足立獣医科医院のブログ

沖縄県豊見城市の動物病院のブログです。病気の情報、日々の診察、日々の生活、そしてちょっとした遊び心の写真を載せていきます!もちろん色々な相談があればできる範囲で考えを述べさせてもらいます。

先日も書きましたが、今は恩ある先生のところで診察を手伝っています。
ワクチン接種から重症の子まで診させてもらっています。
で、先日2匹の重症の猫ちゃんを診ることなりました。
どちらもかなり厳しい状態。
そのうちの1匹は昨日、無事退院。
よくあそこから生還してくれました。
本当に生命力の強い子だったと思います。
保護猫だったのですが、よくすぐ連れてきてくださいました。
そのおかげもあると思います。

そしてもう1匹はずっと前に慢性腎不全(病)で通院していましたが、
ここしばらくは来ていませんでした。
一応理由はあったのですが・・・・
飼い主さんも結構狼狽していましたが、厳しいことは事実。
それも告げて緊急入院。
貧血も酷く、数値も出ないほどに貧血。
周りのスタッフの方にも協力してもらいながらの治療でしたが、力及ばず・・・
亡くなりました。
沖縄での初めての臨床現場での死でした。
期待に添えることができず、申し訳ない気持ちでいっぱいです・・・

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恩ある先生の病院でお手伝い。
メラノーマ
口腔内の悪性腫瘍でのオペ風景。
というよりオペ後風景。
高齢であることと、かなり広がっていることを鑑みて完全切除は厳しいという判断。
となるともう一つ手はないものかというのを考えるわけです。
ただ、飼い主さんは費用的に厳しい方ということで抗がん剤も無理みたい。
もちろん完全切除を目指せなかった理由の一つに費用の問題も。
ということでだったら「レーザー使ってみるのもありかもしれませんよ」とこの先生に提案。
以前に私がレーザーの講習会の講師をした時も中心になって他の先生に声をかけてくださったのもこの先生。
「おお、そうだね。レーザーの先生もいるし(笑)」
いやいや恐れ多い・・・・
でも一応レーザーの理論ややり方は私の方が知っている部分もあるのであれやこれやと言いながらレーザー照射。
ある程度腫瘍を切り取ってからその部分にレーザーを照射しました。
私はそばであれやこれやと言いながら先生も手際よくレーザーを照射。
完治は不可能だけど、高齢でもあるし、腫瘍が巨大化しないように、そして最後までご飯を食べられるようにという期待を込めて。

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ちょっと書く時期を逸した感は拭えないけれど。
東京の方では築地の移転問題が取りざたされているみたいで、もちろん沖縄でもそのニュースは見るわけです。
まあ全国ネットのニュースだから当たり前だけど。
何かをするときには利点、欠点は必ずあって、それに付随して賛成派、反対派が出てくるのは当たり前なわけです。
で、私は今は都民でも何でもないのであまり偉そうなことは言えないけど、派生して色々なことは前々から思っていることともダブって考えるわけです。
あの築地市場は私も行ったことはあるけれど、特に最近のことを考えるとあそこは市場として働きと観光地としての働きが出てしまったと思う。
となると市場としてなら老朽化はやはり問題なんだとは思う。
でも観光地となると全く新しい豊洲は観光地としての魅力は減弱するはず。
働く人からすればまた違った部分も多々あるのは重々承知ではあるけれど。

ちょっとうまく文章では誘導できないからちょっと話は飛ぶように思えるかもしれませんが、お許しを。
老朽化=新しくするというのは一応誰でも思いつくことだけど、実は結構アジア的な考え方なのかもしれない。
これも東京だけど地震での倒壊、火災の備えとして木造建築が多いエリアを全て鉄筋住宅にするというのが何年か前にありましたよね?
古いもの=ダメなものという考え方がまだ抜けきっていない日本。
確かに京都なんかもそういう考え方が蔓延した時があって、多くの町家が取り壊されたり。
でも今はその古さが売りになって若い人たちがカフェにしたり、ゲストハウスにしたりとか。
中にはキャバクラやホストクラブになってたり(笑)。
木造の町家なんて防災の観点からいうと確かに危ないのかもしれない。
でもそれを完全にダメなものとして新しいものにするっていうのもまた違う感じがするんですよね。
ヨーロッパなんてどれだけの遺跡や中世の建物を未だにアパートとして使っているか。
もちろん石造建築文化と木造建築文化の違いはあるんだろうけど。
古いものに価値観を見いだすヨーロッパと古くなったら新しいものに作り変えるアジア文化。
仕方がない部分もあるけれど残せるものは残して欲しいなとも思う。
それが築地かどうかは別として。
もちろん沖縄ももう赤瓦の平屋なんてどんどんなくなっているし、仕方がないのかもしれないけど。
でも将来的に日本は人口が減っていくわけだし、土地も余ってくる可能性は高い。
となると人口過多で住居を縦に伸ばさなくてはいけなかった時代が終わって、平面上で考えることができる時代がまた来るのかもしれない。
となると日本建築に近いものや赤瓦の平屋なんてものが復活するかもしれないし、そうなって欲しいなとも思う。
カム・アムド025
中国四川省カム地方
何度も大地震に見舞われた地域ではあるし、実際に倒壊した建物をたくさん見てきた地域。
それでも古いお寺はたくさんあるし、古いというよりもボロボロだったりもする。
次にまた地震があれば倒壊するかもしれないし、その対策は取らないといけないかもしれない。
でもチベット問題があるから中国政府は安全という意味での対策は取らないだろうな。
となるとそう言った地震やなんかには耐えて残って欲しいものはたくさんある。
これがピカピカの寺院ばかりならその魅力は半減どころじゃなくなってしまう。
でもそこに住んでいる人たちからするといつ倒壊するやも分からないところに住み続け、修行を続けるということがいいとも限らない。
築地の問題も政治的なものが議論にはなっているけれど、もっと違う部分からのものもきっとあるはずなんだよね。
延期することがいいのか悪いのか、そもそも移転することがいいのか悪いのかは私には正直分からない。
でも古いから新しくした方が見栄えもいいし、何て考えはもうやめていった方がいいな。
中国の胡同(フートン)みたいなことにならなければいいけれど。

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毎日色々なことに奔走している日々ですが、時には息抜きをしたい時もあるわけで。
でもなかなかできないことも多いのもまた現実。
それでもつい先日ある場所へ。
もう10年以上前かな?????
その頃は何度か行っていた場所なのですが。

沖縄は野球好きの人が多い。
特に高校野球はね。
前にも書いたと思うんだけど、甲子園で沖縄代表校が出るときは街中から人が消えるくらい。
それくらいみんながどこかでテレビを見ているわけです。
それが母校とかそんなんじゃなくて、県代表であればそれだけ盛り上がるわけです。

そんな沖縄は昔はプロ野球に関してはほとんどが巨人ファンばかり。
地方にありがちですよね。
で、南海ホークスが身売りをしてダイエーホークスになって本拠地を九州(福岡)に移したらホークスファンが増えてきた。
キャンプを張る球団がどんどん増えて、そう言った意味で言えば色々な球団のファンも増えてきたのかもしれない。
でも10数年前は(今でもだけど)阪神ファンなんてわずかだったと思うんだけど、ある時偶然ある店を見つけた。
名目上はスポーツバーではあるんだけど、阪神ファンが集まる居酒屋(笑)
当時は嬉しかったのと、長続きしないだろうななんて失礼なことを思いつつ盛り上がってたのを思い出します。
シロクロ
そしてその店、まだありました!
今日くらいいいだろうということで先日久しぶり、本当に10年ぶりくらいに行ってきました。
沖縄に帰ってきたはいいけど、甲子園にはもう行けないし、テレビ放送もCSがなければほぼ見ることができない。
それがここに行けば見れるわけですよ!
さすがに頻繁にというわけにはいきませんが。

そして当時はいなかった看板猫(笑)。
いつの間にか店に居ついたそうです。
オーナーも最初は飼う気もなかったそうなんですが、居ついたものは仕方がない。
でも居ついたからにはちゃんとしてあげなくては。
そしてネットで猛勉強。
そして近くの動物病院でもそこの先生に色々聞いてどっぷり猫にどハマりしたそうです(笑)
しっかり動物のことを知ってから勝ってほしいというのは今でも変わりませんが、飼ってからしっかり勉強する方もちゃんといるわけです。
もちろんこのオーナーだけじゃなく、臨床の場にいても「最初は飼うつもりなかったんだけどね~~~」なんて言っている方がちゃんと勉強していたり、「あんまり好きじゃないから最初は飼うのを反対していたんだけど・・・・」という方が家族の中で一番大事に大事にしていたりとかね。

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所変わればとはよく言ったもので。
現在無職だとは言え、全く動物との接点がないわけではありません。
で、ある子。
クリイロコイタマダニ
指の間にダニが・・・・
ん?よく分からない?
ど真ん中の茶色いヤツですよ。
よ~~~~~く見てみましょ。











じゃあもっとわかるように動画で。
 

いつもこの手の動画は不評ではありますが。

で、最初に戻って所変わればなんですが、ここは沖縄。
そう、生物学的にも貴重な地域。
内地とは生物学的な分布が違っていたりします。
みなさんが知っているようにヤンバルクイナは沖縄本島の北部にしかいませんし、イリオモテヤマネコも西表島だけ。
それ以外にも沖縄固有であったり、固有種ではなくても内地とは種が違うなんて生き物はたくさんいるわけです。
そしてダニも沖縄特有というわけではありませんが、内地で遭遇するマダニはフタトゲチマダニがほとんど。
沖縄で遭遇するダニはクリイロコイタマダニがほとんど。

ちゃんと顕微鏡で見たわけじゃないけど、こいつもおそらくクリイロコイタマダニ。
そしてダニが違えば媒介する病気もちょっと違う。

フタトゲチマダニが犬に媒介するのがバベシア・ギブソニ。
これに罹ると非常に厄介な寄生虫(原虫)。
人間でいえばマラリアに近い感じかな。
そして沖縄のクリイロコイタマダニが媒介するのが同じバベシアであってもバベシア・カニス。
この辺も寄生虫の面白さかな(以前に何度も書いている種特異性というやつです)。

いずれにせよ治療法は無し。
対処療法で乗り切るしかないわけです。

そしてマダニは人間にも色々な病気を媒介します。
先日も北海道で死者が出ましたよね。

人間にとっても動物にとっても厄介な病気を媒介してしまうのがマダニ。
でも犬も猫もしっかり予防ができるのもまた確か。
ダニの種類は地域によって違えどしっかり予防が必要なのは所が変わっても同じ。

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もう9月になってしまった・・・・・・

ネットニュースではありますが。
またもフランスかという思いもあって。
フランス(一部ではあるはずですが)の記事の一例はコチラ→自由?自由?自由? ~表現の自由=迫害~

どうもフランスは政教分離の原則をムスリムに対しての差別を正当化しようとする連中が一部いる。
しかも過激に。
ムスリムが着る一部の水着を禁止したりね(最近解除されたけど)。

でニュースはフランスの飲食店でムスリムの入店を拒否した店の話。
店主は「すべてのイスラム教徒はテロリスト」ということで入店拒否、そして客はテロリスト呼ばわり。
こんなことが実はまかり通っていて、それが時折表面化しているだけじゃないかと思うわけです。
その店主の言い分としては「テロリストたちはイスラム教徒だし、イスラム教徒は全員テロリスト」なんて発言をするわけです。

A=Bである時、B=Aと言えるかどうかという数学の問題を昔やったでしょ?
そしてその逆も言えるかどうかなんていう必要条件か、十分条件か、必要十分条件かなんて問題。
頭を悩ませたと思いますが、今回はどうでしょう?

悩ませる必要はないですよね。
テロリストが全員イスラム教徒だったからといってイスラム教徒がテロリストとは限らないのは誰が考えてもわかること。
人権先進国と言われてきた、そして自負しているフランスで、いや世界中でこんなことが起きている。

だったらさ、こんな理論が成り立つならキリスト教とは歴史的にどうだったの?
アフリカ、中南米、フィリピン。
キリスト教徒は侵略の歴史を持っているはず。
インカ文明を滅ぼしたのもキリスト教徒。
だったらキリスト教徒=侵略者ということになる。
彼の理論ならね。
だったらそのその店主も侵略者ということなるはず。

ISに参加しているのはイスラム教徒だけではない。
日本人だって参加しようとして検挙されたよね。
フランス人だって参加している。
彼らはイスラム教徒ではなくIS教徒なだけ。
経験なイスラム教徒がテロシリストではないわけですよ。
じゃあ何名かでもISに参加したフランス人を特定してフランス人=テロリストなんて理論が成り立つはず。

もうね、そんな理論やめようよ。
A=Bは必ずしもB=Aではないわけです。
むしろA=Bが成り立つとするならばB=Aは成り立つかを問う問題で「成り立たない」ということの方が世の中多いと思うんですよね。

イラン019
イラン
イランも厳格なイスラムの国
だから何?って感じ。
いや、イスラムだからいいってことがほとんどのイスラム圏への旅。
きっとね、その店主はフランス以外、いや自分の街以外行ったことないんだと思うんだよね。
世界が狭い。






話は変わるけど日本人って天空の○○って好きだよね(笑)
竹田城とかマチュピチュとか。
ここは天空の村。

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今日で8月も終わり。
皆様はいかがお過ごしでしょうか?
8月が終わりということは無職歴2ヶ月・・・・
なぜそんなことになっているかというと、もちろん私が悪いのはわかってはいるのですが・・・
愚痴を言ってしまえば「お役所の役人仕事が!!!!!!!!!!!!」
失礼しました・・・・
わかってはいるんですけどね。
融通が利かないのも。
でも行くたび行くたび言うことが変わって、その度に各所を走り回っているというのがわかってるんだろうかとぶつくさ毎日文句を垂れているわけです。
アメニモマケズ、カゼニモマケズの精神で行かないといけないんですけどね。
それでもその都度言うことが変わるのは勘弁してくれよ・・・・
でももしかしたらそれも今日である程度(あくまでもある程度)終われるのかなと。
まあまだまだかかるんだろうけど、とりあえず書類はやっと受け取ってもらえた。

早く無職を脱出しなければ・・・
BlogPaint
はいはい、わかってますよ。
君のご飯代も稼がないといけないですしね・・・・・




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えっと・・・・
ブログも更新せず、何やってんだという連絡もちょいちょいあり。
内地では台風も大騒ぎでしたが皆様は大丈夫でしたでしょうか?
沖縄も台風の影響か、寒冷渦の影響かここ数日は日差しはキツいものの涼しい日々です。
ということは・・・・
夏も終わり???????????
まあぶり返しはあるようなのでまだまだ夏(残暑?)は続くのでしょうけど。

次なるということで沖縄に来たはいいけれど、なかなか進まず夏が終わるとは?????
image1(1)
日によっては積乱雲もなく、雲も空も高くなってきて少しずつでも夏の終わりを告げているような。




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前回の記事では「酵素」が蛋白質からできているからいくら食べ物を生で食べても胃酸、もしくは腸液(アルカリ性)で構造が変化(タンパク変性)が起きるので生食で酵素が得られて健康にいいというのが残念ながら意味がない理屈だということを書きました。
で、今日は酵素からもう少し獣医療らしく「ホルモン」のお話。
ホルモンには蛋白質からできているたんぱく質系ホルモン、構造にステロイド環というものを持っているステロイド系ホルモン、アミノ酸誘導体からなうホルモンなどに分けられます。
ここで勘のいい人は気づくかもしれませんが、今日はたんぱく質系ホルモンのお話。
前回もきましたが、蛋白質とういのは熱やpHの変化に弱くて、その構造が壊れやすいもの多いわけです。
そしてその構造が壊れてしまうと元には戻りません(不可逆的変性)。
卵の白身が一番わかりやすい身の回りにある例かな????
熱を加えると透明な白身が白く固まってしまいますよね。
これが熱変性。
でも冷やしても元には戻らない。
これが不可逆的変性。
でも元はアミノ酸だし、最終的には消化によってアミノ酸に分解して吸収するから栄養的には理屈上はどちらで食べても同じ。

でも「機能」を考えるを機能を持った蛋白質は熱を加えたり、酸やアルカリにすると構造が壊れて働きが失われるわけです。
そしてそれは酵素だけじゃなく、ホルモンも同じ。
食べたものは当然胃に到達するし、酸にさらされてしまいます。
ということはタンパク質系のホルモン製剤を飲んでも意味はないということになります。
代表的なものがインスリンですね。
飲み薬がないのはインスリンがタンパク質系のホルモンだから。
飲み薬がないということは注射をするしかないわけです。
だから糖尿病患者の人たちは自分でインスリンを注射するわけです。

獣医療で動物が自分で注射をできないので飼い主さんにしてもらうわけです。
かなり例外的な治療です。
多くの病気では基本的には飼い主さんに注射をしてもらうことはまずなくて、飲み薬なんかを使ってもらうことになるのですが、糖尿病はそうはいきません。
胃酸で構造が変化してしまってインスリンとしての機能がなくなってしまうわけです。

逆にタンパク質系のホルモンじゃなければホルモン製剤は飲み薬でいいわけです。
経口避妊薬のピルなんかはそうですよね。
性ホルモンは基本的にはステロイド系のホルモンなので胃酸や腸液の影響を受けないわけです。

ということでタンパク質という物質の性質の一部はわかっていただけたでしょうか?
そしてそれがわかれば「酵素が含まれているから」という理由での生食は基本的には意味がないこともお分かり頂けると思います。

糖尿病と診断された動物の飼い主さんが「注射なんて自分でできない!飲み薬はないんですか?」という言葉にも「ありません。頑張って一緒に注射の練習をしましょう。」というしかない理由もお分かりいただけたんじゃないかなと思います。

P3111651
昔に記事にした子。
他の病院で糖尿病と診断された子猫。
重度の糖尿病性ケトアシドーシスだった。
諦めてくださいと言われた子。
そして「俺がなんとかする!」などと息巻いて、でも助けられなかった子。






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P8163287もう流行りでもなんでもなく、過去のことかもしれないけれど・・・・
聞きなれない言葉を聞いたので(笑)
ローフードって始めて聞いた流行に敏感な私(嘘)

知らなかったけど数年前に流行ったの?
今でも?
よくわからんけど・・・

加熱しないと有効な酵素が取れるらしいけどさ・・・・
確かに酵素はタンパク質だから熱には弱い。
いわゆる熱変性ってやつですよね。
高校の生物で習ったの覚えてます?(笑)
だから加熱しないで生で食べる????????

突っ込みどころ満載だけど、今日はひとつだけにしとこ。
確かに蛋白質は熱で変性(構造が変化すること)してその機能が失われてしまうんだけど。
でもね、pHの変化にも弱いんだよね・・・・
酵素の種類によってどのpH(酸とかアルカリとかね)ではよくて、どのpHには弱いかってのも決まってます。

どういうことかっていうと、酸性に偏ると変性してしまう酵素もあればアルカリ性に偏ると変性してしまう酵素もあります。
だから食べても胃酸で壊れてしまう酵素、腸液(アルカリ性)で壊れてしまう酵素も多々あるわけです。
ということは酸やアルカリにさらされてしまう消化管での摂取は加熱するのと同じくらい酵素が壊れる(変性する)わけです。
熱だけに注目してpHには注目していないというちょっとお間抜けな理屈なわけですよね・・・・

人間でも動物でも同じことが言えるわけで。
寄生虫や栄養素の観点から加熱したほうがいいものもあれば、生の方がいいものもあるし、どちらでもいいものも。

動物に与えるフードも手作りから既製品までいろいろあるけれど、変な理論にはひっかからないでください。

これが100%正しいというものはないのかもしれないけれど、動物にもしっかりとした食事を!

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相変わらず計画がなかなか進まない、進めてもらえない日々ですが・・・・
それでも毎日奔走しています。
今日も午前中は計画が進み始めた時のことを踏まえて(希望的観測)、ずっとデスクワーク(?)。
目もショボショボです(笑)
cafestreet
でも日曜の午後くらいは少し息を抜こうかと。
ということでお気に入りのカフェでコーヒーでも。
ビールとフルーツも冷やしているんですが、ここはビールはグッと我慢(笑)。
こじんまりどころか狭い狭いカフェで少しリフレッシュ。

また明日から奔走だ・・・・

もう少し計画のメドが立つというか、進み始めたら内容はしっかり書こうと思います。



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みなさまお久しぶりです。
何名かの方にどうしているのかというコメントをいただいております・・・・
京都を離れたことまでは書きましたが、「どこに」ということは書いていませんでした。
どこにたどり着いたかというと・・・・
海軍壕
沖縄です。
今まで記事ではぼかしていたのですが、最初の大学というのが実は琉球大学で生物学を学んでいました。
就職も沖縄でという過去でした。
ということで個人的には沖縄に行くというよりも「帰ってきた」という方がしっくりくる土地なんです。
写真は住むことになった場所の近くの高台。
内地(本土)では気温も37℃前後と猛暑の日が続いているようですが、沖縄は平均して32℃前後。
で、沖縄で何をするかというと・・・・
それはまた今後の記事で追々と。
勿体つけるようですが、そのやるべきこと、やりたいことがどうも計画通り行っていない(涙)
さすが沖縄(笑)
それを進めるために奔走している日々です。
ちゃんとメドがつけばちゃんと報告させていただきます。
沖縄気質も相まって計画通りいっていなかったことと、実はネット環境が整わなかったので中々アップできませんでした。
まあ、少しずつでも以前のようにアップできれば思っていますので、今後ともよろしくお願いします。

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タイミングを逸してしまいましたが・・・・
動物の寿命も一昔前よりも長くなり、その一方で慢性疾患や腫瘍なんて病気が増えていることはご存知だと思います。
そしてその腫瘍、特に悪性腫瘍=ガンに関しても増えていることは事実だと思います。
で、以前に人間の方での最新医療である免疫療法について質問があり、その質問に答える形で記事を書きました。
その記事はコチラ→新しい治療とは? ~コメントとちょっとだけお勉強~

1468237783
まさにそのあたりの、特に免疫チェックポイント阻害薬や分子標的薬の話がエコノミストという雑誌で特集されていました。

ただね、リスクがないというのはちょっと言いすぎ。
確かに副作用はかなり低いとは思うけど。
そして従来の治療を否定するような言葉もどうかなと思うけど。
あまりこういった言葉には踊らされないで読んでみてもいいのかなと。
ちょっと小難しいけど。
ただ、やはりこういった治療の問題はやはり費用。
人間では国の医療費を圧迫するし、もし動物でも使えるようになるとすると飼い主さんの選択肢は増えるけれど、獣医療もどんどん高額化してくる。
でもそれは実は多くの獣医師も飼い主さんも望んでいないのではないかなとも思うわけです。
そしてペット保険というのもあるけれどあまりにも高額な獣医療が増えてくるとその保険の存在が危ぶまれる可能性もあるし、今はそれほど高くはない保険の掛け金も高騰する可能性もあるんだよなあ・・・・
となると本末転倒。
安くで提供できるのが一番ではあるんだけれど、開発する製薬会社もかなりのリスクを背負って巨額の金額を投資して開発するわけで、やはりある程度は高額になってしまうのも仕方がないのかもしれない。
でもやっぱり選択肢は増えてほしいし、従来の治療では治せなかったものが治せるというのは魅力。
この雑誌でも医療の高額化については書いてあるので読んでみてもいいのかも。
でも、実はこの雑誌は先週でたので今週号はまた別の特集。
もしかしたらもう店頭にはないかも・・・・

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今日は写真がなく・・・
昨日はレーザー治療の講習会の講師を頼まれまして、その講習会に行ってきました。
その時の写真があればいいんですが、無い!
今までは講習会やセミナーというと受ける側が多かったんですが、昨日は教える側。
レーザー自体は中々治療のメインにはなりにくいのですが、それでも使えることはままあって。
逆に使えない事も多々あって。
その両方をわかってもらえたらなぁというのがテーマで講演をしてきました。
利点欠点を分かって導入するかしないかを判断してもらえたり、すでに持っている先生にはもっと有効に使えるんじゃないかなんてことを話してきました。
絶対にあったほうがいいっていうものではないし、絶対にいらないってモノでもない。
まあうまく伝えられたかどうかはわからないけどレーザー治療について講師という形で色々と話ししてきた昨晩でした!

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帰国しました

ブログ再開とコメントの返信はもうしばらくお待ちください

もうシーズンは終わったのですが・・・
私自身はフィラリア検査のついでと言っちゃあなんですが、どうせ採血するんなら一般血液検査を受ける事を勧めています。
もちろん強制ではないですし、受ける方、受けない方は半々以下かもしれないけど。
断る方の理由は「元気だから」
まあこれは確かにねえ・・・・・・
でも「健康ですから」
これはわからない。
元気=健康とは限らない訳です。
で、元気であろうと健康(そうに見えようと)であろうと、実際にはどうなんでしょう?
今日はいつもフィラリア検査の時に血液検査を受けてくれていたこの病気が見つかった例です。
生化学
血液検査をしてみると総コレステロールが450オーバー。
去年はそんなことなかったし、基準値以内。
ALPが高値。
去年はそんなことなかったし、基準値以内。










高脂血症
遠心をかけても高脂血症は間違いない。
で、飼い主さんに聞くのが「水飲む量が多くなってません?」
この飼い主さんは2匹飼っているのですが、この子だけ確かに飲む量は多いとの事。

たぶん・・・・・

ということで更なる検査を勧めることに。






ACTH
その検査はACTH刺激試験。
見事にコルチゾールのPreが高値。
これはまずは採血(pre)。
コートロシンという試薬を注射。
その1時間後に再び採血(post)

で、postで血中コルチゾールが20を越えていれば副腎皮質機能亢進症。
いわゆるクッシング症候群。

後々多臓器不全などもきたす結構怖い病気。
いわゆる内分泌疾患で副腎皮質ホルモンであるコルチゾールが他の子よりもドパドパ分泌される病気です。
ホルモンの病気ですから基本は完治は不可能。
まあ手術っていう手段もありますが、獣医領域ではちょっと非現実的。
それよりもホルモンを抑えるお薬を一生にはなりますが、飲み続ける事で寿命まで問題なく過ごす事ができることが多い病気です。

見た目も元気。
食欲もある。
特に問題があるようには思えない。
でも実際にはこういった病気が「ついでの検査」であっても見つかる訳です。
是非、定期的に検査を受けさせて上げて欲しいなと思います。

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気温、湿度とともに上がってきた訳ですが、それは皮膚疾患の季節でもある・・・はず?
「はず」とした理由はもう少し後にすることにして・・・
治療前
いわゆるホットスポットと呼ばれる一部に強い皮膚炎が生じた状態。
もちろん痒いから舐める。
舐めるから細菌感染を起こす。
感染を起こせばさらに痒くなる。
という悪循環。



 





治療後
個人的にはこの「舐める」という行動が一番の問題だと思っている訳です。
舐めることでさらに感染が強くなり治らない。
もちろんそうではない皮膚疾患も多くあることも事実ですが。
じゃあどうやったら舐めなくなるのか?
もちろんエリザベスカラーも一助でしょう。
でもね、やっぱり痒い事は事実。
痒いっていうのはかなりQOLが下がると思っています。
その痒さをコントロールしないままの治療って個人的には「???」な訳です。
原因はわからなくなるのですが、もし繰り返すようなら、逆に繰り返せばまた一つ原因に近づいていったりするのであくまでも個人的にではありますが、やはりステロイドを私は多くの場合に使います。
舐める行動=感染を助長することを止める事で治りはやっぱり早い。
未だに獣医師の中にはステロイドは感染に禁忌=膿皮症には禁忌としている方もいますが、感染が起きていても高用量である一定期間続けなければ感染を助長する事はないと思っています。
実際にステロイドを使いながらでも治るわけですから(もちろん全ての皮膚疾患ではありません)。
それを無理にステロイドを忌避している一部の獣医師、皮膚科獣医師にはちょっと疑問。
QOLを下げないためにも、そして舐めるという行動を止めることでもステロイドは重要な薬の一つなんだと思っています。

で、最初の「はず」なんですが。
どうもここ2〜3年、皮膚疾患が減っている。
もちろんいいこと。
知り合いの先生何人かにも聞いたのですがやはり減っているとのこと。
ある先生は「う〜〜〜ん・・・・フードがよくなったのかなぁ???」と。
もしそうなら一昔前の皮膚疾患は食物アレルギーが非常に多かった?
でも検査もあまりなかったから何とも言えないけれど。
確かに皮膚疾患って色々なことが原因で起るからフードだけってことはないのかもしれないけど。
例えば空気清浄機が普及したのも最近だしね。
ある子はスキンケアだけですっかりきれいになった子もいるし。

まあ、皮膚疾患というか痒みってかなりQOLを低下させると思っているから、もしフードだったとしても痒みから開放されるもしくは痒みを体験しない子が増えてきたのはいいことだね。

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先日の記事にあるコメントをいただきました。
ちょっと私のエゴであったり、傲慢さかもしれませんが、私の考えを書いていこうかと思います。
その記事はコチラ→力量不足 〜必要な能力〜

そしていただいたコメントを

人それぞれだとお思いますが、自然死を望むのも愛情だと思いますよ。
犬は人間とは違います。
前向きに闘病して長生きして、未来に何かをやり遂げたいと思って生きてはいないでしょう。
動物は「今」を生きているのですから。
擬人化し過ぎるのはエゴであって愛情じゃない。飼い主と獣医の自己満足かも知れません。
欧米に比べて日本では寝たきり老人が多いことからも分かるように、ペットへの考え方も同じで「天寿」を受け入れないからなのでしょうね。
ただ、苦痛だけは取り除いてあげるべきですが。それが安楽死という選択であっても。


ここで大きく問題になるのが「自然死」と「放置」の違い。
獣医療は確かに人間の医療に比べると大きく遅れているのが現状です。
それがある意味幸いしてか動物にいろいろな管をつなげて何ヶ月も意識が無いまま延命するという技術はありません。
少なくとも私には。
となると私が行う治療の一部は延命ではなく、やはりQOLの低下を防ぐということになります。
そして私が経験した治療拒否の多くはどちらかといえば放置と個人的には感じてしまいます。
理由は提示した治療があくまでも完治ではなく、そして延命でもなくその病気とうまく付き合っていくためのもの。
多くの慢性疾患の場合、それは人間でもそうですが、その病気とうまく付き合うことがある意味現代医療の限界だからです。

そこで自然死とは何ぞやとなるわけですが、正直わかりません。
が、多くの慢性疾患は放置すれば最後は苦しみながら死んでいくことが多い。
例えば記事の僧帽弁閉鎖不全症。
慢性心不全に分類される病気です。
人間であれば開心術で弁形成を行うか、場合によっては心臓移植もあるのかもしれません。
でも動物でそれは技術、費用、ドナーなどの問題で非現実的です。
でも放っておくと最後は肺水腫。
陸上にいながら溺れ死ぬわけです。
これほどつらい死に方はなかなか無いでしょう。
きっと。
この肺水腫ができるだけ起こらないようにして、寿命を迎えるか、心臓そのものが持たなくなって亡くなるか、を目指すのが内科治療。
内科治療も行わず、一切の治療を行わずに肺水腫で亡くなることが私にはどうしても自然死とは思えないわけです。
獣医師のエゴ、傲慢かもしれませんが。
できるだけそいったことを取り除いて最後はやっぱり寿命で、もしくは心機能が持たなくて心停止で亡くなるというほうがよっぽど自然死に近いと思うわけです。

慢性腎臓病。
脱水し、尿毒症になって嘔吐、痙攣を起こしながら死んでいくのが自然死とは思えないんです。
確かに最後は尿毒症で亡くなることも少なくないですが、一切の治療を行わなかった子と、治療を継続していた子ではその亡くなり方が違うと感じるのは私だけではないと思うんです。
人間であれば人工透析、腎移植などもありますし、獣医療でも無くはないんです。
でもそれを私が、いやほとんどの獣医師が第一選択としないのはその負担よりも今のところ一般的に行われる治療のほうが負担も少なく、それほど苦しまなくてもいいと経験的にわかっているからじゃないでしょうか?
少なくとも放置よりも治療を継続した方が楽に亡くなっていると感じます。
その方が自然死に近いのでは?と思うわけです。

そしてそれは糖尿病やクッシングなどのホルモン疾患も同じことが言えると思います。

「自然に任せる」というのは都合のいい言葉で聞こえはいいのですが、実際には「放置」であることが多いのでは?
自分が、自分の配偶者が、子供が、親が病気になったときに本人の意思とは別に「治療をしません」「自然に任せます」なんてことまずいいませんよね?
子供が心疾患なら手術や移植を望んでいるのが現状ですよね。
糖尿病であればインスリンを子供にも使いますよね。
子供が糖尿病性ケトアシドーシスになっても「これが自然」なんて言える親はいないと思います。

で、もうひとつ問題となるのが
擬人化し過ぎるのはエゴであって愛情じゃない。飼い主と獣医の自己満足かも知れません。

確かに私も過度な擬人化は好きではありません。
が、私が言っているのは擬人化ではなく、「人道的」なものです。
動物を飼う以上、責任は生じます。
それが放置であるならばその責任は放棄されたことになるわけです。
動物も獣医療を受ける、そして苦しみを軽減してもらう権利があるわけです。

欧米に比べて日本では寝たきり老人が多いことからも分かるように、ペットへの考え方も同じで「天寿」を受け入れないからなのでしょうね。

ここは獣医療が誤解されていることなんですが、欧米の場合ペットの天寿なんてものは考えていません。
獣医ドリトルという漫画、ドラマがありましたが、そこで女性弁護士のマーモセットが白内障にかかり、日本の獣医師は信用できない、レベルが低いということで欧米の専門家に尋ねてもすべて安楽死という答えしかなく、その女性弁護士が憤りを感じたというのがありました。
欧米では人を噛むと安楽死、慢性疾患で安楽死、治療にリスクがあると安楽死です。
その理由は効率化と訴訟リスクの回避です。
日本の獣医師のほうがよほど天寿というものを考え、動物に寄り添っていると個人的には思っています。
そしてそれは日本人の死生観が大きくかかわっていると思いますが、その辺は長くなるのでまたいつか。

ですから安楽死に関しても欧米人と日本人では大きく考え方が違うと個人的には思っています。

「自然」という言葉に日本人は弱い部分もありますが、記事で書いたようなことであればそれは自然ではなくやはり「放置」と思うわけです。
獣医療が自然に背いているのであれば、自然をそれほど重要視するのであれば人間はやはりペットは飼うべきではないのでは?と思うわけです。
家畜と野生動物だけでいいわけです。
家畜は病気になれば廃棄されます。
野生動物の多くは獣医療の恩恵を受けません。

苦しむだけの治療は確かにすべきではない、もしくはかなり慎重にならなくてはならないと思います。
が、多くの治療はその苦しみを緩和する、もしくは可能であれば開放してあげるためのものです。
個人的に感じるのは治療を拒否する方の多くはおそらく治療費の問題じゃないかと。
それを「自然に任せる」という言葉に置き換え、自己弁護しているのではと感じることが往々にしてあります。
多くの場合において獣医師はいくつかの治療方法を提示するわけです。
リスクはあって完治を望む方法か、完治は望めないがリスクが少なかったり苦しみを緩和できる方法か。
もちろんリスクを犯すしかない場合もあります。

でもそういったことをすべて吹っ飛ばして「自然」という言葉で目を背けるのであればやはりそれは「放置」ではないかなと思うわけです。
明らかに多くの場合で治療によって元気に平均寿命を全うすることが多い病気において飼い主さんがある程度の医療的介入をしてあげてQOLをできるだけ低下させずにその時を迎えさせてあげることが動物を飼う上での飼い主としての責任ではないでしょうか?

ミルコ02
この子は肥大型心筋症で亡くなりました。
薬の種類と量を決定するまでは何度か苦しみました。
でも最後は薬で胸水がたまることもなく、肺水腫になることもなく、私が眠っている間に亡くなりました。
私が眠る前もいつも通り元気にしていました。
彼を治療したことは飼い主としての私、獣医師としての私のエゴだったのでしょうか???
胸水がたまって呼吸困難で亡くなったほうが自然でよかったのでしょうか・・・・・

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本日午前に帰国!
で、午後から再び出国笑
本当はタイから直行してもいいんだけど航空券の手配が面倒くさくて・・・
でも帰国しても関空→伊丹→羽田というわけのわからんことになってるし・・・

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次の帰国が本当の帰国だと思います 笑

タイは今日が最終日
朝からスパークリングワイン
何やってんだか笑
次の移動先は・・・
中々ハードスケジュールらしい
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満喫など色々な言葉をいただいてはいますが、今回は実は自由な時間はほとんど無く・・・
会わないといけない人がいたり行かなければいけない所があったりと・・・
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タイのワンコ
バンコクの中心は昔ほど犬は見かけなくなったけど中心を離れたらちょいちょい見るし、バンコク市内でも全く見ないわけじゃない。
ネコは中心地でも結構見るんだけどね

6、7年振りくらいか?
よく思い返してみれば結構来てなかったんだな
毎年のように必ず立ち寄ってたのに
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バンコクの猫

昨日の続き。
手術をしたくないと主張された巨大結腸症の猫の飼い主さん。
その後もサプリやフードの相談はされましたが、私の答えは「手術のみ」です。
もちろんね、病気や症例によっては手術を回避できるものもあります。
もしくは手術をしない方が残りの余命のQOLが下がらないものもあります。
その時はそうと私は言います。
何でもかんでも手術って言っているわけではないんですよね。
でもこの子に関してはQOLも場合によっては命の危険も今後は十分ありうる。
それは手術でしか回避ができないことは明白なんです。
いくら電話をもらっても私の答えが変わらないからかしばらく連絡が途絶えました。
で、忘れかけていたある日、電話が。
「手術して下さい」
ちょっと言葉は悪いですが、心の中では「ほら、そうなるでしょ・・・・」
しかも多くの場合は手術は早い方がいい。
それは私が手術をしやすいというのもあるけれど、放っておけば放っておくほどダメになる部分が多くなってしまうわけです。
毛刈り
で、手術です。
実際に見ると便の形にお腹が膨らんでいるのがわかるんですが、写真だと・・・・(汗)

人間の目ってすごいよなと思う(写真の撮り方が下手かもだけど)。






結腸
これが結腸。
この巨大化した、伸びきった結腸の大部分を切除するわけです。(結腸亜全摘)










結腸切除
これが切除した部分。
もちろん切除していない部分をつなぎ合わせるのですが、それでもやはり径の大きさが違ってしまう訳です。
これが手術が早ければ早いほどその径の違いは小さい=手術が容易、成功率が高いとなるから早い方がいいわけです。
しかもこの子は血管が通常解剖と違っていました。
その血管を残さないといけないから普段なら切り取れる部分が切り取れなかったんです。
となると径の違いが大きくなるし、再発率も高くなる。
だからもう手術絶対適応だと思ったら「手術のみ」という答えになるわけです。
しかも出来るだけ早く。

本来ならばもっと早くに手術を受け入れていればこの子も苦しむ期間は少なかったはずですし、手術ももっと短時間に終わる事ができたはずなんですが・・・・

そう、フードを変えようが、サプリを与えようが、浣腸をしようが、一度なったら戻らない、手術しか無いのが巨大結腸症です。
確かに猫は犬に比べると元々便秘気味な動物ですが、「単なる便秘」として軽く見ていると大変なことになるので注意を!

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昨日で当院での私の診察は終わりましたが、まだ紹介していない症例もありますのでどんどん続けていきます。
「猫の便秘」
軽く考える方も少なくないのですが、便秘の行き着く先は「巨大結腸症」
行き着く先というのは結局はもう「臓器がダメになっている」ことです。
便秘が酷くなると便が骨盤を通らないというくらいまで腸が「伸びきって」しまいます。
ラテラル像
この子もそう。
飼い主さんには最初から手術を提案しました。
絶対内科的には治せないから。
でも拒否されました。
浣腸でとかフードを換えてとかおっしゃっていましたが、私の答えは「無理」です。
ゴムでもなんでも伸びきったらもう終わり。
腸は臓器の中では弾力性というか伸張性のある臓器です。
ある程度は伸びても元には戻る。
でもそれには限界があります。
「ネットで◯◯というフードがいいって書いてありました」
ということでそのフードの説明書を見せて説明です。
「禁忌:巨大結腸症」
なんでネットの方が信じられるんだろ・・・・・
でも今までも浣腸でなんとかなってきたからということで手術は拒否。
もちろん心の中では「いやいや、無理だから・・・・・」

この病気の怖い所は単に便秘ではないということ。
もちろんもうこれだけ便が大きくなっていれば絶対に骨盤は通らないから便は出ない。
どんどん便は貯まっていく一方だし、どんどん腸は伸びきっていく。
出ない訳だから嘔吐も出てくる。
伸びきった腸は元には戻らないから便だけを出しても同じ事の繰り返し。
ずっと苦しい思いをするわけです。

そして便の中にはたくさんの細菌がいるわけです。
細菌はエンドトキシンという毒素を作り出す。
その毒素がどんどん腸の中に作られていく。
そしていつの間にか菌がお腹の中にも侵入していく。
その結果敗血症、エンドトキシンショックで亡くなる。
という実は怖い病気。

まだまだ手術=かわいそうという考えがあるんだと思います。
でも繰り返す苦しみをずっと味わせて死んでいく方がかわいそうなわけです。
もちろん全ての手術がそうではありませんが、少なくとも巨大結腸症を内科的に、もしくは非外科的に対応するのは無理ですし、結果として動物に苦しみを与えてしまう事になるわけです。
個々の状態や疾病にもよりますが、手術絶対適応という病気はある訳です。
そのうちに一つがこの巨大結腸症。

そしてこの子がどうなったか、それはまた明日。

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聴診器さて、今日で当院での私の診察は終了。
この数日は色々な方がお酒(笑)を筆頭に色々と持ってきて下さったり、動物を連れてきて下さったりと。
遠方からも最後に診てもらいたいということで来院して下さった方も。
本当にありがたいというのと同時に継続して診てあげられないことには申し訳なく思います。




そして先日は私が辞めた後も父が引き継ぐと書きましたが、実は諸々の事情により、今月いっぱいで閉院とすることになりました。
継続治療が必要な子達は受け入れますが、新規の患者さんは他の病院を紹介という形になります。

私自身が今後どうするかはもう少し経ってからブログで書きますね。

短期的にはちょっと済ませてしまわないといけない用事もあるのでそちらが先。
思わぬ仕事の依頼もあったりとちょっと1ヶ月ばかりはバタバタしそうです。

ただ、何人かの方には聞かれましたが、臨床医は辞めません。
近いうちに臨床医には戻ります。
京都には戻って来る事は無いとは思いますが・・・・

ですので今まで診させて下さった方には申し訳ないですが、この病院ではないところで臨床医としてはまだがんばります。

色々後ろ髪を引かれるような言葉をいただきましたが、やはり決めた事は決めた事。
何年も思い続けた方向に進もうと思います。

まだまだ紹介していない症例、知ってもらいたい事はたくさんあるのでブログは明日からも続きます。
(毎日というのはしばらくはできないかもしれませんが)
で、今後の方向性も、そしてその進み具合等もちゃんと報告させていただきます。

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明日、緊急症例がこなければ今日の乳腺腫瘍が当院で行なう最後の手術でした。
犬の乳腺腫瘍って結構第3乳腺に発生している事が少なくないような気がする。
第3乳腺じゃなければ領域乳腺切除で済むし、第3乳腺であれば片側乳腺全切除で済む訳です。
(詳しくはコチラの記事→一口に手術と言っても・・・ 〜乳腺腫瘍〜
で、今日のワンコは・・・・
第一乳腺と第二乳腺!
ということは第1〜3乳腺の切除でなんとかいけそう!
切除
で、切除は問題なく終わり!
















縫合
で、縫合も終わりで無事終了。

麻酔からの覚醒も問題無し。

最後の手術がケチがついたら嫌だもんね。



次の手術は・・・・
結構先になるか、近々になるか、わからん(笑)
でもまだ書いていない手術症例はあるのでブログはまだまだ続きます!

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口の中の「デキモノ」はいつもヒヤヒヤさせられます。
腫瘍、単なるデキモノ、その差は極端。
腫瘍でも扁平上皮癌やメラノーマなんて最悪。
その一方で良性のものも少なくはない。
でも悪性のものはかなりヤバいのが口腔内。
歯肉過形成
で、こんなのを見るとね・・・・
でも見た目はそんなには悪くはなさそう。
でも油断は禁物。
飼い主さんとお話しした結果、まずは鎮静下でのレーザーによる腫瘤の切除。
そして組織病理検査。
その結果如何によっては拡大手術という手順を踏む事になりました。
レーザーなら、そしてこの状態なら全身麻酔ではなく、レーザーでの切除が可能かなと。




歯肉切除
手術時間はほんの1分ほど。
2つの腫瘤を切除しました。
で、ドキドキの病理検査の結果は・・・

「歯肉炎による過形成」

過形成っていうのはマメやペンだこのようなもの。
刺激が慢性的に起って腫れ上がってしまうもの。
ということで良性の腫瘍でもなく、歯肉炎が慢性的に続いてこういった腫瘤ができたわけです。
ホッと一安心。
でも歯肉炎もなんとかせねばならぬ・・・
そして歯肉炎もほっておくと顎の骨の融解、骨折になる場合もあれば、こんなデキモノができることもあるわけです。

いずれにせよ口腔内だからといってほっておくのは論外。
でも未だ口腔内に無関心と言うか、悪性腫瘍じゃなければほっておいても大丈夫という獣医師も少なからずいるし、飼い主さんもそういった考えを持っている方もいる。

場所は関係なく、しっかり悪いものは悪いとしてケアして上げる必要があるわけです。

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