マカオのカジノに行って思ったこと。
マカオのカジノという場所は、僕のような人間が端金を持って行くような場所ではありません。

そんな端金持っている人間をいくら集めたところで、こんな施設は到底維持できないでしょう。

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上記のような、見ているだけで目眩がするような豪華な設備が、ホテルとショッピングセンター(の利益)だけで維持できるとは到底思えません。カジノで稼ぐからこそ、こんな施設が出来るのだと思います。

日本でもIR施設(カジノ)を作ろうという動きがありますが、大口顧客をきちんと確保できるようなシステムをきちんと作ることが出来るのでしょうか?大王製紙の元社長の特別背任事件で、カジノの「VIP」と「ジャンケット」の存在が一気に有名になりましたが、そういうシステムが認められない限りは、仮にカジノを作ったとしても採算に乗せることは難しいでしょうから、その辺りが日本でカジノが成功するかどうかの分水嶺になる気もします。

一般人が立ち入ることが可能なフロアで、1回に10万ドル賭けていた人を見かけました。
僕だったら、10万ドル(10万HKD=約150万円)あれば、そのお金で何が買えるか?を考えてしまいますので、カジノ側からみれば僕のような人間はお呼びではないのは間違いないです。
日本円で考えた場合、1回の賭け金が100万円とはいかなくても、せめて10万円を超えるような賭け方が出来る人をどれだけ集めることが出来るかどうかで、将来できるであろう日本のカジノが成功するか否かの分岐点になるのでしょう。