2010年04月17日

欧州飛行機パニックで私も右往左往

4月頭からイースター休暇を利用して、短い日本への一時帰国を果たしました
帰独日は、4月16日、金曜日。

欧州便キャンセル相次ぐ
前日の15日、ニュースでは、アイスランドの火山噴火の影響によりロンドンの空港閉鎖、ANA欧州線の欠航、その他欧州航空会社の欠航を伝えており、なんだか心に不安を感じながらも16日の早朝に成田空港へと向かいました。

ANAはキャンセル?
今回私が乗るのはドイツのルフトハンザ航空、9時35分発のフランクフルト経由デュッセルドルフ行き
朝7時、ルフトハンザのチェックインカウンターはまだオープンしておらず、係員がいつもより慌ただしく険しい表情で準備をしていました。
“なんだか、ざわざわしてる。”
とは思ったものの、出発案内掲示板は、このフライトの定刻出発を表示しており、別段慌てる事もなくチェックインカウンターのオープンを待っていました。

7時15分の段階で、まず本日第一弾のキャンセル便のアナウンス
それは、私のフライトより2時間遅れて出るANAのフランクフルト行き。これに続き、ANAの欧州路線はのきなみ赤字のキャンセルに変わって行きます
“ルフトは大丈夫なのかなぁ?なんだか、怖いな〜。ちゃんと飛ぶのかな??”
こんな不安も束の間、ルフトハンザの欠航はなくチェックインカウンターでの手続きが始まります。
“あの、本日のフライトですが、フランクフルトまでは飛ぶことが決まっていますけれども、その先デュッセルドルフまでは飛行機があるかどうか分かりませんが、飛びますか?”
との質問が最初。
“フランクまで飛べば、電車で1時間半の距離だから大丈夫。”
と考え、とりあえずこの便に乗る事にしました。

やっぱり〜!到着地の変更
飛行機は大した揺れもなく、満席の状態で飛行し、後3時間で到着という時、機長より次のアナウンスが入りました。

“ただいまの情報によりますと、到着を予定していたフランクフルト空港はアイスランドの火山噴火の影響により全面閉鎖しており、ドイツ国内の国際空港はミュンヘンのみ到着が可能なため、ミュンヘンへ着地します。尚、ヨーロッパ全土において、イタリアの空港やスペインの空港を除いてはほぼ全ての空港が閉鎖しており、乗り継ぎを予定されているお客様は、グランドホステスの指示に従い動いてください。また、ドイツの北方面へ向かわれる方は電車での移動となりますので、ご了承下さい。”

一瞬、機内がザワっとなり、隣同士の人と情報を確かめ合う声があちこちで起こりましたが、機内は静かなままミュンヘン空港へ着陸しました。

ミュンヘン空港は大わらわ
さて、ここからが大変
ほとんどの空港が閉鎖しているのですから、飛び立った飛行機の大半がミュンヘン、ミラノ、バルセロナなどに集中。
当然、ミュンヘン空港もパニック
地上係員も手が足りない上に、大した情報がないのか、空港内では何のアナウンスも案内もなく、ただ周囲の人並みに乗って同じ方向へ歩いて行くのみ。ドイツらしい・・・ほったらかし

バゲッジのピックアップ脇のバゲッジクレイムはすでに長蛇の列。このゴチャゴチャフライトでロストバゲッジしてしまった人がものすごい数に上っているようです。

旅人助け合い運動
“あの〜、ここからどちらへ向かわれるんですか?”
と、あちらこちらで不安な旅人同士が会話します。
私も例に漏れず、そばにいた日本人女性数名に声をかけました。
“荷物をとりあえず取って、後は電車ですよね〜。”
“電車は振替なんですかね?”
“いや、自然災害だから電車代金は自己負担らしいですよ。”
“ここから、フィレンツェへ飛ぶんですが、飛行機はあるんでしょうか?”
などなど。係員もほとんど手一杯で捕まらないため常に情報が一転二転し、その度に空港内を右往左往

こんなことをしていると、そばにいたドイツ人男性が、救いの手を差し伸べてくれました。
“僕もデュッセルドルフまで帰るんだけど、ミュンヘン発のICE(
ドイツの新幹線)の時間表はこうだよ。”
とiphoneで即座に調べてくれた上に、最終的にはデュッセルまでの行程を共にすることに。旅の仲間ができて一安心
私と一緒にいた、フィレンツェへ向かいたい日本人の女の子と彼と一緒にいた日本在中インド人でスイスのバーゼルへ行きたい男性の4人でミュンヘン到着から1時間以上かけてやっと出て来た荷物を取ると、2階にあるサービスカウンターへと足を運びます。

移動するのも大仕事
とにかく、空港内は人で溢れかえり、それぞれが大きなスーツケースをガラガラと運んでいるため、空港内の移動だけでも時間を要します。
どこもかしこも、列、・・・。
全員が、“今後の相談”をしているため、列の進みも亀の歩み。
私たちの仲間、フィレンツェへ向かう女の子は、19時55発の飛行機が見つかったため、再チェックインカウンターへ。
“とりあえずフライトのキャンセル待ちリストに名前をいれます。
もし、乗れなかったら、あなたをどこかのホテルへ入れることになるんだけど、ミュンヘンのホテルはこの状況で満室なの・・・。でもなんとかあなたが泊まれるホテルを探す事になるわ。その後は、ここに電話して、フライトを完全にキャンセルして電車で向かうか、次の便を待つかを決定してね。”
と言われ、不安な状態で3時間ほど一人、空港で待つ事になりましたが、後のメールで彼女はフィレンツェへ飛べたことが分かりました。よかった

電車も満席
次は、私たち。
デュッセル組2人と、バーゼル方面1人の3人で、ミュンヘン空港から一時間かけてミュンヘンの中央駅へと向かいます。
ドイツ人男性は私とインド人男性にとって、本当に助けとなってくれました。
ドイツ事情に明るい上に、彼はドイツ鉄道のフリークエントトラベラーで、そのカードを使って私たち3人分の電車の座席を事前に押さえてくれ、31kgのスーツケースとその他に手荷物でコロコロを引きずっていた私を手伝ってくれたりと、感謝しても感謝しつくせないほど
ミュンヘン中央駅で、チケットのことなど色々不安を抱えながらもインド人男性は自分の電車に乗り込み、私たちもデュッセル行きの最終電車に無事乗車。
ところが、今度は電車の中がものすご〜いパニック
大きな身体のドイツ人が大きなスーツケースを運びながら狭い車中を空いている座席を求めて移動しまくるのですから、いやいや、本当に大変!
“席、予約しておいてよかったね〜。”とほっとしながら6人がけのコンパートメントに腰を下ろす私たち。
コンパートメント内の6人全員がみんなルフトハンザのタグをつけており、今回の事件にことでひとしきり盛り上がります

ドイツ人はいい人
1人、アルゼンチン人の男性は、この電車では本日中に目的地に辿りつかず、ドルトムントの駅で夜を明かし、早朝の電車でパタボーンへ向かうようです。
ブエノスアイレスから一緒に搭乗していたドイツ人のご夫妻2人がこの男性と空港から行動を共にしていましたが、ドルトムントの駅は夜閉鎖してしまうため彼を心配し、コンパートメントのメンバー全員で彼がどこで降りたらいいのか、などを話し合いました。

この光景、なんだかとてもいいものでした
事故によりそれぞれが苦労したわけですが、その苦労を分かち合い助け合う人間らしいシーンに感心しました。
全員話が通じるように、英語でユーモラスな会話がなされ、荷物の上げ下げ時などなどの気遣いは見習うべきものだと感じます。
ドイツ人は無愛想だ、文句ばっかり言っている、謝らない等々、普段はドイツ人の悪口ばかりを言ってしまいますが、実際道々で出会う人々はこんな風に親切な人が多いものです。
“困ったときはお互い様”、“助け合い”の精神をしっかりと持っている人が多いようです。

お世話になりました
私は、本当にギリギリのフライトでドイツに戻る事が出来、
多くの人の助けを借りて、4月17日深夜2時にデュッセルドルフ駅へたどり着く事が出来ました。27時間の長旅でした。

本日17日、昨日は開いていたミュンヘン空港も閉鎖し、ドイツ上空は一機も飛行機が飛んでいません
この状況がもうしばらく続きそうです。
大変な思いはしましたが、私は無事に帰り着いただけでもかなり幸運でした。

日本でも心配してくださった方々とドイツ内でお世話してくださった人々に感謝します。ありがとうございました。

あ、余談ですが、フランクフルト発デュッセルドルフ行きの乗り継ぎ便のキャンセルは、料金がかえってくるようです
これから、ネットで手続きします。





mipoichiki at 22:34|PermalinkComments(14)TrackBack(0)日々の生活 

2010年01月21日

ドイツ 一年に一度の市街戦!?

壁にかけたカレンダーを新しくしてからすでに20日が過ぎ、
楽しかった年末年始も大分前のことのよう
今更・・・ではありあますが、めちゃめちゃなドイツの大晦日の様子をご報告!

初参戦!
ドイツ在住6年目、6回目の年末年始をドイツで迎える事となりましたが、これまで傍観していた大晦日の大イベントに参加ならぬ“参戦”を果たしてみました

家族同様の付き合いをしている友達夫妻Mさん宅で、ひとしきり飲み食いし、急ぎ年越しそばをほおばると、時計は間もなく12時をまわるところ。

“早く行かないと!”

と汗かくほどに着膨れて出かける先は、美術館のある広場付近です。
扉を出たところから

バン、バンバン、ひゅ〜〜〜〜!!ドカン

とすでにすごい爆発音が響き渡っています。

“わ〜、もう始まってる〜〜〜〜!急いで!!!”

firework2

大晦日素人花火大会
実は、大晦日のみ一般人の花火が許されているドイツでは、年が明けると同時に国中で素人大花火大会が始まるのです

この日のために、たまげるほど大きな打ち上げ花火やら爆竹やらをみんな買い込み、とにかくそこら中でそれらをバンバンやり始めるため、街の中はしろい煙につつまれ火薬の匂いが充満し、気をつけていないといつ自分に花火があたるのか分からないような気配
何せ花火のルールを知らないドイツ人が、爆薬とおぼしき大花火を持ってそこら中に集まるのですから、毎年幾人かのケガ人が出るのも道理。“花火にあたった人が悪い”状態で警察も注意するでもなく、花火鑑賞を一緒に楽しんでいるような暢気さ。

さてさて、この市街戦にM家と共に初参戦しました

大物
あのさ・・・、花火買ったよ。”

と30日の日に、主人から自信なさげな報告がありました。

“え。ほんと!どんなの?”

とワクワクしながら聞いてみると、

なんと価格40ユーロ(約5500円)、

総重量4kgの大物


firework1“いや〜、隣で買ってたドイツ人の若者がさ、これ、スゲー!とか言っててさ、やっぱりこれだよな、と思ってちょっと高いかなと思ったけど買っちゃったんだ。”

なるほど。
主人の自信なさは、20ユーロくらいで買えると思っていたのに、倍の支払いをしたために発生したものらしく、
本人も“やりすぎ・・・”と感じていたようです。







来年はもっとすごいのやりたい!

firework3ところが、いざ市街戦に参加した私たちは、ほぼ爆薬かと思うような175連発110連発なんていう花火に大興奮

“爆竹は音だけでつまんないよね〜”
なんて抜かしていたのも体外に
爆竹まですべて使い果たし、繁く降って来た雪の寒さも忘れ最後の最後まで大騒ぎ

“いや〜暑い。着すぎたー。”と半分汗をかきながら家に戻ったのでありました。




fierwork4



今年を占う

家に戻り、ふと花火の空き袋を見ると何やら怪しげなものが入っているではありませんか。

bleigiessen1

“これ何?”と取り出してしげしげと眺めてみると、
それはこちらの大晦日の日にやる占い。

Blei giessen(ブライ・ギーセン=鉛流し)と名付けられたこの占いは、スプーンの上で鉛を溶かし、それを水に流し込んだ後に出来上がる形から未来を予想するものです。

bleigiessen2bleigiessen3bleigiessen4








興奮冷めやらぬ私たちは、4人でこれも試し、ああでもない、こうでもないと都合のいい形をそれぞれが考え、2010年に期待を寄せて新年を迎えたのでありました



mipoichiki at 23:00|PermalinkComments(7)TrackBack(0)日々の生活 

2009年12月17日

クリスマスマルクトでお腹いっぱい!Part2

師走の時間経過はドイツでも早いもの
クリスマスを前に大抵の物流が止まってしまうため、この時期はみんな大忙しです。
この忙しさの波に流されて気がつけばクリスマスマルクトも終わっちゃった、なんてことになる前に、“お腹いっぱい第二弾”です

1.ラクレットのバゲット
スイスのチーズ、ラクレットを溶かしてバゲットの上にかけたもの。
christmasmarkt12

ラクレットチーズはドイツでも人気で、スーパーのチーズコーナーでも見かけます。
独特の臭いを持つこのラクレットチーズを溶かし、ジャガイモなどの上にかけて食べるのが一般的です。
日本で焼き肉や鍋のグリルを大抵の家がもっているのと同じように、多くのドイツ家庭でラクレット焼き機を目にします。
クリスマスマルクトで行列が出来ているスイス風の山小屋屋台では、このラクレットの固まりを直火で溶かし、ニンニクオイルかハーブオイルのしみ込んだバゲットの上にとろりとのせたものをいただきます
小屋に近づくにつれ、ラクレットの焼けた臭いがぷんぷんと漂い始め、食欲をそそいます
青い炎が出ている専用の機械の下でラクレットの固まりを時折まわしながらそれを溶かし、バゲットの上にどっとチーズを長す様子を見るのも楽しいものです。
christmasmarkt10

christmasmarkt11

“コンニチハ。ニンニク?”

なんて、日本語で話しかけてくれる素朴な雰囲気漂うおじさんから熱々のバゲットを受け取り、その場でパクリ!本当においしい。毎年毎年、クリスマスマルクトが来ると
“ラクレット食べた?”と話題になるほど人気の食べ物です。

2.オランダのミニミニパンケーキ
小さく焼いたパンケーキにたっぷりのバターを添えて粉砂糖をかけたもの。
“この人たち、たこ焼きやできそうだよね。
christmasmarkt13

なんて感心してしまうほど、たこ焼き機に似たものでパンケーキを焼いているのがこの屋台。
オランダの小さなパンケーキで、売り手のおばさまたちもオランダの民族衣装を着用です。屋台にはデルフト焼きの陶板が飾られていたりして、ドイツとは異なるちょっぴりメルヘンな世界を醸し出しています。
パンケーキ自体に味らしい味はほとんどなく、ほんのり薄甘いだけですが、オランダのおいしいバターと粉砂糖で味を調節。
バターの量は“さすが外国と思える量で、あれを全部食べていたら血管が詰まりそうです。ご注意を!
そして欲を言えば、バターの量を減らしてメープルシロップで食べたいところです。
christmasmarkt14


3.カルバドス入りホットアップルジュース
christmasmarkt15ジュース、と書きましたが、身体がぽかぽかと温まってくる比較的アルコール分の高いお酒です。
カルバドスはフランス、ノルマンディー地方で作られるリンゴの蒸留酒。アルコール分は40度と高く、口に含むとリンゴの薫りがふわ〜っと広がります。
このカルバドスを酸味のあるリンゴジュースの中に混ぜ、温めた飲み物がこれ。
前回書いたグリューバイン同様、酔っぱらうのですが酔い方が健全な気がします。ワインとスパイス、砂糖以外にもショットのお酒を混ぜて作るグリューバインと異なり、単純にカルバドスが入っただけのもののようです。リンゴジュースもカルバドスも元々はリンゴ。同じものから作られた2つの飲み物を合わせても悪酔いしないのは道理かもしれません
“深い冬がやってきます。”と天気予報で言っていた通り、外気温0℃以下、体感気温マイナス5℃の本物の冬がデュッセルドルフにも到来しています。ふわふわと白く上る湯気とともに立ち上るリンゴの薫りが心温まるひとときをくれます

4.マッシュルームのクリームソース添え
炒めたマッシュルームにRahmsauce(ラームゾーセ=クリームソース)がかかったもの。
christmasmarkt16

まるまると大きなマッシュルームを大きな鍋の中で炒めています。
湯気があがった鍋からはにんにくの匂いがしみ出し、
“ちょっとつまもうか”という気にさせます。
クリームソースがかかっていますが、マッシュルームの水分と相まってそれほどしつこさは感じません。ぺろりと食べてしまえる一品です

5.Spetzler (シュペツレ)
ドイツのパスタ。
小麦粉、卵、塩、水から作るドイツのパスタをシュペツレと言います。よくドイツ料理の付け合わせとして出てくるのですが、ブツブツと切り落としたような4cm程度の短いショートパスタ。
これに、こってりのチーズクリームソースをたっぷりかけたものを提供している屋台があります
christmasmarkt17

基本のソースに+してベーコン、チーズ、タマネギをトッピングすることができます。大小のサイズがありますが、他にも何かを食べたいと思うなら小で十分すぎるほどです。
濃厚なソース+パスタ=お腹いっぱいの式が成立します。

ふ〜っ。他にもまだまだ美味しいものを発見できるクリスマスマルクトもあと1週間で終了となります。
やたらと寒い日々が続いていますが、それにも屈せずもう数回クリスマスマルクトへ足を運びたいと思います。



mipoichiki at 23:00|PermalinkComments(6)TrackBack(0)日々の生活 

2009年12月08日

クリスマスマルクトでお腹いっぱい!Part 1

ドイツのクリスマスは、基本的に4週間前の日曜日からスタートします。秋休み以来、何もイベントもなくただ、寒く暗くなるだけで最も嫌われ者の11月が中旬にさしかかる頃から、
“Weihnachts”(ヴァイナハツ=クリスマス)という言葉をちらちらと耳にするようになり、クリスマス当日4週間前のその日から、街は一気にキラキラと輝き出し、待ちに待ったクリスマスマルクト(クリスマスマーケット)がスタートします!
christmasmarket09

ですが。近年、商業化しているせいか大きな街では4週間前の日曜日以前にクリスマスマーケットがスタートするようになりました。
デュッセルドルフのクリスマスマルクトは11月19日に早々と営業開始です

今日は何から食べる?
クリスマスマルクトには、様々な屋台が登場するのですが、
私が夢中になるのは、なんと言っても食べ物
それぞれ地域によって特徴がありますが、デュッセルドルフで行列のできる(と勝手に思う)屋台をご紹介していきます。

1.Reibekuchen(ライベクーヘン)
christmasmarket09_3ハッシュドポテトのようなもの。
Reiben(ライベン)=する、という言葉がつくように、じゃがいもを粗くすりおろしを小麦粉、卵などと混ぜ、油で揚げてあります。
熱々、揚げたてのジャガイモに冷たいアップルムース(どちらかというとコンポートのような感じ)をつけて頂くのが一般的。
“え!?ジャガイモとリンゴ??”
と最初は疑問ですが、油ぽさが薄れリンゴの甘みと酸味がベストマッチです。
中には、塩で食べる人や、意外なことに砂糖をかけて食べる人もいます。



christmasmarket09_4


christmasmarket09_2これは、クリスマス時期だけでなく夏の移動遊園地にも必ず登場する屋台ですが、南ドイツではあまり目にすることがなく、どちらかと言えば北の方の名物。
3枚で3ユーロから3.5ユーロ。





2.Gluhwein(グリューバイン)
日本でも有名な温かいワイン。
赤ワインにシナモンやカルダモン、ドライオレンジなどのスパイス類と砂糖を加え鍋でじっくりあたためたもので、寒い外で飲むにはビッタリの飲み物
それぞれの屋台で味が異なるだけでなく、入れていくれるカップもオリジナル。カップは別途1ユーロから2ユーロ程度を支払い、返却するとカップ代は戻って来ます。
欲しい場合は、飲んだ後そのままカップを持ち帰るもよし、
“きれいなのに取り替えて”とお店の人に言って新しいのをもらってくることも可能です。
され、このグリューバイン、甘く口当たりがいいので飲み過ぎると大変な事に。実は、ショットで他のお酒が混ざっている場合がほとんどで、頭が割れるほどいたくなったり(p_q*)、ものすごい2日酔い(´−д−;`)に襲われたり、意識が遠のくほどフラフラになることがあるのでほどほどに!

ドイツ人とわたしたちが同じだと思っては

いけません・・・

これを多少でも回避したい場合は、
Ohne Schuss”(オーネ シュス)=ショットのお酒なしで、という言い方をして買えば、酔っぱらい度も押さえられるかも!?
christmasmarket09_5

まったくお酒が苦手、という人にも気分を味わう手段があります。
Kinder Punch(キンダーパンチ)=子供パンチと言われるジュース。上の写真はその写真です。
見たところ色は、グリューバインより気持ち薄いのですが、ほぼ同じ色。あま〜いグレープジュースの温かいバージョン。なかなかいける味ですが、かなり甘いです。それでも、周りでグリューバインをおいしそうにすする“大人”に仲間入りしている気分が味わえます
Gluhwein 2.5ユーロ〜3.5ユーロ
Kinder Punch 1.5ユーロ


3.石釜のFlammkuchen(フラムクーヘン)
このブログでも何度か紹介していますが、フラムクーヘンとはフランスアルザス地方のピザ
パン生地を非常に薄く伸ばし、フロマージュブランというヨーグルトのようなフレッシュチーズを塗り、そこにタマネギやベーコンを載せてオーブンで焼いたものが基本です。

デュッセルのクリスマスマルクトでいつも行列しているのが

絶品

の石釜焼きフラムクーヘンを出している屋台。

christmasmarket09_7


christmasmarket09_62台ある石釜はつねにフル回転で、途切れる事なくお客さんが並んでいます。基本のタマネギ&ベーコンもありますが、私の大好物はジャガイモのスライスが上にのったもの。ニンニクの風味とジャガイモの甘み、パンの香ばしさに毎度感激です。ただ、日本人にはちょっと塩味が濃い気がします。ベーコンがのったものは更に塩気が増すので、やはりジャガイモがおすすめです








まだまだ食べるよ!

さてさて、毎年、何度も飽きる事なく
“ね、ね〜クリスマスマーケット行こう〜よ”
と主人に嫌がられる程しつこく通ってしまう“食い気たっぷり”の私が今日ご紹介した食べ物だけで終わるハズがありません
驚くほど長〜いお話になってしまいそうなので、続きは後日改めて




mipoichiki at 23:30|PermalinkComments(8)TrackBack(0)日々の生活 

2009年12月02日

逃亡者の笑顔

先日、ドイツ国内でちょっとした騒動がありテレビ、新聞を賑わしました。
それは、
アーヘンにある監獄から終身刑を受けていた受刑者2名の脱獄

プリズンブレイク
その日は、朝からラジオでさかんに、“逃亡者”の話題が上っていました。一体何事かと思いラジオのボリュームを上げ話に耳を集中させると、どうやら2名が脱獄して逃亡中の模様。

“おー、おー!現実にプリズンブレイクやっちゃったんだ。”

などと暢気に聞いていたのですが、
逃亡した場所は、デュッセルドルフから南西へ85km離れた街、アーヘン。
とても近いところで起こった事件です
午後になっても犯人の逃亡は続き、デュッセルドルフの領事館からも緊急連絡がまわって来るほどの騒ぎ。
“アーヘンで逃げた脱獄者は捕まっておりませんので、十分気をつけてください。”とのこと。

終身刑の極悪人??
さてさて、この逃亡者2人は46歳と50歳の男性で、いずれも殺人の罪で終身刑が決定している状況です。
逃亡した当日に、彼らはタクシー運転手を脅しアーヘンから北東へ80kmに位置するドイツの4大都市、ケルンへと移動
結局その日の逮捕はならず、翌日、デュッセルドルフを超えるようにしてさらに北上し、エッセンへ。
犯人は未だに捕まっておらず、今度は、再び南西へ少し移動しミュールハイムへ逃げたようです
未だにちょっとした緊張感の続くノルトラインベストファーレン州。

記念写真??
ところが、終身刑を受けている殺人者とはどれほど恐ろしい人なのか、と思いきやある日のニュース番組に映し出された2人のモンタージュ写真にとにかくカルチャーショックを受けてしまいました!

なんと、
2人ともいい笑顔


zeitung


一人の男性は口を大きく開けて、ワハハと声が聞こえて来そうな笑い顔。そしてもう一人の男性は目を斜めに下げてはにかんだような笑みを浮かべ、到底殺人を犯した犯罪者には見えないではありませんか。

“え??
あれ・・・って殺人犯??????

と思ったのは私だけではなかったハズ。

日本では、たとえ軽犯罪だとしても犯罪者の写真は何枚もある中から最も悪人的要素が色濃く見えるものを厳選。
笑顔の写真なんて・・・ありえない!!
テレビだけかと思いきや、翌日の新聞もすべてその写真を使用。
ちょうどこちらに遊びに来ていた友人のYくんも、
“笑えるね〜この笑顔。”とやはり新聞の一面にデカデカと出た写真に大爆笑。


善人も悪人も人!
人権尊重の精神なのか、自然に近い写真を使用したのか、理由は分かりませんが、何しろこれだけの笑顔の犯罪者写真を見たのは初めて。
“所変われば・・・”の一例です。
因みに、新聞の右下に写っている笑顔の女性は、ドイツの労働大臣。
新聞ですもの、みんな笑顔でなくっちゃね!?



mipoichiki at 23:00|PermalinkComments(8)TrackBack(0)日々の生活 

2009年11月24日

パリ5区の人気パティスリー

さてさて、マドカ宅でのおいしいカスレーを平らげた後は、もう一つのお楽しみデザートタイム

今日はデザートなし!?
“ルノートルで何か出来上がると思うから、それを持って行くね
とデザート担当として名乗りを上げた私でしたが、今回のお菓子コースで出来上がったのは生地オンパレード
“生地じゃ、デザートにならない・・・。”
という訳で、これまたマドカに教えてもらったパティスリーへデザート調達へと向かいました。

パリ一番のレモンタルト
そこは5区にある、Carl Marletti(カール・マルレッティ)。
“ん?どこかで聞いた事のある名前。”
そんな風に思いながら、Censier Daubentonの駅を降りると、
“あ、ここのお菓子屋さん、来た事あった。”
なんとなく懐かしく迷う事なくCarl Marletti(カール・マルレッティ)へ到着。
carl marletti1

近年の雑誌に必ずと言っていいほど紹介されるようになったこのパティスリーは、パリで一番おいしいと言われているタルト・オ・シトロン(=レモンタルト)や、さくさくと香ばしいミルフィーユがとても有名です。
ここを訪れた時間が遅かったこともあり、すでにタルト・オ・シトロンは完売
数個残っていたミルフィーユ2つを確保し、美しくデコレーションされたお菓子たちをショーケースに張り付くようにみながら、あとのスィーツを選び出しました。
carl marletti4carl marletti













carl marletti5carl marletti2













スミレのサントノレ、赤いベリーのタルト、チョコレートケーキ,
マスカルポーネクリームの乗ったケーキ。どれもこれも、食べるには惜しいほど洗練された美しさ

譲れないお菓子
そして・・・当然、6人で争奪戦
まずはそれぞれのケーキを2等分し、ジャンケン2回戦を実行。
ジャンケンをよく知らないフレデリックよりはさぞかし有利だろう、なんて思いながら大ジャンケン大会の始まりです。
とほほ・・・いつもの事ですが、私は大負けでした。ショボン。最後に同じ物が2種類の羽目になるかとドキドキ!
気合が入りすぎてグーがついつい出てしまうのが通常の私です・・・
Carl marletti3ですが、最後まで残っていた大人味のチョコレートケーキはお店の人のおすすめ。3口ほど食べるうちに、口の中で変化が起こりました。
パチパチ”何かが口の中で弾けます。
“気のせい??”と思い、もう数口食べ進めるとこの食感が段々はっきりとしてきました。
これ、これ、ドンパッチ入ってる
ドンパッチとは昔懐かしい駄菓子屋さん系お菓子で、子供の頃に食感が面白くて食べていたものですが、まさにその感覚を取り戻す何かがケーキに仕込まれています。
“あ、それ、最近パリのレストランなんかで流行っている物だと思う。”
とパティシエの女性が教えてくれました。
“ふふふ、残り物で良かった!得した気持ち!”
なんて、つぶやきながら幸せな夜を楽しみました。

街に溶け込むパティスリー
Carl Marletti は大人のお菓子屋さん!
雑誌に宝石のよう、と書かれている通りのパティスリーでした
広場に溶け込むすっきりとした外観、洗練されたシンプルビューティーなお菓子。あんな宝石店があってもおかしくない、と思わせるところです。
このパティスリーがあるCensier Daubentonの付近は、細い路地にわさわさとお店が立ち並ぶ商店街もあり、ちょっと日常のパリをのぞき見るようで、何となくワクワクと心惹かれるパリの一角です。

Carl Marletti(カール・マルレッティ)
51 rue Censier
75005 Paris
Tel:01 43 31 68 12
火曜日〜土曜日 10:00~20:00
日曜日10:00~13:30




mipoichiki at 00:00|PermalinkComments(6)TrackBack(0)旅行 フランス 

2009年11月20日

カスレーを囲む夜@パリ

週末パリ旅行で、パリの友人マドカのお宅にお邪魔したのは前述の通り。
土曜日の夜は、彼女とフレデリックの手料理が私たちを待っていました

今日はCassoulet!
“今日はね、Cassoulet(カスレー)なの。それに合うワイン買って来てもらえる?”
土曜日の昼間、マドカからの通達がありました。

カスレーとはフランスの南西にあるラングドッグ地方のお料理で、白インゲン豆と様々なお肉を煮込んだもの。
手間と時間がかかるため、通常家庭では滅多に作られる事はなく、冬になるとレストランのメニューとして登場するのが一般的なようです。

カスレーの地、ラングドッグ地方の赤ワインを持って8時半過ぎにマドカの家のドアをたたきました

パンデピスのカナッペ
madoka6マドカの友人でパリでパティシエをやっている女性も加わり、
6人の賑やかなディナータイム
アペリティフのシャンパンと共につまむのは、パンデピス(シナモンなどのスパイスやドライフルーツが入ったどっしりとしたパンで、クリスマスシーズンにはあちこちで見かけるようになります。)の上にフォワグラを乗せたカナッペ。ほんのりとフォアグラの上にかかったフルールドセル(塩の華)が、まったりとした口の中をキュッと引き締めてくれるようでした





あつあつ・ほくほく・ほろほろ
“じゃ、そろそろ”
とダイニングへ移動し、それぞれが着席すると運ばれて来たのが、直径30cmはある大きな煮込み用オーブン皿。
“わーー!!”
madoka7

madoka8思わず、全員から感嘆の声が上がります
上には、大きく渦をまいた長いソーセージが乗せられていました。
“これ、フレデリックが作ったんだよ。作るのに3日かかってるの。”とのこと。
乾燥白インゲン豆を丸一日水につけて戻すことから始まり、スパイス、野菜、肉の煮込み、そしてオーブンで焼き上げるまで、大変な時間を要するお料理です。
熱々のカスレーは、豆のほくほく感とほろほろと口の中で崩れていくお肉の食感がたまらなくおいしい




鴨のコンフィー缶詰

confit de canard豆料理好きの主人は、カスレー作る気満々で、このお料理に使った鴨のコンフィーの大きな缶詰を早速パリのスーパーでゲット。
缶詰に詰まった脂は、お肉のソテーだけでなく付け合わせにするジャガイモを炒めるときにつかってもコクがでてとてもおいしいとのこと。
我が家の食卓の上にドンと置かれた大きな大きな缶詰を見るたびに、フレデリックが作ってくれたカスレーの味を思い出しています。そして、いつ、うちの主人はこのお料理を作ってくれるのか、と心待ちにしています





デザートは?
さて、口当たりのいいワインと共に、ぺろりとカスレーを食した後は、デザート
次回、パリ5区の人気パティスリーのデザートをご紹介します。




mipoichiki at 00:00|PermalinkComments(10)TrackBack(0)旅行 フランス 

2009年11月13日

パリの一部屋

パリに行くたび、美味しいものにありつけたり、素敵なものに出会えたりするのはパリ在住歴15年近い友人マドカのお陰
感性豊かなピアニストである彼女の日常生活は、
私たちが憧憬をもって想像する’パリ生活’そのものです。

天井の梁ともお別れ
ずっと長い事住んでいた部屋が手狭になったという理由で、
アコーディオニストの彼、Fredericとともに半年ほど前、彼女達はパリ内で引っ越しをしました。
元々住んでいたところも、まさにパリの中心で、歴史と優雅さを持つパリらしい情景をたっぷりと残す水辺の美しい一角
1800年代に建造されたこのアパルトマンも、手放すのが惜しいと思われるほど心地よく、毎度訪れるのが楽しみでした。

階段の歴史
辛抱強く探し続けていた彼らの新居は、その彼女のアパートからほんの数百メートルほど離れた、同じ通り沿いにありました。
ここもまた、古い
通りに面した大きな扉を押して進むと、パリのアパルトマンによく見られる中庭が現れます。
“そこを突っ切って一番奥の階段を4階まで上がって”
と、マドカにあらかじめ指示されていた通り、きょろきょろしながら奥の階段裾へやってきました。
最初勢いよく上り始めた私たちですが、2階を過ぎる辺から
“はぁっ、はぁっ・・・”と息のあがった音しか出なくなり、
マドカの家の前へ到着する頃には、
こ、こ、これさ・・・、水とか買ったらここまで上げるの嫌になるよね・・・”とぼやく始末。
人が歩く中央の部分だけが丸く削られてしまい、ボーっと薄暗く照らす廊下のライトに水かこぼれたかのように反射している木製の階段は、人とともに歩んだ長い歴史によって刻まれた様々な表情を持ち、消して平坦ではありません。

絵の中へ
“いらっしゃい!久しぶり!”
madoka

開けてくれた扉の奥から漏れ出るあたたかな光と木の床が次に見えて来る部屋の全容への期待感を誘い、階段上りのドキドキを、小気味いい鼓動に変えていきます
madoka2madoka4
















古い木の窓枠、薄小豆色の壁、ベランダに置かれたバラやハーブ、ダイニングに飾られた動きのあるブーケ、マドカのグランドピアノ、アンティークの家具、そしてFredericが以前から飼っている黒猫、彼女達の部屋にある全ての物が、一つ一つに特徴を持ちながらも主張することなく部屋に溶け込んでいました。
パリ暮らし”と名付けた一枚の絵のように

粋な午後

“明日の日中もここに来られる?”と、マドカ。
“ここ、ベランダから空が見えて部屋に差し込む日差しがとても気持ちいいの。”
madoka5

お日様好きの私としては、当然日曜日も彼らを訪ねたのですが、
残念ながら日曜日は雨
それでも、冷たい雨がこぼれるブルーグレーの空を眺めながらゆらゆらと湯気の立つ紅茶をいただく、まるで雑誌の中の出来事を味わうこととなりました。
madoka3

さて、こんな素敵なアパルトマンで夜中まで飽く事なく楽しんでしまった彼らのおもてなしを、次回のテーマとしましょう




mipoichiki at 00:30|PermalinkComments(5)TrackBack(0)旅行 フランス 

2009年11月11日

パリでマダムなお菓子作り

“秋だね〜
“おいしいものの季節だね〜”
“おいしいものと言えば、パリだね〜
“パリ、行こうか?”
から始まり、日本の会社から来ている女性Nさんと一緒に先々週末パリへ行ってきました。

デュッセル−パリ間は約500km。
食材を山のように買い込む私たちがパリを目指すときは、ほとんど車
と言うのも、クーラーボックスが必須携行品になっているからです。

金曜日はいつも渋滞
空いていると4時間半で走れることもある距離ですが、出発が金曜日の午後4時前とあって、ドイツ、ベルギー、パリの全てで渋滞にひっかかり、パリに到着したのは夜9時半
急ぎ、予約を入れてあったレストランへ向かい、ホテルに落ち着いたのは11時半を回った頃でした

“でも、明日寝坊は禁物!朝、8時にロビーでね。”
と、わたしとNさんは憔悴しきって土気色の顔&うつろな目で約束を交わしました。
この朝の約束、何も朝一番から気合の入ったパリ観光をするためではなく、私たち2人はパリの有名パティスリー、ルノートルでお菓子教室を予約していたのです

シャンゼリゼでお菓子作り!

paris

土曜日、朝9時。
早朝から開けているカフェも新聞を読みながらコーヒーをすする人々がポツリポツリといるだけ。
午後になると観光客でわさわさとなるシャンゼリゼ通りを足早に歩き
緑に囲まれた瀟洒なルノートルの扉を開きます。

“こんにちは! Mipoです.”
ほとんどできないフランス語で、名前を告げると,
すぐに教室へと案内されます。

今回のテーマは、
Les Pâtes en Pâtisserie
=パティスリーの生地
9時から12時半までの3時間半で、
ブリオッシュ生地、ブリゼ生地(キッシュやリンゴのタルトなどに使うクッキー部分です)、アーモンドサブレ生地(フルーツのタルトなどに使うクッキー生地)、シュー生地、折込パイ生地の5種類を一気に習うコースで、とても人気があります。
lenotre


さっくさくのクロワッサンをほおばって
8人が最大人数のルノートルのお菓子コースは、何を作るかによって、3人しかいなかったりすることもあるのですが、このコースの今回の参加者は7人。うち、2人は男性です。
さすが、フランス。お菓子コースに男性の参加者が毎回いるよ
なんて、関心しながらみんなに挨拶をすると、
とても優しいパティシエ(先生)が
コーヒー飲む?クロワッサンも食べてね
と、作業前のくつろぎのひと時を与えてくれます。
作業台の上には、レシピ、鉛筆、エプロンがきちんと用意されており、誰かがエプロンを広げ始めるのをきっかけに、いよいよお教室の始まりです。

言葉の壁は乗り越えられる!?
ここは、パリ。そしてルノートルのお菓子教室はフランス語のみ
当然レシピもフランス語。説明もフランス語。参加者もほとんどフランス人
こんな環境です。
それでも、担当パティシエによっては数字や簡単な言葉や材料は英語で説明してくれるし、参加者に英語の出来る人がいれば助けてくれます
そんなわけで、日本人の参加者も少なくなく、日本人にも慣れているパティシエは、挨拶を日本語でしたり、材料の名前を日本語で覚えていたりします。
x○■△-#@×□※△△◎○@・・・。分かりましたか?
に、ぽかん・・・としていると、ちゃんと自分のそばまで来て、片言英語&身振り手振りで説明してくれるので、たいていのことはクリアできます

’知りたいオーラ’の勝利
lenotore3さてさて、ブリオッシュ生地からスタートする今回、
参加者で手分けして材料を量り、どんどん作業は進んでいきます。
今回、生地がテーマということで、かなり地味な雰囲気。
でも、’基本のもの’なので質問が飛び交います。
当然フランス語で・・・
お菓子用語や材料の名前、数字がフランス語で理解できていると、
この質問もかなり理解することが可能です

ですが、今回困ってしまったのは、
de Levure de boulanger(生イースト)というフランス語
それが生イーストだと言うのは目の前の物体を見れば理解できるのですが、どうやらこれの代わりの話をしているらしく、
どうしても知りたい〜!’オーラを発しながらパティシエを凝視していると、パティシエが、ハッとそれに気がつきました。
そして、“え〜、あ〜・・・。”と英語を一生懸命模索。
ところが、どうしても言いたい英語が見つからないらしく、参加者にも質問。ですが、5人のフランス人参加者も、“non”と首を横にふるのです。
え〜〜〜〜!ますます知りたい〜〜〜!!
で、すごい形相になっていたのかもしれませんが、
パティシエがその物体の形態を知る限りの英語で説明し始めました。
”突如頭にひらめくものがあり、
“それってドライ?”と英語で行ったところ、
“Oui!! それだよ!dryだよ。”
と非常に満足そうにパティシエが頷くと、
周りの参加者もホッとした様子。
“すみませんねー。お手数お掛けします。”
心の中でぺこりと頭を下げて、さあ、次へ

生地は生地のままで
Lenotore2こんな調子で、生地がどんどん出来上がっていきます
生地の色がみんな地味な薄黄色なので、休ませている生地を見ては、“はて??あれは何でしたっけ?”と次第に混乱もきたしますが、3時間半のうちに、無事にすべての生地作りを終了。
甘い香りをぷんぷんさせていたシューケット(シュー生地にあられ砂糖がかかっている小さなシュー)と、面白いほど立派に膨らんだふっかふかのブリオッシュは焼き上がった状態で持ち帰りとなり、残りの生地は、サランラップに包んでこれまた参加者の手元に渡されます


この生生地・・・。旅行中の私たちにはフレッシュな保存がかなり難しいテーマとなりました
日中の気温16℃とこの時期にしては暖かかったパリでは、ホテルの冷蔵庫へしまう以前に、生地が疲れたようにダレ〜〜〜となり、
“これ・・・ドイツに持って帰る頃にはどうなってるんだろう??”
と一抹の不安を抱きながらも、無事ドイツへ持って帰ってきました!

Lenotore
HPの中のEcoles Lenotoreから入り、
Ecola amateur, Pavillon Elyseを開くと、プログラムや予約状況などが分かります。

10 avenue des Champs Elysées - 75008 PARIS
Tel: +33-(0)1 42 65 85 10






mipoichiki at 00:21|PermalinkComments(8)TrackBack(0)旅行 フランス 

2009年10月15日

“ピン”って鳴ったよ!

ガサガサ、シュー、ジョリジョリ、シュッシュ、
今朝、通勤時、久しぶりにこの音を耳にしました。
これは、車のフロントガラスについた、真っ白の霜を削り取る音です。
ドイツは、昨日あたりから南や東では雪が降りだし、冬は比較的過ごしやすいここ、デュッセルドルフ近辺も急激に冷え込み、冬の訪れを感じさせます。

winter morning


冬の音
朝8時半、通勤のため車をガレージから出すと、
外気温9度の表示が一気に下がりはじめ、“ピン”と警告音がなりました。

これは、外気温が4度を下回ると凍結の可能性があるために鳴るお知らせ。

日本ほど天候が安定せず、
つねに早いスピードで雲が流れ刻々と天気がかわっていくこの辺りでは、
お天気はとても泣き虫
雨が降った後の冷え込みは道路の凍結につながるため、
この警告音が設定されているのです。
これが鳴ると、“ピンって鳴ったよ!”
と何故かちょっと興奮してしまう私です・・・

10月から冬タイヤ
ドイツでは、10月1日から冬タイヤの使用を薦めており、
この日を境に事故を起こした場合、
保険会社からの保険が下りないと言われています。

それでも、冬も雪が少ないこの辺りの人は、
さすがにまだ夏タイヤで走っている人が多く、
実際、我が家の車も夏履きのまま。
ですが、こんな風に急に冷え込んでくると、
通勤に大分気を使うようになり、

“うちもそろそろ冬タイヤにしないと・・・
と思い始めるのです。

こんな私たちのような人がたくさんいるので、
急な冷え込み=タイヤ屋さんの商売繁盛
となります。

夏の間、冬タイヤをタイヤ屋さんに預け、
冬の間は逆に夏タイヤを預けるのがドイツでは割と一般的です。
もちろん、おうちにスペースがある人はわざわざお金を払って、
預けたりはしませんが。
そこで、
タイヤ交換のときにはタイヤを預けてある所に電話をし、
予約を取ってタイヤ交換をしてもらうのです。
今日あたり、相当な予約が入ったのでは?

1.5度か・・・

tempratuer今朝、会社へ向かうまでの30分間、
一時気温は1.5度となり
その後2度のまま朝9時を迎えました。










yellow leaves通りの落ち葉にも真っ白の霜が降り、
吐く息は真っ白。
いよいよ、冬がやってきました。




mipoichiki at 01:45|PermalinkComments(8)TrackBack(0)日々の生活 

2009年10月13日

スローライフ2

前回に引き続き、スローフード、タンシチューのお話です


1.8kgもある牛一匹分のタンを自然解凍させるにはそれなりの時間がかかります
この間に、まだまだ続く色々な行程を少しずつ進めていくことにしました。

目に楽しい料理本
book今回私が参考にしたレシピは、
東京神楽坂でフレンチレストランを開いている斉藤元四郎さんのレシピ。
もう随分前のものですが、彼の著で「お箸でフレンチ」という料理本があります。
今でこそ、当たり前のになりましたが、
和の食材とフレンチをうまく調和させた
ヌーベルクイジーヌが美しく紹介されている本です。
ざっと目を通す限り、面倒くさそう・・・なんて思いがちです。そして、確かにとっても手と時間とお金がかかるお料理が多いかも
それでも、当時、とても美しい写真とおいしそうな料理に惹かれ、この本を購入。その後、“うっとり”と眺めるだけに留まっていたある意味秘蔵本。
この本を久しぶりにひっぱりだし、気合を入れて調理にとりかかります。




スープストックは2種類

材料にぱっと目を通す限り、
“これなら、それほどでもない”なんて思ったらとんでもない!
ヌーベルドミグラス??
フレンチ万能だし??
なんていうオリジナルのスープやソースがさらっと書かれているのです

フレンチ万能だしは・・・パス!
そこで、ページを繰りフレンチ万能だしのページを見ると・・・
こんぶはガーゼにつつみ、一日水につけておく”と・・・
いやいや、いくらスローフードに挑戦、と言っても、明日食べたいのですからこっからスタートしたのでは明日に間に合いません。
そこで、頭に浮かんだものは、瓶詰めのフォンド(出汁)。
ドイツでもフォンドの出番は多く、スーパーに行くと、野菜はもちろん、チキン、子牛、成牛、ラム、フィッシュ、野生動物、透明なもの、茶色いもの、などなどがずらっと並んでいます。
いずれも、400mlで2.5〜4ユーロと消して安いものではありませんが、これの野菜の透明タイプを購入。

名前だけでもおいしそう
ヌーベルドミグラスと銘銘されたスープは、市販のドミグラスソースも使用するものの、
たまねぎ、にんじん、セロリ、ホールトマト、牛筋、パセリの茎、ハーブ類、ポルト酒、赤ワイン、フォンド・ボー(牛肉のフォンド)などなどを煮たり、漉したりしながら2時間以上の時間をかけて作り上げます

先は長い・・・
やっとオリジナルソースを完成させる頃、大きな牛タンの塊もいい具合に解けています
これを強火で焼き色がつくまでしっかりと焼き、
野菜のスープストック、ヌーベルドミグラスをあわせたものに
更に、
新しいにんじんやら玉ねぎ、赤ワイン、そして八丁味噌を結構な量加え、そこへ、牛タンの塊もどぼんと入れてあげるのです。
絶対に沸騰させないように、つねに火の加減を見、お肉を何度もひっくり返しながら4,5時間の観察時間スタートです。
この経過観察、1日目は1時間程度にとどめ、一度冷まして味をしみこませた後、2日目にじっくり、と相成りました。

なぜ、観察かと言いますと
ドイツの家は大半が電磁調理器。ワット数が220vと日本よりずっと高いこちらでは、電磁調理器の弱火管理がくせもの。
鍋類も発達しており熱伝導率が異常に高く、一番弱い火でもフタをしていると、ブクブクと沸騰してしまうのです。
この4,5時間、私は火のそばにつききりで、
“おっと、危ない!”
“フタを開けなきゃ〜”
“火を止めなきゃ〜〜!!”

を繰り返したわけです。

ゴールは目前
さてさて、この緊張の時間が通り過ぎると間もなくゴールが見えてきます。
驚くほどふるふるに柔らかく煮あがった牛タンを取り出し、これをカット。ソースを漉して煮立たせ、ポルト酒を煮詰めたものにこのソースを足して行きます。
あらためて、にんじん、長ネギ(こちらでは長ネギがないので、ポロネギを使用)、カブを加えて、もう一煮立ち
最後に味を調えて、カットした牛タンを鍋に戻し、やっと、やっと完成の雄たけびを上げることができました

語り継がれる味!
stew
八丁味噌や、カブ、長ネギなどが入った和風アレンジの牛タンシチューはまさにヌーベルクイジーヌ
炊き立てのご飯と合わせて、言葉もないくらいの感激で30分で完食でした・・・
“あんなに時間かかったのに、食べるのはスローじゃないよね・・・
なんて言いながら。

しかし、この手間をかけたおいしさの感動はこの後、3日間うちで語り継がれることになりました。
3日間?ん?ちょっと短い・・・ですか?
語らなくても思い出は永久に・・・です。

それにしても、スローフードとは、行程をたくさん踏む「複雑さ」で作られるものと実感しました
でも、この複雑な行程を踏むから、味に奥行きが出て、何とも語りがたい美しい味ができあがるのでしょうね。
手間がかかって大変ですが、スローフードは確実に生活を豊かにしてくれる物のひとつです

mipoichiki at 12:28|PermalinkComments(8)TrackBack(0)日々の生活 | 料理

2009年10月12日

スローライフ

ここデュッセルドルフでは、
連日しとしとと冷たい雨が降り続き、
“もうすぐ冬が来るんだね。”
なんて言う会話を頻繁に耳にするようになりました。
夏の間、11時近くまで明るかった日々ははるか後方で、
夕方6時を回ると、家々の窓からオレンジ色の光が漏れ出します。

家の季節
home
徐々に家の中で過ごす時間が増えてくるこの季節、
夏の間ずっと外に向いていたドイツ人の目も次第に“家回帰します。
あちらこちらのお店では家の中のデコレーション売り場が広がり、
ドイツの暗い冬を癒してくれるキャンドルも店の前面へ。
寒く、暗く、長い冬を明るく快適に過ごすための準備が始まります。




















スローフード

さてさて、うすネズミ色の雲に覆われた空から音もないような
静かな雨が木々を濡らす日曜日、忙しい日常をリセットするいい時間です
我が家の家滞在時間もグンと伸び、手間と時間をかけるスローフードを楽しむ事となりました。
今回のスローフードはタンシチュー

牛タンは凍ったままで!
“牛タンありますか?”
土曜日の昼間、間もなくお肉屋さんが閉まろうとするときに、
慌ててお店の扉を開きました。
“牛タン??ないかもしれないわ。ちょっと見てくるから。”
と奥へ入って行ったお店のおばさんが、大きな固まりを手に
再び私たちの前へ現れます。
こちらでは、牛タンをまるまる一匹分買うのは案外普通のこと。
“今日は冷凍しかないよ。”
“あ、冷凍の方がいいんです。”
牛タンの皮むきは半解凍がいい、と友人から教わっていた私は、そう答えながら、1.8kgもある、固まりを20ユーロ程度で購入。

“牛タンの表面が解けたかな、ぐらいのタイミングで、皮を剥ぎ落とすのがいいよ。”

との友人のアドバイス通り、冷凍牛タンをしばらくほったらかし、
しゃりしゃりの状態になったところで、調理開始です。
“お〜、本当だ。きれいに皮が取れる!”
なんて感激しながら、大きな舌の固まりを処理しました。

どうなるの??
完成までに2日間をかけた我が家のタンシチュー。
お肉を解凍している間にも、数種類の作業が続きます。
手と時間の両方をかけるスローフード、まずい訳がありません!
感激の一口までのご報告は・・・次の会で。

つづく。






mipoichiki at 01:30|PermalinkComments(3)TrackBack(0)日々の生活 | 料理

2009年09月22日

すき焼き4kg Bitte!

ドイツはソーセージやハムは言わずもがな
レストランでフォークが突き刺さった状態でどーんと運ばれてくる肉の固まり、などなど肉大国であることに間違いありません。
肉の値段も当然日本より安く、牛肉の固まりもほぼ躊躇なく買える価格設定。
meats


食べる事=腹を満たす事
これだけの肉大国ですが、ドイツ人と日本人の肉の好み、調理方法は大分ことなります。
元々狩猟民族であった森の住民、ゲルマンの血が流れるドイツ人は、
食べる事=腹を満たす事、の感覚
ある程度見通しの立つ田畑で生活をしていた日本人とは違い、獲物が捕れたときにたらふく食べる事が原則だったわけです。
そんなわけで、ドイツの食べ物はズシっと重量感がありとんでもなく量の多い物が一般的
bread例えば、パン。
パン屋さんの陳列棚を見て注文し、手にしてみるとその重量感にびっくり!なんていうことが多々あります。
ドイツのパンは、密度が非常に高く噛みごたえ十分でちょっとでおなかに溜まるのです。









お肉もこれまた然りです。
和牛のようなとろけるような柔らかいお肉は、ドイツ人に言わせると
’あれは食べた気がしない。肉じゃない。’
という結果になります。
ですから、基本的にドイツのお肉はしっかりと固め。

薄切り肉は超特別
そんな肉食系人種ドイツ人にとって、お肉屋さんはとっても大切なもの。街のいたるところにあり、お肉を買うのには苦労がないように思うのですが、日本人にとってはいくつかの苦労が存在します
日本のお料理には薄切り肉の出番が多く、厚いお肉ではこれの代わりを果たしません。
デュッセルドルフは日本人人口7000人の街。
当然薄切り肉求め率は高く、かしこいお肉屋さんは日本人向けに
’すき焼き’、
’しゃぶしゃぶ
と名打って薄切りお肉の販売をしています

すき焼きパーティー
お肉の価格は日本と比較にならないほど安いドイツですが、
大量の薄切り肉を消費するすき焼きはこちらでも特別な一品です。

昨日の土曜日、久しぶりに友人3家族でそんな高級すき焼き鍋を囲む事となりました。

sukiyakiメインのお肉購入隊は我が家。
’ところで、どのくらいお肉必要かなぁ?'
’今回のメンバーはみんな食べるんだよね〜。’と主催者Nちゃん。
’そっかー。一人500gだとしても3kgぐらい?’
’足りないと困るから、4kgにしとく?’
と私とNちゃんの相談により、なんと6人でお肉4kgを購入する事に
エントリコート(リブアイ)と呼ばれる柔らかくて高級な部位を4kg、80ユーロ分を用意しました。
ずしりと重たいお肉のトレーをかかえて、友人宅へ向かうと、

??え??4kg???

なんて、みんなに驚かれました。
え〜と、結果は・・・
やっぱり4kgはやり過ぎ

一生懸命食べて、2kgが大人の私たちの限界だったようで・・・。
でも、残ったお肉は3家族で分けて貴重な薄切り肉としていつか食卓に上る事でしょう

mipoichiki at 10:58|PermalinkComments(12)TrackBack(1)日々の生活 

2009年09月14日

ブレーメンは楽隊だらけ!

日本から遊びに来てくれた友人、TBcchiと先週一泊でドイツの北に位置するブレーメンを訪れました。
ブレーメンは、世界4大がっかりにはいるかもよ’ なんて
出がけに言われ、期待薄で出かけたのが良かったのか、はたまた女性だから楽しめたか、ブレーメン旅行は’楽しかったね!’を何度も繰り返す有意義な旅となりました。

自由都市、ブレーメン
blemenブレーメンという街は、ドイツの中でも少し特殊です。
ドイツには16の州がありますが、大抵はいくつかの大きな街から成り立ち、例えば、観光でも有名なミュンヘンをはじめとする南の地方はバイエルンと呼ばれているのはご存知の通り。
ブレーメンは、何が特殊かと言うと、ブレーメンという街とその周辺の町村でブレーメン州という自治州を形成していることです。
古くローマ帝国時代からブレーメンは自由都市として知られており、3つの川や海にも近い事から交易も盛んでした。
今でも、’ブレーメンはブレーメン内で解決する
と言われるように、住民の団結が固く商売もブレーメン内で行われる事が多いのです。






メルヘン街道
blemen1
ブレーメンは経済都市としてだけでなく、
観光ポイントとしても大切なところです。
グリム兄弟が書いたブレーメンの音楽隊は題名の通り、ここブレーメンのお話
ブレーメンの銅像の前は、ロバの脚と鼻をなでようとする人々に常に囲まれています
私たちも第一目的はそれ。人ごみが引く瞬間を待って脚にタッチ
と、後ろで私たちを見ていた4人の観光客が、
違う違う、両手で脚を触らないとだめよ。
’あ、お願い事するのよ、脚を触りながら。’
’まだまだ。鼻も撫でるのよ。そうしないと願い事が叶わないから。’とダメだしされてしまいました。

blemen5実はブレーメンの音楽隊像、ブレーメンの街の至る所にあり、それぞれ色や模様が異なっており、キッチュでやたらかわいいのです
もう、わたし、何枚写真撮ってるの?’
自問自答してしまうほど、可愛くて毎回何枚もシャッターを切ってしまいます。






blemen6blemen3blemen2









街の標識や看板などを見ながら歩くと、あっちにもこっちにも音楽隊の絵だらけ。バスのシートの柄まで音楽隊です
blemen10
お土産物屋さんの音楽隊グッズもキュート
気がつくと、お土産物屋さんで物色に励む私たちでした。
blemen4















ユネスコ世界遺産
でも、ブレーメンの見所はこれだけではありません。
まず、最初に感動するのはユネスコの世界遺産に指定されている旧市庁舎が堂々とたち誇るマルクと広場。
blemen9

広場の中央に立つと、中世にトリップすること間違いなし
blemen night

rathausさらに、旧市庁舎の地下にあるRathskeller(ラーツケラー=市庁舎の地下)は14~18世紀にかけてドイツワインの取引が行われていたところで、現在はビンテージドイツワインから一般的なものまで6500本ものドイツワイン貯蔵を誇るレストランになっています。
雰囲気のあるレストランでの食事はブレーメンのローカル料理が中心。
TBcchiはBremer Bauern Omlette(ブレーメンの農家風オムレツ),
私は3種の魚にマスタードソースがかかった地方料理を頂きました。ドイツらしくしょっぱすぎるのがちょっと残念・・・。
慣れていないTBcchiは帰り道、’水、水’と砂漠を歩いて来た人のように水を求めていました。





Bremer Ratskeller
Am Markt 21
Tel 0421-32 16 76


全国展開商品
この栄えている街で全国に知れ渡る有名なものとは・・・
Beck's(ベックス)ビール

becks一番好きなお酒はビール
と答えたTBcchiのご期待の答えるべく、Beck's工場見学&飲みツアーを計画したかったのですが、
木曜日と土曜日のみ工場見学可能とのことで、今回工場はあきらめBeck'sがあちこちに所有しているビアホールで楽しむこととなりました。
さらに、ビールに留まらず、Hachez(ハッヒェス)というチョコレート屋さんもブレーメン発祥
マルクト広場の近くに古くからのHachezショコラテリーがあり、普段こちらでは見られないブレーメンの音楽隊のパッケージチョコがあったり、紅茶の量り売りもあります。







カラフルなお土産
bonbon1Boettcherstrasse(ベトヒャー通り)というわずか100mほどの有名な小道があります。
これは、1920年代にロゼリウスという人がコーヒーで財を成し、自分で作ってしまった通り。
この小道を歩いているとまたまたかわいい音楽隊の絵がついた看板を発見。
Bonbonだって。飴だね。見に行ってみようか。’
と道から少し奥まったHof(ホフ=中庭)に入ると、カラフルなショーウインドーが目に入り、甘い匂いが漂ってきます。
飴なんて、さほど興味がなかった私たちも雰囲気に誘われて店内に入ってみてびっくり!
bonbon
棚に、イチゴ味から塩胡椒味まで様々な種類のカラフルな手作りキャンディーがなんともかわいい瓶に入って売られているのです
1個3,99ユーロ 3個10ユーロの作戦にもまんまとやられて、迷ったあげく2人で3個を選び出しました。
bonbon4

私はお店の人のおすすめでショウガ飴、TBcchiは色々ミックスとラズベリーをチョイス。
その飴が翌日まで忘れられなくなり、次の日もお店へ戻り6瓶追加しちゃいました
Johannisbeere(ヨハニスベーレ=あかすぐり)の飴が色もチャーミングでとっても美味しかったです!

Bremer Bonbon Manufaktur
Boettcherstrasse 8
(Im Handwerkerhof)
Tel 0421-36 49 1231
火〜土曜日 11:00~18:00



souvenirそんなこんなで女2人のブレーメンの旅は、甘い匂いのお土産とかわいい音楽隊のマグカップを手に、始終笑いっ放しとなりました。
ついでに、最後の最後に市場で葉っぱつきのカブを見つけ(葉っぱつきは非常にめずらしいのです。)、大事にデュッセルまで持って帰ってきました。



mipoichiki at 10:16|PermalinkComments(12)TrackBack(0)旅行 ドイツ国内 

2009年08月31日

Bialettiはキッチンのアイドル

ドイツはコーヒー国か、お茶国か、と言われれば、コーヒー国

例えば、ミュンヘンの老舗、Dallmayr(ダルマイヤー)のコーヒーなどは、
日本でも高い値段で売られていたりします。

(こちらでも安くありませんが。)
ドイツはコーヒーがおいしい
と何となく思っている日本人も多いのです。


ところが、実際ドイツで生活してみると、
ドイツのコーヒーはどちらかと言うと
アメリカンに近くシャバシャバとしたものか、
ミルクをたっぷり入れて飲むコーヒーが主流。

おいしいこだわりカフェがそこかしこにあり、
アメリカンから濃厚なコーヒーまで提供してくる日本と比較すると、

なんか、ちょっとがっかり・・・

な感じ。

こちらで生活する日本人からよく聞く言葉は、

ドイツのコーヒーおいしくないからさ・・・
だったりします。

エスプレッソの波
しかし、近年スイスのコーヒーメーカ、ネスカフェが、

いつでも挽き立て、入れたてのフレッシュコーヒー
をテーマに
カプセルをポンといれるだけで、
おいしいコーヒーを入れられる

エスプレッソメーカー(
Nesspresso)を発売したことで、
コクのある苦みほとばしるエスプレッソがドイツでも人気に

エスプレッソの波は、ドイツにも押し寄せているのです。

今や、電気屋さんでも、カフェでも、
あちらこちらでエスプレッソメーカーが売られ、
キッチンの角に色とりどりのエスプレッソメーカーが
置かれている家が少なくないはず。


ミラノで出会った
Bialetti
これまで紅茶派だった私にも、
エスプレッソに魅了される時がやってきました。

それは、数年前にミラノの友人を訪れた時のこと。

コーヒー飲む?’との友人の言葉に、
断る理由もなくイタリアの家庭のコーヒーにわくわくしながら
キッチンを覗くと・・・、

何これ!?超かわいい〜。
と声を上げる代物をコンロの上に発見!

2又に分かれた蛇口のようなところから、
ちょろちょろと焦げ茶色のコーヒーが沸きだしています。
bialetti

それは、エスプレッソメーカーを代表するブランド、

Bialetti
(ビアレッティ)2人用マニュアルエスプレッソメーカーでした。

余りのかわいさに、即ミラノのデパート、リナシャンテに駆け込みましたが、
当時、すべて売り切れ
残念ながら手にする事ができず、友人に、

見つけたら、買っておいて。お願い!’
と頼み込んでミラノを後にしました。

すでに2代目
その後、間もなくしてその友人から待望のエスプレッソメーカーを頂き
以降、昼夜関係なしに、
’エスプレッソ飲んじゃう?’
というのが我が家でよく聞かれる言葉となり、
かわいいうちの
Bialettiもすでに2代目となりました。

このエスプレッソメーカー、
ときたまわがままで本当にマニュアル感たっぷりなのです

何故か、毎回2本の口から出てくる量が異なり、

今日は、こっちに
8割入った
今日は、こっちに4割だった

などなど、気ままな感じがまた愛らしくなったりするのです。

そして、このエスプレッソメーカーの利点は、
冷めてしまいやすい小さなエスプレッソ用カップが
エスプレッソメーカーの上に常に乗っているため、
程よく温められ、中のエスプレッソが冷めにくいこと


おじさんがトレードマークの
Bialetti2人用エスプレッソメーカー、
これをうちで見た友人のほとんどが購入しました。

私のキッチンのアイドルです

今日も、しゅんしゅん、ポコポコ言いながら、
ちぐはぐにコーヒーを入れてくれました。

本格的エスプレッソマシンにも憧れますが、
マニュアルで時間をかけながらゆっくり楽しむエスプレッソも
案外贅沢な気がしています。

エスプレッソメーカー用コーヒー缶
余談です。

うちでこのエスプレッソメーカーを愛用しているのをよく知っている友人が、

今年の夏、イタリアでとってもすばらしいものをお土産に買って来てくれました

それがこれ。

coffee

coffee2缶を逆さにし、エスプレッソメーカーのコーヒーを入れる部分にかぶせ、横に着いている取ってをくるりと回すと、必要な分量分のコーヒーが自動的に落ちる仕組み。すごい!さすがエスプレッソ大国、イタリア

面白いものを頂戴しました。





私が愛用しているBiarettiのエスプレソメーカー
以前は日本でも発売していたようですが、今は日本での発売はないようです

ここデュッセルドルフではデパートの
Karlstadt(カールシュタット)でたまに見かけます。価格は20ユーロ前後。



mipoichiki at 23:51|PermalinkComments(14)TrackBack(0)お気に入り | グルメ

2009年08月28日

気長に待ちます!手作りピクルス

“Weckの瓶がたくさんいるの。”
と真空になるWeckの瓶を沢山購入した友人のA子ちゃんは、ドイツ料理の教室でピクルス作りをしました。
話を聞いていると、なんだかディルの花を入れたり、ピクルスをつけ込んだ瓶をお湯に入れ真空にするとか・・・
手作りピクルスに関心をもった私と友人Mちゃんの質問攻めから、
’じゃ、一緒に作ろうか’、
と話は発展し今日の午後がピクルス作りの日となりました。

おうちCafe
homecafe1

homecafe2私たちが集まると、まずは“お茶”からスタート。
気持ちよく晴れた今日は、Mちゃん宅のベランダでMちゃん、A子ちゃんが焼いてくれたマフィンとシュークリムを前にして、世間話が始まります。
ハッと気がつくと、もう5時・・・
“そろそろ始めない?”のかけ声で、ようやっと腰を上げた私たちでした。



至って簡単

pickles1準備するものは、
真空にできる瓶(私たちはWeckの瓶を使用)
キュウリ(長さ12cm程度、色が少し黄みがかったようなもの)
小さめのタマネギ
ローリエ
エストラゴン
スパイス類(写真参照)
あればディルの花

pickles6
中身は至ってシンプル。
3kgのキュウリを用意し、前日にちゃんとA子ちゃんが洗ってくれていたおかげで、これらを瓶の大きさに合わせて切り、瓶に隙間なくギュウギュウと詰めて行きます。
上にスパイス類を乗せると、なんだかかわいらしい


pickles7pickles3




ピクルス用のお酢
pickles2ドイツには、緑色の瓶に入った“酢漬けキュウリ”用のお酢があるのです。私は初見でしたが、Mちゃんはドイツへ来たばかりのころ、普通のお酢と間違えて購入したことがあるとか
お酢のつんとくる匂いはそれほどでもなく、嗅ぐとかなり甘くマイルドな匂いがします。
さて、今回のピクルス作りにこれはかかせません。
酢漬けキュウリ用のお酢に1.5倍ほどの水を足し入れ、塩、砂糖を加えて一煮立ちさせたものがマリネ用の液体となります。





隙間はNG

pickles5
マリネ用の液体を、キュウリやらタマネギを詰めた瓶にそそぐのですが、瓶の中に隙間があると詰めたキュウリやタマネギが上にぷかぷかと浮いてしまいます
実はこれNG
瓶を真空にする際に、ふたにこれらの中身がくっついてしまっているとうまく真空にならないそうです。
そこで、私とMちゃんのキュウリの詰めようと言ったら・・・。
“あ、今グニョっていったよぐらいに中身を押し込んでみました。

詰めたものがかぶる程度に液体をそそいだら、
瓶の口についた水分もよ〜く拭き取り、
ふたをしてガチャンと金具を掛けます
さぁ、いよいよ真空にする時がやってきました。

専用鍋!?
ピクルス作りには専用の鍋がある’そうです。
これは、ピクルスを仕込んだ瓶を真空にするため。
鍋のそこに網がはってあり、鍋底に瓶がくっつかない仕組みだそうです。さらに、温度管理がとても重要なため蓋には温度計を挿せる口がついているらしいのです。
A子ちゃんのお料理教室とは異なり、そんな専門の道具を当然持っていない私たちは、色々思案の上、苦肉の策を取りました。
大きなフライパンの上にステンレス蒸し器をのせお湯をたっぷり湯を張り温め開始です
pickles8


煮立ててはダメ!
水温は常に80度〜85度を保ち、その状態で20分間加熱します。
瓶の中の空気があたたまり、
その後それを冷ますことによって瓶の中を真空にする要領です。
もし沸騰させてしまったりすると、
中のキュウリに歯ごたえがなくなり
ふにゃふにゃのものが出来上がってしまうかも
この20分間は鍋に付ききり、温度計とにらめっこしながら
管理することになります。
そしてしっかりと加熱された私たちの手作りピクルス瓶
完全に冷めるまで今日一晩Mちゃんのおうちでお休みです。

気長に待って
“これ、いつ食べられるようになるの?”
との質問にA子ちゃんから帰って来た答えは、
3ヶ月後”でした
案外簡単に作れてしまった手作りピクルスですが、
マリネ液がゆっくりとキュウリへしみ込み、
キュウリが大人になるまで気長に気長に待ってみたいと思います



mipoichiki at 00:05|PermalinkComments(14)TrackBack(0)日々の生活 | 料理

2009年08月25日

旅行 スペイン・アリカンテ 食編Part2

スーパー編に続くアリカンテ食報告第2弾はタパスオンパレードです。

夜型の食リズム
さて、スペインでは日中の暑さをさけるために存在する昼休み、シエスタがあります。時間は午後2時から5時までが一般的。この間、通りもビーチにも静けさが訪れますが、逆に賑やかになるのはレストランやバールです。
スペインのランチタイムはこの時間に合わせられており、レストランのランチ営業は大抵2時から始まり、5時くらいに一度店を閉め、夜9時にまたオープンします
ランチから夕食までの間、ビールを飲みながらつまむのがタパスで、一日中開けているタパテリアやバール、カフェなどで味わうことができます。
つまり、タパスは小皿料理、と思っていたのですが・・・

Tapas発祥の地
タパスとはスペインのおつまみ全般を指します。
メニューに「タパス」と書かれているかと思いきや、そんな文言はどこにも見当りません
最初のレストランで、どんなに眺めまわしてもさっぱり分からないスペイン語のメニューをじ〜〜〜っと眺めること、約10分。
タパス」っていうのがない・・・
じーっと私たちを見ているウェイターのおじさんに、200%英語が通じないのを承知で聞いてみたところ、
「これも、これも、これもタパスだよ
と、メインのもの以外、全てを指差されてしまいました
つまり、おじさんが言うのには前菜になりそうなものはみんなタパス(という理解)。
そこで、注文開始
途中で、おじさんが「もういいだろうもうたくさんだろう」と手を大きく振るので注文を5品で抑えました。
なるほど、料理が次々と運ばれてくると一つ一つが大きい
3
品の時点で、もう完食は絶対ムリ・・・
おかしい・・・。イビザ島で食べていたタパスは小皿だったハズ。

それはさておき、やっとありつけた食事は初日からWOW〜」の連続。
何がなんだか、指差し注文なので名前が分かりません。とにかくずらっと食べたものを載せてみます

tapas10tapas9tapas8

tapas7tapas6

tapas5tapas2tapas4

tapas1snack
ありきたりながら、小イカのフリット、ししゃものような形をしている小魚のフリットなどなど。

そして、私の主人が感激の声を挙げたのが、
Pepito Special
(ペピートスペシャル)なるもの
これはMontadidos
(モンタディドス)と呼ばれるスペインの小さなサンドイッチの具で、恐ろしいほど柔らかくジューシーなステーキでした。(つい興奮しすぎて写真撮影忘れました・・・話だけでごめんなさい。)
食後に出されたのが、キャラメルの食後酒。キャラメルの苦味がふわっと口に広がるあま〜いお酒です。
 

レストラン情報
1.
ローカル人気の伝統スペイン料理レストラン

ホテルのフロントにいるアリカンテ出身のかわいらしい女性が

クラシカルだけどすごくおいしいのよ。”

と絶賛していたスペイン料理の老舗を訪ねました。

入り口のメニューを眺めると、

私たちが求めているものよりずっと高級なものがずらりとならび、

どうする・・・”と言いながら、入り口でもじもじ。

すでに夜11時をまわり、さすがに食事の遅いスペインでも後1時間もすればレストランの火が落ちる時間です。他を探すのも大変・・・と、思い切って扉を押すと、足早に動き周るウエイターの人々、がちゃがちゃと鳴るお皿の音、所どころ賑やかな笑い声が響くホールが現れ、静かな通りから急に別世界へトリップしてしまったかのよう
fumillanoふるい家具に囲まれた高い天井の下に立ち、急に小さくなってしまったかの如く感じて立ち尽くしていると、それまで無関心に給仕を続けていたウエイターの一人が、’レストラン?タパス?’と急に話しかけてきました。

’Ola'
を言う間もなく、’あっ、タパス、タパス’と慌てて答えると、奥の方へ促されました。

それまで人が座っていた事が明らかに分かる雑多に散らばった椅子とテーブルセッティングもされていない丸テーブルがいくつかあり、手前のレストラン部分よりグンとカジュアルな雰囲気

ここで気に入ってしまったのは、コロッケ

この料理はどこの店にも並ぶ定番ですが、おいしかった〜

オランダで食べるクロケットはそれほど美味しいものではないので、日本以外のコロッケなるものに期待はしていませんでした。

ところが、スペインのコロッケはまるで日本のクリームコロッケ!美味!大抵の場合、中身をタラにするか、ハモン(ハム)にするか選びます。

ソース下さい!”って言いたくなる味でした。

Bar Restaurante
Fumillano
Cesar Elguezabal,64
03001 Alicante
Tel:+34 96 521 29 64
タパス5品程度と飲み物入れて2人で35ユーロでした。

2.住宅地の食堂

車ある?’とまず前提条件をつけてから再びホテルのお姉さんが教えてくれた場所はかなりマニアック
アリカンテにあるにはあるのですが、観光客なら絶対行かない地区で地元新興住宅地に存在する大人気食堂でした。
30度を超える暑さで、ある程度湿度もあるというのに不思議と蚊の一匹もみないアリカンテでは、当然夜風の気持ちいい外席に座ります。

jesusここでも、’私たちにスペイン語はムリ’と判断したウエィターのおじさんが、他のテーブルに運ぶものを私たちのところに見せに来て、’これが〜だよ’とメッセージのような説明を残してくれました。

地元住民に囲まれて、つっかけ履いて犬の散歩をしている人や、夜のベンチに座り込んで井戸端会議をしているおばちゃんたちを眺めながら、何ともゆるゆるとした食事を楽しめました。そして、これぞ求めていたお会計金額!

2人で、デザート、コーヒーまで楽しんで29ユーロ

Cerveceria Jesus
+34 966 145 146
Alicante
ごめんなさい。住所分かりません・・・。

3.ピンチョス専門店
もうすでに日本でも相当有名になっていますが、スペインでは爪楊枝のような串におつまみを刺したものをピンチョスと呼びます。

このピンチョスを売りにスペインでチェーン展開しているピンチョス専門店も経験してみました

pinchos8pinchos7
pinchos6pinchos5

pinchos4pinchos3

pinchos2pinchos1

注文方法はどのレストランよりも簡単。
カウンターにずらっと並ぶ様々なピンチョスを自分でチョイス。

串の種類によって、1,25ユーロ〜1,90ユーロの値段設定。

温かいものは、お皿にのせてお店の人が周ってくるので好きなものを選ぶ。

食べた後、串は捨てないこと。

串の数を数えて明朗会計!

そう、回転寿しの要領です。

実は、主人が3つも馬鹿食いした食べ物があります。
一番高い1.90ユーロの串です。

それは、豚肉のステーキがパンの上に乗っかっただけのシンプル料理。
ところが、この豚肉の柔らかさと味わい深さときたら今までに経験がないほど。

よくよく、話を聞いてみると、これがなんと、イベリコステーキでした!

イベリコって本当においしいんだ〜、と2人でうなずきあってしまいました。


Lizzaran
Rbla Méndez Núñez
4

03002 Alicante
Tel:+34 965 206 830‎


本当に、こと食べ物となると熱が入り、ものすごい長文を書いている事に気がついた私・・・。長過ぎてごめんなさい

と言いつつ、最後に一つ。

amanda1
スペイン全土なのかアリカンテ周辺だけのことなのか定かではありませんが、アーモンドのグラニサーダ(シェークみたいなもの)に出会いました。あまりの甘さに、2口でギブアップでした



最後の最後に・・・。
もしアリカンテを旅行するなら、99%英語は通じません。
ホテルのお姉さんの説明さえも、???で想像力がかなり重要になります。
スペイン語旅の会話集などが少しは役に立つかも。
私たちの場合、すべて日本語で通しました。
スペイン人、とっても大らかなので案外OKです。
心を持ってすれば、通じ合えるものですね。(食べたい気迫だったかも。)



mipoichiki at 23:24|PermalinkComments(10)TrackBack(0)旅行 スペイン 

2009年08月20日

旅行スペイン アリカンテ 食編 Part1 スーパーマーケット

前の更新から時間が経ってしまいましたが・・・
お待たせしました!

旅報告第3弾、多くの人から「食べ物、食べ物」とリクエストがあがり、
ご期待に添えるかどうか分かりませんが、私たちの食の5日間を2回に分けてご報告します

スーパーにぶら下がるすごいもの
初日、水を買い求めにSan Juanにあるとてもとても大きなフランス系スーパー、カルフールへ足を運びました。
「ちょっっと、ちょっっっと、何、何、何あれ!?」
入口入って3歩で驚いてしまったのは、通路の真ん中にどーんとそびえる、生ハムの固まりたち

supermarket1

「すごい、すごい、すごい、これぞスペインだね〜。」
と駆け寄ると、中にはIbericoの文字があります。
「見てみてみて!イベリコの生ハムの固まりだよ」

「いくら?いくら?」
とすぐ下世話な価格へと目が移りましたが、
40kgくらいあるもので250ユーロ程度
「こんな値段で世界のイベリコ買えちゃうんだ。」
「でも、重くて持ち上がらない・・・買って帰ったら、これだけで飛行機の預け荷物終わりジャン。」
「車で来ればね〜・・・」
たった5日間の休暇。スペインまで16000km、車で来るなんて大変なことです。(あ、3週間休むドイツ人にはこういう人たくさんいます。)それでも、それを一瞬考えてしまうほど、感動のハモン・セラーノ(生ハム)との出会いでした。
さらに、奥へ進むと、
「すごい!!魚売り場が大きい。」
とドイツの魚売り場と比較してよろこび、

supermarket2

「うっわ〜〜ハム売り場が巨大!」
supermarket3
と、スーパー中央にえらく広いスペースを取っているハム売り場をぐるぐると回りながら、
「帰りは、どんだけハム買って帰ろう
なんていう算段を初日からしていたのでありました。

かわいい袋
arrozドイツに住んでいる私たちが買っているお米は、日本米ですがスペイン産のものがとても多いのです。パエリアなどお米をよく食べるスペインに来たので、パエリヤ用にお米を買って帰ることにしました。
「見て〜、かわいい、この袋。」
500
gのお米が、日本人的にかわいらしい袋に入って売っているのを発見!
思わず、何袋も腕にかかえましたが・・・重い・・・
ということで、一つだけ購入してみました
ビニールや箱に入っているお米よりちょっと割高でしたが、ARROZ(米)と書かれたキュートな袋、中身を食べ終わってしまった今も大事に取ってあります。
因みに、こちららしく布袋を開けるといきなりお米がバラバラと入っています。

 

カニ缶、ウニ缶
スーパーの缶詰コーナーは、4分の3が魚介の缶詰
ドイツでは、ほんの数段ツナ缶があるくらいで、後は肉、というスペインとは間逆の環境です。
uni鼻息荒く、大興奮のまま、目が飛び出すくらいよーく何があるのか観察開始。
とにかくやたらと多いのがツナの缶詰。これが全体の半分を占めています。
以前、友人宅でいただいたカニのペーストが忘れられなくて、それを捜し求めて缶詰コーナーを5往復はしたと思いますが、残念ながら目を皿のようにして見てもそれは見つからず、その代わり、ドイツにはなさそうな違うものを見つけてカゴの中へ。
kaniそれは、カニ缶(約4ユーロ)&ウニ
(約4ユーロ)。
「大事に使おうね!」
と心に誓って、ちょっとお高い缶詰を購入してしまいました。





黒いごはん
アリカンテで有名な食べ物の一つに、Arroz Negro(アロツ・ネグロ=黒いごはん)というものがあります。
これは、イカ墨で炊いたご飯のこと。
arroznegro初日から、
「アロツ・ネグロ、アロツ・ネグロ」
と呪文のように唱えていたにもかかわらず、なかなかこれにお目にかかれず

そこで、必殺スーパーマーケットでアロツ・ネグロセットなるものを購入してみました
ズシっと重たい箱に期待させられます。
作った暁にはまたまた紹介します

 

さて、食生活第2弾は、レストラン編です。


mipoichiki at 01:30|PermalinkComments(6)TrackBack(0)旅行 スペイン 

2009年08月09日

旅行 スペイン・アリカンテ 岩山編

コスタ・ブランカの景色は浅茶色です。

乾燥しきり緑が非常に少ない殺伐とした光景の中に、都市の高層マンションやビルが白くかすんで見えます。
海岸線から目を離すと切り立った岩のような山が大きく広がっていました。

costa blanca

ロッククライミング!?
この岩山登ってみようよ
言い出した主人の手元にあるガイドブックを覗いてみると、そびえ立った岩山を登る人の写真が・・・。

えっと・・・ロッククライミングのメッカって書いてあるけど・・・
尻込みするわたしに
頂上からの景色がきれいなんだよ。普通に登る道もあるんだよ
と、高い所好きの私を誘う主人の一言。
結局、要登山靴の岩山へ向かう事に決定。

条件は高所恐怖症ではないこと!
リカンテから70kmほど北上したところにあるCalp(カルプ)という街にそびえる岩山はPenyal d'lfac

rock mountain3絶景ポイントとして紹介されている山です。
海抜0からスタートする岩山の高さは330m
こんなのたいした事ないよ、と思ったのですが、気温30度の炎天下の中、木陰もほとんどない岩山を登るのは案外体力のいるものでした

登り始めはビーチサンダルを履いた観光客も登ってくるような整備された道ですが、15分も歩くと真っ暗なトンネルの入り口にぶつかります。

ここからさき、あなたの安全のために登山靴着用のこととかかれた看板があり、ビーチサンダル組はここまで。

rock mountain真っ暗なトンネルの中は両サイドに太いロープが張られ、それにしがみつきながら下りてくる人々がいます。

うわ、これ、下の石がピカピカだよ。滑るんだよ

気がついた私たちもロープを片手に50mほどのトンネルを登っていきました。
トンネルの先は、岩ゴロゴロの登山道。横は断崖。みんなに踏まれて石はテカテカと輝いており、見た通りのままこちらの石も滑るのです。

数カ所は鎖場ならぬロープ場になっており踏み外せば海へドボンな状態

高所恐怖症ではないこと と記されていたガイドブックの意味も納得でした。

カモメのギャーギャーという鳴き声を聞きながら、脚を胸くらいまで持ち上げて最後の一踏ん張りで登り着いた頂上に吹く風は最高

rock mountain2


様々なブルーが織りなす海と白いヨットが停泊するハーバーの見事なコントラスト、海岸へ打ち寄せる白い波、ビーチで遊ぶ小さな人々の姿を眼下に眺め、

“Oh〜、これぞ高いところからしか見られない景色!”
と、登った意味を再確認しました。

コーラとチュロスで乾杯!

駐車場で重たい登山靴を比べようもないほど軽いビーチサンダルに履き替え、なぜかコーラを求めてペタペタとヨットハーバー付近へ向かいました。
カフェのテラス
で冷たい氷の入ったコーラを一気飲みしながら横目でメニューをちら見すると、

 チュロス発見

churos

スペインの細長いドーナツ、チュロスを追加して制覇、とささやかな喜びを主人と分かち合いました。
安上がりな夫婦です・・・


















滝で泳げるよ!
今回、海岸線ばかりに注目していましたが、オリーブやオレンジの栽培が盛んな内陸にも入り込んでみることにしました。
茶色一辺倒の海岸沿いと比較すると、緑がちらちらとお目見えしてきます。
“なんか、ベトナムとかラオスみたいな風景じゃない?”
water fall3ちょっと、アジア的懐かしさを感じつつ行き着いたところは滝のプール。
超自然、と言いたいところですが、レジャー用の開発が進んでおり滝のプールに行くためには一人3ユーロの入場料なるものが必要でした


立っているだけで汗がダラダラ出てくるほどの暑さです
涼しい滝つぼで泳ぐなんてパラダイス!
勇んで滝へ向かうと、多くのスペイン人ファミリーがバシャバシャと水しぶきを上げています。
water fall
“まずは、水温チェックしないと!”
主人が足の先を水にいれたところ、
ダメダメダメ絶対泳げない。冷たすぎるよ
との悲鳴。
そっか、そっか。暑いとは言ってもここは山の中の滝つぼ。
足だけぽちゃぽちゃと水に入り、あったかいサンホアンビーチへ戻ろう、と足早に立ち去りました。
それにしても、あの冷たい水に飛び込んだりできる西洋人の無感覚(?)恐るべし!
water fall2


mipoichiki at 08:58|PermalinkComments(6)TrackBack(0)旅行 スペイン 

2009年08月04日

旅行 スペイン・アリカンテ 海編

“わー!”、パチパチパチパチ
旅行のドイツ人いっぱいの飛行機が目的地へ到着すると、
毎度わき起こる拍手喝采に、ぷぷっと吹き出しながら2時間半のフライトと別れを告げるため飛行機の扉へ向かいます。
タラップに降り立つとぬわ〜と自分にへばりついてくる暑い空気に思わずにやり。
“よっしゃ!南へ来た!!”とすでに旅行気分は100%

今回の旅行先はスペインのAlicante(アリカンテ)です。
コスタ・ブランカと呼ばれる地中海に沿った海岸地帯の一都市ですが、
見るものもこれと言ってないせいか、140kmほど離れたバレンシアやもう少し北にあるバルセロナとは異なり今ひとつマイナー
あまり知られていませんが、このアリカンテはスペイン小皿料理、
タパス発祥の地
でもあり、
実にいいビーチがある立派な立派なビーチリゾートです。

7Kmのホワイトサンディービーチ

気温34度、ほぼ無風、湿度70%、と若干蒸し暑いと感じる旅行の初日は当然ビーチへ繰り出します。
どこのビーチ行く??”
と大はりきりでイソイソと水着を着込み、浮き輪を腰に巻き付け、パラソル片手に車に乗り込みました。
san joan3

私たちが選択したのは、この界隈でも非常に有名なPlaya de San Juan(サン・ホアンビーチ)
ガイドブックにもアリカンテ近郊の代表的なビーチとしてドーン写真が出ている人気の白砂の浜辺です
いつもなら、こういうビーチを避けがちな私たちですが、
この界隈でもここにしかない“白砂”に惹かれ、王道を行く事に。
こんな素敵なふれこみですから、当然このビーチを訪れる人も多く人でごった返す図を想像していたのですが、
このビーチ、なんと幅も広い上に白い美しい砂が延々と7kmも続くゴージャスさ!

確かに、人も多いのですが、一番混雑する時間帯に行ったとしても波打ち際から3列目、前後1〜2mは空けて陣地確保できます。

ビーチのすぐ脇を市街電車が走り、電車での来訪も非常に簡単で、
私たちのような車組でも、海岸脇に駐車できるという気軽さ
そして、駐車料金はタダ
何よりもここが気に入ってしまったのは、
海が遠浅で非常にあたたかいこと

どんなに暑くても、海への入り始めはヒヤっとするものですが、7月のサン・ホアンビーチにこの感覚はまるでなし。
じゃぶじゃぶと一気に海へ入り、いつまでも水につかっていられます。

身体障害者も楽しめる海

さらにさらに関心することには、障害者用の施設の整い方。
障害者マークのついたテントを見ていると、黄色の大きなタイヤがついた車椅子に乗った体の不自由な人をライフセーバーの4名がビーチから海へ向かって押していきます。
そのまま海へずかずかと入っていくと、黄色のタイヤの車椅子がプカプカと浮く仕組み。
障害者の方も、これなら海を楽しめるかも

混み混み時間

san joan“ね、ね、昼の12時から4時くらいまでは現地の人はビーチに行きませんってガイドブックに書いてあるよ”
と、言いながら私たちがビーチにやって来た時間は12時
一日の内でもっとも暑い時間がやってくるこの時間帯、現地の人は木陰でのんびり体を休めるものですが、
私たちは時間のない大はしゃぎツーリストです。
はりきって、パラソルを立て砂浜へ寝転んでいると、一組、二組、と徐々に周りの人が帰り始め、
午後2時にはすっかり前方の視界が開けてしまいました。
変わって、混み始めていたのはレストラン。2時から5時の間、ゆっくりとランチを楽しむのが習慣のようです。
再び、わさわさと人がビーチに出だしたのは4時を回ってからのことでした。

ドイツのガイドブック、ハイライトトップ1

当然、サン・ホアン以外にビーチはたんとあります。
私たちが購入したガイドブックによると、コスタブランカのハイライト第一位に挙げられているところは
Calblanqueと呼ばれる自然公園の中にあるビーチ。
calblanque

アリカンテから南下すること150km。
Murcia地区にある自然公園ですが、
とてもわかりにくい・・・
私たちが愛用しているナビ、TomTomではその地名は出て来ず、地域の地図もない私たちはガイドブックの指し示すままここを目指してみました。
最後は、“これ?これ行くの?”と思わず口にしてしまった完全無舗装道路を砂埃をあげてつきすすみやっとビーチに到着
自然、隠れ家的ビーチ、の、うたい文句だけ
あって、確かにビーチはかなりナチュラル。
ゴールデンサンドのビーチには、レストランも売店もなく地元の人々がクーラーボックス持参で
ピクニックを楽しんでいました

透明度の高い水を誇る島

アリカンテ近くのSanta Pola(サンタ・ポーラ)から、小さな島、Isla de Tabarca(タバルカ島)へ船(往復大人14ユーロ)が出ています。
tabarca4

船に乗っている時間は20分ほど。
あっという間に一周りできてしまうような小さな島ですが、夏は観光客でごった返す島です。
保護海で透明度の高い水、シュノーケリングに最高、の案内を読み、向かってみたのですが、tabarca
狭い海岸は砂ではなく石
そこには商売用に所狭しと並べられたビーチベットが大きく幅をとり、
観光客を我先につかまえようとするレストランの呼び込みもあったりで、なんとなくがっかり
tabarca5ですが、ビーチを離れて島を周ってみると、色鮮やかなブーゲンビリアの花に飾られた白い壁の家々
砂埃りが舞う細い路地、かったるそうにおなかをべったりと地面につけて休む犬の姿があり、
この夏の間の喧噪とはかけ離れた日常がここにあるのではないか、とのどかな島の生活に思いを馳せた午後を過ごしました

次は、岩山登山と滝のプールをご紹介します。


mipoichiki at 08:30|PermalinkComments(6)TrackBack(0)旅行 スペイン