僕のようなド素人のところに、「出物」と言われる不動産情報が入ってくる訳がありません。
僕が手に入れることが出来る不動産情報といえば、プロの不動産屋だったら絶対に手出ししないような物件情報しかないでしょう。

というわけで、僕は巷にあふれる表面利回り十数%の「太陽光発電所投資」への投資は見送っています。
そうした物件ですが、知り合いの電気屋さんが言うには、「毎日晴天で計算した売電収入を提示している」ところもあるようです。
そういう業者だと、業者が提示した利回りには絶対に到達しませんので、表面利回り十数%なんて絵に描いた餅にすぎません。しかしながら、僕のようなド素人だと、そういう計算のからくりを見破る能力などありませんので、結果的にクソ物件を高値で掴まされる可能性が高くなってしまいます。

それでも太陽光発電に興味津々の僕にとって、インフラファンドは非常に魅力的です。
僕としては、「太陽光発電所を1,000万円出して購入するくらいなら、インフラファンドを1,000万円分購入した方がはるかにローリスクハイリターン」だと思っています。
というのも、「発電所の建設費用」「発電開始後の保守管理費用」「借入金の利率」のすべてにおいて、僕みたいな個人がインフラファンドのスポンサーに敵うはずがありません。大幅にボラれることは必至です。
太陽光発電所を購入することにより税金面でのメリットがある人であれば、それはそれでよいとは思います。しかしながら僕は、そんなに高収入ではありませんし・・・
従って、太陽光発電所を購入したいという気持ちを満たすために、インフラファンドを買っています。

さて、そこで出てくるのが、4銘柄中どの銘柄を選ぶのか?
で、以下の資料(下手くそな加筆ですみません)が良くできていると、僕は思います。
(注)カナディアン・ソーラーは、巡航決算となる2018年12月期+2019年6月期で計算しています。

canadiansolar-180225

(上記写真は、【9281】タカラレーベン・インフラ投資法人の投資家説明会資料に一部加筆)
タカラレーベンはそのまま、【9283】日本再生可能エネルギーインフラ投資法人がインフラファンドA、【9282】いちごグリーンインフラ投資法人がインフラファンドBとなっています。
REITのように、投資利回りの低い銘柄こそ投資家の評価が高いと、いう観点で見た場合、いちごグリーンの評価が高く、タカラレーベンの評価が低いという結果となっております。
ただし、僕はいちごグリーンは評価が高すぎ(買われ過ぎ)なのではないか?と思っており、追加投資は見送っています。

他方、カナディアン・ソーラーは上場後まだ分配実績がないということで上表には記載がされていないものと思われますが、カナディアン・ソーラーの株価(投資口価格)を10万円として線を引いてみると、利益分配金利回りが5.2%、利益超過分配金利回りが7.0%となり、タカラレーベンと争う投資利回りの高さ(=評価の低さ)になっています。

僕は、REITに関しては投資利回りが高い=糞REITだと思っていますが、インフラファンドに関しては、第1号物件である【9281】タカラレーベン・インフラ投資法人がコケることはないと考えており、そうした観点から見てもタカラレーベンは相対的にお買い得ではないか?と、考えております。
(REITの第1号案件、【8951】日本ビルファンド投資法人が超優良REITである、ということからの連想です)

他方・・・タカラレーベンの資金調達内容についてはチャレンジャーだと思っており、この部分ha
他の3インフラファンドから思いっきり突っ込まれています。チャレンジ精神を発揮すること自体否定はしませんが、ここまで無茶はしなくても良いのではないか?という印象を受けます。

従いまして、1リートに全資金を投入するのはリスクが大きくなってしまいますので、当然4リートに分散投資することになりますが、やはり上表から魅力的に感じられるのは【9284】カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人。

どこが魅力的か?につきましては、その(2)で。