「みんなの夢アワード 2010」応募者209人のから選ばれた5名の最終プレゼンテーションへの応援の思いや期待が高まるなか、ついにステージが開演。
オープニングでは、マケルジャクソンのようなアーティストになりたいという小学生、テレビカメラマンになりたい中学生、世界中から愛されるワインの商品化を目指す社会人、地球環境を守りたい6人家族のお父さん、日本を平和な国にしたい元自衛隊員である62歳の男性が、それぞれのジェネレーションでそれぞれの夢を語りました。
そう、「みんなの夢アワード」は、自分の夢をみなさんに熱く語っていただくために用意されたステージなのです。
みんなの夢をかなえる会の理事を務めるワタミ株式会社会長渡邉美樹が登場しました。今回、渡邉美樹は最終選考委員長を務めます。
そして、丹羽順子さんのナビゲートにより、渡邉美樹がスペシャルゲスト・テリー伊藤さんを迎えてのトーク。
そして、いよいよ、209名のエントリー者のなかから選ばれた5名のプレゼンテーションがはじまりました。
渡邉美樹とともに選考を行う最終選考委員は、ノンフィクション作家の小松成美さん、関西大学 政策創造学部教授の白石真澄氏さん、さわかみ投信株式会社 代表取締役の澤上篤人さん、ワタミ株式会社 代表取締役社長の桑原 豊氏さん。
まず登場したのは、「親孝行に一生をかける人」マサキさん。
世界中のすべての人が自分にとっての“大切な人”を大切にする世界を作りたいというマサキさんは、なんとスター風の衣装で登場。
「大切な人に、素直に心から“ありがとう”を言える世界に」という夢を、笑いを交えてプレゼンしてくれました。
次に登場したのは、「世界中を一つに繋ぐつなぎ人」の野口亮太さん。
「ひとつな」というサイトを運営する野口さん。VTRでは、野口さんが公園に出かけ、お悩み相談リレーのための撮影を行う様子が紹介されました。
野口さんが語ってくれたのは、「思想や文化の違いを越えて、みんなが繋がれる世界をつくるために『ひとつな』を世の中に広げる」という夢でした。
3番目は、「伝説のホテル 代表取締役」の鶴岡秀子さんの登場。
今回、紅一点となった鶴岡さんは、実際に思い描いたホテルを来年から建設予定。未来を舞台にしたストーリーにのせて語られたその夢に、観客の誰もが聞き入っていました。
4番目は、「世界一夢を与えるマジシャン」のナカノ・マクレーンさんの登場。
普段から、演技を入れたステージ演出を自らしているというマクレーンさんのプレゼンは、マジックを交えた力強いものでした。
そして最後に、「アジア最貧国ドラゴン桜」の税所篤快さんが登場しました。
DVDに納めた授業を農村部の高校生に届けるという活動をバングラデシュで行っている税所さん。最年少ながら、堂々のプレゼン。ダッカとのスカイプも繋がり、見事ダッカ大学に合格したヘラル君もスクリーンに登場しました。
各プレゼンの度に、あたたかく厳しいコメントを送った最終選考委員のみなさん。
5人のプレゼンが終了し、選考員は別室で意見を闘わせました。
そして迎えた、緊張の結果発表。
税所篤快さんの受賞が発表されると、観客席、そして他のプレゼンターからも拍手が贈られました。
「みんなの夢アワード」と「ワタミ特別賞」のダブル受賞となった税所さんには、カップと盾、そして株式会社H.I.S様から活動を支援する航空券が贈られました。
会場にお越しくださったみなさん、そして、ネット中継で応援を送ってくださったみなさま、本当にありがとうございました!
そして、2011年、すてきな夢を持つ人は、ぜひ「未来の名刺」で夢を宣言してください!
当日配布のパンフレットはこちら
(写真:押尾健太郎)
当日見に行かせていただきましたが、とても多くの学びがありました!
・夢に向かって既に行動している姿
・夢を実現するために立てている計画
・夢を持つには必ず動機があり、とても辛い経験が元になっているということ
・熱く生きる姿がとても楽しそうだということ
・厳しい質問に対しても、筋のたった回答ができていること
今の自分にはなかなかないものを、プレゼンターの皆さんは持っておられました。
しかし、何より学んだのは審査員の方のコメント…
10分間のプレゼンを、たった1分間でまとめ、引き上げ、フォローしてゆく。
「もう一度、あの手品を見せてくださいませんか?」
私が審査員だったらこの言葉が出ただろうか…。
「失恋する前の写真と、今の写真を見比べたことはありますか?」
私が審査員だったらこんな質問が出ただろうか…。
人の夢の聞き方というものを学んだように思いました。
また、渡邉会長の厳しくも想いのある批評にも感動しました。
本当に、多くの学び・気づきのあるイベントを作ってくださり、運営してくださり、ありがとうございました。