風の動物病院のブログ

沖縄県豊見城市の動物病院のブログです。病気の情報、日々の診察、日々の生活、そしてちょっとした遊び心の写真を載せていきます!もちろん色々な相談があればできる範囲で考えを述べさせてもらいます。

細菌感染。
全く問題が起こらない軽度のものから、死に至るものまで様々。
でも基本的には何らかの問題は起こると考えるのが妥当だとは思う。
じゃあ細菌感染が疑われたらどうします?
抗生剤?
まあ正解だと思います。
でも、例えば汚い釘が出っ張っていて、そこに引っかけて傷ができたら?
すぐに抗生剤?
もちろんそれもありですが、まずは水道水で良いので思いっきり流すはず。
とにかく傷ができたら水で流すというのは毒物や感染の観点からまず行うべきことの一つ。
物理的に除去するというのは最初に行う行動としては理にかなっているわけです。

皮下膿瘍
で、この子。
別の病院で膿瘍と診断されて抗生剤を内服。
でも急にさらに膨らんできた。
内服をもらったときはもっともっと小さな膿瘍。
その小さな膿瘍ですら抗生剤では歯が立たなかったのかも。
もちろんそれで問題なく治癒することもあるけれど。
細菌感染=抗生剤は正解だと思うけれど、膿瘍からさらに進んで蓄膿くらいになると抗生剤では無理。
抗生剤も使うけれど、やっぱり物理的に除去してしまうことも必要。
だから子宮蓄膿症も手術になるんだけどね。
まあ最初の病院に行ったときには抗生剤で十分という判断がでいるくらいの小さな膿瘍だったのかもしれないけれど。
もしかしたら耐性菌かもしれないけれど、今回はかかりつけがもう閉まっているということで来院されたので、その場での応急処置がメイン。
膿瘍洗浄
膿瘍の部分に針を刺して、膿を吸引して。
さらにまたそこから生理食塩水を注入して吸引という洗浄を繰り返して繰り返して。
回収できる生理食塩水に濁りが無くなってくるくらいまで洗浄を繰り返して物理的に除去するわけです。
それで目に見えない?くらいの細菌を抗生剤で叩くというのが一応基本かなと個人的には思っていて、膿瘍だけじゃなくて色々な感染に関してどうも獣医療は物理的除去という観点が時々抜けていると感じることがある。
抗生剤だけ出して終了というのに時折遭遇するんだよね。
どうも薬だけに頼りすぎる部分があるような・・・・

ということで原始的だけど物理的除去=洗浄というのは非常に効果のある感染制御の初期対応一つということを理解していただければと。

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言うまでもなく、病院には色々な子が来る。
色々な意味で色々な子。
で、時々こんな子がいる。
猫砂
検査入院をしていた子なんだけど。
せっかく猫砂のトイレを用意してはあるんだけど、なぜかトイレでくつろぐ子。
この子だけじゃなく、時々いるんだよね。

で、もちろんトイレもここでする・・・
どうしてだろ????








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イラン023イラン
バスで長距離移動をしていると途中でトイレ休憩や食事休憩がある。
まあ当たり前だけど。
でもそういった場所に自力で行くのはもちろん困難。
そういった場所が特段おもしろい場所ではないことも多いけれど、その国の人たちも休憩でないと立ち寄らない場所。
時折そういった場所でも何となくいいなあと思ったり、一部分だけでも切り取りたいと思って写真を撮ることもある。
そしておそらく二度と立ち寄ることのない場所の写真になる。
この写真も特段珍しいモノが写っているわけではない。
でもイランの乾燥した青い空と休憩に来ていた青い車を写してみようという気になっただけ。

私は車を持っていない。
理由は・・・
車を買うだけの経済力がないから(笑)
まあ冗談と思うかもしれないけれど、本当なのだ(涙)

というのともう一つ理由が。
欲しいと思える車が無いのだ。
今の車ってどれも同じに見える。
どのアイドルも同じように見えるようになってしまったおじさんになった私は車でも同じように思うわけだ。
そしてどの車も特別いいと思えるものが無くて、むしろ昔の車に目がいく。
途上国で走っているこんなトラックすらよく思えるわけです。

何か私がいいなと思えて、自分で自分の車を撮ってみたくなるような車と風景に出会いたいなあ。

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昨日の続き。
ということで種々の検査で子宮蓄膿症は確定。
となるとあとは緊急手術。
この時は夜の診療に来られたので、全ての診療が終わってからの夜の手術。
予定手術であれば基本は昼間にするんだけど、待ったなしの場合は夜であろうがなんであろうが関係なし。
特に私の場合は。
なぜ私の場合はなのかというのは以前にも何度も書いているけれど、一番最初に勤務した病院が色々な諸事情で夜の手術は基本的には行わない病院だった。
だからある意味残業というのはほとんど無かったんだけど、勤務時間は鬼のように忙しかった病院だから実情を聞くと最初はうらやましいと言っていた友人達も、やっぱうらやましくないだって(笑)。
話が逸れたけど。
なので子宮蓄膿症であっても夜に診断がついた子は手術は次の日。
午前に診断がついた子はその日の内の昼間に手術なんだけど。
で、実は勤務していた間に夜に診断がついて、次の日に手術となった子が夜のうちに亡くなったということが2回あった。
そう、死んでしまう病気であることは間違いがない。
もちろん次の日で大丈夫だった子の方が多い訳だけれど、それでも2匹が亡くなった事実は変えられない。
となると諸事情が無いのであれば、そして私には、当院には諸事情が無いので(笑)、当日の夜であっても手術になるわけです。
1日待ったがために無くなったなんて嫌だし。
もちろん子宮蓄膿症だけじゃなくて、待ったなしの病気は他にもあるからそういったものも含めて。

開腹
で、診察終了後すぐに手術開始。
開腹するとすぐに蓄膿となった子宮が出てくるわけです。













子宮
一応、これが正常な犬の子宮。
全然違いますよね。
そしてこれだけ膿がたまっていれば、いかに死に近いかがわかってもらえると思います。



 





摘出子宮
で、無事に摘出完了。
麻酔からもスムーズに覚醒して、次の日にはご飯も食べて。
無事退院。

そしていつもの事ながら「原因はなんですか?」との質問。
これが難しい。
黄体期にごにょごにょなんていう生理学的原因を飼い主さんは知りたい訳じゃないからね。
となると原因としては「避妊手術をしていなかったから」としか言えない。
そして避妊手術の必要性も、いやそもそも避妊手術というものすら知らなかったくらい。

伝える側が伝えていなければ伝わらない、知ってもらえない。
譲渡する側、販売する側、そして獣医療を行う側。
ちゃんと伝えなきゃ。

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久しぶりのテーマ。
「子宮蓄膿症」
実は沖縄に来てから子宮蓄膿症は全然遭遇しなかった。
もちろんまだ開業間もないっていうこともあるけれど、他にも理由はありそう。
京都時代からこのブログを読んでくださっている方は以前は頻繁に子宮蓄膿症の症例を書いていたことを覚えておられるかもしれない。
それだけ多かった。
仲の良い先生にもびっくりされるくらい子宮蓄膿症の手術が多かった。
理由はもちろん「避妊手術をしていない」から。

ということは逆に言えば避妊手術の実施率が高ければ子宮蓄膿症に遭遇することは少なくなる。
じゃあ沖縄ではどうなのか。
まだまだペットに対する意識が高いとは言えない沖縄で避妊手術の実施率はどうなのかと言われると実はまだわからない。
低いような気もするけれど、それでも今回沖縄に来て初めての子宮蓄膿症の手術なのだ。

では勝手になぜ子宮蓄膿症の手術が今まで無かったのかを考えてみる。
あくまでも勝手な予想だけど。
まず圧倒的に言えるのがまだ開業してまだ1年経っていない=症例が少ない。
これは全く持って否定できない。
暇な日もまだまだ少なくないから・・・・
もう少し忙しくなってくれないと困る部分もあるけれど、こればかりは仕方がない(涙)

そしてもう一つ。
当院に来る方達の結構多くが雑種。
いや、雑種が子宮蓄膿症になりにくいってことじゃないです。
その子達の出自というか、なんというか。
当院のある豊見城の隣に南城市があります。
そこに動物愛護センターがあって、そこで犬や猫を譲り受けることができます。
そして愛護センター出身の子達は全て避妊・去勢手術済み。
そこでもらってきたという子がすごく多い。
もちろん純血種も結構来院いただいているけれど。
そういった子達はまだ若かったり、当院が開業する前に他の病院ですでに手術済みだったり。
ということで子宮蓄膿症になる年齢の子達は結構まだまだ雑種も少なくなくて、それが愛護センター出身だったりするわけです。

数年後にはまた状況は変わっているかもしれないけれど、色々な理由は他にもあるけれど、それなりに当院に来てくださっている方達の子達は実は避妊手術実施済み。
もう何頭か年齢的なモノ、高齢の子を色々な病気で看取ったり、見送ったりはしたけれど、もちろん元気に復活してくれた子達もいるけれど、沖縄で初めての子宮蓄膿症だったわけです。
もっと珍しい(であろう)症例の方が多かったりして不思議な感じだけど。

まあ、防げる病気だから無いに超したことはないけれどね。

陰部腫脹
ということでこの子は陰部がめちゃくちゃ腫れているし、膿も少し出てきている。
この時点で子宮蓄膿症はほぼ確定的。
もちろん問診でも多飲多尿は確認できた。












子宮体エコー
血液検査でも白血球の上昇、CRPの上昇もあったし、さらに確定的。

エコーでは膀胱の下に普段は見えないはずのバンバンに腫れた子宮(体)。
普段見えないはずのモノが見えてしまうのもまた異常所見。








pyometraエコー
なぜか典型的な像を記録していなかった・・・・
でももう間違いない。
黒く抜けた子宮(角)。
ということでもちろんこの病気は緊急疾患。
ご家族には緊急疾患ということをお話させていただいて、診察時間終了後にすぐに手術させていただくことになりました。

手術のことはまた明日・・・



 
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インドネシア026インドネシア ジョグジャカルタ

インドネシアの伝統のバティックの工房。
工房っていいんですよね。
いろんなものがつまっている感じで。
子供の頃から絵が好きで、でもそのうち写真に移行して。
写真に関しては一時期仕事ももらえて。
そういうもので食ってはいけないことはわかっていたけれど(笑)。
でも食っていけるかどうかじゃなくて、お金をもらえる=評価してもらえているという感覚が嬉しかったかな。
当時は。
今はもうそういったクリエイティブなことはほとんどしていなくて、きっと脳も衰えていて。
でも黙々と写真を撮って、選んで、切り出して。
工房ではないけれど撮るだけじゃなくてそういった作業も楽しくて。
何かを作り出したり、映し出したりっていうのは仕事じゃなくてというのなら本当に楽しい。
仕事に選んでいたらどうなっていたんだろ????

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獣医療をやっていると(もちろん人医療でもそうだけれど)、より迅速に、より正確な診断が必要になってくるし、そうしたいとはどの獣医師も常々思っているはず。
でも中々正確な診断がつかないことも実は日常的にあるはず。
それは確かに我々の技量や知識が足りていないというのも事実ではある。

その他に事実はあるのかといわれると、言い訳だけれど、きっとある。
その一つが検査。
最初からありとあらゆる検査をしていれば見つけられたのかもしれないけれど、ある程度の見切りで検査を選択しなくてはいけない。
理由は費用の問題。
確かに中にはいくら費用がかかってもいいから可能な限りの検査をして欲しいとおっしゃる飼い主さんもいる。
でもそれはごく少数で、多くの方はやはりできるだけ安い方がいいわけです。
となるとこれは獣医師の腕の見せ所ではあるんだろうけれど、でもなかなか困難ではあるのだけれど、問診や五感を使った検査(というよりも身体検査)で病気を絞り込む。
そしてどの検査をするかということを絞り込む。

絞り込むということはある検査をカットするということ。
そしてそのカットした検査で引っかかる病気であった場合・・・・
検査漏れということになるわけです。
このあたりが本当に難しいんです。
言い訳だけど。

CRP
で、この子はある病院で手術予定だったんだけど、体調不良で当院に。
嘔吐が止まらない。
でもう一度一通り検査をさせてもらったわけです。
CRPオーバー・・・
v-LIPも高い(基準範囲は130以下)






c-PL
もちろんc-PLも高値。
そう、急性膵炎。
「手術はやめておいた方がいいかも・・・・」なんてことをお話させていただいたわけです。
で、「どうして前の病院では膵炎の検査をしてくれなかったんですか?」という質問。
これが答えるのは中々難しい。
どの症状に対して、どの視点をもってどの検査を行うのかというのは獣医師によって違うのは当たり前。
全ての検査が初診の時点でできるならこんなことは起こらない。
でもそれは実情無理な話。
じゃあどの検査を削って、どの検査を中心にしてということが日常です。
かかりつけの先生が行った検査をなぜ行ったのか、行わなかった検査はなぜ行わなかったのかということは私にはわかりません。
でも何度も書いている通り全ての検査を実施できるわけではないのは事実。
でも嘔吐が酷いなら膵炎の検査はしておくべきだったかもしれない。
でもその時点では膵炎の検査を行うほど嘔吐が酷くなかったのかもしれない。

ただ私は実は膵炎って結構多いと思っているので、膵炎の検査は結構積極的に行ってはいます。
でも私も後々になって実はやってなかった検査にひっかかるということももちろん経験しています。

だからといって仕方がないとは言えない。
そういうことが少しでも無くなるよう我々はもっと努力をしないと。

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雨昨日facebookに載せた写真。
なんだこれ?というコメントもあったので、こっちにも載せてみた(笑)
沖縄の豪雨が止まらなかった。
今日は少し青空も見えたけれど、午後にはやはり曇り。
でも梅雨前線が北上し始めたのでもしかしたら梅雨明けも近いのかな?
例年は6月23日くらい。
慰霊の日。
勝手な解釈だけど、沖縄気象台はできればその日に梅雨明け宣言をしたいように昔から思っているけれど、邪推かな?
写真は病院の駐車場の塀の上に当たる雨の雫。
多くの病院はきっと大雨だと暇になる。
暇のレベルは病院によって違うとは思うけれど、当院は・・・・
ということで夜の大雨を恨めしく見ながらふと目をやると写真の情景が目に入ってきた。
で、デジカメを取り出してパシャリ。
デジカメだからできるぶぶんもあるかな。
これがフィルムだとできあがりもわからないし、タイミングもどうなるやら。
モータードライブをつかって、露出も段階的に変えてとなるとフィルム数本使ってしまうかも。
なんて考えながら。
でも確かにフェイスブックとかブログ用に撮っとこ!なんていうのはデジカメが便利っちゃあ便利。
でも楽しさはフィルムの圧勝だな。

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さて、昨日の子の続き。
昨日は左側。
今日は右側。
といっても2日連続で手術をしたんじゃなくて、約1ヶ月間隔をおいて。
右側乳腺腫瘍
左の乳腺は全て前回の手術で摘出したので、残りは右側。
最初の傷はきれいになったでしょ?

これも写真では見づらいかもしれないけれど、第1~5乳腺まで全ての乳腺で腫瘍があるから片側乳腺全切除となったわけです。

ということで片側乳腺全切除を2回行って、結果として両側乳腺全切除と同じ形にするわけです。




右側摘出
摘出した右側の乳腺。
犬では昨日も書いたけれど私は基本的には片側を2回に分ける。
理由は昨日書いたとおり。

でも猫では必ず両側乳腺全切除で行うんだけど。
理由は過去の記事でどうぞ
選択肢無し? 〜猫の乳腺腫瘍 その1〜
選択肢無し? 〜猫の乳腺腫瘍 その2〜
選択肢無し? 〜猫の乳腺腫瘍 番外編〜


で、もちろん痛いと思うよ。
この手術は。
だから前回と同じように疼痛管理はちゃんとやっているつもり。
こんな感じ
  ↓
術前にはNSAIDsを投与するし、リドカインも静脈注射。
術中はケタミンとフェンタニルを持続点滴。
皮膚切開時には局所麻酔をまずは皮下に投与。
そして皮膚縫合時も局所麻酔を滴下して。
で、術後も24時間ケタミンとフェンタニルを持続点滴。

前回と同じように飼い主さんが夜に面会に来たときには尻尾振りまくり。
次の日にはがっつり食欲あり。

そして病理も良性だった。
ということで2回に分けて正解かなと個人的には思っています。

よくがんばりました。

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きっとほとんどの動物病院で腫瘍といえば乳腺腫瘍というくらい犬では乳腺腫瘍が多いはず。
そして人間と違って(多くの)犬では乳腺が5対で計10個。
一つの乳腺だけに腫瘍ができる場合もあれば複数の乳腺にできる場合も。
そしてそれぞれの乳腺が血管やリンパ管で連絡しているので手術方法も様々。
詳しくはコチラ→一口に手術と言っても・・・ 〜乳腺腫瘍〜

片側、領域、部分、腫瘤のみとその腫瘍のありかた、場所など、そして飼い主さんの希望で決めていくわけです。
切除範囲
この子は左右でボコボコ腫瘍ができた。
他の病院では手術は断られたらしく、当院へ。
左右にかなり不整な(悪性だと不整になることが多い)、しかも複数の乳腺に渡って腫瘍があるし。

で、猫だと左右の乳腺を全て切除する両側乳腺全切除を行うんだけど、犬ではあんまりやらない(私は)。
理由は左右全部切除しちゃうと皮膚が寄らない=縫合ができない。
できなくはないけれど、結構トラブルになる可能性があるからやんない。
どうしてもやらないといけない時はあるけれど、基本は片方ずつ。
猫は左右両方とも切除しても皮膚を寄せられるんだけど、犬はちょっと厳しい。
まあ、犬種にもよるけれど、この子はジャックラッセル。
皮膚に余裕のない犬種の一つ。
ということでまずは大きな腫瘍がある左側を切除して、傷口が落ち着いてから右の切除を行うというやり方。
片側乳腺全切除を2回行うわけです。
まずは片側をとって、病理に。
悪性であれば1ヶ月の間に転移する可能性もゼロではないけれど、それでもまずは片方から。
良性であれば、少しくらい遅れても問題ないし、悪性でも転移のリスクは説明しつつ、やっぱり皮膚の欠損面積を考えたら2回に分けた方がいいというのが私個人の考え方。
どちらが正しいというよりかは考え方の違いかもしれないし、今後どちらがいいというエビデンスが出ればまた考え方はかわるかもしれないけれど。
摘出
で、切除した左の乳腺。
幸い病理では全て良性で転移も確認されなかったので、しっかり傷が落ち着いてからの右側の乳腺の再手術となったわけです。











術後
で、術後。
かなり痛々しいですよね・・・
結構これでも色々な手技を用いて皮膚を寄せいていますが、結構パッツンパッツン。
相当皮膚も剥離しているし、いつかまた違う機会で書くとは思うけれど、皮膚をメッシュ状にもしてあります。

で、もちろんここまで傷が大きいと痛々しいというよりも痛いはず。
確実に。
なので疼痛管理もちゃんとやる。
術前にはNSAIDsを投与するし、リドカインも静脈注射。
術中はケタミンとフェンタニルを持続点滴。
皮膚切開時には局所麻酔をまずは皮下に投与。
そして皮膚縫合時も局所麻酔を滴下して。
で、術後も24時間ケタミンとフェンタニルを持続点滴。
とりあえずここまでやると術後数時間、飼い主さんが夜に面会に来たときには尻尾振りまくり。
次の日にはがっつり食欲あり。

でももっといい疼痛管理があるはずだからそれはそれで勉強中。

これが痛みで鳴きまくっていたら2回の手術ってやりたくなくなるし(汗)。
その日のうちに尻尾ブンブン振ってくれていたら2回目もやりやすいし、当日の面会で飼い主さんが2回目の手術に不信感をもたれることも少ないはず。

ということで1回目の片側乳腺全切除は無事終了。
さて、2回目がんばろう。

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hunza030パキスタン

雨続きの沖縄。
本来ならそろそろ梅雨明けのはずなんだけど・・・
熱帯、亜熱帯も好きだけど、雨は嫌いなんです。
乾燥地帯に行くと気持ちいいんだけど、夏でも夜は寒いし。
と贅沢ばかり思いを馳せるのは年をとったせいか?

でもあの青い空は本当にすばらしい。
沖縄の本当に青い時の空ともまた違う。
どちらがいいとかではなく、また質の違う青さ、それぞれの良さがあって。

早く梅雨が明けないかな・・・・








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で、昨日の記事の写真の子。
数日前に迎え入れられました。
が、急に(?)顔が腫れてきた!ということで来院。
正面
昨日と同じ写真ですが、昨日の時点で気がつきましたか?
左の下あごが腫れています。
触診ではいわゆる波動感というものが感じられます。
これは液体があるということを示してくれる感覚ですが、もちろん液体というだけでその液体がなんなのかはわかりません。
血液なのか、漿液なのか、唾液なのか、はたまた・・・・?




膿吸引
ということで針を刺して吸引してみて、その液体が何かを調べるわけです。
とは言ってもこれは見た目で「膿」とわかる。
実は少し傷もあったからある程度はその時点で予想は付くのですが。
でも原因は不明。
もらわれてくる前に喧嘩かなんかをして感染が起こっていたのか、引き取られてから何らかの怪我をしたのか。
さすがにそこまではわからないし、わかったとしても治療は特に変わることもない(はず)。
ということでこういった皮下膿瘍は皮膚が脱落することもあるけれど、でもそれは治療で治せるしということもインフォーム。
で、数日後きれいなお顔に戻って、そして動物を飼う上ではこう言ったことも往々にしてあって、しっかり病院を利用することの大事さもお話をして。
これからの長い共同生活、楽しみながら過ごしてもらいたいものです。

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ここのところ子猫の来院が多い。
そして来院理由が拾ったから、もらったから検診して欲しいというもの。
そう、彼らとのこれから長い共同生活が始まる第一歩なのです。
多くは生後1ヶ月~2ヶ月の子が多いかな。
となるとおそらく4~5月くらいに産まれたであろう子達。
多くは何らかの形で保護されたのだろうけれど、きっと産まれた子達のホンの一部のはず。
そう、おそらく一部の幸運な子達なのだ。
その子達以外はそのままノラとして生きていくのか、親に見捨てられそのまま死んでいくのか、感染症にやられてしまうのか、交通事故や喧嘩などの怪我で生涯を終えていくのか。
それはわからないけれど、でも病院に来た子達は小さなうちに新しい家族に迎え入れられて、きっとこれから幸せな時間を過ごせるはずだし、過ごして欲しいわけです。

そして新しく彼らを迎えた方達の中には「初めて猫を飼うんです」という方も少なくない。
そして「何もわからないので色々教えて欲しい」とおっしゃってくださる。
一度の来院で中々多くのことを覚えるのは大変だし、難しい。
新しく来た子猫はワクチンもあればノミ・ダニ・フィラリア予防もあるし、避妊去勢手術もある。
特に予防薬に関しては体重で薬の量も変わる。
だからほぼしばらくは毎月のように病院に来てもらう。
中にはこの時に予防薬を数ヶ月分渡す病院もあるだろうけれど。
でも私は健康状態、体重、成長過程をしばらくは一緒に見ていく。
一月経てば体重も変わるし、健康状態も変わる。
一月の間に多くの疑問も出てくる可能性もある。
約半年は毎月来てもらうことになることが多い。
(子犬でも同じだけれど)
また開業して1年も経たない当院でパピーパーティーやキティーパーティーを開催するのは難しい。
というよりも人が集まらない(汗)
だったら毎月来てもらってマンツーマンで見ていく方がいいのかなという負け惜しみ。

でもそれで少しずつ知識をつけていってもらえれば、そして病院ってもっと気軽に行けるところと知ってもらえればきっと多くの病気を早期に発見してあげられるかもしれない。
そしてその結果その子達と長く一緒に暮らせるよう力になれればいいなとも。

外貌正面
この子も新たに迎え入れられた子。
オッドアイでなかなかかわいらしい!

でもこの子は単なる検診ではなく、飼い主さんが異常に気がついてくれた。
初めて飼うにもかかわらず。
それに関してはまた明日。

新たなる出会いの季節なのだ。






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エチオピア027エチオピア

移動は多くはバス。
その車窓から見える風景に見とれる時もあれば、強い日差しと風を遮るために閉められたカーテンからの明かりでまどろむときも。










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季節性があるわけじゃないけれど、でも季節的にも注意しないといけないことは多々あって。
何度も書いているけれど、誤食。
そしてそれが食べ物関係だとすると普段から注意するのも必要だし、季節というか時期というか、そういったことで運ばれる子もいるのは事実。
沖縄はおそらく今月後半に梅雨明けして、本格的な夏が来るはず。
そして沖縄の人が大好きなビーチパーティーも。
GWもキャンプはあるし、シーミーや旧盆、正月も注意ではあるんだけれど。
嘔吐物そう、食べてはいけないものの誤食。
そしてダントツに多いのが「串」
木製や竹製のものはもちろんレントゲンには映らない。
食べた瞬間を見ていなければ知らない間に胃や腸を貫通なんてことも実際にある。
今回はお子さんがわんこに串のついたウインナーを取られたわけです。

で、慌てて回収。
でも回収できたのは串の根元のみ。
残りの串をウインナーは・・・


ということで来院してもらって、吐かせて、無事回収。
子供って犬になんでもあげようとするし、でもそれは大人がしっかり見てあげないといけない。
アウトドアも増えてくる季節。
そしてそれに犬を連れていくこともあるかもしれないし、それはそれでいいこと(ただし病気の予防はしっかりと)。
でもこういった事故は本当に気を付けないといけないし、結構多い事故。
動物と楽しい時間を一緒に過ごすためにも気を付けましょう!

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「緊急疾患」と書くと普通は命の危険と感じる方も多いとは思いますし、実際にその方が多い。
でも緊急は必ずしも命に対して緊急ではない場合もあって、緊急に=早急に治療しなければ治らない、その機能を失ってしまう場合も緊急だったりするわけです。
強膜充血
その典型例が緑内障。
充血がひどく、しかもその充血が太い血管がメインに見えます。
そして角膜浮腫も。

じゃあこれがなぜ緊急疾患なのか。









眼圧トノベット
眼圧が上がるのが緑内障。
この子は眼圧が98mmHg。
犬の場合は10~20くらいが正常。
とんでもないくらいに眼圧が上がっています。
眼圧=眼球内の圧力が上がるのがなぜ緊急なのか。

眼球内には網膜があって、視神経があります。
これに圧力が加わる=押しつぶされるわけです。
一定期間押しつぶされると、その神経はもう使いものにならない。
すなわち失明です。
できれば失明は避けたいところですよね。
そしてダメになった神経は基本的にはもう戻らない。
椎間板ヘルニアも同じ考え。
その機能を残すためにも緊急に治療が必要なわけです。
羞明
最初に来たとき。
右目を開けられない状態。
なぜ開けられないのか?
答えは「痛いから」。
神経が圧迫されているから痛い。
圧迫されているから神経がダメージを受ける。
ダメージを受けているから痛い。
ダメージを取り除かないと神経がダメになってしまう。
痛みは取り除いてあげないといけない。


ということはやっぱり緑内障は緊急疾患。
その後眼圧を抑える点滴と、数種類の点眼で眼圧は正常な範囲に。
でも緑内障は一度なると再発するので、点眼はずっと必要。
そして遺伝的なものもあるので、もう片方の目も将来的になることが多いので定期的な検査も必要。
実はその後もちょっと大変な緊急疾患なのです。

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goby029-2今日は写真だけ。
ごめんなさい。

沖縄
逆さになって泳いでるちょっと変わった、だけどきれいな魚。
その名もアオギハゼ。







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カンボジア024カンボジア
平和ボケってよくいわれるけれど、実際にこういうなのを見ると、そりゃあ平和ボケにもなるさと思う。
悪い意味じゃなくてさ。
実際にある程度は平和だし、随分撤去されたし、観光客が行くところにはもうほとんど無いとは言え、こんなのが至る所にあればそりゃあ実感はあるだろうけれど、今の日本にいて何かを実感しろって言われても難しいよね。
本当は実感する部分はあるんだろうけれど、それを実感させないように報道がなされている(恣意的に)と思うし、いかに日本が平和でかつ平和に貢献できていて、そしてさらに言えばその平和を壊そうとしている連中がいると意識づけたいが故の報道だったり。
まあなかなか本当に平和ボケなんて改善はされないし、そしてそれはそれでいいことである部分もあるし。
こういったものを体験してみてはなんては言わないけれど、でも日本が平和ボケなのか、本当に平和なのか、なんてことをどこかで考えてみることもありなのかなと。

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最近実は実例を伴ったネタが少なくなってきた。
単に病気の紹介だけしてもおもしろくないし、実際の症例を元にして色々書いていった方がいいと思って。
どっかの教科書から写してきた記事なんて別にいらないかなと思っているわけです。
珍しい症例もいいけれど、本当に気をつけて欲しいものや知っておいてもらいたいというのがメインになるのかな。
ということでちょっと久しぶりの口腔内歯科。
処置前
もちろん歯石はべったり。
歯根部は評価できない。
臭いは強烈。

でもこの子はそれよりもくしゃみがとまらない。
もちろん呼吸器=鼻腔の問題かもしれないけれど、これだけの状態であれば歯根部から穴が開いて鼻腔内まで達しているからくしゃみが出るという可能性が強いかなと思うわけです。
もちろんめちゃくちゃ細いファイバーの内視鏡があればそれで鼻腔内を見てみたり、CTを撮ったりなんてこともありかもしれないけれど、そこまでやってやっぱり歯からでしたというのもね。
でも本来はそうしないといけないんだろうけど、費用の問題なんかもあるし、この状態であればまずは歯科治療から初めて症状が改善するかということを見ることも重要なんじゃないかと思うわけです。

それまでも飼い主さんは最初迷っていて、抗生剤を投与すると症状が緩和するから余計に迷っていたんだけど、何度かの話し合いの結果、しっかり歯科処置をすることに。
そして原因となっている歯を特定して、抜歯することがまずは一番いいのではないかと。

ブロック麻酔
もちろん神経ブロックでちゃんと痛みも抑えてあげないとね。
ということでおまけの写真(笑)













犬歯
で、色々な精査の結果おそらくこの犬歯が問題。
実際にこの犬歯の歯根部と鼻腔内は連絡してたし。
ということで犬歯を抜くことに。
でも犬歯の歯根って結構しっかり入り込んでいるのもあるし、その他色々な要因もあって、すぐ抜けない場合もあるわけです。
ちょっとした手術の様な感じで切開を加え、その後抜歯、そして最後に縫合となります。



縫合
抜歯後、そして縫合したあと。
無理に粘膜を引っ張っても融合不全が起こりやすくなるし、顔の変形(っていうほどじゃないけど)も起こるから単に粘膜を縫い合わせるんじゃなくて、切開を剥離を大きめにすることが多い。
もっと根本が腐ってたらあっさり抜けるけどその場合はまた別の問題もでてくるし。

ということで他の歯も処置は終わっているし、残せない歯は抜いてあります。



これでくしゃみに悩まされなくなればいいし、そうなれば抗生剤に頼った治療もしなくていい。
抗生剤に頼ってもこういうのって完治できないから何度も再発→抗生剤の投与なんてことになるし、そのうち耐性菌もできちゃう。

結構抗生剤でがんばろうとする先生も多いし、抗生剤で済むならと思っている飼い主さんも多いけれど抗生剤では治ることはほとんどない。
むしろ見えないところでどんどん悪化していることが多い。

なかなか決心がつかないことがあるのかもしれないけど、やっぱり根本的な治療ができるのであれば、そうしてあげたいし、そうしてあげてほしいなと。

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バングラデシュ029バングラデシュ

ここもめちゃくちゃ好きな国。
人々は素朴で、世界一と言っていいほどシャイで。
でも時々こういったハイテンションで人なつっこいヤツもいる。

やっぱり好きな国だ、うん。

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何度も書いているとおり、そして実際に実感している方もいらっしゃると思いますが病気には2種類。
防げる病気と防げない病気。
確かに多くは防げない病気なのは確か。
でも防げる病気もあることもまた事実。

そう、いつも書いている感染症(の一部)。
肺炎レントゲン
呼吸がおかしいということで来院した子。
肺が真っ白。
これだけで病気を判別できるわけではないけれど、肺が真っ白であることはわかる。
レントゲンだけではこれが肺炎なのか、肺水腫なのか、腫瘍なのかは確定できないけれどそれでも苦しいことはわかる。

そこで他の検査も組み合わせるわけだけれど、全ての検査ができるわけではない。










フィラリア陽性
その検査のうちの一つがフィラリア検査。
陽性。
フィラリアは心臓に寄生はするけれど、肺炎も起こす。
これだけでフィラリアから来る肺炎と断定できるわけではないけれど、フィラリア症であることは確か。

その他の検査などなどは費用の面などから断念。
入院治療もできなかった。
フィラリア症からの肺炎という仮診断で治療を行うことに。

そして数日後、電話で亡くなったことを知らされた。

もちろん仮診断だから確定はできないけれど、でももし仮診断通りだったとしたら防げた病気。

月々数百円で確実に防げる病気。
そして感染してしまうと往々にして亡くなってしまうこともある病気。
それがフィラリア症。

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治療法が確立されていないわけじゃないけれど、獣医師によって何を選ぶかは結構好みの問題になっている気がする。
それが悪い訳じゃないけれど。
時々難治性なのか、選択が悪いのかという子が来たりはするから、私は最初から結構飛ばしたというか、徹底的な治療から入ることが多いかな。
フルオル陽性
角膜潰瘍。
以前にも書いたけれど、これはとにかく飼い主さんに頑張ってもらう病気。
ひたすら点眼してもらう。
 →とにかく頑張るのみ! 〜角膜潰瘍〜

で、使う点眼薬も結構な種類を同時に使ってもらう。
転院で来た子なんかはやっぱり1,2種類くらいしか出されていないことも多くて、最初は少ない種類から様子を見てっていうことかもしれないけれど、やっぱり最初から徹底的に点眼をすることを考えれば、1,2種類を1日に2,3回では少ないと個人的には思う。

この子ももちろん最初からがんがん点眼を飼い主さんにお願いしたわけです。
猫はヘルペスからの角膜潰瘍じゃなければ治りやすいではあるんだけど、それでもやっぱり最初から点眼をMAXでお願いするわけです。

徹底的にとは言っても最初から手術なんていうのはちょっと乱暴なのでやっぱり基本は徹底的な自宅での点眼治療。
多くの場合はそれで問題なく治ることが多いかな。
ただそれでも治りにくい難治性の角膜潰瘍があることもまた事実だけど、それはまたいつかの機会に。

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イエメン024イエメン
ある宿の私が宿泊していた部屋。
窓には銃のインテリア。
といってもイエメンということを考えたらもう使わなくなった(使えなくなった)本物と思うけど。
いつのモノなのかわからないし、もしかしたら南北イエメンに分裂していたときのものなのかどうかももちろんわからない。

ただこの頃の平和なイエメンは今は無く、未だ内乱状態。
アラブの春なんて世界中が浮かれていたけれど、やっぱり混乱を招いただけ。
もちろん一部の国は平和が訪れたのかもしれないけれど、多くの国で未だ混乱は続いている。
「春」なんて偽りの春だったわけだ。
そういった報道がもうなされない日本ではアラブの春はイスラム諸国を民主化し、平和をもたらしたと思われている、もしくは忘れ去られているのは本当に残念。

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いる地域には普通にいる。
そして沖縄はその地域にばっちり入る。
ノミ
何度も書きますが、沖縄は感染症天国。
寄生虫、ウィルス。
ノミだって立派な寄生虫だし、様々な病気も媒介する。

ならしっかり予防するしかない。

本当は動画を載せようと思ったけれど、動画だとあまり近寄って撮れなくて、なんの動画かわからなくなってしまった・・・




当院に来る、いや他の病院でそうなんだろうけれど、ノミがついているのなんて当たり前。
日常茶飯事。
でもそれが当たり前であっちゃあダメでしょ。
我々ももっと色々な予防率があがるように努力をしないと。

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昨日の熱中症の番外編。
どんな子でも熱中症になる可能性はゼロではないし、どんな子でも気をつけて欲しい。
けれどやっぱり若齢の子や老齢の子で多いのは事実だし、短頭種や大型犬で多いのもまた事実。
じゃあなんで大型犬なのかということを今日はちょっと小難しい話で(笑)。

ベルクマンの法則(規則)って覚えてますか?
おそらく高校生物で習ったと思うのですが。
きっと忘れていると思います(笑)
恒温動物(鳥類・ほ乳類)は寒冷地に生息するものほど大型化するという法則です。
例外も多いので細かい突っ込みは止めてくださいね。

確か教科書に載っていたのはクマ。
寒冷地に住むホッキョクグマは大型のクマで、東南アジアの熱帯地方に住むマレーグマは小型のクマ。
というようにどちらかと言えば北の方が大きな種になるという法則。
例えば鹿。
ヘラジカなんてかなり大型の鹿ですが、沖縄に生息するケラマジカはかなり小型の鹿です。

じゃあなんでそういったことが起こるのか。
体重と「体表面積」が問題になってきます。
生物にとっては寒冷というのは厳しい環境で、いかに身体の熱が奪われないかということが大きな問題になります。
体表面積が大きければ大きいほど外気に触れる面積が大きいということ。
ということは体表面積が大きければ大きいほど熱が奪われやすいということ。

そこで「あれ?」と思いました?
そう、ホッキョクグマとマレーグマでは確かにホッキョクグマの方が体表面積は大きい。
身体が大きければ大きいほど体表面積が大きくはなります。
当たり前だけど。
じゃあ逆じゃないか!となるかもしれないけれど、ここで重要なのは「体重」と「体表面積」の関係。
熱は奪われるけど、恒温動物はその分身体が熱を作り出す訳です。
体重が大きければ大きいほど作り出す熱は大きなモノになります。
熱を作り出すのは主に肝臓と筋肉(これも高校生物でやりましたよね)。
身体が大きければ肝臓は大きくなるし、筋肉量も大きくなる。
だから身体が大きい=体重が大きいほど作り出す熱は大きくなるわけです。

じゃあ体重1kg当たりに作り出す熱はというと。
ほぼ同じという考え方になります。
肝臓自体は種類によって構造も機能も大きくは変わらない。
となるとホッキョクグマの肝臓1kgが作る熱とマレーグマの肝臓1kgが作る熱はほぼ同じ。
と考えるわけです。

じゃあちょっとあるモノを。

1kg=0.101m2
2kg=0.160m2
3kg=0.210m2
4kg=0.255m2
5kg=0.295m2
10kg=0.469m2

これは何かというと犬の体重を元に犬の体表面積を求めたものです。
ある種の薬は体重ではなく、体表面積を元に投与することがあるのでこういった換算が必要になってくるんです。

見てわかるとおり体重が倍になれば体表面積も倍になるわけではないというのがミソです。
体重1kgの子の体表面積は0.101で、体重1kg当たりの体表面積も0.101となります。
体重10kgの子の体表面積は0.469で、体重1kg当たりの体表面積は0.0469となります。

ということはですよ、体重が重ければ重いほど、体重1kg当たりの体表面積は小さくなる=熱を奪われる量が少なくなるということです。
逆に言えば体重が小さければ体重1kg当たりの体表面積は大きくなり、熱を奪われやすいということになるわけです。
寒冷地ではこういう事になりますが、熱中症=暑い時はどうなるのか。
暑いときは身体の中に熱が籠もらないように放熱して熱中症にならないように身体が調節してくれています。
人間だと汗とかで身体を冷やしているわけですが、この調節が間に合わないときに熱中症になるわけです。
だから暑いときはいかに放熱するか=外気に熱を逃がす、奪ってもらうかが大事になるわけです。
となると小型犬は熱を奪われやすい=熱中症のリスクが下がる。
大型犬は熱を奪われにくい=熱中症のリスクが上がるというわけです。

多くの例外はあるし、小型犬でも熱中症には当然なります。
が、一つの傾向として大型犬が熱発散能力が低くて、熱中症のリスクが上がるということはご理解いただけましたでしょうか?

でもくどいようですが、どんな子も熱中症になる可能性はあります。
小型犬だから大丈夫などとは思わずに気をつけてくださいね。

ザトウクジラ
沖縄 ザトウクジラ
体長15mくらいになる大型の鯨類。
沖縄だから大きくならないんじゃないの?と思われるかもしれませんが、彼らは繁殖のために温暖な沖縄にやってきます。

普段の生息地はやはり寒冷地であるアラスカのベーリング海。

でも出産子育てには厳しい環境。
だから温暖な沖縄にやってくる。
それだけ寒さというのは生物にとって過酷な環境。

でももちろん暑さも気をつけないといけないのはもうおわかりですよね。

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先日は季節外れの尿閉のことを書きました。
もちろんそういったことは忘れてはいけないし、気をつけなくてはいけない。
ただ、季節が関係しているものも十分気をつけないといけない。
今の季節のその一つが熱中症。
発汗などの熱処理が苦手な犬や猫はある意味人間よりも気をつけなくてはいけないかもしれない。
毎年のように人間でも熱中症疑いの人たちが病院に搬送されるニュースは後をたたないし、今年の長期予想は例年より暑いらしい。
熱中症
この子も先日熱中症(正確には疑い)で運ばれてきた。
写真はある程度回復してからの様子。

もちろん全ての子に起こりうることだし、そのためにはしっかりと水を与えて、水がきれることが無いようにすること、エアコンを使うなり、風通しをよくするなりの外的環境に気をつけることなんかをしてほしいし、しなくてはいけない。

エアコンをずっとつけっぱなしにすることは難しいかもしれないけれど、最低限しっかりと影を作ってあげる、風通しを良くするなんてことは考えないといけない。
湿度が高いところも気をつけないといけないし。
でもそれらは人間と同じ。

じゃあ犬や猫ではさらに気をつけることがあるのか?というとそれほどはない。
基本的には人間と同じ。
ただ、もちろん人間もそうだけれど、健康な子よりも持病がある子、成犬(猫)よりも子供や年寄り、普通の種(?)よりも短頭種、小型犬よりも大型犬、適正体重の子よりも肥満の子はより気をつけてあげないといけない。
前半はわかってもらえるだろうし、短頭種も暑がり(正確にはちょっと違うけど)なのは何となくわかるかもしれない。
ちょっと不思議かもしれないけれど、でもある程度は感覚的にはわかってもらえるかもしれないけれど、大型犬(結構多い気がする)や肥満犬も本当に注意。
とはいっても小型犬だから大丈夫というわけでもないし、適正体重だから大丈夫というわけでもないので、リスクが高い子達はもちろんのこと、全ての子達がちょっとした気の緩みで熱中症になってしまうこともあるのはしっかり頭に入れておきましょう。

あ、写真の子は無事元気になって退院していきました。

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ベトナム023ベトナム北部 山岳地帯

ベトナムが以前、北ベトナムと南ベトナムに分かれていたことは周知の事実。
もちろんそれは政治的というか様々な事が合ってのこと。
そしてそういった国はもちろん他にもあるけれど。

そういった分裂やその境界ラインがどうとかではないけれど、やっぱり北ベトナムと南ベトナムでは色々なことが違う。
民族も違うし、分離していたからという理由もあるから町中の雰囲気も違う。
日本の様に南北に長い国だから気候も違う。

ただ、そういった少数民族や多少の文化の違いとは別にやっぱり多くの雰囲気が違うんだな。
そしてベトナムとかそういったことに限らず気候的な意味も含めて南方が性に合ってる。
だって寒いの嫌いだし(笑)
で、どちらかと言えば南の人間の人間性の方が好きというか、気にならないというか。
テキトーというか大らかというか、いい加減というか、よくわからないけれど、やっぱり南に向かっている自分がいる。

もちろん旅をする上でも「南」という方角は重要なファクターではあるけれど、見たいもの、行きたいところ、撮りたいモノなんかがあると当然そんなのは関係なくなってくる。

少数民族の種類という部分ではベトナムに関しては北ベトナムに軍配があがる。
で、そういった少数民族を訪ねるために山岳地帯に向かう。
そしてその道すがらシャッターを切る。

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さすがに寒さはもうない近頃ですが。
となると寒い時期によくある病気はもちろん少なくなってはいくけれど、もちろんゼロにはなりません。
とある電話。
「猫がぐったりしてます。おしりから血がたくさん出てます」
話の内容からしたら消化管腫瘍の破裂????なんて考えたりして、とにかく来院してもらうことに。
で、触診をしてみると。
「ん????」
もう少しお腹を押すと、ボタボタボタ~~~~~と真っ赤な液体がしたたり落ちてきた。
おしりじゃなくて陰部から。
そして男の子。
結石
そう、消化管からの出血が肛門からでてきたんじゃなくて血尿。
そして砂がたっぷり含まれてた。
血液検査ではBUNぶっ飛び、クレアチニン12。
明らかに尿閉があったんだね。
急性腎障害かな・・・・

ということで即入院。

しばらくは尿道カテーテルをそのまま留置して、膀胱洗浄も繰り返して。


その後以外と早く血尿も止まったし、腎数値もきれいな数値に落ち着いたし。
尿道カテーテルを外しても順調に尿は出てたから無事退院。

冬に多い尿閉だけれど、でもそれはあくまでも傾向。
そのあたりは過去記事で。
寒くて・・・? ~膀胱炎~

もちろん急になったのかもしれないし、前からあったのかもしれない。
でも冬が終わったからもう安心というのは間違い。
冬が多いっていうだけで、それ以外の季節にならないということはない。
どんな病気でもね。
極端な話、冬でも状況によっては熱中症になるんだから。

いつも書くけれど、病気に対して神経質になる必要はない。
でもどんな時でも病気になる可能性はあるからほんの少しでも気をつけてあげてほしい。
少しでもおかしいなと思ったら病院に連れて行ってあげて欲しい。

この子は前日からぐったりしていたみたい。
で、次の日の夜になってどんどん悪化。
そして病院に駆け込んできたという状況。
確かに私もここ最近は尿閉は診ていない。
でも忘れた頃にやってくるなんて当たり前。

神経質にはならず、でも少し気にしてあげながら動物達と暮らして欲しい。

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ヨーロッパにも海の日ってあるんだね。
知らなかった。
European Day of the Seaって言うらしい。
で、その日にとあるデモ。
とあるベジタリアンの団体。
団体ってことですでにあやしい・・・・
別にベジタリアン自体は否定もしないし、食べ物の嗜好なんて人それぞれだからね。
で、何をデモで行ったかというと、魚のボディペインティングをして、「魚を苦しめないで」だって。
もうね・・・・

だったら「野菜を苦しめないで」ね。

それに畑を作る際には色々な生き物を排除してるんだけど、気づいているのかな。
人間が全てベジタリアンになるとしたら今の世界中の畑じゃ間に合わないはず。
とするとまた森林を切り開いて、そこに住む野生動物の生息圏を奪って畑を作る。
そう行った矛盾にはきっとちゃんとした彼らなりの論理があるのかもしれないけれど、きっと破綻している。

野菜だって果実だって生き物なんだよね。

land022-2
沖縄
釣った魚をおいしくいただく。
人間が生きていく中でおいしくいただくって素晴らしい活動だと思うけどね。

魚好き、肉好き、果物好き、野菜好き(結局おいしいものは何だって好きなんだけど)の私はこれからも魚も肉も果物も野菜もおいしくいただくのです。





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トルコ017トルコ
海外で何をしているかと問われても、ブラブラしながら写真を撮っているとしか言えない。

歩いて歩いて歩き回るんだけれど、だからと言って休まないとやってられない。
気負いすぎると何もいいこと無いからね。
だからチャイ屋で休み、屋台で休み、道端で休むのだ。

でもボーッとだけしていてもつまらないというか、少しは周りを見渡す。
見渡すだけの時もあれば、見渡すとカメラを構えたくなることもあるからそれはその時の雰囲気にお任せ。
休んでいるからこそ見える風景もあるし、何も見えなければその国、その町の雰囲気を味わって休めばいいだけのこと。

もちろんそれは日本での日常でも同じ。
今は飼い主さんから「休んでる?」とか「無理したらダメだよ」なんて心配してもらえるけれど、大丈夫、休むのも仕事のうちと思っているから。
休み時は休んでいるのだ。
だって休まず、ただひたすら獣医療に没頭していると見えなくなるものがあるはずだから。
旅や写真と同じ。
旅や写真と同じ気持ちで臨床現場に立つな!と思われる方もいらっしゃるかもしれないけれど、何もない時はひたすら勉強しろ!とおっしゃる方もいらっしゃるかもしれないけれど、適当な時間を過ごして、適当に何かを感じる時があるから見えてくるものがあると私は思っている。
むしろそこまで没頭すると見えなくなるものがあると思うから。

少し距離を置くことでもっといいものが生まれる、なんて胡散臭い格好いいことを本気で言い訳にしているわけです。

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