夏見

突然の誘い(旬彩ばん東/都島)

2009年05月05日13:44
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 夏見から久しぶりに連絡があって、「メンソール、どうしてるの?。ちょっとつきあわない?」とメールが入った。ちょっとつきあわないというメールほど危険なものはない。夏見の場合は…。
 
 「分かった、都島で…」というと、「都島?、桜宮?」と、聞き返されたので、「都島駅」と、答える。
 
 地下鉄の都島駅から都島通りを歩いて、近畿大阪銀行の手前にある『旬彩ばん東』へ。「へぇ、良いところじゃない」と、夏見は言う。で、靴を脱いで掘りごたつ式のカウンターに座る。で、トリビー。「誰に教えてもらったの?」と、聞かれたので、「芳子ねえさん」と、答える。酒に関しての新店情報は、芳子ねえさんに勝るものはないからな。
 
 突き出しが出されて、今日のお勧めの作りはメイタガレイだと言われるので、素直にそれをオーダー。メニューを見ていた夏見が葉わさびのおひたし、メンソールが季節ものなので鳥貝の作り、コゴミをめざとく見つけた夏見が、あれを食べたいというので、こごみの天ぷら。
 
 最初のトリビーを飲み干したあとは、日本酒のオンパレード。最初は、メニューにあるものをオーダーしてたんだけど、夏見得意の「隠してある酒はないの?」攻撃に店主が負けて出してきたものが二種類。
 
 くみ上げ豆腐の蕗味噌添えを一口食べた夏見が、「これ、私のんだからね。メンソールは食べちゃだめ」と取り込んでしまった。夏見からは、いつもメンソールは飲むのが早すぎる、食べるのが早すぎると言われるが、飲むのは夏見の方が早いような気がするが…。
 
 次は、揚げ物&焼き物で、手作り餃子とフワフワ厚揚げ。フワフワ厚揚げは、くみ上げ豆腐を上げたものなので、表面はカリカリで、中はフワフワで食感がかなり楽しかったりする。焼き物の方は、新たまねぎの姿焼き。なので、新タマネギがまるのまま焼かれている。これに梅マヨネーズソースがかけられて刻みしそが添えられているんだけど、新タマネギの甘さがそのまま生かされている一品だと思う。

 その後も、メニューに載っていない亀の手をオーダーしたり、自家製のオイルサーディンをオーダーしたり、イノシシの塩胡椒焼きをオーダーしたりした。自家製オイルサーディンは、缶詰じゃないので、和風に柔らかく仕上がっている。で、古酒飲んで、とどめでヅケどんぶりを食べて〆。
 
 「メンソール、酔っちゃった。送ってくれるよね」と、夏美が言う。「はっ?」と、メンソールが答える。夏見って、いつもはフラフラになりながらでも自分で帰るのに…。「ねっ、良いでしょ」と、夏見はメンソールの腕をつかんだ。メンソールは手を挙げてタクシーを止めていた。
 
 

(店  名) 旬彩 ばん東
(ジャンル) 居酒屋(割烹系)
(所 在 地) 大阪市都島区島本通3-28-5
(電  話) 06-6923-3838
(営業時間) 17:30-23:15
(定 休 日) 月曜日
(平均予算) 5,000円くらい。食いまくり&飲みまくると10,000円くらい。
      お任せ懐石が5,250円
(カ ー ド) VISA、Master
(座  席) 掘りごたつ式カウンター8席、掘りごたつ式テーブル12席。
      個室2室(座敷8席、掘りごたつ式8席)

ボディガード(日本酒うさぎ/東心斎橋)

2008年08月10日22:46
254d7de9.jpg あの一件があってから、夏見とはメル友な状態になってしまってたんだけど、こんなメールが届いた。
 
 「メンソール、ちょっと同道してくれるかな?」
 「どないしたん?。また鍼治療か?」
 「ちょっとね、ボディーガードが必要なの。頼めるよね」
 「夏見にボディーガードなんかいらんやろ。メンソールより強いねんから…。スティーブン・セガールとでも対等にやれるやろ」
 「そんなに危険なことじゃないのよ」
 「民間人に危険なことさせたらあかんやろ」
 「だから、危険じゃないの。交通事故に遭うより確率は低いわ」
 
 と言ったような感じで、訳のわからないままに納得させられたというか、夏美に会えるなら良いかな的なノリで心斎橋で待ち合わせした。目的地はビルの一階にあるんだけど、ちょっと判りにくいんじゃないかと思う。カウンターだけの店で、メンソールと夏見は一番奥の席に案内された。フードメニューは手元にあるんだけど、酒メニューが黒板に書かれていて、一番奥の席からは読みにくい。日本酒は店主独自のカテゴライズがあって、「まだまだこれからやで」とか「今夜は本気で呑る」とか書かれている。
 
 「メニューが見えないわね」
 「ええやん、右から順番に行っといたら?」
 
 と言い合ったあとで、最初はトリビー。で、ビールを飲みながらフードメニューを見る。
 
 メンソールは、背ギモのアンチョビあえを真っ先にマークしてた。なので、店主がオーダーを取りに来たときに、真っ先にオーダーした。夏見は鶏ハムのマリネをオーダーしてたんだけど、それに気が付かなかったメンソールは、鶏ハムをオーダーした。ここから夏見節が炸裂した。
 
 「ちょっとメンソール、鶏ハムのマリネをオーダーしたんだから、鶏ハムはオーダーしなくて良いでしょ」
 「えっ、いつの間に…。ほんまか?」
 「鶏ハムと鶏ハムのマリネをオーダーいただいてます」と、店主のフォローが入る。
 「それから、ピクルスね」と夏見が更に追加する。
 「鯛のワタの塩辛」と、更にメンソールが重ねる。
 
 ピクルスは、若干甘めの柔らかい感じの仕上がり。で、背ギモのアンチョビがどセクシーだった。「これ、やばいわ、メンソール」と、夏美が言う。「うんやばい、これだけで酒が飲めるで」と、メンソール。
 
 「私のぐい飲み、ちょっと穴が空いてる見たい。お酒がなくなっちゃったわ」と、言って次の日本酒をオーダーする。「メンソールのぐい飲みも、なんか減りが早いな」と言うことで、メンソールの次の日本酒をオーダーした。メンソールの二杯目は眠龍だった。
 
 鯛ワタの塩辛を食べた夏見が、「これ美味しいわ。私のんね。メンソールは食べるのが早いから…」と取り込んでしまった。「こら、なに取り込んでんねん。ちゃんとセンタリングしとかんかい」と、メンソール。
 
 相変わらず夏見のペースは速くて既に三杯目、メンソールも同じペースで三杯目をオーダー。メンソールよりも先に来ていた客もいるけど、2〜3人がオーダーした程度。その間、メンソール&夏見で既に6杯をオーダーしてる。更に厚揚げを追加オーダーした。
 
 「酒なんてね。チビチビ飲んでたって美味しくないんだよ」と、夏見。メンソールは更に、天青の防空壕貯蔵をオーダー。
 
 「ダメ、メンソール。酔っぱらっちゃたわ」
 「そんな雪美がメンソールは好きや」
 「私は雪美じゃないの。夏見」
 
 夏美の声に重ねて、メンソールの声がユニゾンした。「もう…」と言って夏見が脹らんだ。「ほら、やっぱり雪美や」と言おうとしたが、そのあとの惨劇が怖かったので、口に出すのは止めた。
 
 「さ、メンソール。行くわよ」
 「へっ、仕事は?」
 「いいの。終わったの。それから、送らなくていいからね」
 
 そういって夏見は改札に入った。
 
 
 日本酒は30種類くらい。客層は、本当に酒好きばかりで、一杯の酒を長く楽しむ人たちが多かったように思う。その中で、メンソールと夏見のコンビは、明らかに異質だった。ほぼすべての会話が漫才で、反対側の端の客まで笑ってたし…。「面白ければアリですよ」とは店主の弁。フード類は、売り切れゴメン的なところがあるので、遅い時間に行くと、売り切れてる物があるかも…。

 
(店  名) 日本酒うさぎ
(ジャンル) 日本酒系居酒屋
(所 在 地) 大阪市中央区東心斎橋1-16-19 日宝周防町会館一階
(電  話) 06-6244-8290
(営業時間) 17:00-23:00
(定 休 日) 日曜日

激闘のあと(十割蕎麦 やまなか/昭和町)

2008年08月02日10:05
d6737c37.jpg 夏見と初めて会ったのは、とあるバーでのことだった。雰囲気としては、Mr. & Mrs. Smithで、アンジーとブラピが出会ったシーンとよく似てた。違ったのは、一夜を過ごしたのがホテルの部屋ではなくて彼女の部屋だったこと。それから、とりあえず急場がしのげれば良かったので、その後、付き合うとか偽装結婚に至るとかがなかったこと。
 
 もう会うことはないんだろうとか思ってたんだけど、仕事も終わったし、飲みに行こうかと思ってたときに、彼女から電話が入った。「メンソール、悪いけど、うちに来てくれる?」の一言で、以前、一度だけ足を踏み入れたことのある夏見のマンションに向かった。部屋の鍵の隠し場所は、電話で教えてもらってたので、そのまま部屋に入った。「雪見」と呼びかけると、「寝室に来て…。それからメンソール、名前を縮めて呼ぶのは止めてくれる。私は夏見。雪見じゃないわ。雪見大福みたいに呼ばないで」と声がした。
 
 寝室に入ると、ベッドの上に、うつ伏せで寝ている夏見がいた。上半身は下着も着けていない。
 
 「メンソール、ごめん。左肩、いわしたの。見てくれる?」
 「医者に行けばええんとちゃうの?」
 「医者に行けないから呼んでるの。判るでしょ?」
 
 メンソールが夏見の方に近づくと、「脱脂綿とかスピリタスとかはサイドテーブルね」と教えてくれた。スピリタスというのは、アルコール度数96%のウォッカなんだけど、消毒に使うなら薬局でエタノール買うよりはスピリタスを使った方が良いというのはメンソールの師匠から教えられていた。だから、スピリタスを飲めということではなくて、消毒が必要ならスピリタスを使ってくれ、と夏見は言ってるわけだ。
 
 夏見の左肩に触れると、明らかに熱を持っているのが判る。夏見は右利きのはずだが、左利きかと間違うほど左肩が腫れてる。「メンソール、見立ては?」と、夏見が聞く。
 
 「二頭筋の短頭起始と三頭筋外側頭起始が腫れてる。靱帯とか関節とかは痛めてないと思う。何やった?」
 「ちょっと強引に、四方投げかけた」
 「そうか…。ちょっと痛むぞ」
 
 夏見は、手を伸ばしてハンドタオルを引き寄せ、「いいわ」と言ってタオルを奥歯で噛みしめた。
 
 30分くらい施術して、「いいよ」と、メンソールが告げる。くわえていたタオルを口から外して、夏見が立ち上がった。
 
 「ありがと、楽になったわ」
 「それは良いから、服ぐらい着てくれ」
 「自宅では服は着ないの。知ってるでしょ」
 
 「じゃ、パンツも脱げ」と言いかけたが、それよりも早く、夏見は右手を差し出してきた。仕方がないのでメンソールも、右手を伸ばして、互いに手首の外側を触れ合わせるような形にした。夏見は、左手を使ってメンソールの右手を圧手で落とし、そのまま右の崩捶を打ち込んできた。メンソールは、左手を炮気味につかって外側にはじき、そのまま外圏を使って夏見の右手を流して、右手で持ち替え、一歩進めて単鞭をかけようとしたんだけど、メンソールの換手より一瞬早く、夏見の左手がメンソールの左手を引っかけていた。そのままくるりと転身して四方投げを仕掛けてきた。メンソールは、右手で、自分の左手を押し込むようにして、夏見の四方投げを外した。
 
 「やっぱりだめか…」と、夏見が言った。
 「単鞭に四方投げか…」
 「いけると思ったんだけどな。でも、震脚されてたら間に合わなかったと思うし…。うん、左肩は大丈夫そう」
 「痛めてる左手で、いきなり四方投げは無謀やと思うで…」
 
 と、いいながら、夏見を見た。形が良くて、一見は固そうなんだけど、触れてみるとテンピュールみたいに柔らかい乳房の触感を思い出しながら、初めてバーで会ったときのことも思いだしていた。30代半ばのはずだが、夏見はずっと若く見えるし、美人だ。必要以上に…。あの時と同じだった。
 
 「ね、メンソール。飲みに行こ」
 「あかん。飲んだら治りが遅なるで」
 「心配しないで。で、おごってね」
 「をい。それはおかしいやろ。それに、医者に行かれへんからメンソールを呼んだんとちゃうの?」
 「肩をいわした時ね。なんか、メンソールにもう一度会いたくなったのよ」
 
 メンソールは、「ああ、そうでっか」以外の言葉をなくしてた。そして思い出していた。夏見は、たしか酒豪だったはずだ…。というところで、中心地を外して蕎麦屋に案内してみた。
 
 街屋風になっているいる入り口を開け、「女将、邪魔するで」と言いながら一階のカウンター席に座る。入り口近くで、娘が針仕事をしているのもなんかほっこりと落ち着く。そのうち、一升瓶に玄米を入れて、棒で突いて精米を始めるんじゃないかと思ったりもする。そうした情景があっても全然おかしくはない。
 
 まずはビールはビールをオーダー。「雪見はヴァイツェンやろ」と言ったのが気に触ったらしく。「ヴァイツェンじゃないビールも飲むんです。それと、雪見じゃなくて夏見。8月13日生まれでB型」と言われてしまったけど、1973年生まれだと言うことも判った。と言うことは、34歳なんだ…。

 ビールを飲みながらゆっくりとメニューを見る。「肴は任すわ」と、言われたので、メニュー見てたら、「私、なめろう。それから枝豆、それからそばがきも…」と横から口を挟んできた。
 
 「さっき任すというたやろ」
 「へへっ、ごめん」
 「大阪の夏は鴨やからな。鰻とちゃうで…」と言うことで、メンソールは鴨料理を追加オーダーした。最近でこそ、夏と言えば鰻と言うことになってしまったけど、大阪では夏には鴨料理を食べる。土用の鰻というのは、味が落ちるので売上が悪くなる夏に鰻を売るための宣伝文句であって、土用の鰻が旨いというわけではない。
 
 ビールが終わったら日本酒。ボトル買いしないと行けないものもあるが、基本的には大中小の三種類のサイズを指定してオーダーすることができる。大なら一合、小なら猪口サイズ。多品種を試してみたいという向きには最適な量だと思う。
 
 日本酒をオーダーすると、娘がストッカーからボトルを出してきて、注いでくれる。夏見はそばがきを食べて「美味しい」と言い、日本酒を飲んでは「おいしい」と言い、なめろうを食べて「おいしい」と言った。店の人が恐縮するくらい「美味しい」を連発する。夏見にこんな一面があるとは思わなかった。

 「私、蕎麦は好きよ。知ってたの?」
 「いや、何となく…。テレパシーみたいなもんやな」

 で、蕎麦をオーダーする段になってもめた。夏見はおろし蕎麦をオーダーした。メンソールはもり蕎麦とおろし蕎麦を時間差でオーダーしようと思ってたんだけど、夏見が「私、おろし蕎麦」と言うもんだから、メンソールは「もり蕎麦、で、時間差でとろろ蕎麦」とオーダーした。
 
 「なに、そのオーダーは?。メンソールもおろし蕎麦にしなさいよ」
 「蕎麦と言えばもり蕎麦に決まってるやないか。おろし蕎麦もええけど、バリエーションを楽しむのはもり蕎麦を食べてからや」
 
 で、そばつゆが出されたので、まず一口飲んでみる。
 
 「メンソール、何してるの?」
 「蕎麦つゆの味を見るのは、蕎麦好きなら当然の行為や」
 「もり蕎麦もおろし蕎麦も、つゆの味は同じだよ。容器の形が違うから味が違うように感じるだけだよ」とか言い合ってると、娘が「つゆは同じものです」と説明してくれた。うむ、雪見は意外と手強いのかもしれん。
 
 メンソールは、つゆを使わずに蕎麦だけをかき込む。蕎麦を飲み込んだあとで、鼻孔に蕎麦の薫りが抜ける。それから塩を一振りして一口。箸先にわさびを付けて一口。旨い蕎麦なら蕎麦つゆは不要とメンソールは思ってるんで、蕎麦つゆを使ったのは残り1/3くらいになってから。
 
 半分くらい食べたところで、とろろ蕎麦にゴーサインを出す。ちょうどもり蕎麦を食べ終わった頃に、とろろ蕎麦が出してこられた。「ちょっとメンソール、私にも食べさせてね」と言われたので、半分くらい渡す。「うん、おいしい」とまた声を上げた。
 
 蕎麦を食べ終わったら蕎麦湯が出されるんだけど、これが結構濃厚なもので、メンソール好み。「メンソール、私、蕎麦つゆ使っちゃった」と夏美が言うので、メンソールのもり蕎麦用のものを渡した。カウンターには香りの高い山椒が置かれていたので、何に使うのか聞くと、蕎麦湯に使う人がいると聞いたので、早速チャレンジしてみた。確かに独特の薫りがした。最後は韃靼蕎麦茶が出されが、これまた薫り高い。
 
 「メンソール、送ってくれようとしてるでしょ」
 「うん。判るのか?」
 「今日は、送らなくて良いわ。また連絡するし…」
 「怪我したときだけ連絡というのはごめんこうむりたいかな」
 「ふふっ、おバカさんね」
 
 そう言って夏見は背を向けて歩き出した。メンソールは、夏見の後ろ姿が見えなくなるまで見送った。いや、心配だったからちゃんと家に帰るまで見届けてから帰ったけど…。
 

(店  名) 十割蕎麦 やまなか
(ジャンル) 蕎麦屋
(所 在 地) 大阪市阿倍野区阪南町1-50-23
(電  話) 06-6622-8061
(営業時間) 11:30-14:00、18:00-21:00
(定 休 日) 火曜日
(ウ ェ ブ) http://www.yamanaka-sake.jp/soba/index.htm  
 

P.S.
 蕎麦屋なんですけど、店名から判るとおりで、山中酒の店の直営店です。一階のカウンター席の奥からは、中庭が見えるんですけど、それがまた見事というか衝撃的というか…。蕎麦は十割。北海道産の蕎麦粉を使っているらしいです。日本酒の取りそろえは20種類くらいと少なめ。アテがすばらしいので、しっかりと日本酒を楽しめ、蕎麦が楽しめます。ランチタイムも営業していて、日替わりランチが850円。ただし、1日10食限定だそうです。夜は座席数が少ないので、予約してくださいとのことです。
 
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