黒王子(ビタープリンス)と快感ハニー・レビュー

個人的に、面白かった漫画のレビューです。

★タイトル等★

作者・磐井 ユタ(いわい ユタ)
タイトル・黒王子(ビタープリンス)と快感ハニー
ジャンル・作品集
巻数・全01巻
ページ数・170P,150P(デジタル版)
発売日・2013年07月17日,2016年04月22日(デジタル版)
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★レビュー★

「Girl meets Night」「マイポータブルスター☆」「knockin'on next door」「リトル・ブルーバード」の全4作品となっていて、全て面白かったです。
是非、"磐井ユタ"先生の作品が好きな方に見て欲しいオススメの漫画です。

★「Girl meets Night」★

登場人物

主人公・佐々木 花(ささき はな)
泣き虫で、少し頭が弱い女性。
自立するため田舎から、クロと一緒に都会に出て来た。

黒田 薫(くろだ かおる)
3LDKのマンションで、一人暮らしをしてるイケメン男性。
無職だけど、株(デイトレーダー)で儲けてるのでイイ生活をしてる。
株をやる時だけ、黒縁眼鏡をかける。

クロ
花の飼い猫(全身の8割が黒色で、残りの2割は白色。)。

あらすじ

自立するために、田舎から都会に出て来たハナが、トラブルが原因でクロを捨てる事に決めると、猫用キャリーバッグに「拾ってください。」という紙を貼り付けて、キャリーバッグごとクロを道端に置きました(捨てました。)。

クロを捨てた直後、母親から電話がくるとなんやかんやあり電話中にハナの気持ちが変わり、先程クロを置いた場所を見るとクロはもう誰かに拾われてました。

ハナがクロを捜すと、キャリーバッグを持って前を歩いてる男性を見つけたので、「ま・・・待ってっ」「あのっそれ・・・私の・・・」と男性に声をかけました。

薫
・・・・・・
拾ってって書いてあるけど
※なんやかんやあり
・・・ふーんアンタが捨て主？

花
いえ・・・あの私
行くとこなくて
※なんやかんやあり
コインロッカーに荷物と財布まで入れて
鍵なくしちゃって・・・
ペット連れじゃ お店もホテルも
入れるとこなくて それで・・・

薫
※ため息をついてから。
捨てたのは事実だろ
アンタが飼えないなら
俺がこの猫もらってく そんだけ

花
や・・・ヤダ待って・・・っ
クロッ

薫
※「びくっ」としました。
なんで俺の名前・・・？
※キャリーバッグの中から「にゃーーー」とクロの鳴く声が聞こえたので、クロをキャリーバッグの中から出して両手でしっかりクロを掴み上げました。
このコの名前？
そっか 俺と同じ名前なのか・・・
※ハナに「クロ・・・さん？」と聞かれました＆なんやかんやあり。
行くとこないならウチ来れば？

なんやかんやあり、ハナがカオルのマンションの部屋に入ると、中は広くてキレイでしたが生活感がまったく感じられなかったので「あ・・・あの・・・」「一人暮らしなんですか？」と聞くと、カオルが「そだよ」と答えました。

花
※心の声です。
男の人の家にホイホイついて
きちゃったんだ・・・私・・・
あーでも この人カッコいいし・・・

薫
※クロを可愛がりながら。
あー・・・
変な期待しないでくれる？
連れ込んで何かしようとか
考えてないから
※なんやかんやあり
たまたま一晩泊めたくらいのことで
恩売りたいわけじゃないし
※なんやかんやあり
ま 俺わりと忙しいから
邪魔さえしなければ
あとは ご自由に

夜、なんやかんやありハナはカオルに使ってと言われた、寝室のダブルベッドでクロと一緒に眠りました。

翌日、ハナは1人で漫画喫茶に行きPCで、ペット可のアパートとスグにできる仕事を、右手と左手の人差し指だけでPCのキーボードを使って検索して探しました。

検索中、ハナが「あーあ・・・私ってパソコンもろくに使えてないし」と思うと昨日、母親とケンカした時に「頭悪かコね～～、もぉいい花には何も期待せん」「迷惑かけよるなら、あっち行かんねー」と言われた事を思い出しました。

花
※心の声です。
あと先考えずに飛び出して
たくさんの人に
迷惑かけてばっかりで
※なんやかんやあり
大事なクロのこと
捨てようなんて考えたり
見ず知らずの黒田さんに
お世話になって・・・

結局、何にも収穫を得られなかったハナが、意気消沈してカオルの部屋に帰ろうとすると、カオルは留守で暗証番号キーが分からなかったので、マンションの外でカオルの帰りを待つことにしました。

両手にイッパイ荷物(高級な猫缶や猫のトイレセット？等。)を持って帰って来たカオルに、ハナが声をかけてナンヤカンヤと事情を説明すると、今日も泊めてくれる事になりました。

薫
部屋 戻っててもよかったのに
※なんやかんやあり
あっ そうか あとで教えとく(暗証番号キー)
ちょっとコレ持ってて※右手に持ってた荷物をハナに手渡し、暗証番号を入力しました。

夕方、なんやかんやあり2人でハナの作ったパスタを食べてる時、ハナがカオルに「若いのに株とかやっててスゴイですよね」と聞くと。

薫
株は──
年齢とか関係ない
スゴイことなんて何も・・・

花
でも～損するって場合もあるなら
上手くやれる人って
やっぱスゴイんだと・・・
※なんやかんやあり
なんか欲しいものとかないの？
※カオルが「あー家かな、お城みたいにデカイやつ」と答えました。
お城っ
私お城大好き
修学旅行で見た姫路城とか
スッゴイきれいだった

薫
姫路・・・？
ぷっ あはははははは
※なんやかんやあり
面白いなアンタ
それいいね 姫路でも熊本でも
買っちゃうかー
で 大きな城で みんなで住・・・
・・・・・・
しゃべりすぎた
※ハナに「え？何？」と聞かれました。
なんでもない ごちそうさま
おいしかった ありがとう

夜、ハナが寝室のダブルベッドの中に入ると。

花
ふふふ嬉しかー
おいしかった ありがとうだって
※なんやかんやあり、クロと一緒に寝ました。

深夜、物音でハナが目を覚ますと、カオルがクロと遊んでました。

花
※寝ているフリをしながらの心の声です。
・・・薫・・・
なんでこっちの部屋に・・・
※なんやかんやあり
薫は・・・
いつもこの大きなベッドで1人で
寝てたんだろうか？
薫も誰かを必要としてるのかな？
私が・・・
そうなれたらいいのに・・・
ん 重っ・・・クロかな・・・？※クロがハナの上に乗っていました。
※クロを追っかけて、カオルもベッドの中に入ってきました。
え？・・・
ちょっと・・・近い・・・
どうして？どうしよ・・・
※カオルにクロごと抱きつかれました。
ええ～～～っ・・・
こ・・・こんな・・・
眠れなくなるよぉ・・・
ヤバイよ～ ヤバイって～～～
※グッスリ眠りました。

朝、ハナが起きるとなんやかんやあり、クロが猫缶を落として「ガチャン」と物音を立てると、株をやってたカオルに「うるさいっ」と怒鳴られました。

株が上手くいってなかったのか、カオルの機嫌が悪かったので、少しでもカオルに落ち着いて冷静になってもらいたかったハナがお茶をいれて持ってくと「いらない」と断られました。

花
ハーブティなの
気持ち少し落ち着くと思・・・

薫
※機嫌悪い＆ハナの方を見ないで。
・・・・・・
アンタさぁ・・・
いつまでここにいるつもりなの？

花
※心の声です。
いつまで・・・
いつまでも・・・
いては いけなかったんだ・・・

なんやかんやあり、ハナが玄関で「お世話になりました」と言うと、クロと一緒に部屋から出て行きました。

「これからどうしよ～」等と、途方に暮れながら歩いてると。

花
クロ～
いっぱい遊んでもらったねー
私もおいしかった ありがとう
なんて言われたら
調子乗るっちゃもん
※心の声です。
ズットこのまま いられるかなーなんて
そんな都合のいい話
あるもんじゃないのに
私・・・期待してたみたい

後ろで、「ぱっかーん(猫缶を開けた音)」という音が聞こえると、クロがキャリーバッグから飛び出し一目散に、フタの開いてる猫缶を手に持ってるカオルの所へ行きました。

薫
※クロに猫缶をあげました。
・・・どこ行くの？
コンビニ？

花
※首を横に「フルフル」と振ってから。
・・・・・・
あと腐れないように
しなきゃいけないのに
いっぱい迷惑かけたし
お礼もできなくて

薫
そんなふうには思ってないよ
※猫缶を食べ終え満足した、クロを左手で抱きかかえました。
3日も飼えば情もわくよ
※泣いてるハナも右手で抱きしめ、ハナとクロを一緒に抱きしめました。
帰ろう・・・な
花・・・

花
※薫に思いっきり抱き付いて。
私・・・
いていい・・・
一緒にいたいよ

夜、なんやかんやありベッドにハナとカオルが入ると。

薫
ずっと家族もバラバラで
誰かと暮らす事に慣れてないから
花も いつかいなくなるんだろうって・・・
思ってたし
始めから泊めたりしなきゃよかったのか？
って考えたり・・・

花
ダメ
薫に会わなかったら
私とクロどっかで死んじゃってた
かもしれない
薫に拾われてよかったぁ
ありがとうね※薫にキスすると、に突入しました。
※H中に窓の外の満月を見た後の、H中の心の声です。
月が満ちてる
私の気持ちも
私にとって薫が必要であるように
薫にとって私が
必要な人でありますように

ここまでがおおまかなストーリー内容です。
少しおバカな花ちゃんと、賢くて優しい薫くんはお似合いの2人だと思いました＆2人が出逢ってなかったら、花ちゃんはどうなってたんだろうと思いました。

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