実は本作品、お蔵入りにしようかと迷った作品です。
ですが完成させて、良かったと今は感じています。あの迷いが、血迷う類のものであったならば、幸い。

<寓話>
2017
F10(53×45.5) パネル
アクリル モデリングペースト 金泥 方解末

寓話ですね。
ザックリ言うと例え話。カッコよく言うとメタファー。
または村上春樹ってるとも言う。

だからメタファー表現に於いて少女革命ウテナが最高傑作なんだってば
…すみません、話が逸れました。


花と蝶を描く事。
これはもうね、お決まりの暗喩。お耽美な世界に足を突っ込むほかないモチーフですよ。そうと決まればわたしは露草を選びますよ。露草は自家受粉するお花ですが、その様子がとってもエロい。



お花屋さんで花を見る時に「あっ!この花超エロい!」という邪な想いをいつも抱いているわたし。やっぱりエロスには惹かれますよ、だって<生>だもの。エロは力だ。


花と蝶のサイズを合わせないようにし、異空間を作る事を目標とした作品でもあります。異空間花蝶作品はこれから主に展開して行きたいと考えています。



さて、本作品はもう一つ、ある事に挑戦したものです。それはズバリ、作品構成の見直し。

作品制作の日々を送りながら、何か一味足りないなと感じていたんですね。その正体を突き止めるキッカケは「構成が五・七・五のようになっていて拡がりを感じられない」とご意見を頂いた事です。


もう、その時はサガシリーズばりに頭の上に電球が\ピコーン/と出ちゃいましたよ。そう仰って頂いた時思わず「あああっ!!!」と叫んでしまいました。余りにもしっくり来て、足りない、足りないと感じていた心を埋めるような助言を頂いたので嬉しくなってしまって。

勿論俳句のような構成になっていても活きる作品はこの世に山ほどあると思いますが、わたしはそういうコンセプトで作品を制作していないので、これはもうやるしかないなと。



勉強中の身です。
頑固さは捨て、取り敢えずやってみる精神が作品のレベルアップに繋がると思っています。
アドバイスを聞く耳を持ち、試行錯誤して、答えを出す。頑固さを持つのはそれからだ。


なので自分の中にある作品構成のリズムを崩したんです。⬆︎⬇︎⬆︎となっている所を意図的に⬆︎⬆︎⬇︎にする。其処で生じたのが違和感でした。

当たり前ですね、いつもの調子で作品構成に臨むわけではなく意図的にズラしていますから、「?」となるのは当然です。だからお蔵入りにしようか散々悩みました。
だけど、完成させて良かった。次への一歩を踏み出す事が出来た一作です。ここに記念碑を立てよう(わかる人にはわかるネタ)。



などと調子に乗らず、新たな一歩を次々踏み出せるよう日々精進いたします。頑張るぞ。


本作品は洋画家、丸山勉先生のキュレーションによるユニット、ART@JUNGLE Grand Final展に出品いたします。ART@JUNGLE1stシーズンもいよいよ最終章。…寂しい気持ちでいっぱいですが、悔いの残らない展覧会に出来るよう精一杯頑張ります。


是非この機にご高覧賜りますよう、謹んでお願い申し上げます。何卒、宜しくお願いいたします。





◎展覧会のご案内◎

ART@JUNGLE
Grand Final
渋谷LIMIT BREAK-ART2017

会期:11月15日(水)~11月21日(火)
会場:Bunkamura Box Gallery
10:00~19:30 ※最終日は17:00終了

<賛助出品>
丸山勉
<出品作家>
石川幸奈
鵜飼義丈
大沼紘一朗
大平由香理
後藤美桜
古家野雄紀
清水航
白藤さえ子
すー
菅野瑠衣
谷口朋栄
中道佐江
中村あや子
平田望
廣江友和
光元昭弘
山影広野

お近くにお立ち寄りの際は是非、ご高覧頂けると幸いです。何卒、宜しくお願いいたします。