レイナ

自由でいたい(藤の趣悦/宗右衛門町)

2008年04月20日10:49
d00abcd4.jpg左)タコとのからしマヨネーズ
中)キンキの煮付け
右)生ハム&自家製マヨネーズサラダ


 未花ねえさんから、「メンソール、割烹とビストロを足して2で割ったような居酒屋ができてるで」と、教えてもらったので、「レイナ、和食食べに行こ」と、言ったら。「メンソール、私、日本酒はダメなの。和食は好きなんだけど…」と、言われてしまった。「ワインもあると思うから…」と言って、無理矢理連れ出して、宗右衛門町にある『藤の趣悦』へ。カウンターかなと思ったら、奥の座敷席に案内されてしまった。「レイナ、二人きりやな。障子も閉めとこか」と、言ってみたら。「ダメよ」と、言われてしまった。

 メンソールは、日本酒を飲みながら、お勧めのゴマ豆腐をオーダーする。3,000円のお勧めコースをもあったけど、この日のメンソールは、アラカルト気分だった。四角く固めたヤツじゃなくてざる豆腐みたいな感じになってて、柔らかい。ゴマの薫りもふんわりほんのりと柔らかい。ゴマ豆腐は毎日練っているらしい。つまり、作りたて。あと、これも毎日作っていると言われる生ハムを使ったサラダをオーダーしてみた。但馬地鶏を使ってスモークしているらしいが、スモーキーさはそれほどない。

 「メンソールっ、私、自由でいたいの」と、レイナが言う。「でも、判った。ナナがメンソールと会わせてくれた理由が…」
 「メンソールには判らんけどな…」

 魚料理はかなり力が入っているみたいなので、一応聞いてみたら、キンキがお勧めだと言うことだったので、キンキをオーダー。あっさり塩味なので、キンキの旨みが際だっている。

 料理が切れたので、オーダーしてみたのがセロリの醤油浅漬け。口直しというかつなぎのつもりでオーダーしてみたんだけど、醤油漬けと言うよりはポン酢漬けで、酸味が好きなメンソールとしては嬉しい限り。お代わりしてしまった…。

 その後、トマトの櫛切りとか、タコの酢みそ和えとか。酢みそ和えと言っても、自家製酢みそマヨネーズを使っているので、味的にはかなり柔らかく仕上がってる。

 店を出たあと、レイナにメールを送った。
 
 「判った。ありがと。ごめん。さよなら」と…。
 

 カウンター8席で、テーブル12席、座敷10席なので、結構広い。これをコックコートのシェフ1人と、サービス担当が1人。その割にはサービシング・タイムは結構早いように思う。あまり待たされてるという感覚がない。今回のメンソールは和食系のメニューばかりセレクトしたけど、和牛ステーキを参照&山葵を使ってアレンジしたようなメニューもあったりする。未花ねえさんは和洋折衷内酒屋的な言い方をしてたけど、普通に居酒屋のように思う。コース料理があったりする所がちらり割烹っぽい。ビストロ系メニューは、今回頼んでないので、何とも言えないということろ。


(店  名) 藤の趣悦
(ジャンル) 和食
(所 在 地) 大阪市中央区宗右衛門町6-24 清流会館一階
(電  話) 06-6211-2848
(営業時間) 11:30-14:00、17:00-22:30
(定 休 日) 日曜日

誕生日を一緒に(瓦町ブラン/バールというか大衆食堂)

2008年04月08日23:54
646a743e.jpg レイナとは、連絡だけは取り合ってるんだけど、なかなか時間が合わないので、なかなか会えない。「なかなか会われへんなぁ」というと、「お互いに忙しいね」と、レイナが言う。「レイナに会えないと、寂しいな」とメンソールがメールを送ると、「ストレートなのは嬉しいかな」と、返してきた。で、いろいろとあって、一週間ぶりでやっと会えた。「気に入ってる店があるから」と案内したのは、瓦町にある『瓦町ブラン』で、メンソールは2008年に入ってから気が付いたんで、新しい店かと思っていたら、2005年のグランドオープンらしい。店に入ったのは19:00過ぎなんだけど、もう既に半分くらいは埋まってて、レイナと二人掛のテーブルに座った。

 レイナはいきなりワインがぶ飲みモードに入ってて、てっちゃんの半熟玉子添え、満願寺唐辛子、ブロッコリ&カリフラワのアリオリなどをオーダー。メンソールはホルモン煮込みとウズラのコンフィをオーダーした。シェフはフレンチ出身なんだけど、大衆食堂と名乗っているだけあって非常にコストパフォーマンスが高い。メンソールがオーダーしたウズラのコンフィは、まるごとで780だったりした。その他にも、1,000円を超えるメニューを探すのが難しい。ボトルワインが2,500円均一だったりする。

 「メンソール、ナナが言ってたんだけど、メンソールって、ものすごく頼りになるって。私も、なんか頼ってしまいそうになるんよ」と、レイナが言う。「じゃ、頼ればいいじゃん」と、とメンソールが言う。「でもね、まだ自由でいたいのよ」と、レイナ。ふーん、そうなのか?…。

「ところでさ、レイナ。たぶん知らんと思うけど、好きなんやけど…」「ナナが言ってた。メンソールはすぐ口説くって…。祖父の遺言で、すぐに『好きだ』という男は信用するなと言われてるんよ」

 あっ、そうなのか?。うん、遺言は大事だからな。

 てっちゃんの半熟玉子添えは、結構しっかりの醤油味で、フレンチと言うよりは、本当に居酒屋で出てきそうな味。後から頼んだアサリも、酒虫のようで醤油焼きのようなやっぱり和風な味。でも、不思議とワインに合うんだ。しかも、ワインはグラスよりもボトルの方がオーダーが多いような気がする。ちなみにグラスワインは480円均一だったりする。

 「あのさ、レイナ。メンソールが彼女しか連れて行かないと決めてる店があるんだけど、今度一緒に行かへんか?」と、言ってみる。「ぇっ、私で良いの?」と、レイナはびっくりしたような、喜んだような不思議な表情をした。「うん、一緒に行ってほしい」と、メンソール。「うれしいけど…。私の誕生日って1月6日って知ってるの?」と、レイナが聞く。「うん、知ってる。メンソールと同じAB型で、好物はカルボナーラやろ」と、メンソールが答える。「すごい先の話なのね。本当に連れてってもらえるのかな?」と、レイナが遠い目をした。


 ワインのボトルが2,500円均一で、アテも1,000円以下というリーズナブルの極みのような気がする。かなり飲んだような気がするけど、結構安かった。たぶん18:30-21:30くらいまでが第一期のピークだと思われるので、ねらい目は21:30以降だと思う。なお、予約は取ってくれないようなので、玉砕覚悟で訪問するしかない。フロアのお姉さんは、結構面白い。



(店  名) 瓦町ブラン
(ジャンル) バル?。大衆食堂?。
(所 在 地) 大阪市中央区瓦町4-5-6
(電  話) 06-6232-1181
(営業時間) 11:30-14:00、18:00-23:00
(定 休 日) 日祝
(予  約) 不可



徹夜明けのワイン(barroco/西区新町)

2008年03月19日02:40
b60ff398.jpg ナナとは自然消滅な感じになってたんだけど、2年ぶりに連絡が来た。

 「メンソール、相談に乗ってくれる?」
 「なんや?」
 「うちのグループのレイナ、知ってるでしょ」
 「知ってる。いちばん小悪魔っぽい娘やろ。で、誕生日が1月6日」
 「もう、メンソール。私の誕生日は忘れるくせに…」
 「忘れてないで、3月25日やろ」
 「誕生日を覚えてても、会いに来てくれたり、メールくれたり、電話くれたり
  もしてくれない人は彼氏とは言わないのよ。あの時、2人は終わったの」
 「....」
 「で、相談というか頼みがあるんだけど…」
 
 と、ナナからの頼み事の説明を受けた。最後に「なんでメンソールなん?」と聞いてみたら。「安心だから。メンソールなら間違いないから…」と、変に信頼されていることが発覚した。

 ナナからはレイナのアドレスを教えてもらってたので、「飲みに行けへんか?」と誘ってみる。「いいよ」と速攻で返事が来た。本町の『レコッコレ』で偶然会ってたこともあって、全く知らない訳じゃないし…。

 ところが、直後にボスから、「メンソール、西の方でプロジェクトが火を噴いとるから、救援隊として鎮火してきてくれるか?」との業務命令が…。「あの〜、ボス。週末はデートの約束が入ってるんですけど…」との抵抗もむなしく、「レイナ、ごめん」のメールを残してメンソールは最果ての地へ…。

 燃えさかっているプロジェクトを鎮火するどころか、逆に火に油を注いで状態を悪化させつつ、何とか帳尻を合わせることができたのは一週間後、しかも二日の完徹つき。で、東へ向かう列車の中で、「今から帰る」と、メールをいれる。「じゃ、飲みに行こ」と、レイナから返信が…。「厚生年金会館の南に公園があるやろ。その公園の南西端の所に『Convivialite』というセクシーな店があるから、その前で待っててくれ」と、送って、仮眠をとる。アジトに戻ってボスに鎮火報告して、それから店に予約を入れて、厚生年金会館に向かって歩き出す。

 「えぇ〜、メンソール、『コンヴィヴィアリテ』はセクシーすぎてダメです〜」のメールには歩きながら「心配しなくて良いから」と応えつつ、待ち合わせ場所に到着。メンソールは『コンヴェヴィアリテ』を背にして歩き出し、『ミーア・ジョイア』もスルーしてなにわ筋沿いにある『barroco(バロッコ)』へ。店は二階にある。入り口は狭いけど、中は意外と広い。特にイタリアンとかスパニッシュとかに限定しているわけではないらしく、ヨーロッパの各地で修行を積んだこともあってヨーロッパ料理を標榜している。ドリンクの方は、ワインはもちろんシェリーもあるし焼酎もある。

 最初からワインでいっても良かったんだけど、さすがに徹夜明けにワインは辛いので、トリビーをオーダーする。それから前菜の五種盛り。ショーケースに15種類くらいの料理が用意されているので、その中からセレクトすることができる。メンソールが席から立ってショーケースの前に行くと、レイナもやってきて、相談しながら五品を決めた。

 ビールはあっという間にからになってしまったので、次はワイン。「ボトル空けるか?」とメンソールが聞くと、「大丈夫なん?」と、レイナが聞く。「大丈夫、一人で一本は辛いけど、二人で一本なら…」ということで、ワインをオーダーした。話のネタにADOBEというワインをオーダーしてみたんだけど、これは切れてた。残念無念。サービスの女性が、メンソールが学生時代の恋人候補に似てるんだけど、年齢的にも身長的にも本人ではないことは明白だと思う。ひょっとすると娘なのかもしれんが…。

 それまでの一週間、メンソールは炭水化物中心という、普段とは全く違う食生活をしてた。タンパク質系といえば、ボイルドエッグとコーンフレークに付いてるミルクくらい。なので反動が来て、肉が食べたくて仕方なかったので、羊の香草焼きをオーダーした。「どうやって食べるの?」と、レイナが聞くので、「手づかみやろ」といいつつ、ナイフ&フォークで骨から実を外していく。レイナが「メンソール、手づかみするって言ったじゃない」と、既に手づかみで食べてたレイナが脹らんだ。「あっ、そやったな」とメンソールも手づかみにかえ、二人で微笑んだ。

 「あのさメンソール」と、レイナが遠慮がちに口を開いた。「また、誘ってくれる?」
 「もちろん…。元カレのことを忘れてくれるなら」と、メンソールが応える。


 さて、かなり気軽に使えます。レストランと言うよりは、ダイニングバーとかの感覚で使えますし、値段の方もリーズナブルです。25:00までと遅い目まで営業してくれているのもうれしかったりします。個性的なウェイトレスもキュートですが…。



(店  名) barocco(バロッコ)
(ジャンル) 欧風料理
(所 在 地) 大阪市西区新町1-33-16 二階
(電  話) 06-6531-0869
(営業時間) 11:30AM-14:00、17:30-25:00
(定 休 日) 日祝
(ウ ェ ブ) http://www.just.st/index.php?in=7150739&prev=on&pc=off
Comments
  • ライブドアブログ