先週、20日の月命日に家族旅行で
草津温泉に行ってきた
湯畑で記念撮影するたびに
一人足りないなぁ・・と思う
この地は息子が
事故に遭うひと月前に友人と
旅行で訪れた場所
去年、同じ景色見ていたんだなぁと思うと
なぜか後ろをついてきてるような気もする
湯畑を散策して宿に入る
家族が一人減って9か月
日常は取り戻していても
どこかにぽっかり空いた穴はまだまだ埋められない
夕食の後、息子が食事をしたであろう食事会場を覗いてみる
どこだろう、どの席だろう??
写真に映っていた席は??と不審者如くうろうろしていると
一人のスタッフの女性が声をかけてくれた
その女性は食事処のシステムの説明を親切にしてくれたのだけど
実は息子が昨年ここにきて
その時食事をした席を探していると
その息子は昨年亡くなってしまったと携帯の写真を見せると
席を探し始めてくれた
この明かりがここで、この間仕切りが・・
手際よく探したどり着いた一角で
再度画像と確認し「ここです、この場所です」と
ちょうど誰かの食事のあと
1年前の写真
ここで
ここで
去年、乾杯しいていたんだ
うれしそうだ
楽しそうだ
この1か月後に人生終わってしまうなんて
誰が想像できただろう
「おかあさん座りますか?」
「座って写真撮りますか?」
スタッフの女性が一生懸命声をかけてくれる
ポロポロ涙の私の背中に手を添えてくれる
ありがとう
ありがとう
場所がわかっただけで、もう充分なのに
なんて優しい、なんて気遣い
悲しいのに、うれしくて
人のやさしさがこんなにうれしい
家族、温泉、息子の軌跡
そして素晴らしい女性スタッフさんのおかげで
草津の旅が思い出深いものになりました