三丁目の夕日
昭和33年、東京下町を舞台に繰り広げられる人情味溢れた物語〜〜
邦画では久々に‘イイモン’観たって感じがする。
この時代はさすがにまだ生まれていなかったので「懐かしさ」こそあまり感じなかったが、あの‘東京タワー’が建設されるころ〜〜終戦から10年以上経て「憂い」の部分よりも「活気」に満ちた生活感が散りばめられており、ほのぼのした暖かさを満喫できた。
「初めて家にテレビが来た日」「冷蔵庫が来た日」「駄菓子屋」「田舎からの上京」「フラフープ」「レトロな自動車」「下町ファッション?」そして「町並み」・・・
どこかで見たことあるような、ないような〜〜昔はこんなだったんだという、未体験でも日本人なら懐かしみを覚えるシーンもイッパイ。
ストーリーもあまり深く掘り下げることなく、時代設定に溶け込んだ無理の無い流れだったように思う。

キャスティングもいい。
吉岡秀隆演じる茶川竜之介、青臭い子供じみた自分勝手なやつ、貧乏臭い雰囲気が滲み出てなかなかのもの。
堤真一演じる鈴木社長、横暴な頑固親父、ちゃきちゃきの江戸っ子っていうのではなく、仰々しいほどの迫真の演技・・けっこうハマってる。
掘北真希演じる六子、「野ブタ」とはエライ違い、明るく溌剌としてわざとらしさも無くとてもいい。
小雪演じる呑み屋のおかみヒロミ、お顔の雰囲気がレトロなのでいい感じ。ただ背が高くスタイル良すぎ・・・この時代っぽくない?
薬師丸ひろ子演じる鈴木社長の妻、‘セーラー服’ももうお母ちゃんなんだ、ソツない演技だが・・・声とセリフ回しは昔と変わらない。。
須賀健太演じる淳之介少年、気弱そうで必死で耐えるいたいけな少年、そして何かを訴える眼差しはこの子独特。

最後の夕日のシーンに「希望」と「逞しさ」を観た。。。