母の「プ~ン事件」があった日の翌日
妹の旦那さんがやって来て久々に再会したのだけど
私とは3年振り位に会う旦那さんも
母とは6年振りの対面。

認知症になる前の母は、
勝気でバリバリ、
ストレートな物言いの怖~いタイプだったから
旦那さんもその頃の記憶のまま
恐る恐る話しかける。

「お母さん、こんにちは。お久しぶりです~💦」


ところが、
昔の強面から今や
優しい赤ちゃんみたいに変身してしまった母は、
妹の旦那さんという事も分からなくなっているし
なにせ優しくなっているので


私が
「お母さん、〇〇の旦那さんだよ~。
 こんにちは・・・って言おうね」と言うと


車椅子に座ったままニコニコして
声は出ないものの
「こんにちは」のつもりで頭を下げる。


妹の旦那さんは、
母の豹変ぶりに驚きつつも
怖さが激減したせいか(;^_^A
急に元気になり💦
リラックスして過ごせるようになった。


常に一緒にいて
ほんの数カ月前まで
母とケンカばかりしていた私でさえ
赤ちゃんの様になってしまった今の母には
優しい心で接しようと思える様になってきたので
認知症もマイナスの要素ばかりではないのかもしれない。


・・・という事で


妹家族も全員揃い、
4時を過ぎていたので
早速、5人分の夕食の支度に取り掛かる💦
旦那さんには休んでもらって
妹と二人、母の面倒見ながら交代で食事の支度をする事に。


男子二人がいるので、ボリューム重視で
妹は生ラムと野菜をジンギスカンのタレで焼いた「肉野菜炒め」を作り
私は、作り置きの煮物とサラダ、
我が家の定番の「つみれ揚げ」と母親用の「トロミ介護食」を作る。

介護食になってしまうと
皆なと同じ物を食べられないという淋しさがあり
作る側にとっては、
食事作りの負担も増えるのが辛いところだけど
皆なと一緒に食卓を囲めるというのがせめてもの慰めなので


ボリューム満点の「肉野菜炒め」と「つみれ揚げ」「サラダ」に「煮物」
車椅子に座った母親の前には、「トロミ介護食」を並べ
皆なで元気よく


「いただきま~す♪」


いや、ここでもその前に💦
母の食事の介助が必要なので
妹達には先に食べてもらいながら
私が先に母の介助をする事に(;^ω^)

そして、妹が食べ終わった後
交代して、私が食べる。
連係プレーが出来る有難さをしみじみ感じつつ

いつもは母と二人のひっそりとした我が家も
今日は大賑わいなので
この盛り上がりを楽しみつつ

食後、妹と後片付けをして
ホッと一息ついて居間で休んでいたら
急に力が抜けてドドッと疲れが押し寄せてきた。

昨日、一日ゆっくり寝たはずなのに
やっぱり4日間連続の夜間介護が効いたみたいで
疲れはすぐに抜けない感じ💦

妹の旦那さんも来た事だし
母が寝た後、4人で麻雀をやろうと約束していたのに
すでに麻雀をやる前から
4日連続「徹夜麻雀」をしたみたいな状態になっていたので
私は、潔く麻雀の方は諦め
母親と一緒に早めに寝る事にしたのだった(TДT)


妹にそれを伝えると

「え~~っ💦お姉ちゃん、大丈夫?
 悪いから麻雀は中止するよ。で、今日も私、夜、交代するよ」


麻雀は甥っ子が楽しみにしている事でもあるし
早く休めば元気も回復するハズ!

「大丈夫!麻雀やっている間のお母さんのオムツ交換を〇〇に頼めれば
 その間お姉ちゃん、ゆっくり眠れるので夜中のオムツ交換は
 お姉ちゃんがやるよ」


…という事で


夜7時半位には、私は母と共に布団に入り💦
「ジャラジャラ ジャラジャラ」
「チー!」「ポン!」「リーチ!」「ロンッ!」「ワァ~ッ♪」

という皆なの楽しそうな声の中
弱まって床に就いたのだった。゚(゚´Д`゚)゜。




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