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‘アリスの世界’をティム・バートンが描く〜
どんなスゴイものを魅せてくれるんだろうって期待も膨らむ♪
・・・しかし、ティムさん、どうした?
貴方らしいいつもの‘毒’がもう少し効いてたら。。。



『不思議の国のアリス』から10年、レディになったアリスが再び不思議の国へ・・・
女性なら一度は夢見たアリスの世界、主演がジョニー・デップということもあって、
昨年から話題になり今年も早々とプロモーションしてるんだもの、
初日から大盛況、3D効果もさっすが、観る前からテンション上がるわ!
私はこの1月に東京・汐留で開催された『アリス・イン・ワンダーランドの世界観』に
5時間並んで堪能したんだもの、余計に期待も膨らむ。

現実の世界ではやや浮いた感のあるアリスが、またもやウサギを追って不思議の国へ〜
赤の女王が支配するこの国の救世主として誘われたわけだが、
アリス自身、デジャブを感じながらもなかなか気づけない。。。
そんな中、誰よりも彼女を待ちわび行く末を託そうとするマッド・ハッター、
彼のイカレた風貌・言動の中に時折見せる愛情や勇気がアリスに変化をもたらす。。。

ティムが創り上げた不思議の国の神秘的なこと!
‘モヤっとした仄暗さ’の中にファンタジーを感じるのです。
3D効果もあり、キャラクターたちの魅力も増大に。
特にチェシャ猫は最高級の出来栄え、あのマッタリ感、表情、動き、
煙のように消える様はまさにファンタジー!

主演であるジョニーは派手な出番こそ無かったものの、
アリスのサポート役として十分魅力的だった。
赤の女王=ヘレナ・ボナム・カーターのブチ切れ度も嵌まってる。
ティムは嫁の使い方が上手いなあ。。。

ワンダーランドの世界観は極上級なんだけど、脚本としては無難な感じ、
もうちょっとグロさやハチャメチャ感、時間軸のワザなど駆使して欲しかったかな。。。
やはり‘ディズニー’なのでこうなっちゃうのか・・・。