スウィーニー・トッド
待ちに待ったティム・バートン&ジョニー・デップの最新作、
期待通りの世界観に大満足です。

バートン監督ならではの映像〜
まずはタイトルバックから、毒々しくも洗練されたエキセントリックな匂い。
ロンドンの街並み・劇中シーンはダークな色彩で、とりわけ血の赤色が鮮明にほとばしる。
またこの血糊の量が半端じゃなく、おびただしくぶちまけられる・・・相変わらずの‘出血大サービス’ってところだ。
唯一、ラベット婦人の‘夢の回想シーン’だけが鮮やかな色合い。
絶望・復讐vs希望・夢の対比といったところか。

物語は、卑劣極まりない判事に突然幸せを奪われ全てを無くしたベンジャミン・バーカーが、復讐の殺人鬼スウィーニー・トッドとなりラベット婦人と共謀し殺人を繰り返す・・その末路は。。。
まぁ、実際にはありえへん話なわけで・・・突っ込みどころはイッパイ。。
いくらなんでも殺しすぎやろ・・・次から次へとお客の首根っこを「バッサリッ、ズバッ!」と。
トッド手作りのダストシュートから死体が落ちる様は、「ドサッ!」という音や質感が生々しいが、
さすがに解体シーンは無くグロすぎない・・・ティムらしい。。
最後のシーンは切なく哀しい結末だが、トッドはこれで‘終わる’ことが出来たのだろう。

ジョニー様はやっぱり素晴しいね。
始めミュージカルと聞いて「ジョニーが歌う?歌えるの?」
ちょっと心配?だったけど、いやぁ〜ビックリ、上手い!
難しそうな曲をしっかり唄いこなしてる。
かなり練習したんだろうなぁ。。。
このトッドという普通じゃない殺人鬼を、伸び伸びと‘復讐オーラ’全開で演じきってる。
ジョニーはこういう‘異常者的な役’を演じると、俄然生き生きとするもんね。
哀しいかな、この作品はリリー・ローズちゃんとジャックくんには観せられないよね。。。

ジョニー・デップとティム・バートンファンには、
間違いなく‘必見’の一作かと。