆腐に乗せられてシャンデリアみたいになってる。「海ブドウは初体験じゃけん」と、はしゃぐかをりに、「そんなもん初体験しとらんと、メンソールとのキスを初体験したらどうなん?」と、言ってみる。

 メンソールとしては、ティビチ(豚足)のパン粉焼きとかを狙ってたんだけど、同時に短角牛も興味があった。ここは軽い目に短角牛のソテーをオーダーしてみた。別の店で食べた時は、歯ごたえはあるんだけど、噛めば噛むほど肉の味がしっかり染み出してくるような感じだったけど、ここで食べたものは比較的薄い目で、ガーリックをきかせたもの。

 かをりがメインに指定したのが蝦夷鹿のステーキ。メンソールは沖縄&フレンチのフュージョンと言うことで羊の豆腐ようソース。蝦夷自家ステーキは、結構甘い目のソースが使われていて美味。羊の豆腐ようソースは、もう少し豆腐ようがきついかと思ったんだけど、香り付け程度なので、豆腐ようが苦手でも大丈夫だと思う。

 一皿のボリュームが多い目なので、注意して頼まないと残すことになるかもしれない。メンソールはぜんぜん平気だったけど。逆に言えば、コストパフォーマンスは高い。ドリンクの方はワインと共に泡盛が用意されている。

 今回食べれなかったメニューの中には、先のティビチのパン粉焼き以外にもゴーヤちゃんブルーのポルト酒風味とか、ソーキ(バラ肉)のポトフとかハム入り沖縄ソバとか、セクシーな物がたくさんあった。是非、もう一度訪れたい店。

 信号待ちをしている時に、かをりをそっと抱き寄せようとすると、「メンソール、ダメじゃけん。照れ屋なこと知っとるじゃろ。街中ではダメじゃ」と、かをりが照れながら言った。そうか…、街中でなければいいんだなとか思ってしまうメンソールであった。



(店  名) ビストロ コッション
(ジャンル) 沖縄風フレンチ
(所 在 地) 中央区中山手通1-8-18 互陽ビル二階
(電  話) 078-327-6597
(営業時間) 17:30-26:00
(定 休 日) 無休