風の動物病院のブログ

沖縄県豊見城市の動物病院のブログです。病気の情報、日々の診察、日々の生活、そしてちょっとした遊び心の写真を載せていきます!もちろん色々な相談があればできる範囲で考えを述べさせてもらいます。

保護するというのは本当に大変なこと。
それをわかった上で苦労に苦労を重ねて保護をしてくださっている方、一方大変な子は他の人に丸投げして保護している気になってしまっている方など様々。
健康な子ですら大変なのに、先天的な疾患を持っているとなるとなおさら。
それでもしっかり治療してくださる方もいる。
それが一生続くとしても。


他の病院で雑音があると言われた子。
で、その原因は調べていないとのこと。
病院側も先天的に心疾患のある子を最後まで見てもらえると思っていなかったのかも。
見捨てられる、もしくは無治療のまま過ごさせると思ったのかもね。
実際にそういったことも少なくないだろうし。
で、セカンドオピニオン的に当院に来られた。
確かに雑音がする。
猫では時折脱水であったり、甲状腺機能亢進症であったり、もしくは全く原因不明の雑音が聞こえることはあるけれど、ここまではっきりとした雑音にならないことが多い。
明らかに心疾患があるのがわかる雑音なのだ。

PS
それを調べて欲しいとのことで来院されました。
僧帽弁は大丈夫。
大動脈弁も大丈夫。
肺動脈弁がおかしいのが示唆されます。










PS
で、血流異常が明らかになるわけです。
肺動脈弁狭窄症。
心臓の先天性疾患では比較的多いけれど、猫では犬に比べると少ないように思う。

おそらくこれが雑音の正体。
となると一生この子はこの病気と付き合っていかないといけないし、保護猫となるとね。
もらい手が見つかるのかどうか、もしくは連れてこられた方が一生面倒見てくださるのか。

 
怪我や治る病気ならまだしも、ある一定割合で治らない先天性疾患は存在する。
我々からすれば飼い猫も保護猫も同じ病気なので治療は同じ。
保護した子が先天性疾患だとしたら?
そういったことまで考えての保護がこれからは必要だと思う。
もちろん丸投げをしないことを前提に。

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相変わらずの子宮蓄膿症。
このブログではとても多い気がする(汗)
原因はもちろん避妊手術をしていないこと。
避妊手術をムリに推し進めることはないけれど、避妊手術をしないのであれば子宮蓄膿症という病気のことは絶対に知っておいて欲しいところ。
このリスクだけは絶対に知っておかなくてはいけないと思うわけです。

エコー像
そして子宮蓄膿症になるわけです。
100%ではないにしてもやっぱりかなりの確率でなると思う。
そしてその症状であったり、気をつける時期なんかも知っておいて、早くに処置しないといけない。
この飼い主さんも知らなかったし、中々そのリスクがピンと来ない状況だったんです。






開腹
とにかくこの病気は命が危ないこと。
でも手術をきちんとクリアすれば元の通り元気に過ごせることを説明してなんとか手術の許可をいただきました。
私の手の大きさと比べてその大きさがわかっていただけると思います。









膿汁
そして術後。
飼い主さんの目の前で摘出した子宮を切開。
すると膿汁が溢れ出てくるわけです。
ここで実は大変な病気だったと初めて認識できる方も少なくない。
この飼い主さんも実はそうだった。

実はこの子は来院時にはあまり状態は悪くなかった。
なので飼い主さんも「命の危険が・・・」ということにピンと来ていなかったのです。
でもいつ急変するかわからないのもこの病気。
この子のためにも手術を決断して欲しいとお願いしたわけです。
もちろん費用はかかるけれど、それでも10数年一緒にいたわけだから、そして人間を癒し続けてくれたわけだから。
そして最後にやっと許可が下りたわけです。

一昔前ならお願いは飼い主さんが病院側にというのが当たり前だったのかもしれない。
でも今はそんなことを言ってられない。
こちらから頭を下げてでも治療をお願いしないと命にかかわることもあるんです。
それで助かるのならね。

でもこの切開を見て手術してよかったと言ってもらえたのならそれでいいとも思うのです。
 
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最近とかく検査の重要性を思い知らされることが多々あります。
症状だけとか、一部分の検査ではわからないことも多くあって、検査しておいてよかったと胸をなで下ろすことも結構ある今日この頃です。

で、とあるわんちゃん。
おしっこの異常で来院されて、その正体は尿検査でわかりました。
尿検査まではおそらく多くの病院はするはず。
いや、そんなこともないな。
症状だけ聞いて膀胱炎なんて診断をつけて、薬だすだけなんてこともあるか・・・

じゃあさらに何をするかというと画像検査とならざるを得ない。
そこでエコーを使うわけだけれど、もちろん膀胱炎を疑うならば膀胱を見る訳なんだけど、尿ってどこでつくられているかというともちろん腎臓なわけです。
ならばやっぱり腎臓も見ないといけないのかななんて思ったりして。

右腎
その子の右の腎臓。
確定ではないけれど腎結石があるかも?
でも今回の症状とは関係ないかもしれないけれど、今後のことを考えれば・・・
と思う。

処置をするのであれば腎臓を切開して取り出すということなんだけれど、実はこの子・・・





左腎萎縮
左の腎臓が既に萎縮してしまっている。
すなわち腎臓が機能していない可能性が大。
となると腎結石の手術はできない。

あとは右の腎臓の白い影が腎結石ではないことを祈るか、結石が腎臓から尿管に落ちて尿管結石としてつまらないことを祈るのみ・・・

実は片方の腎臓が萎縮してしまっているなんてことは珍しいことではない。
でもこれは血液検査ではわからないのです。
末期の腎不全にならないと。

そして慢性腎臓病も急性腎障害もその根底には膀胱炎や結石などの既往歴があることが多い。
となると今後は単に膀胱炎とか単に結石とかではなく、腎臓の長期的な評価も必要なんだと思うんです。
もちろんその分、検査をするわけですから飼い主さんには少し負担はかかるのかもしれません。
でもエコーぐらいならそれほどご負担を掛けずに済むのかなとも思う部分もあって。

この子は今のところ腎数値は上がっていないし、右の腎臓が頑張ってくれているのだろうけれど、それでも今後は残っている右の腎臓を大切にしながら生活していってもらうことになるわけです。

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goby55-2沖縄

今日は写真だけで・・・・













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病院で最初にみなさんが伝えることは「○○がおかしい」とか「下痢なんです」というようなことだと思います。
そしてそれを主訴というのですが、その主訴ももちろん様々。
そして口腔内となると大抵が「口の臭いが・・・」というものがほとんど。
もちろん中には「歯周病が気になって」とか、「歯石が」というのも多い。

その中で「臭い」というものが結構人によって感じ方が違ったりするのだけれど、
そしてその理由の一つが「慣れ」。
その臭いに人間はある程度慣れてしまうのです。
そしてその慣れで「少し」なのか「結構」なのか「かなり」なのか「とんでもなく」なのかが分かれてしまうのだ。

そしてとあるわんちゃん。
臭いが気になると言うことと歯周病が気になるということで来院。
そしてその臭いは・・・・
患者さんには悪いけれど、「少し」なんてもんじゃない。
悪臭には慣れているはずの我々でも気分が悪くなるほどの悪臭。
診察が終わったあとも診察室にず~~~~と残るほど。
通常だったらこれで一緒に室内で暮らせないのでは?と思うくらい。
言い方は本当に失礼だけど。
でも飼い主さんにとってはかわいい我が子であるのと同時に急に臭いが強くなるわけではなく、徐々に強くなるし、それに伴って人間側がなれてしまうのです。
なので我々が感じるほどの臭いを感じていない。

抜歯
というわけで歯科処置を施すことになるのですが、いつもの歯科処置というわけじゃなくて、もはやほぼ全ての歯を抜くしかない。
それほどひどい状態。

じゃあなぜそこまで放っておくのか?
一つはやっぱりまだ犬の歯科というのが浸透していないということ。
そして悪臭にも慣れてしまうということ。

それほどまでに人間の慣れというのは言い意味でも悪い意味でもすごいのです。


でもこれは動物にとっても人間にとってもいいことではない。
となるとやっぱり我々獣医療に関わっている人間であったり、ショップやブリーダー、譲渡団体などが啓蒙していく必要があるわけです。

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眼科疾患もたくさんあるのだけれど、その疾患を確かめるためにも一つ一つ確かめていかないといけないことも多々。
中にはなんでもかんでも点眼だけ出してってことも目の当たりにするのだけれど、病気によっては使ってはいけない点眼薬もあるのでそこは慎重に。

そして「涙」
涙の量が多くなる病気もあれば、少なくなる病気もあるわけです。
前者の方が圧倒的に多いけれど。
シルマーティア
その涙の量を測定する検査。
シルマーティア試験紙。
犬であれば1分間の測定で10~20目盛りまで進むのが通常。
それより少ないとドライアイ、多いと涙が多いと判定。
しかも通常は左右に差はほとんど無し。

この子は涙が多いという主訴出来たのだから多いのは当然なんだろうけれど、実際に測定すると目盛りは26。
左の16に比べると明らかに多いのがわかるのです。

充血
そして眼も充血していて、なんらかの眼病であることは間違いないわけです。
これだけ充血していれば痛みやなんかもあるだろうし、そういった刺激で涙が多くなるわけです。

我々人間もちょっと眼にゴミが入っただけでいたいし、涙が出てきますよね。







フローレス
で、この子は角膜潰瘍。
ちょっと皮膚にトラブルの多い子なので、もしかしたら身体を擦っている間に眼も間違って擦ってしまったのかも。

そしてこの角膜潰瘍は想像以上に痛いみたい。
人間でもなったことのある人に聞くとかなり痛かったらしい。

なので痛みを抑えつつ、まず皮膚の痒みも抑えつつ、しっかりと点眼をがんばってもらって。

この子は数日ですぐによくなりました。
問題にならないことも少なくはないけれど、涙が多いかな?
特に左右で涙の量が違うかな?
なんて思ったらやっぱり早めに受診するのが吉。

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wide3-1-2沖縄 恩納村

元々せっかちな人間ではあるけれど、でも何も考えずゆっくりとした時間・空間を楽しめる部分も持ち合わせていたはず。

そんな時間・空間は作れるはずなのに、いや、作ってはいるはずなのになぜか頭の中や心の中はせかせかしていることに気づかされる。

何を焦っているんだか・・・・











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昨日は2兄弟のFIV検査のことを書きました。
FIVは母子感染も起こすので、兄弟ともに陽性であることは特段不思議ではありません。
では兄弟のうち1匹検査をすれば他の子も同じなのかというと、もちろんそうではありません。
感染というのはある意味確率の問題で、運不運も当然関わってきます。

FIV陽性・陰性
とある保護された4兄弟のネコちゃん。
1匹だけFIV陽性の反応が出てしまいました。

さて、こんなことがあるのか?という疑問ですが、当然あります。
感染症は確率論でもあります。
曝露されたからといって必ず感染するというものではないし、感染力が弱いからといって感染しないわけではないのです。
もちろん予防できるものは予防する必要はありますが。




さて、ここからは人間の(古い)お話。
HIVもFIVも感染経路の一つとして垂直感染(母子感染)があります。
FIVは一応胎盤を通過する可能性もあるそうなんですが、FIVもHIVも基本は出産時の感染。
まだ人間で予防や治療が発達する前、自然分娩での母子感染の確率は50%というのを何かで読んだ(古い)記憶があります。
今は母胎への抗レトロウィルス薬の投与、出産後に新生児への抗レトロウィルス薬の投与で新生児への感染を抑えられるようになりました。
その前は自然分娩の50%に対して出来るだけ出血を抑えながらの帝王切開で感染をできるだけ防ぐというのが対応策でした。

昨日の子は2匹とも検査陽性。
今回の子達は4匹中1匹。
単純に計算すると6匹中3匹が陽性。
もちろんおそらく母親がFIV陽性と仮定しての話だけれど。
でもやっぱり50%くらいになりそうだよね。

でももちろん昨日も書いたけれど、抗体検査はあくまでも体内の抗体を見ているもの。
感染の直接の証拠にはならないし、母親の移行抗体ももしかしたら残っているかも?という月齢。
なので今回陽性の子も2~3ヶ月後に再検査。
この子達は2匹はご自身で引き取って、2匹は里親に出すとのこと。
陰性転化してくれればいいんだけど。

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子猫の保護猫が多かった一時期。
もう少し続きそうな気もするけれど。
そしてその子達はそのままそのご家庭の子になる場合もあれば、里親さんを探すことになる子も。
問題なく里親さんが見つかればいいのだけれど、その前にやっぱり感染症はチェックしておかないといけないと思っているわけです。
ノミなんかかの外部寄生虫であれば、確認はできなくても駆除はまずやってもらうことにしているし、糞便中の寄生虫ももちろんチェック。
そしてもうひとつ大事なのがウィルス感染症。
当院に保護して連れてこられる方はその当たりの説明をさせてもらうと、しっかりチェックしていただけることが多い。
しっかりチェックしてから里親さんを探すということを理解してもらえています。


FIV陽性
とある兄弟猫。
ある方が保護してくださり、そのまましばらくは自宅で管理してくださっていました。
そしてある程度大きくなったところでウィルス検査に来ていただくことに。
そして結果は2匹ともFIV陽性、FeLV陰性という結果に。
残念ながらFIV陽性。
でも、かなり陽性ラインが薄い。
こういったキット、FIVは抗体検査、FeLVは抗原検査となっています。


ん????となってしまった方。
ちょっと説明です。
抗原検査はウィルスそのものを検出する検査。
すなわち抗原検査陽性ということはそのウィルスが血液中に存在していると言うこと。
すでに感染している可能性が高いということになります。

抗体検査はちょっと解釈が違います。
抗体は病原体の侵入後に免疫機能によって作られるもの。
そしてその病原体を攻撃してくれるものです。
予防接種というのはこの抗体をわざと作らせるものとご理解していただいていいと思います。
が、あくまでも抗体検査は病原体を感知するものではなく、抗体を検知するもの。
これが意味するものは????
実は抗体の存在は「現在感染している」もしくは「過去に感染したことがある」形跡ということになります。
抗体がある=感染というわけではないのです。
抗体によって病原体が排除されてもしばらくは(もしくは永久的に)抗体は残るわけです。
人間でも「はしか」は一度かかるともう大丈夫というのは抗体がほぼ永久的に残るわけです。
「破傷風」はその抗体が約10年維持されます。
その一方で一時的にしか継続しない抗体もたくさんあるわけです。
なので現在もしくは過去の感染の証拠としかならないのです。

さらに子猫の時は母親からの移行抗体の影響がでることもあるので、この子達は実際には過去にも感染していない可能性もゼロではないわけです。
なので、今回FIV陽性となったのですが、2~3ヶ月後に再検査。
その時に陰性と出れば陰性と判断していいだろうし、やっぱり陽性と出れば陽性と判断していいと考えるわけです。

なので里親さんの元に行くのはもう少し先、もしくはこれらのことを理解していただける里親さんに譲っていただくということになりました。

陰性転化するといいんだけどなぁ。

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IMG_0161今日は祝日。
なので一般外来診療は午前中のみでした。
そして大雨。

実は当院は土日祝祭日は外来は暇なことが多い。
そして雨の日も暇になる。
ということでそれらのすべての組み合わせである土曜日の祝日の大雨となった今日は結構暇な外来でした(涙)

他の先生に聞くと土日は結構忙しらしいので少し焦りはするけれど、当院は普段は21時までの診療でこれは沖縄では一番遅くまでやっている病院なんです。
なので勝手な想像ではあるけれど、土日に行かなくても平日でも仕事終わってからゆっくり行けるのでわざわざ土日に行かなくて平日に行けるからと思ってもらえてのことなら本望。
と勝手に自分で自分を慰めることにしています(笑)

あ、写真は今日ではなくて。
先日久しぶりに犬の散歩コースを変えて高台に行ってきた時。
今日は大雨すぎて散歩が病院周りだけ。
うちのわんこは雨に濡れるのが大嫌いなのです(笑)

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以前にあるCMのフレーズのことを書きました。
 記事はコチラ
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  チーターは肉しか食べないのに、どうして栄養バランスが偏らないんだろう

今日は人間のお話。
とあるネットニュース。

以下抜粋です。

厚生労働省が「健康日本21」で示した「健康のため摂るべき野菜の量は1日350グラム」という数字ですが、そこに科学的根拠はなかったようです。

  中略

「野菜1日350グラム」は根拠なし。無理して野菜を摂取するべきか?

厚労省が「野菜1日350グラム」と言い出したので、そのまま「野菜を取らなければならない」と思っていましたが、フトしたことでその根拠を調べてみたら、「日本人がおおよそ1日280グラムを食べていること、野菜は多めに摂る必要がある」というたった2つの根拠で350グラムとしたことがわかりました。

とまあ、続くのですが、このあとは別にいいかな。

そりゃそうだろと思った記事です。
「野菜 350g」で画像検索してみてください。
結構な量です。
青汁なんかのCMでも「これだけの野菜を取ることは難しい」から青汁とかね。

科学的根拠がないということもそうだけれど、まず普通に考えてというか進化学的に考えておかしいと思いません?
もしそんなムリな野菜量を本当に人間が必要とするのであれば、進化の過程で淘汰されるはずと思うわけです。
だって、ムリして食べないと(健康的に)生きていいけない生物が他の生物との競争や環境変化に耐えて淘汰もされず生き残るなんてかなり厳しい。
もちろん多くの生物がのうのうと食や栄養的に余裕をもって生息している訳じゃないけれど、どう考えてもあの野菜350gが生物学的に必要用だとは思えないんです。
医学的にはどうなのかわからないけれど、少なくとも生物学上、進化学上350gというあの野菜量を摂取しないと健康的に生息できないなんてことはあり得ない。

とまあ、ずっと青汁のCMが目に入る度に思っていたわけです(笑)
いや、思っていただけじゃなく、CMに一人で(声を出して)突っ込んでいたわけです(もっとあかんやつ)

もちろん野菜も必要だとは思うよ。
でも青汁にしないととか、粉末にしないととか、カプセルに濃縮しないと得られない栄養価なんてね。

もちろん例えばモグラなんて代謝が激しすぎて一日中食べていないと維持できないという動物もいるし、でもそれはそれだけの環境があったからだろうし。
そしてミミズや土壌中の昆虫が少なくなった現代においては淘汰されつつあるし、モグラなんてもはや見ることはほとんどなくなったはず(一部地域を除く)。

なので食べなくて言いとは思わないけれど、やっぱり野菜350gなんてムリして取る必要はないしと思うし、何事もそうだけれど、やっぱりバランスだよねと思う。
でも時には肉だけ食べたい!なんて思うこともあるんだけどね。
それはそれで間違っていない、身体が欲している栄養素ってことで自分で黙認しているわけです(笑)。

IMG_5139
受付カウンターにて
かなり仕事の邪魔にもなるし、かなり偉そうだけれど、でも看板猫としてはアピール成功だと思う(笑)












動物種によって必要な栄養は違ってくるのは当たり前。
人間だ野菜が必要だから猫にも必要というわけじゃないし、チーターの話でも書いたけれど、猫は肉食だから植物由来のものがいらないというわけでもない。
犬は肉食に思われているけれど、肉食に限りなく近い雑食だし。


ただ、人に飼われている以上は野生と全く同じにすることは不可能だし、でもそれに近いものを上げることで栄養的なバランスも取ってあげたいし。
実は難しかったり、ある程度適当でもよかったりするのが実は栄養なんじゃないかと。
でないと生き残っていけない。
そして生物は生き残るためのかなり厳密な栄養管理を自身の身体で行っている、もしくはそういった環境下でのみ生息しているとかね。

難しいようで、簡単なようで、やっぱり難しいのがやっぱり生物のおもしろいところ。
偏食の生き物(栄養要求が厳しいなんて言い方します)なんて実は進化学上かなりおもしろいバックグラウンドがあるんだよね。

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血腫さらに続きです。
ここが割れて出血していたところっぽい。

問題はこの腫瘤がなんなのかということ。

先に結論を言ってしまえば病理検査の結果は血腫。
いわゆる「血豆」です。
そう、腫瘍とかではなかったわけです。
なので予後は良好。

これが悪性腫瘍なら場合によっては手術をしても予後不良だったりするわけです。


割れ
こっちも割れてんのかな????

血腫の原因はよくわかりません。
でもいつ割れて腹腔内出血を起こすかわからない。

なので手術をしてしまえば予後は良好だけれど、出血の具合によってはそのまま失血死ということもありうる。
そしてそれはいつ破裂するかはわからないのが嫌なところ。



そして話は元に戻るけれど、病理検査の結果は血腫で腫瘍でもなんでもなかった。
そして脾臓の腫瘍と言えば、実は色々あるのだけれど、一番多いのが「血管肉腫」と呼ばれる悪性腫瘍。
名前の通り血管に発生する腫瘍だから実は脾臓以外の血管にも広がっている可能性は十分にあって、手術をしても予後が厳しいことも実は多々あるわけです。

そしてそれは病理検査の結果を待たなくてはいけないわけだけれど、実は脾臓の血管肉腫には少しデータがあって、犬種ごとの血管肉腫の割合(確率)が一部わかるんです。

それは脾臓に腫瘤があった場合にそれが血管肉腫である確率なんですが、この子の場合の犬種で言えば約30%。
言い換えれば30%の確率で血管肉腫である可能性があるということ。
そしてそれを高いと見るか、低いと見るか。
あくまでも確率論だけど。
今回の飼い主さんにとっては低い確率に感じたようで、「あ~~~、そんなものですか。じゃあ大丈夫かもしれませんね」というお答え。
もちろん30%であろうが、50%であろうが、10%であろうが、それを必ずしも楽天的にとらえる必要も、悲観的にとらえる必要もなく、あくまでも確率論。

そして今回の場合は30%には入らず、血腫という結果に。

我々は時には確率や平均余命なんて数字を出すけれど、でもそれはあくまでも目安であったり、平均であったり。
それから大きく外れることも、やっぱり当たることもあるのが数字。
なのであまり悲観的にならず、かといってあまり楽天的にもならず、数字は単なる数字と思ってもらって、まずは目の前の子のために何ができるかが大事なんじゃないかと思っているわけです。

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さて、昨日の続きです。
透き通るような白い眼をした子。
その正体は脾臓破裂だとわかりました。
となるとさらに大きく破裂し、大出血の可能性も残されている。
ということで緊急開腹手術となるわけです。


お腹を開けるとお腹の中は血液で一杯。
お腹の中の写真は撮れていませんが。
その血だまりで臓器が全く見えない中、手を突っ込んで脾臓を探り当てて、脾臓を引きずり出します。

開腹
あった、あった。
大きな塊が。
意外ときれいだけどね。

ただ、脾臓の場合はこの部分だけを切除というわけにはいかない(技術的に)。
獣医療域では通常は脾臓の全摘出。








術中
脾臓は脾臓に沿って大量の血管が出入りしているのでその血管を一つ一つ処理していきます。
(嘘、いくつかの血管をまとめて処理します笑)

なのでそこに時間がかかる。



 




脾摘
ということで無事摘出。
もちろん出血も止まります。

さて、問題はこの腫瘤が何か?ということ。

そしてその確率は???

ということを明日は書きます。

え?引っ張りすぎ?
でも一度に書いてもこんがらがるかなと思って。



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以前、目は口ほどにものを言うなんてことを記事にしたことがあります。
 記事はコチラ→目が赤い! 〜目は口ほどにものを言う その2〜

もちろん目は眼科疾患を見る上で大事ではあるのだけれど、眼以外の病気を知らせてくれることも多々あるわけです。
強膜
とある元気がなくなったわんちゃん。
身体検査をしていく上で眼を見てみると・・・
白目が白い!
って、当たり前か・・・
写真ではわかりづらいけれど、白目が透き通るように白いんです。
透き通るように白いなんてのは確かに女性からすればお肌だったら最高!なんて思われるのかもしれませんが、白目が本当にきれいなほど透き通った白さというのは実は危ないサインの可能性も。

実はなんらかの原因で「貧血」を起こしている可能性があるわけです。
この子の白目(強膜)は明らかに白すぎたんです。
写真じゃわかんないよね(汗)

じゃあなぜ貧血を起こしたのか?
本当に起こしているのということから始めるわけです。

もちろん血液検査も同時に行いますが、そこは同時並行で血液検査の結果が出るまでの間に私はエコーを取り出すわけです。
そしてお腹にエコーを当てると・・・・

脾臓マス
お腹の中に腫瘍みたいな塊が。
そしてその場所はおそらく脾臓。

これが原因だろうね。
となるとさらに確認しないといけないのは・・・



 





腹水
腹水の存在。
貧血があって、脾臓に腫瘤があって、すぐ側に液体貯留(腹水)があるとなれば、おそらくこの液体は血液。
そう、脾臓の破裂による出血=血腹ということになるわけです。

これで貧血の原因がおそらく確定されたわけです。

そしてお腹の中で出血しているとなればもちろん緊急手術となるわけです。


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小休止情けないことにお疲れモードに入ることが増えてきた。

昨日も午前のみの診療だったはずが、お昼から緊急手術、そして夜中にも緊急手術。

そんなのが平気でこなせていたのに、やはり年齢には勝てないのだろうか・・・

なんて言っていたら今日の診療はヒマだった(笑)

まあ、うまくバランスが取れているんだろうね。

でもちょっとはリフレッシュをと密かに計画中(笑)

今月ももう少しで終わり。
がんばらねば!




唯一の心配は寒くなってきたこと・・・・

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高齢の女の子のわんちゃんで陰部から出血。
とくれば当然我々は子宮蓄膿症や子宮血腫を疑うわけです。
そして疑えばそれを確定するための検査を進めていく、そして診断を下すという流れです。

そういった状況で来院されたとあるわんちゃん。
かなりの高齢。
でも血液検査ではCRPは実は正常だった。
子宮蓄膿症であればまず確実にCRPは上昇します。

そしてエコー検査。
エコーでも子宮が確認できない。
正常子宮は実はエコーでは確認できない(ことになっている)。

あれ????
そして出血の色は実は結構きれいな赤色。
膣スメア
そしてその出血している血液を観察してみると、出てきている細胞は赤血球と有核上皮細胞。

子宮蓄膿症であれば好中球が出てきてもおかしくないし、細菌も見えるはず。

赤血球+有核上皮細胞となると
発情初期の出血・・・・





この飼い主さんだけではなく、結構多いのが「もう高齢なので生理はないと思っていた」「ウチの子はもう生理が止まってます」というもの。
実は犬の発情出血は人間の生理(月経)とは全く違ったもの。
そして犬には閉経がない。
一生性周期はあるわけです。
ただ、高齢になるにつれて出血量が減ってくるので目立たなくなって「閉経」と思われることが多いわけです。

もちろん今回の子もおそらく発情出血。
ただ、今まで出血がなかったにもかかわらず、出血があったということは子宮疾患である可能性は否定できないけど。
なのでしばらくしてから再検査にはなるけれど。

ということで多い少ないはあるけれど、実は犬の発情(性周期)はなくならないわけです。

でも子宮蓄膿症でなくてよかったねぇ!

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定期的にやってくる救急として異物、誤食があります。
このブログでも何度も書いているけれど、気をつけていても動物はどうしても・・・
ということでやっぱり無くなることはないだろうな。
普段口にしないけれど、でも気をつけているけれどなんてことが当たり前に起こる。
もちろん何度も何度もというのであれば気をつけているポイントが違うのかもしれないけれど。

なのである程度は致し方のないことかもしれない。
となるとやっぱりいかにすぐに取り出すかということに尽きるのかなとも思う。
ゴム紐
ゴム紐を飲み込んだというネコちゃん。
飲み込んですぐに電話をいただきました。
なら吐かせましょうということで催吐処置を行うわけです。

多くの場合はこれで大丈夫。
今回もしっかり吐き出してくれました。

問題は吐いても出てこない場合。
当院には残念ながら内視鏡がない。
となると時には内視鏡がある病院を紹介したり、設備を私が使わせてもらったりと。

それでも早めの処置が大事なことには変わりがない。
気づかないのが一番怖いからね。
これが腸に行っていれば開腹手術になってしまうし、気づくのが遅ければ腸の壊死、そして腸の切除なんてことにもなりかねない。

誰が悪いわけでもないけれど、でも時として起こってしまうし、無くなることもきっと無い。
それでもやっぱり気をつけてあげないといけないこともまた事実ではあるんだけどね。

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このブログも色々な方に読んでいただけてるようで、光栄なようで、恥ずかしいようで。
当院に来られる飼い主さんも「読んでます!」とか、「読んでて気になったんですけど」と言ってもらえて、我が子のことに今まで以上に考えてもらえているのかなと。

ただ、私の口の悪さはみなさんもご存じだとは思います(笑)
その中で別の病院の先生に言われたのが、「他の病院の批判」云々。
そして「それはどうなの?と思う部分があるし、そう思っている先生もいると思うよ」ということ。
実際にそう思われても仕方がないと覚悟しながら書いているのですが、個人的に他の病院を批判して、「当院だけはしっかりした病院なんです」なんてことを言っているわけではないつもり。

ではなぜ「批判的」ととらえられることや、別の病院ではこうだったけれど、実は違うんだなんてことを書くのか?

それは批判されることのない業界は衰退していくからというのが一つ目の理由。
全ての事が肯定されているようでは改善されることはないし、それは獣医療にとっても飼い主さんにとってもよろしからぬことだと思っているわけです。
私も常に最新の情報は手に入れようとは思っているけれど、でもできていないのも確か。
でもその情報を発信していかないと飼い主さんにとっても失礼に当たると思っているわけです。
なのでどうしても「批判的」にならざるを得ない時があるわけです。

そしてもう一つは自分への戒め。
「批判的」に書くのは他者(他の病院であったり獣医師であったり)を批判したり、貶めるためのものではなく、自分への戒めなのです。
偉そうなことを言うからには(偉そうに言っているつもりは本当はないのだけれど)、自分自身がちゃんとしなくてはならないし、間違いや勘違い、見落としなんかが本当に怖くて、ブログでつづることによって常に緊張状態を保とうとしているわけです。
何もしなければ日常に流され、どこかで安心、安堵し、診療が悪い意味でルーティン化してしまい緊張感を失ってしまうのが自分自身怖いわけです。
私自身が超楽天家な性格に超悲観的な性格を持ち合わせているややこしい性格なので(笑)

なのでこれからも口は悪く、悪態もつくけれど、それは他者サゲ、自分アゲのためなんかではなく、私自身への戒めであると同時に多くの飼い主さんや動物がよりよい医療を受けられるようにと町医者風情が背伸びをしての行動とご理解いただければと思います。

態度
ハイハイ、すみませんね・・・・

てか口はともかく態度は君も相当なものだと思うぞ?????












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さて、昨日の指先が腫れてきたわんちゃん。
いよいよ手術となりました。
外観(オペ前)
最初の診断の時より腫れてきたかも。

さて、悪性腫瘍である軟部肉腫組織であるとなると、出来るだけ広範囲で取りたい。

でも高齢で大型犬と考えると出来るだけ今後の歩行に支障がないようにとも思う。
その当たりが葛藤なんです。







レントゲン
レントゲンでは骨破壊はなさそう。
他の指への干渉はちょっとわかりにくい。
でも手の甲の骨は残して、人差し指は全て切除という感じになりそうです。

問題は切除後の縫合。











切除後03
なんとか切除は完了。
問題は皮膚をどう縫うか。
指先の皮膚は他の場所ほど伸びない。
できるだけ剥離したとしても血流が少ない指先の皮膚はあまり剥離しすぎると壊死する。
無理矢理引っ張っても壊死したり、縫合糸で皮膚が切れたり。
なのでこの場所の手術は結構やっかいなのです。
出来るだけ広範囲に、できるだけ小さくという矛盾、もしくはその中間点をどこまで良しとするか。
それが一番やっかい。
一応これも何の考えもナシに切除しているわけではなく、その後どうやって縫合するかを考えながら切除するわけです。
縫合
で、皮膚にムリなテンションがかからないように縫合。
小さく切り取ればテンションはかからずに済むけれど、腫瘍が取りきれない。
がっつり腫瘍を切除しようとすると皮膚が寄らない=縫合が出来ない。

指先の腫瘍のやっかいさがここにあります。
 





そしてこの子の場合はこれが精一杯の切除でした。
そして病理診断は残念ながら「おそらく不完全切除」でした。
切除した組織の断端に腫瘍細胞が少数ながら観察されたようです。
となると局所再発の可能性も十分あり得るわけです。

となると取り残した細胞を叩くために抗癌剤治療も行うことに。
今のところ局所再発はなく、抗癌剤の副作用も最小限でがんばってくれています。

これが皮膚が伸びない場所というやっかいな場所なのです。
もちろん力量不足というのもありますが・・・・

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ここにこれか~~~~なんて思うことがある。
どこに?
なにが?とお思いでしょうが(笑)
外観
指先が腫れてきたというわんちゃん。
これだけ見るとよくある指間膿瘍と最初は思ったんだよね。

でも膿瘍にしては少し堅い気もして。
膿瘍なら針を刺して膿が抜けるし、そうじゃないなら細胞診をすればいいしということで針を刺してみたわけです。







細胞診高倍
あ・・・・・
腫瘍細胞が取れてきた。
しかも悪性っぽい。

何かの肉腫か何かか????











カラードップラー
エコーも当ててみると膿どころか完全に腫瘍の様な塊が見えたわけです。

こりゃやっぱり腫瘍だね。
血管もしっかり入り込んでいるし(色が付いている部分)。

となると手術か。
でも場所が場所だけに結構やっかいだぞと思いつつ。




一応細胞診の結果は「軟部組織肉腫などの悪性腫瘍を疑う」でした。
やっかいだけどやっぱり手術しないとね。

何がやっかいなのかは明日の記事でわかると思います。

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沖縄は実は色々な制約・制限があります。
それが一般の方にも影響があるものから、そうでないものまで。
その内の一つが物流。
陸路での輸送が出来ないのが沖縄。
航空便と船舶便のみ
なので先日のような大型の台風のあとは物流が滞ることもある。
ただ、それは仕方がない部分もあって。
飛行機も飛ばないし、船舶も航行できないのでどうしようもないのです。

が、動物病院にとってこの物流に制限がかかることは結構致命的であったりする。
このブログでも尿検査が実は結構大事なんてことを書いてきたわけだけれど、そしてその多くが院内で検査できるものでもあるのだけれど、検査センターに送らないといけないものもある。
で、実は当院はしばらくUPC(尿蛋白クレアチニン比)の検査を実施できないでいました。
UPCが大事だ!なんて言っていたにもかかわらず。
実はそれは沖縄から尿を航空便で輸送できなくなってしまっていたから。

船便でなら輸送はできるんだけれど、1週間もかかってはどうしても検査ができない。
そんな古い尿では全く信頼性がないのだ。
とほとほと困りながら検査機器を買うかな・・・
いくらくらいかな・・・
なんてことを考える日々を過ごしていました。

尿検査機
じゃ~~~~~~ん!!!!!

尿検査機!

実は以前からなぜか私を応援してくださるとある先生が開業2周年のお祝いとして送ってくださった。
申し訳ないやら、ありがたいやら。

動物用血液検査機の中にはUPCを測れるものもあるけれど、そのために血液検査機器を買い換えるほどの金銭的余裕はない。


本当にありがたい。
尿検査
で、UPCだけではなく、その他の項目も充実。
pHなんて工業検査用のとか、熱帯魚の水槽用のやつなんかを買おうかなとかなんて色々考えていたんだよね。
結構私の価値観での検査項目を考えると色々なものをバラバラでしかも場合によっては医療用でないものもそろえないといけないかななんて思っていたりして。
でもこの機会の導入(というよりも頂き物)でかなり助かった。


○○先生、ありがとうございます!

なんて思っていたら実はまたとある問題が出てきた・・・・
実は尿だけではなく、血液も送れなくなったのだ。
精確に言えば、血液は以前から送ることはできなくなっていたのだけれど、とある検査会社がある輸送会社と契約してくれていてその検査会社を通じて送ることができていた。
そしてつい最近、その輸送会社が血液(血清・血漿)の航空便輸送の中止を決定しました。
「船便で常温ならできます」って・・・・
いや、ムリだから・・・・

院内で測定できることがほとんどだけれど、一部できないものもあって、どうしたものか・・・

結果論としては再開できるかどうかは別として、こんな時こそ獣医師会が動いてくれればなとも思う。
県知事も変わったことだし、輸送会社も含めてその当たりにもなんとか交渉してくれないかなあ・・・

沖縄の動物のためにも。

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避妊・去勢手術の助成金の申し込みの受付をやっています。

そして避妊手術、去勢手術は健康な子にメスをいれる特殊な手術でもあります。
健康だから大丈夫とかというのは全くなく、むしろ別の緊張感に襲われます。
他の手術と違ったプレッシャーが・・・・

なので当院では避妊手術・去勢手術を軽く見ていません。
他の重症の子の手術同様、しっかり準備をして望んでいるつもり。

静脈点滴
全身麻酔をかけるのだから、お預かりをした時点で血管を確保して、点滴を流し始めます。
これすらやっていない病院があるのが現状。
やっているところは当たり前にやっていますが。

そして同時に術前に鎮痛剤としてNSAIDs、ブプレノルフィンを投与。





硬膜外麻酔
そこまでいらないと周りに先生に言われてしまうこともあるけれど。

硬膜外麻酔。
痛みを抑えることは絶対に重要だと思っています。
術中の血圧や心拍も安定しますし、吸入麻酔の量も減らせる=事故の確率が減るはずなのです。





 側管

そして何かあってから準備をしていたのでは遅い場合も十分あり得るわけです。
なので鎮痛薬のケタミンと循環に関する薬を流しつつ、血圧や心拍を調整するお薬も点滴に管につなげておきます。

もし急激に血圧が落ちて、そこから昇圧剤を出して、注射器に吸って、それを投与してなんてしなくていいように。

当院は少人数でやっているからなおさら。


局所麻酔
そして開腹前に皮下の局所麻酔を浸潤麻酔として使って。

常に痛みは麻酔の敵。
そして動物にとっても脅威の敵。

ここまで準備してやっと手術開始。


今回は準備のみ。
手術写真は今回はナシ!




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沖縄もなんやかんやと涼しくなってきました。
残暑が無かった気がするし、これからぶり返すのかもしれません。
そして絶賛ダニ活動中です。
真夏もいるにはいますが、やはり少し暑さが和らいでからの方が活動性が増しますし、この行楽シーズンはダニにとっても寄生シーズンでもあるわけです。

ダニ
ウチの子は大丈夫なんて思っていませんか?
病院でたまたま見つかった、トリミングでたまたま見つかったらまだラッキー。

知らないうちにダニが媒介する感染症になんてことにもなりかねません。
そしてそれは犬や猫だけじゃなくて人間にも移る感染症があるわけです。

室内飼いだから大丈夫なんて思っていませんか?
あなたが家に持ち帰っているのかもしれませんよ。
このダニは診察に来たわんちゃんが落としていったもの。
スタッフが見つけてくれたからいいものの、それをあなたのわんちゃんが丁寧に拾ってしまうかもしれません。
もちろんそんなことは病院としては絶対に避けたいことです。

何度も書いていますが、予防は自分の子のためだけではなく、他の子にうつさないためのものでもあり、マナーでもあると思っています。

ウチの子に限ってなんて思っていませんか?

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病院で酷使されている備品達がいる。
そしてそれはやはり壊れるときがくるわけです。
以前は掃除機のことを書きましたが、今回はプリンター複合機。
そして買い換えたのはいいのだけれど。
便利にもなったし。

一応、色々な病院とは連携は取れている部分があって、その病院が休みの時とかは当院で診て欲しいということも病院同士でやっていたりする。
まあ、仲良くやっているつもり。
そしてとある子が呼吸困難で当院での受け入れ依頼が来たある日。
軽度の肺水腫で当院で処置。
なんとか持ち直して、次の日にかかりつけの病院に行ってもらうことに。
そしてその時には診療報告書を作って、飼い主さんに渡して、その病院にもFAXを送るのだけれど。

その病院は対応もしっかりしていて、次の日、診療の受け入れと報告書のお礼の電話があった。

が・・・・・・!!!!!!!!!!

「診療報告書のFAXありがとうございました。で、診療報告書といっしょにお弁当の注文フォームも送られてきたからお弁当屋さんに確認した方が・・・・」
という電話が。

え・・・・・

恥ずかしすぎる!!!!!!!!!

その電話を受け取った直後、お弁当屋さんが配達にやってきた。
え????????
やっぱりちゃんとお弁当屋さんに送ってるよね?
でもなんであの病院にも?????

BlogPaint
新しくしたプリンターの設定がおかしいのか?
未だにその謎は解けず・・・・

これはまた別の時のお昼ご飯。

お弁当は病院とかを専門に宅配してくれるお弁当屋さん。
少数でも宅配してくれるのがうれしいのだ。
土日もやってくれるといいのだけれど。


 




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子猫が続々とやってくる。
そしてその子達がその人達の家族になるとこちらも嬉しい。
子猫
この子もそう。
この数日見かけたことはあったけれど、この日、何故か自宅の室外機のところにいたらしい。
親は見あたらず。
そして当院に。
実はこの飼い主さん、他にも兄弟猫がすでにいる。
それまでは猫の飼育歴もなく、でもその兄弟猫でどっぷり猫にはまった感じ(笑)



そして「この子はどうするんですか?」の問いかけに
「飼います!」
この方達なら心強い。
猫歴は浅いかもしれないけれど、大事なのはその愛情なんだよね。
例え経験があったとしても中途半端にわかったつもりでいる方がちょっとね。
色々勉強して、わからなかったらすぐに聞きに来て、病院にもちょくちょく顔をだしてくれて。
とにかく猫への愛情が伝わってくる、こういった方達が新たな子を迎え入れてくれると本当に良かったと思う。

そういった子達と長い付き合いができればね。


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変な腫瘍が続くな~~~なんて時期がありました。
もう少し楽な症例を・・・なんて言ったら怒られます(汗)。

ということで、
肛門腫瘤
肛門の横にデキモノが、ということで来院したわんちゃん。
これがややこしいのか?と思われるかもしれませんが、肛門周りの腫瘍は手術時の出血が多いこと、良性の腫瘍も多いけれど、ド悪性の腫瘍もあること、その場合には肛門括約筋も切除しないといけないこともあり、その後の排便活動に支障がでることがあること。
この辺が肛門周囲の腫瘍がややこしいんです。




細胞診
となるとまずは細胞診で腫瘍の特定もしくは目星を付けなくては。

ということで腫瘍細胞はあるけれど、分裂像(悪性はどんどん細胞分裂をするので、その分裂している細胞が多く見られます)はほとんどなくて良性っぽい。
検査センターの方の結果も良性腫瘍である「肛門周囲腺腫」






切除
「肛門周囲腺腫」となると肛門括約筋は温存できそう。
あとは出血に気をつけながら切除。

病理検査の結果もやはり「肛門周囲腺腫」
そして完全切除。

これで一応予後は良好なはず。
再発の可能性はゼロではないけれど、今回はこれで一安心。




術後
あとは縫合しておしまい。

超小型犬だから皮膚縫合も細い糸を使ったんだけど、結構太く見えるな・・・・

体重は2kgも無い子だからね。

麻酔も問題なく。
疼痛管理はNSAIDsの事前投与、ケタミン、フェンタニルの持続点滴、局所麻酔、硬膜外麻酔。
夕方の面会時には元気に尻尾を振ってくれて。

面会時にぐったりとか、痛みで鳴いている姿って飼い主さんに見せたくないしね。
疼痛管理はできるだけのことはする。

その後の排便も問題なく、抜糸も順調に終わりました。
結構老齢だけど、まだまだ元気に頑張ってもらわなくては。
 
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昨日は頭の下がる心優しき人の事を書きました。
今日は逆。
一見保護しているように見えて、実は無責任と思ってしまったこと。
大腿外側皮膚欠損
センターに収容されていた子をレスキューしたとのことで来院。
センターで後ろ足を包帯でぐるぐる巻きにされて(本当はしてはいけない)いたのを外してみると・・・・
想像以上の皮膚欠損。
感染もひどい。
これを治すとなると・・・・
なんて考えながらさらに見てみると。





大腿内側皮膚欠損
内側も。
しかも足首のところまで欠損。
こりゃ大変だぞと思いながらも連れてきた方に説明。

時間もお金もかかるという説明にかなりご不満な様子。
入院もイヤ、通院もイヤ、お金もかかるのもイヤ、もちろん時間がかかるのもイヤ。

邪推だけどね。
こちらから無料(もしくはかなり低額)でやりますよ!なんて言葉を待っていたのかなとも思ってしまった私は心が汚れているのでしょうか?

1週間も入院するの?なんて言われたけれど、こちらはそんなことは言っていない。
別の方がとりあえず1週間で目星を付けて欲しいとおっしゃっただけ。

1週間でもどれだけ目星が付くかなんてわからん。
少なくとも私にはね。
1週間やそこらでこれが治るのかと。
これを人間の医師に診せて1週間で治るのかどうか聞いてみて欲しい。
おそらく絶句するよね。

手術をするのか、手術ナシで治療を進めるのかも現時点では判断がつかない。
まずは感染のコントロールとその後の肉芽の盛り上がりを見て判断するしかないと私は思っている。
で、何故か1週間の入院となっていることに気づく私。
もちろん入院でも何でも治療は必死にするけどね。

でも次の日。
「連れて帰ります!」
じゃあ通院なのかというと・・・・
「世話してくれそうな人が見つかったからその人に預けます」
???????

本当に個人でそういうことをしっかりやっている人がいるのは昨日も書いたとおり。
でもそういう人たちだって余裕がある訳じゃない。
自分のキャパぎりぎりでやっていることがほとんど。
そしてそういう人たちは見捨てたりできない、断ったりすることができなかったりする。
そういう人に丸投げってあまりにも無責任。

そしてさらに次の日。
「その人が毎日近くの病院に連れて行ってくれることになりました」
え・・・・・
自分が連れて行くんじゃないのかよ・・・・
自分が出来ないことを他人に押しつける、実はこういった事例はこの子だけじゃない。
そういったことは頻繁に起こっている。
実際にそういった方が病院に来ることも少なくない。

自分はセンターから引き出した、保護したということに満足しているのかもしれないけれど、最後まで責任を持って管理できないなら引き出しや保護なんてしないほうがいいと個人的には思っている。
そのしわ寄せは確実にその人以外に回ってくるんだから。
それを例えば格安であったり、無料で行うのはその病院のスタッフにもしわ寄せが来るわけです。
少なくとも私にはスタッフに「ただ働きしろ」とは言えない。

引き受けた方には頭が下がるし、そういった方が断れない、そのやり方が間違っていると言えないのも少し問題ではあるとは思うけれど・・・・

「保護」「助ける」「レスキュー」という言葉が一人歩きして広がっている現状はとても危険だと思うんだよね。
そのうちそれを押しつけられた人たちが崩壊するときが来てしまうのではないかと思うわけです。
ならば自分のできることを、本当に小さなことだけでもいい、やればいいだけのこと。

途中で誰かに丸投げ、誰かの善意を利用するなんていうのは自己満足で、無責任過ぎると私は思うのですが。

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世の中には頭の下がる人とそうでない人がいる。
ちょっと言い方は悪いけれど。
今日は頭の下がる方が連れてこられたネコちゃんのお話。
保護猫
家の近所で見かけていたネコちゃん。
以前から左眼は潰れていたらしい。
でも今度は右眼が何やらおかしいと言うことで連れてこられた。
「左眼が潰れているのにこれで右眼までダメになったら生きていけないと思って」
思えても実行には中々移せないよね。







角膜潰瘍
検査の結果は角膜潰瘍。
もちろん放っておけば角膜穿孔まで起こして失明する可能性だって十分ある。
治療には頻回の点眼が必要なのです。

角膜潰瘍の点眼治療はコチラ
    ↓
徹底的に管理が必要〜角膜潰瘍〜 点眼点眼点眼・・・・





問題はこの子がノラであること。
治るまでは自宅で管理してもらうか、入院か。
この方は自宅ですぐには無理だから、準備時間が欲しい、それまでは入院でということで入院治療のあと、自宅での点眼治療となりました。

「保護する」「助ける」「レスキュー」なんて言葉は簡単に使えるけれど、本当の意味で実践できる方は実は多くないのかも。
もちろん実践している方も多く知っている。
でもそうでない方も多く見てきた。

実践できる方には本当に頭が下がる思いではなく、本当に頭が下がるのだ。

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肥満は百害あって一利無しとまではいわないまでも、やっぱり色々なリスクはつきまとう。
もちろん中にはむしろ痩せさせないようにしなくてはいけない場合もあるけれど。
 一例はコチラ→Obesity Paradox(心臓疾患の子は痩せさせるな!)

でも通常の状態、健康上問題が無い子の肥満はやっぱり多くの病気のリスクになりうるのも確かなのです。
関節疾患にはなりやすいし、もし手術をしても術後の経過が悪いのもやっぱり肥満の子。
猫であれば糖尿は肥満の子が多いし、そして肝リピドーシスもそう。
猫の肝リピドーシスは体中の脂肪が急激に肝臓に動員されて起こるわけだから、肥満の子でリスクがあがるのは当然。

特に多頭飼いなんてしていると、それぞれの子がちゃんと食べているかどうかを確認できなかったり、ちょっと忙しくて、ご飯を山盛りにしておいて「食べているだろう」となってしまったりね。
特に肉食獣で俊敏性の高い動物である猫の肥満は「よろしくない」と言えるんだと思う。

黄疸
忙しかった2、3日があって、何やら元気が無いということで来院したネコちゃん。

一目見たその瞬間にその黄色い皮膚が目に飛び込んできた。
血液検査でも肝酵素がぶっ飛んで・・・・

とまあ、諸々の検査や状況から肝リピドーシスと判断したわけです。

そしてこの子もご多分に漏れず肥満。
そして多頭飼い。
肥満だからガツガツしているというわけではなく、むしろご飯を他の子にとられてしまうような性格だったらしい。
で、忙しくて個々の子達を見てあげられなかった数日。

そう、色々な要因が重なった結果ではあるけれど、やはり元凶の一つは「肥満」。

色々な病気や怪我でしっかりコントロールしないといけない体重管理、肥満管理。
方法はたくさんあるけれど、自己流でうまくいかないことの方が多い。
病院での処方食は高くて・・・というのは確かに申し訳ない。
でもうまくいかないときは処方食の手を借りながら、病院でのアドバイスを聞きながらということが必要なことが多いのです。

病気になってからかかる費用と心配を考えたら、自己流でうまくいかないのならやっぱり病院に助けを求めましょう。

肝リピドーシスは本当に辛いし、死に至る可能性もあるわけです。

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「肛門嚢破裂」
時々見る症例でまあ珍しくはない。
でもその多くはわんちゃんで、ねこちゃんの破裂はそれほど多くない。
ということは逆に言えばネコちゃんにもあるということ。
犬を飼っている方の中には定期的に肛門腺絞りなるものをしてるだろうし、経験したことのある方もいると思います。
逆にネコちゃんで定期的に肛門腺絞りをしている方は中々いないだろうし、そもそも猫に肛門腺があることを知らない方も少なくないかも。

でも猫にもあるんです!
初日
この子は夜間救急で運ばれてきた子。
皮膚が破れているのがわかると思います。
そしてその周りは赤黒くなっているのもわかると思います。
この赤黒くなった皮膚はそのまま壊死して脱落します。
でもそれはそこまで心配する必要は無いことを前もって説明しておかないとびっくりされるので、そこはちゃんと説明して。





排膿
皮膚が脱落するまではその破れた穴から洗浄をするのですが、中からは膿が・・・

そりゃ痛いし、でも舐めるし。
そのあたりもカバーしてあげながら治療を勧めていくわけです。

といっても通常の創傷治癒のプロセスと同じ。
感染をコントロールして、あとは乾燥療法。




経過
皮膚は脱落するけれど、感染さえコントロールしてあげれば肉芽が形成されて、上皮化が起こって、傷は縮小していく。

これが湿潤療法なんかをやってしまうとまず感染のコントロールが出来ない。
やろうと思えばできるだろうけれど、そっちの方が人間にとっても猫にとっても負担が大きいと思うんだよね。
なのでやっぱり乾燥療法。




終了間近
もうここまでくれば安心。
このあと完全に皮膚がつながって、きれいになって治療は終了。

病院が嫌いな子だっただけにその部分だけはちょっと苦労したけれど。

でも自宅でもちゃんとお伝えしたことを実践してもらえて順調な経過をたどることができました。

 



これが猫で珍しいのかどうかは実は不明(笑)
ただ圧倒的に犬での経験が多い私です。
かといって犬と猫で治療法が変わるかと言えば全く変わらない。
猫では少ないと思うけれど、やっぱりあるのはあるということを知っていただければなと思います。

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