2010年01月18日
観音経4コマ(5)+事釈と理釈
実は18日は更新できませんでしたが
カレンダーに空白を作りたくないので(笑)
小細工して、19日分を18日分としてアーップ!!
…何やっとんのじゃ…
そんなこんなで観音経続きです
假使興害意 たとえ害意ある者によって
推落大火坑 火の穴に推し落とされたとしても
念彼観音力 観音の力を念ずれば
火坑変成池 火の穴は池に成り変わるだろう
-------------------
いよいよリズミカルな「念彼観音力」が出てくるシーンとなりました
ちなみに、火の穴
お経の解釈には「事釈」と「理釈」があるようでして
(その他に秘釈、秘々釈、深秘釈(文底秘沈)なんてのもあるらしい???)
「事釈」というのは文字通り
火の穴だったら、火事とか、火の難のことをしめしているのですが
「理釈」で解釈するならば
火は怒りの火という意味になったりします
(それとか"欲"の火が発生し燃え盛る難)
この先も高い山から落ちたり、いろいろな難が登場していきますが
「事釈」で高い山が登山事故であったなら、
「理釈」では、派閥争いで、高い地位から落とされた
みたいな意味で読み解いたりするようです
遠い昔に出来たお経は、現代にありえないような
非現実的な出来事の救いではなく
身近で起こりうる災難もカバーしてるってことなんですね(^^)
トラックバックURL
この記事へのコメント
1. Posted by まこと 2012年06月19日 11:27
秘釈ってなんだっけ?理釈・秘釈で検索したら、ここがヒットしたのよね、たぶん。文底秘沈、てのもあったかと。密教用語でもないよね。俺の持つ仏教辞典には載っていない用語だよ。
2. Posted by 名無し@猫にゃー 2016年02月05日 07:01
イラストがかわいく、説明もわかり易いです。
お経の意味はこのようなものだったんですね!興味が湧いてきました!
お経の意味はこのようなものだったんですね!興味が湧いてきました!