バベル
なんだか重い・・・スッキリする映画ではない。
大劇場でロードショーというよりは、むしろミニシアターでひっそり観たかったなぁ。。
感動や共感を覚えるのとは違う、そう万人ウケする作品ではないのです。
テーマにもなってる「言葉が通じない、心が伝わらない・・」
ちょっとニュアンスが違うんだ、もっと根本的なところで。。。
今日や今に至るまで、人はいろんなものを積み重ねていく、
自分自身で、あるいは‘他’からの影響でも。
そんな中、行き場所を見失ったり、極限状態に陥った時・・・
どうする?どうなる?

この作品の中でほぼ時を同じくして4つの物語が進行する。
以前観た「クラッシュ」のようだが、それとは違う。
「感動」「高揚感」は感じない、どちらかと言えば「負」の感情がじわじわと。。。
そして結末にも、感動的なオチがあるわけではなく、詳細はボカされて‘曖昧’なのだ。
ある意味、‘観る者に託す’といったところなのか。。。

この映画で話題になった菊池凛子演じる聾唖の高校生編・・・
あまりにも大胆奇抜な行動をする彼女、「言葉が通じない」以前にもっと深いところで病んでるわけで、映画の中でもそれについてはいろいろ想像するしかない・・・難しい。。。
彼女の演技については、どうなんだろう、よく分からない。。。

大好きなケイト・ブランシェットも、始めの方で銃に撃たれてしまうので・・・彼女らしい‘溌剌とした演技’がなく物足りなかった。

とか言いながら・・・こんな「スッキリしない映画」が結構好きだったりする。