「お尻を怪我している」という感じで来られる時のほとんどが実は「肛門嚢破裂」だったりする。
おそらく10件中9件以上は怪我というよりも肛門嚢破裂なんだよね。
もちろん稀に喧嘩などの怪我ってこともあるけれど。
そしてかなり昔に記事でほとんどが犬で猫は珍しいなんて書いた記憶があるのだけれど、最近は猫でもめちゃくちゃ多いんだよね。
なんでそうなったかというのはわからないというのが正直なところ。
小型犬がメインだった肛門嚢破裂が猫でも珍しくなくなっちゃった。
うまく出せなくなったんだろうけれど、それの理由は本当にわからない。
時代で病気が変わっていく、というのは実際にあるのだけれど、その理由はわからないことが本当に多い。
ということでやっぱり「お尻を怪我しているみたい」ということで来られた猫ちゃん。

こりゃ痛いよね・・・・
肛門嚢が破裂して、その中の雑菌がばら撒かれて、皮膚が壊死して脱落、というのがほとんどの流れ。
もちろん肛門嚢の中の分泌物も刺激性であるということもあるんだろうけどね。
なのでやっぱり基本は感染のコントロールということになるので、肛門嚢破裂も皮下膿瘍も基本的には治療は同じ。

で、きちんと感染をコントロールしてあげれば肉芽が盛り上がり、皮膚が寄ってくる。
基本的には創傷はこの感染のコントロールが一番やるべきことなんだよね。
あとは皮膚が寄ってきて傷が縮小して治るということをお手伝いするのが我々獣医師の役割。
やっぱり変な創傷被覆剤とか理屈もわからない人間が「なんちゃって湿潤療法」なんてやっちゃうと治るものも治らない。
ということでこの子もあと一息のところまできて、もう放っておいても治るレベルまできた。
ただ、これを舐めちゃうと一気に悪化することがあるので、それまではエリザベスカラーなどの装着は必須だけどね。
あとは「完治」の宣言ができるところまで診察は必要ではあるけれど、「完治」の宣言をするまでは一応油断は禁物なのです。
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肛門嚢が破裂して、その中の雑菌がばら撒かれて、皮膚が壊死して脱落、というのがほとんどの流れ。
もちろん肛門嚢の中の分泌物も刺激性であるということもあるんだろうけどね。
なのでやっぱり基本は感染のコントロールということになるので、肛門嚢破裂も皮下膿瘍も基本的には治療は同じ。

で、きちんと感染をコントロールしてあげれば肉芽が盛り上がり、皮膚が寄ってくる。
基本的には創傷はこの感染のコントロールが一番やるべきことなんだよね。
あとは皮膚が寄ってきて傷が縮小して治るということをお手伝いするのが我々獣医師の役割。
やっぱり変な創傷被覆剤とか理屈もわからない人間が「なんちゃって湿潤療法」なんてやっちゃうと治るものも治らない。
ということでこの子もあと一息のところまできて、もう放っておいても治るレベルまできた。
ただ、これを舐めちゃうと一気に悪化することがあるので、それまではエリザベスカラーなどの装着は必須だけどね。
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