風の動物病院のブログ

沖縄県豊見城市の動物病院のブログです。病気の情報、日々の診察、日々の生活、そしてちょっとした遊び心の写真を載せていきます!もちろん色々な相談があればできる範囲で考えを述べさせてもらいます。

全ては結果論ということもあるけれど、でも結果論で片づけたくないことも多々あって。
早期に獣医師が介入していればと思うことが時々あります。
もちろん飼い主さんが最終決定をするのだけれど、介入する選択もやはり示さないといけないとは思うわけです。
重度関節炎
時々前足を上げるというわんこ。
結構老齢なので心臓もかなり悪いんだけど、老齢で前肢を上げるときに胸部の腫瘍ということもあるので胸部と前肢をとりあえず調べてみることに。
で、胸部に腫瘍らしき影は無くて、でも肘関節がボロボロ。
変形性関節症という感じかな・・・
もしくはもともと肘関節形成不全とかあったのかも。
話を聞くと結構前から時々前肢を上げることがあって、以前に診ていた先生には「年だから」ということでレントゲンも撮らずに放置していたみたい。
確かに結果論としてある程度老齢で、肘であればできることも少ないかもしれない。
でも早期に介入して炎症を抑えたり、サプリをつかったり、理学療法(レーザーや装具とか)を使っていればここまでボロボロにはならなかったかもしれないし、なったかもしれない。
全ては結果論だけど。
でも適当に「年だから」では臨床獣医師の意味がなくないか?
何か一つでもできることがあるのであれば、それを選択肢として提示する方がいいのでは?と思うわけです。
もちろんそれには費用もかかるし、完全に治るものでもない。
その結果飼い主さんが「年だから」というのと、獣医師が何もせず、将来起こると予想されることを伝えないで「年だから」では意味が違うと思うんだよね。

動物も高齢化していてこういった慢性疾患は増えてきているのが現状。
治せない病気も多々ある。
その中でできるだけ苦痛や痛みなんかを取り除いて、できるかぎりQOLを低下させないという選択肢も我々獣医師は持たなくてはいけない気がします。

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わりとメジャーな割になんとなく(?)やっかいな病気というのはいくつかあるわけで・・・
(冒頭から言い訳がましい)
命にはかかわらないけれど、これ!っていう治療法が無いような、でもそこそこ治るような・・・
どうもすっきりしない。
耳血腫
そのうちの一つが犬の耳血腫。
耳たぶに血がたまるんだけど・・・














血液
まあ抜くとこんな感じでもちろん血液が抜ける。
原因はどうもよくわからなくって、内科治療の方法を考えると免疫系の異常だとはおもうんだけど。
もうわかってるんかな?
だとしたら勉強不足。







抜去

血を抜いてからそのままもう一度耳介の中に薬剤を入れるんだけど、それが1,2回で済むときと、結構何回かしないといけないときと。
内科治療の反応が悪い時には手術っていう手段もあるんだけど、実はこの子はこの犬種としては超ご高齢。
ということでかなりリスクはあるし、命にかかわる病気ならそのリスクをとらないといけないことも多々あるけれど、手術のメリットとリスクを比較するとこの子の場合はメリットが少ないと判断。
飼い主さんからも結構時間かかりますね・・・と。
すみません・・・・

根気よく治療をしていくしかないんだけど、他になんかいい治療ってあるのかな????
 
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P2220612いよいよ乳歯と永久歯の生え変わり。
永久歯が生えてきた!

これであの恐ろしく痛い甘噛みからは少しは解放されるかも????

でも乳歯が抜けなかったらもれなく乳歯の抜歯が待っているのをヤツはまだ知らない(笑)







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スリランカ015スリランカ

日立のこの木なんの木とはまた違うけれど、枝を数十メートルも伸ばしてそのまま家にできそうな枝ぶり。
でもさすがに重いからそこらかしこ支柱に支えられているけれど。

八坂神社の枝垂れ桜みたいな感じかな?
でも八坂神社の枝垂れ桜みたくまわりが囲まれているわけではないからもちろん木の下に入れるし、枝垂れ桜の何倍もの大きさ。
そして観光客というか外国人ツーリストもいなくて、地元の人の憩いの場って感じ。
ちょっと長旅で疲れていた時に、それでも動き続けてたどり着いたこの場所でゆっくりご飯を食べて、水を飲んで、寝っ転がって。
行きかう少ない人々を時折観察して、時にはカメラを持って。

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昨日はオス猫(野良ちゃん)の去勢手術。
今日は雌猫(野良ちゃん)の避妊手術での疼痛管理。
まあ対して変わらないけど(笑)
鎮痛経口投与
まずは身体検査をして手術ができそうなら経口での鎮痛薬(NSAIDs)投与。
昨日もそうだけど、手術によったり、その子によっては注射薬の場合も。

なんか嫌そうだな・・・・









オピオイド
去勢よりも避妊手術の方が侵襲性も痛みも強いので避妊手術の場合はさらにオピオイド系の鎮痛薬(ブプレノルフィン)の皮下注射も預かる段階で打ってしまいます。





 





皮下局所麻酔
全身麻酔下でケタミンの全身投与も行って、皮膚切開部分とプラスアルファの部分に局所麻酔を入れていきます。

効果がない、意味がないと言う人もいるけれど、そんなことはない! 
 








卵巣レーザー
で、卵巣動静脈と卵巣靱帯を半導体レーザーで凝固・切断。

糸でぎゅっと縛るのも痛みの原因みたいなのでできるだけ体内に糸を残さないようにということと、痛みの緩和ということでこの部分は半導体レーザーで。








腹腔内投与
閉腹時に左右の卵巣のあった場所、子宮頚部があったところ、そして全体に局所麻酔を撒き散らかします(言い方おかしいな)。














術後レーザー
で、麻酔が覚めるまでの間に術創にレーザーも当てておきます。

これで終了!












卵巣子宮前切除
で、取り出した卵巣と子宮。

 写真にはないけれど、お迎えの時にもう一度オピオイド(ブプレノルフィン)を皮下注射。

ここまでやれば結構痛みは抑えられると思うんだけどな・・・・







ということでできるだけ色々な鎮痛薬を使って色々な手術をしているわけです。

最近犬の方の避妊手術がないので写真がない・・・
ということで今回は2日に渡って猫の避妊手術・去勢手術の鎮痛の方に絞って書いてみました。
そのうち犬の方も書こうと思いますので、もうちょいお待ちください。
犬はもっと鎮痛をしっかりしながら手術しています。 

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できるだけ痛みは取り除いてあげたいもの。
というよりできるだけ取り除いてあげるべき。

で、今日は猫の去勢手術の疼痛管理(とまでは言えないかもしれないけど)の模様。
鎮痛経口
まずは身体検査をして去勢手術ができるとなった時点で経口で鎮痛薬(NSAIDs)を投与。

その子によっては注射薬も使うけど。








 



精巣内ブロック
全身麻酔下で精巣内に局所麻酔を入れて浸潤麻酔とします。
これをするとしないでは全身麻酔量が結構違うことに気づいてからは必ずするようにしてます。

写真にはないけどケタミンの全身投与もしてます。 







レーザー 
で、精巣動静脈、精管の凝固、切断を半導体レーザーにて。
ということで猫の去勢手術では縫合糸は使いません。
これを左右で行って終了!










精巣
で、摘出した精巣。
本来の大きさよりもちょっと大きいし、むくんでる感じはするけれど、それは局所麻酔を注入しているから。

これでこの子のこの日の手術は終わり。

痛みゼロではないかもしれないけど、少しでもゼロに近づけたらいいなと。 






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暖かい日が続くようになってきました。
とは言ってもまた明日から寒そうだけど・・・
暖かくなってくると私を含めた色々な生物たちの活動性が高まります。
私、ダニ、ノミなどなど・・・

で沖縄でもう一つ忘れてはならないのがハブ。
やはり暖かくなると活動性が高まってきます。
で、あるネコちゃん。
皮膚壊死

腕が腫れているということで来院。
直接的証拠はないのですが、皮膚の壊死、赤黒い持続的な出血、皮下組織や筋肉の壊死。

おそらくハブじゃないかなと。
時々近くの雑木林に行ってしまうとのこと。


実はこの子は来院したときにはすでにショック状態。
血圧も体温も低く、それでも必死にがんばってくれたのですが、私の力不足で助けられませんでした。
ごめんね・・・・

やはり猫は外にいかないように躾、対策が必要だと思います。
もちろん我が家の猫たちは厳しく出ないように躾けたつもりではありますが。

ハブに関しては沖縄・奄美になりますが、内地でもマムシやヤマカガシなんかがいます。
咬傷は蛇であろうが、猫同士であろうとわかりづらい。

となるとなおさら飼い猫は外に出さないようにするべきだし、頻繁に体中を触って痛みがないかをしっかりスキンシップを取りながらチェックしてほしい。

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ふと考えたり、いや普段から考えたりしている部分ではあるけれど、やっぱり経験って大事だと思う。
それは獣医療でもそうだし、それ以外でも。
多くを経験している人たちの言葉は重いし、説得力もある。
そしてそういう人たちとの関わりが持てるということがまたためにもなるし、何よりも楽しい。

で、前置きが長くなったけれどあるニュース。
京都府の教育委員会が中学校の英語教諭にTOEICを受験させたら目標ラインに到達したのが74人中16人だけ。
そして500点以下が14人、最低点は280点。
かなりやばいです、彼らの英語力。

そして多分、想像でしかないですが高校教諭も似たようなものだと思う。
さすがにヤバイでしょ。

でもdisっているわけじゃないことも書いておかなくては。
TOEICって一応対策をすればそれなりに点を取れる。
逆に言えば対策をしなければ時間も厳しいし点数を伸ばすのも実は難しかたりする。
だから対策をしている人としていない人ではその点数に差は歴然として出てくる。
だから必ずしも英語力を反映しているとは言えない部分もあるわけです。

が、ですよ。
学校の先生は最近はそうでもないかもれないけれど、予備校をよく思っていなくて、学校の勉強をちゃんとしていれば大学に受かるなんて簡単に言うけれど受験だって対策は必要。
それを身をもって証明したわけですよね。
ということは英語を教えるわけだけではなく受験対策だってしないといけない。
それが学校の教諭ができているとは思えない。
だって500点以下という点数が物語っているわけだし。

全ての教員がそういうわけではないのはわかっているけれど、知り合いには教員もたくさんいる。
昔によく聞かされたのは「毎年同じだし、明日の教材研究はテキトー」と言って飲み会に参加していた教員。
もちろん飲み会も息抜きも大事。
だったらそれまで教材研究はしておくべき。
それをしないということはプラスアルファの勉強なんてしているはずがない。
そんな人たちが子供達に教えるなんて無理だし、するべきではないのかもしれない。

ただ、そう言った意識の低い教員ばかりでもないとは思う。
今の教員の時間的拘束は本当にブラック。
(獣医療もブラックだだけど笑)
昔の先生は夏休みや冬休み、春休みにどこかに旅行に行っていて新学期にはその話をしてくれた。
でも今は世論の反発もあって仕事がなくても出勤、もしくは担当教科に関係のない莫大なデスクワークをこなさなくてはいけないようになっている。

英語の教諭が海外にも行かず(行けず)、実際に英語を使うことなく教え続ける不自然さ。
部活やその他の問題点はあるけれど、夏休みくらいは長期で海外に行くべきだし、文科省も世間もそんな休みを許容すべきだと思うんだよね。
もちろんツアーとかそんなんじゃなく、自力で全てを自分でこなして、現地の言葉も覚えて英語と現地の言葉を駆使して1ヶ月どこかの国を回ってくる。
まあ中にはそんなふりをして日本人だけで固まってというようなどこかのヘタレバックパッカーと同じになる可能性も大きいけど。

そして英語の先生だけじゃなくて、社会科の先生も今の日本社会、国際社会がどうなっているか直接見るべき。
歴史も現地で実物を目の当たりにして勉強できるわけだし。
現地の声も聞ける。

国語の先生だって一緒。
現代文だって太宰や芥川のことをやるわけでしょ?
その舞台となった場所や彼らの生まれ育った場所、執筆していた拠点を見ることで知識も経験も豊富になるんじゃないの?
生きた授業になるんじゃないの?
古典も結局は歴史が大事。
単に文法を読み解くだけじゃ面白くないもの。
源氏物語の舞台になったところを回ってみては?
関西の某ローカル番組でやっていた百人一首の歌の舞台を全て回ってみては?
漢文も中国が舞台となっていることもあるんだから漢文の文法を駆使して中国を筆談で回ってみたら?
(実際に筆談はかなり便利だし、漢文の文法はかなり役に立った)
漢文の文法って中国語を勉強するのにもかなり役に立つしね。

理科も同じ。
海外じゃなくてもフィールドに出ることが生物には必要。
化学も実験室だけじゃなくフィールドにも色々な化学が存在しているし、物理も同じ。

数学は・・・
中なか思いつかない(失礼!)

そして文科省や各自治体の教育委員会はそう言ったことへの許容だけじゃなく、デスクワークに必要なことが増えたのであればそれに見合う人員を確保するための予算を取らないと。

音楽って言葉があるじゃないですか。
でも学校の音楽って音楽じゃなくて音学なんですよね。
学も大事だけど楽も大事。

もっともっと経験をして、そして自分の教科、学問を高めておかないと。
TOEICだけが英語力じゃないけど、でも子供達に教えられる英語力じゃないって気付かないと。
忙しさを言い訳にしていたらそりゃダメだよね。

文科省も教育委員会も世間の批判の声だけを怖がってちゃダメだよね。
ちゃんと予算も許容も持たないと、持たせないと。

ネパール025
ネパール
神々しい夜明けのヒマラヤ。

私の経験が素晴らしいとかではなく、海外を回るようになって初めて知ったことがたくさんある。
海外を回るようになって知ろうと思ったことがたくさんある。
海外を回ってもっと勉強しようと思ったことがたくさんある。

それが今の仕事にどう繋がっているかなんて全くわからないし、何の役にも立っていないかもしれない。
でも仕事って単なるチャートに従った実務じゃないはず。
その人の生まれ育った状況や経験したことが背景にあって、ベースにあって。
生きていく中の一部が仕事であって、生きていく中の一部が経験であって。
どちらも同じでそしてどこかで干渉し合っていて。

色々な経験をしたから名医になれるわけじゃないけれど、でも大事なことでもあるとも思う。

英語の先生だけじゃなくってさ。
音楽の先生は中南米で道端で演奏しているラテン音楽を聞いてきたら?
体育の先生は保健も教えるんだから僻地の診療所に行ってみたら?
(動物病院でもいいかも笑)
もしくは途上国で子供達とスポーツをしてきてみたら?
美術の先生は幼稚園や保育園に行ってみたら?
家庭科の先生も世界中の食堂を回って世界中の料理を習得してみては?
技術の先生も世界中の、特に途上国の修理屋さんとかを見てきてみては?

役には立たないかもしれないけれど、でもその経験はきっと必要なんだと思う。
その上でちゃんと自分の教科をもっと高めていかないと。

英語ができない、話せない英語の先生ってってなるよ。
もちろん他の教科も。

そして獣医師も。
だから私も海外への旅はしばらくできないけれど、現状でいいやとか、いつもと同じだからいいやなんて気持ちに陥らずに頑張らねば・・・・

まだまだ未熟な獣医師のくだらない随想でした。

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ちょっとバタバタが続き、昨日は更新できず・・・・
で、ちょっと前の記事に質問があったので、それに答えつつ、私見も書いていこうかと。

実は、事情があり、病院を変えました。 
Aという病院に通っていた時。 
BUN 41  CRE 2.1 (最新の数値です) 
で、基準値内、と言われていました。 
で、変わったBという病院では、世界基準の数値を採用しているとの事で、 
この時測った BUN 39.8  CRE 2.5 
は高いと言われたんです。 
で、よくよく、血液検査をしてくれた時の用紙を見ると・・・。 

A病院の基準値が BUN 10~42  CRE 0.8~2.5 
B病院が BUN 17.6~32.8  CRE 0.8~1.5 

でした。このように、病院、病院で、基準値が違うという事はよくある事なのでしょうか? 
また、良くあるとしたら、推奨すべきなのはやはり世界基準の数値で診断されている病院なのでしょうか?



さて、血液検査の結果と診断についてというわけではなく、2つの病院で数値が異なる。
これは実はよくあること。
誤診とかそういうことではなくて。
なぜそういうことが起こるかというと、基本は「機械が異なれば数値も異なる」んです。

測定方法が違ったり、その他諸々の関係で数値は変わります。
どの機械がよいとかではなく、その機械で測ったときにどういう数値がでるかというのはメーカーさんがデータをとるわけです。
そして健康な子や病気の子などいろいろなデータを取った上で「この機械ではこの範囲が基準値となる」という結論を出すわけです。
なので病院によってというのではなく、機械によって基準値が変わるわけです。

じゃあ質問にあるような「推奨すべきなのはやはり世界基準の数値で診断されている病院なのでしょうか?
」に対しては「そんなことはない」と個人的には思っています。

世界基準が何かはよくわかりませんが、あくまでも検査はその時の数値でしかありません。
以前にも書きましたが検査数値というのは点ではなく継続して「線」として見ていく必要があります。

  コチラの記事を参照してください
       ↓
定期的な検査って必要? その2 〜健康って誰が判断するの?〜

なので数値が異なる2つの病院(=機械)があるとして、どちらがいいかではなく、いかに継続して見ていくかの方が重要になるわけです。
ですから極端な話世界基準であろうとなかろうと経過を見る病院と見ない病院では選ぶべきは前者の病院と言うことになります。

病院によっては春の健康診断キャンペーンなんていうのをやっていたりします。
そして結構な検査項目数なのに結構安い。
それは病院がやっているのではなく、検査会社がそういうキャンペーンをしてくれています。
でもね、よく考えるとその検査会社と病院内の検査機器が違うと数値が異なる可能性があるわけです。
じゃあどうやって判断するかというのが非常に難しい。
ある時は検査会社、ある時は病院内となると数値のブレがでてくる。
でも動物たちとの長い生活の中でキャンペーンの時だけ検査会社というわけにはいかない。
調子が悪ければ院内で測定することが多いはず。
全てにおいて検査を検査会社に依頼するのならいいのですが、その時々で検査方法を変えてしまっては意味をなさない場合があるわけです。
というような私の勝手な考えがあるので院内で測定できるものは検査会社のキャンペーンがあったとしても私は利用しないわけです。
例えその方が費用が安く済んだとしても、継続データとしては信頼性が下がると個人的に思っているからです。
もちろん個人的な私見なのでそういったことをしている病院を否定はしませんが、その辺はあくまでも私見です。

なのでコメント内の数値だけを見れば慢性腎臓病を疑う所見ではあります。
ですが、これも何度も書いていますが腎臓は尿を作る臓器です。
であれば尿の検査をしないことには何も始まらない。
尿比重は?尿タンパクは?
それらが正常であれば必ずしも慢性腎臓病とは診断できないはず。
数値がグレーゾーンで、尿比重の明らかな低下などその他の事を照らし合わせて診断をつける必要があるわけです。

それで慢性腎臓病と診断できたのであれば今度はCreを継続的に見ていく必要があるわけです。
そしてそれは数値そのものではなく、Creが0.4の上昇をもって上昇した=悪化したと見るわけです。
これが検査の継続性というやつです。
だからどの機械で測ったとしても0.4の上昇が見られれば異常、悪化と見なすことができるわけです。

なのでどの基準を採用しているかどうかも大事は大事です。
でもいいかげんな検査機というのは基本無いと思っていいはずです。
大事なのはその検査数値をどう読むか、その病気と特定するために何をするか、継続性があるのか、その検査の信頼度を説明できているかということが大事なことなのではと個人的には思うわけです。

ドライケム
当院で使用している血液生化学検査の機械です。
この機械が特別優れているから使っているわけではありません。
この機械が一番信用できると言いたいわけでもありません。
血液検査が継続性が大事なのであれば、基本は同じ機械で測定するべきだとは思っています。
なので違うメーカーの機械を2つというのはいいことだとは思えない。
ならこの機械を買ったならこの機械で測定できるものはこの機械で測定し続けようとしているだけです。

どの病院がいいか、それは私にはわかりません。
私もどんな病院にしてくべきかというのはずっと悩み、考え続けています。
ただ、できるだけ動物のためになれるにはどうすればいいのかというのを考えての結果ではあります。
まだまだ至らないこと、足りないこと、できていないことだらけですが。

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land004-2沖縄

今日は写真だけ・・・・

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ミャンマー028ミャンマー
少数民族を巡って山岳地帯に入った。
とは言ってもそれほど高地ではなく、昼間はかなり暖か。
朝晩はかなり寒かった・・・

その中で出会う人々。

ミャンマーの民主化があって、中東情勢が大きく変わり、中南米ではキューバとアメリカの国交正常化と白紙、ヨーロッパではイギリスのEU離脱。

いい意味でも悪い意味でも世界は変わっていくなあとしみじみ。



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動物にも当たり前だけどいろいろな病気があって、その病気を検査で見つけることも少なくはないわけです。
そしてその検査もできるだけ簡便にであったり、早いに越したことはないかなと。

今は動物病院も病院内に色々な検査機器があって、その場で検査結果がわかることも多いはず。
それでも検査内容によっては検査会社にお願いしないといけないものも少なくはないわけです。
地域によっては検査会社が集荷に来てくれて、午前中にお願いすればその日のうちにわかる検査もあるけれど、地域によっては集荷してもらえず病院から宅急便で送ったりしてお願いするわけです。
沖縄ともなると内地に送ってなんてしているうちに時間が経ってしまう。
もちろんそれほど急がない検査も多いけれど、飼い主さんにしてみれば早く検査結果は知りたいところだと思います。
もちろん獣医師も早く知りたいわけですが。

ドライケムホルモン
で、院内で測れるようになったホルモン測定。
この機会は開業時にある先生から開業祝としていただきました(!)
なんと太っ腹・・・・・・

で、コルチゾールや甲状腺ホルモン、TBA(総胆汁酸)なんかが測れて、外注だとちょっと躊躇するような検査が院内で測れるようになったのは大きい。

特に猫。
猫の甲状腺機能亢進症って実はわかりにくい。
教科書的には食欲増進、または不振(どっちなの?)
活動性の亢進もしくは減衰(だからどっちだよ!)
嘔吐、下痢、体重減少などなど。
正直言って症状が一定しないというか、なんでもありの病気。
色々検査してみてもどうもよくわからん!ということになったときに実は甲状腺機能亢進症だったなんてことも実は私は経験していて・・・・

それがベッドサイド(院内)で測定できてその場でわかるというのはちょっと前まで町医者にはハードルが高かった(気がする)ホルモン測定がその場で、しかも一般血液検査のついでに(言い方に語弊がありますが)できるというのは心強い。
高齢猫の健康診断にも使いやすいし。

検査は簡便に早く、安いに越したことはない(もちろん正確性も)。
で、簡便に早くは実現したけれど、実は結構試薬が高い(汗)
外注より少し安くなるくらいで設定はしているけれど。
メーカーさんに頑張ってもう少し安くなるようにしてもらいたいなぁ・・・

で、人間は便利になるとどうしてもさらなる欲が出てくる(笑)
猫はこれでバッチリだけど、犬の甲状腺疾患(低下症)はT4だけじゃなくfT4も必要。
でも技術的に難しいらしい。
これも頑張ってほしい。

そして猫で言えば炎症マーカーのSAA(血清アミロイドA)。
人や犬では有用なCRPが猫では有効性が低い(というよりほぼ無意味)
今のところ猫では炎症マーカーがSAAが一番有用。
これも頑張って院内測定できるよう実現してほしい。

でも開業当初に導入する余裕が無かった時にこの機械をプレゼントしてくださった先生には本当に感謝!
検査の幅が広がりました。

とは言いつつ実はこの機械が来てからまだ甲状腺機能亢進症と診断したことがないのは小さな秘密(笑)

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VIP長期入院の子。
とは言っても今は入院するほどの状態ではない。
入院当時はかなり厳しかったけれど。

じゃあなぜ入院しているのか。

その前に。
ケージの真ん中の仕切りをずらして2部屋を行き来できるように使ってもらっている。
ちょっとしたVIP待遇(笑)

右がトイレのある部屋。
左がベッドのある部屋。

それでも狭いけれど、それはゴメン・・・・
でも多少は動いて行き来できるようにはしているし、今後は上下にも運動ができるようにしていかないといけないかな。

ではなぜ入院の必要もないのに入院しているか。
もちろん飼い主さんをだまして入院料を取ってやろうとかそんなことではない。

最初来院したときはもちろん入院が必要な状態。
そしてこの子もがんばってくれたおかげで今はずいぶんよくなって、しっかりご飯も食べてくれて。
声をかけると「ニャア~~~~~~~!」としっかり返事もしてくれる。
なかなかかわいいヤツなのだ。

実はこの飼い主さんはやや高齢のご夫婦。
そしてこの子の入院と時を同じくして奥さんが入院。
この子の状態もよくなって通院治療に切り替えても大丈夫と伝えたけれど、奥さんの入院とこの子の通院を両立が難しいとのこと。
これが夫婦二人きりの生活でなければ可能だったかもしれないけれど、やっぱり難しいよね。

「ご迷惑でなかったら家内の状態が落ち着くまで入院させてもらえませんか?通院はやっぱり厳しいので」

もちろん迷惑なんて思いません。
これが通院もせず、ひどい状況になって再来院なんてことになるより全然良い。
それはこの子のためにも、飼い主さんのためにも長期入院での治療の方がいいのではと思うわけです。
もちろん通院治療よりも費用はかかってしまうけれど、両立しようとして飼い主さんとこの子の両方のQOLが低下するのが一番嫌だ。

ということでこの子の入院(というよりもはや居候に近いけれど)生活も日常になってきた。

飼い主さんも高齢化し、動物も長寿になってきた。
今後もこう言ったことが十分起こり得るし、今までも何度も経験してきた。
方法はいくらでもある。
頑張って両立する場合。
もちろんそのためには家族の協力が必要だけれど。
知り合いに頼めるのならそれもよい。
でもその知り合いがしっかりと動物を飼う上での知識が必要だし、無い場合はしっかり動物病院との連携が必要だけど。
できれば避けては欲しいけれど、里親に出す。
昔、ある飼い主さんがある病気になった。
本当に大切に大切に飼っていた方。
でも闘病生活は生やさしいものではないことは人医療の専門ではない私にもわかる。
そしてどんなに家族の支えがあったとしても両立が難しいくらいの病気だった。
しかも若くして。
その方は泣く泣く里親を日本全国探し、里親が決まるまでは自分が入院するわけにはいかないという必死の願いを込めて本当に心から信頼できる遠くにではあるけれど里親を見つけた。
その方の闘病生活がどうなったか知らないまま私はその地を離れてしまって、今でも思い出す。
そして本当に本当に最後の手段として安楽死。
これは以前にも実際に私が経験したことを書いたので記事を探してみてください。

でもこれは本当に一部。
今後はこういったことがもっと増えてくると思う。
そういった時に我々獣医師が、動物病院が何ができるかということは至上命題にもなると思う。
病院によってはそんな長いこと入院させられないなんてことになるのかもしれない。
費用も問題にはなる。
時にはそういった状態に陥った飼い主さんに到底現実的ではない治療を押し付ける病院もあるのかもしれない。
でも獣医学的には正しい治療ではあっても臨床獣医療にとっては必ずしも正しいとは限らないことは何度も書いてきました。

最近では人間の老人ホームのように動物の養護施設も出てきた。
年間での預かり料が決まっていて。
そういう施設も動物病院と並んで必要とはなると思う。
ただ人間もそうだけれど動物も高齢となるとなんらかの慢性疾患を持っていることも少なくはないし、その後何らかの病気を発症するかもしれない。
預かるだけでもかなりの労力も知識も必要。
じゃあ高齢の動物を預かるのであればもっと労力も知識も必要。
そういった施設に獣医師が常駐できるのだろうかという問題もある。
そしてその獣医師が慢性疾患に対する知識を持ち合わせているんだろうか。

常駐できなくとも少しでもおかしければ診てもらえる病院と連携をとっていかなくてはいけない。
そしてその病院も・・・・・

あ、なんかこの辺はちょっと別テーマなのかもしれないのでそのうち別に書こう。

ということで治療を継続しつつ、毎日人懐っこいこの子との生活はもう少し続くわけです。
退院の時は寂しくなるだろうなぁ・・・・


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ウイグル026中国 ウイグル自治区

最近はトランプの排斥のことばかりがニュースを飾っている。
もちろんそれはそれでも問題だから取り扱うべきだけど、やっぱり報道って変わらないなあと思う。

ニュースだから「新しいこと」が必要なのかもしれないけれど、報道である以上は継続して伝えなくてはいけないことももっともっと多くあるはず。

一時期ウイグルの話はよく出てたけど、やっぱりほんの一時期。
そして少しだけ反響があればどこの報道も一応は取り上げるけれど、でもすぐに忘れ去る。
もともと関心もなければ知識も無い連中が報道なんて謳っているんだから仕方がないと言えば仕方がないんだけれど、でも自分たちは知識人という認識をもっているからたちが悪い。
もちろん世界中にはいろいろな問題があって、ウイグルだけが弾圧されているわけではないから全てをというのは無理な話であることはわかっている。
自分自身も旅をすることができなくなり、自分自身の目で見て感じてということができなくなった以上、以前のようなウイグルの実情(もはや自分が知っていることは過去のものではあるけれど)をどこかに発信しようなんて強さは薄らいでいるのかもしれない。
じゃあ報道という名のもとに胡坐をかいている連中が、そしてなんの思い入れもない国々や地域、民族の実情を知ろうなんてことは絶対にないわけで。
そうなるとどこかで誰かが大騒ぎしたことしか報道しなくなるのは当たり前だけど、でもそれで第3の権力なんてことを言われてもなんだそれ?となるし、ペンの力でなんて言葉は虚しく通り過ぎるだけ。

本当はもっともっといろいろなことを見て、感じてなんてことをしたいではあるけれど、臨床獣医師を選んでしまった以上は両立はできない。
でも時には昔に撮った写真を見て、少なくとも考えることはできるんだろうなと思う。
今まで出会った彼らはどうしているんだろうか。
あの時と同じような笑顔で過ごしていてくれ。

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またかとうんざりせずに読んでいただければ・・・
結構多いから。
扁平結石
やっぱり膀胱炎症状の猫ちゃん。
で、エコーを見ると・・・
ん????
結石っぽい()けどなんか変?
でもシャドーも引いているし()やっぱ結石だろうな。

多い見え方ではないけれど、結石で間違いないということで飼い主さんには手術を納得していただきました。

この子も結構若いんだけどね。





扁平結石
で、手術で取ってみたらやっぱり結石。
丸いというか・・・・



 











扁平結石
円盤状。
そりゃあんな映り方するよね。
やっぱりちゃんとエコーを信じてあげなきゃ。

先日書いた記事には核があって、雪玉のように回りに結晶がついて丸くなるなんて書いていたけれど、ちょっとそんな単純なものではなさそう・・・

でも結石は結石。
中央部分はなんとなく滑らかだし、辺縁は尖っているし。

慢性?急性?




まあいずれにせよフードの変更などの生活環境の改善は必要かな?

実はレントゲンも撮っていて、でも非常にわかりずらかった。
そりゃこんなに平べったかったらいつも通りの映り方しないよね。

ちょっと迷ったけど、ちゃんと飼い主さんも納得してくれて手術をさせていただいて、そしてやっぱり結石で手術も問題なく終わってよかったよかった(笑)

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電話にて
「ウチの猫が後ろ足痛そうなんだけど、薬だけもらいに行っていいですか~~~~?」
「いや、痛みの原因もわからないし、原因がわからないと薬も決められないし」
    中略
「じゃあ様子見て行けそうなら行きます~~~~」
  ツーツーツー
絶対に来ないな・・・・
P1060475
こういうのが続くと心が折れる・・・・

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ある獣医療専門誌を出している出版社から飼い主さんへどうですかという意味も込めて送られてきた本。

きみがくれた素晴らしい贈り物きみがくれた素晴らしい贈り物
きみがくれた素晴らしい贈り物
ペットが亡くなったときにということではあるんだけど、なかなか亡くなったときにというのはタイミングとかその亡くなり方で難しいとは思う。

でも読む価値が無いかというとそうではない。
だったら亡くなる前というより元気な時に一度は読んでおいてもいいのかなと。

しかも10冊単位での注文だって。

だったら大事な子を亡くした飼い主さんに買ってもらうよりも病院に置いておいて読んでもらった方がいいのかな?


ということでちょっと先のことを考えて読むのもはばかられるかもしれませんが、一応待合室においてあるので読んでみようかなという方は待合室でゆっくりと読みにいらしてください。

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カム・アムド027中国 青海省 アムド地方

イスラム文化圏では羊はよく見るというか、食肉用では一般的。
羊か鶏かな。

中国で言えば大好きなウイグルなんかも羊が当たり前。
必需品。
そしてかなり美味しい!(笑)

アムドはチベット仏教圏。
一瞬仏教だからというのが頭に浮かぶけれどチベット仏教では肉食は別にタブーではない。
ただ幾つかの肉は食べなかったりするけど、羊やヤギはOK。
で、バター茶なんてものがあって、そのバターが羊やヤギやヤク。
結構強烈だったりするけど(笑)

だからもちろん放牧も結構あったりして。
この時はある寺院からの帰り。
夕刻間近で日もかなり傾いている中突然道中に羊の群れが!

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今日はダメな話。
ある子が来院。
今まで通っていたところが遠くなったので当院で診てほしいとのこと。
で、それ以外にも急に下痢をしだしたからそちらも診てほしいとのことでした。
それはそれでいいのですが、問題は処方されていた薬。
飼い主さんが何の薬か聞いても「企業秘密」で教えてもらえなかったとのこと。
いや、それはいかんでしょ。
我々獣医師は飼い主さんから求められれば開示義務があります。
しかも当院でも治療するとなると飲み合わせや副作用のことも考えると教えてもらわないと困ります。
で、こちらから連絡をとっても「企業秘密」「教える必要はない」との回答。
いや、だから開示義務があるって。
しかも飼い主さんの要望でもあるし。
副作用が出たら責任を取るかと言えば取らないだろうし。
当院に転院するのでなければ当院に教える義務はないし、自分たちの渾身のレシピかもしれないけれどこちらで治療をするのだからそんなのは関係ない。
しかも飼い主さんが遠くて通えない(本当に通えない距離)なんだから仕方がないでしょ。
転院ってそりゃ面白くないかもしれない。
でも大事なのは動物の治療、状態であって、そんなプライドなんてどうでもいい。
マネするなと言われればマネしないし、その処方薬が問題なければこちらはこちらで治療にあたるしね。

で、教えてもらえはしたけれどどうも歯切れは悪いから言っていない薬も入っているんだろうな・・・
その他は別に問題ないなんて言っていたし。
だったら整腸剤やらなんやら言えばいいし。

飼い主さんから何も言われない、そして転院先の病院でも何も言われないのであれば企業秘密でもいいけどさ。
でも飼い主さんが求めたのであれば開示義務を果たさなければいけないし、治療にあたる病院からの要請があればそれもきちんと伝えないといけない。

病院にも色々な病院があるけれど、飼い主さんが知りたいことを教えないのはダメだろ・・・・
そんなの人間の医療では絶対にありえないし。
そんなのダメです!

c-PL陽性
元の病気はそれはそれでよかったんだけど、検査の結果は膵炎もあり。
cーPL強陽性。
v-Lip高値。
CRPも軽度の上昇。
ということで膵炎の治療も開始。
ついでに聴診で心臓も悪かったから画像診断も含めて行って心臓も治療開始。

元の薬が本当に申告通りなら併用しても問題なしなので一応併用。
それでおかしくなったらちゃんと責任取ってくれるのかな?
とらないだろうな。



ちゃんと開示義務は果たしましょう!
そんなことやっているから動物病院、獣医療の信用が無くなるんだよ。

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手術、特に避妊・去勢手術は当日になって「???」となることも実はあって。
この子は元々ノラだったのがお家が決まったネコちゃん。
だから少し気が荒かったりしたけれど、でもそれはノラだったからでは無いことが実は判明。
避妊手術当日、何か歩きにくそうという飼い主さんの申告。
肉芽腫
ということでよく見てみると、下腹部がかなり腫れてる。
なんだこりゃ????となったわけです。














毛刈り後

毛を刈ってみるとその腫れがよくわかると思います。
触ってみると少しぷよぷよ。
でも少し堅い部分も。












血腫抜去
それでもかなりの血液が抜けました。
血腫があったわけです。
これはさすがに避妊手術を行うわけにはいかず、こちらの治療が先。

でも血液を抜いても盛り上がりはしっかりあって、肉芽腫あたりもあるのかなと。

となると何らかの炎症があったんじゃないかと。
咬傷?
もしくはなんかが刺さったのかな?

しばらくは感染のコントロールと炎症を抑える治療。



飼い主さんとしては早く避妊手術したかったらしいんだけど、さすがにこれは無理してやる手術じゃないから治療を先行することを納得していただいて。

縮小
まだ少し盛り上がりはあるけれど血液がたまることもないし、痛がる様子もない。
歩き方もしっかりしているということで、やっぱり早く手術をしたかった飼い主さん。
そして私もこれなら手術をしても問題ないだろうということで避妊手術も無事終了。

基本的には避妊手術、去勢手術は健康体の子に行うことが多い手術。

だから当日になって「あれ????」ということも時々あるわけです。
その場合は少し延期しないといけないことも。




それでも無事に手術も終わり、術後の経過も順調で新しいお家でうまくやっていけているそう。
いいお家にもらわれてよかったよかった。

できればどんな手術でもしっかりカウンセリングみたいなのが必要なんだよね。
でもそれが徹底できていないことに反省。
健康体(であろう)の子でもやっぱり手術は手術。
しっかり病院で診てもらって、飼い主さんもわからないことはしっかり聞いてもらって。

今まではまずは避妊手術、去勢手術を普及させることが大事だったのかもしれないけれど、これからの獣医療では実は避妊手術、去勢手術も他の手術となんら変わらない「手術である」ことをわかってもらう必要があるし、そしてそれをわれわれがしっかり普及させていかなくては。

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「損失余命」っていうのがあって、それはそれで知ってはいたけれど。
あるものを接種すればそれだけ寿命が縮むってことらしいんだけど。
例えばタバコを1本吸えば12分寿命が縮むらしい。

そういえば以前長寿のおばあが長寿の秘訣はタバコと言ってたということは今回はさておき。

健康食品としてとりあげられたことのある「ひじき」は小鉢1人前で58分縮むんだって(笑)

という本があるらしんだけど、たぶんこの本を読んで「あれもダメ、これもダメ」
「あ~~~どうしよう!」なんて言っている人はさらに寿命が縮んでいるような・・・
そういった類の本の損失余命ってどのくらいなんだろ?(笑)

P1150494

そりゃあね、ある程度は気を遣わないといけないかもしれないけれど、食べ物とか嗜好品よりも変なことに気を遣いすぎる、ストレスなんかの方がよろしくないと個人的には思っていて。

そしてあまりに色々なことを我慢してまで長生きしようとは思っていない部分もあって。

もうちょっと気楽に楽しく生きていくのが長さではなく質、俗に言うQOLを重視したことになるんではないかと・・・

健康食ブームとかさ。

楽しいこと見つけた方が健康的に生きていられるような気がするんだよね。

だから損失余命が長そうな本は読まないのです!(笑)





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ちと宣伝(笑)
HPがまだまだ未完成ではありますが、「猫の部屋」のページがオープン。
(HP全体はちょっとずつ完成させていく予定)
猫専用待合、猫専用診察室、猫専用入院室を紹介しています。
サイトはコチラ→http://adachi-vet.com/cat.html
猫待合プレート

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いつもの記事ではあるけれど、やっぱり大事だと思うから同じことを何度でも。
(ネタが尽きたんだろ!というつっこみは受け付けません!)
治療前
なんか食べにくそう、口臭が気になるという猫ちゃん。
真っ赤ですね~~~~
なんども書いてはいますが、猫の口内炎、歯周病はちょっと謎。
いや、かなり謎。
原因は様々だし、不明なことも少なくはない。

でも酷い口内炎の子の多くの共通点はワクチンを打っていないこと。

昔のようにFIV(猫エイズ)という理由も否定はでいないけれど、一般的に打っているワクチン(3種が多いと思う)ではヘルペス、カリシ、パルボ。



で、どうやら最近言われているし、昔から私がやっている治療からも推測できるのはカリシウィルス。
多くの猫が持っているはずではあるけれど、ワクチンはご存じの方もいるとは思うけれど、重症化を防いでくれていることも多々あり。

もちろんワクチンで全ての口内炎を防ぐことは不可能ではあるけれど、ある程度は減らせるんじゃないかと。
治療後
さて、同じ子。
歯科処置も行って、その後はカリシウィルスの治療も並行。

飼い主さんはできることは全部やりたいとのことだったのでジェルも使いながらだから、実際にはどの治療が効いているのかはわからないけれど。

それでも多くの子がウィルスに対する治療であったりワクチンであったりで軽症化することがあるのもまた事実。

まだまだ由来が外猫だった子が多い猫においてはワクチンは口内炎の発症、治療、予防の観点からかなり重要だと思っています。


食べれないって辛いもんね。

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沖縄に渡ると甲子園に行けない!
でも一つ救いはキャンプがあること。
他の地じゃなくてよかった(笑)
北條
ということでキャンプが始まった!

沖縄宜野座村の阪神キャンプ!

今年はどうなることやら











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先日の膀胱炎や膀胱結石に記事についてある獣医師の先生からのコメントをいただきました。
ちょっと参考になる話だと思うので、私の実感も交えて書いていこうかなと。

試験管内ですが、高ストルバイト結晶尿を静置して核となる物質を入れておくと数時間で結石ができることは確認しておりますので、結晶尿で生活していたが、冬場に入り排尿回数の減少により結石化して結石性膀胱炎になるのかな?とも思ったりします。 

結晶がない尿でも室温においておくと結晶化は数分でしてくるので、冬場で気温が下がるということは尿中の物質の飽和曲線が左に移行すると考えると析出しやすくなるのかな?なんて考えたり・・・ 

私の記事ではそんなに早く、冬になったからといって結石ができるの?なんて書いていましたが、実験上ではできるようですね!
なかなかびっくりです。
でもたぶんみなさんも化学の実験でやったことがあるかもしれませんが、「析出」という現象は場合によっては一瞬でできるものもたくさんありますし、「核」があればそれがどんどん巨大化していくというのはなんら不思議ではありません。
要は雪だるま方式ですよね。
いくら雪があっても雪だるまなんてできないですが、「核」となるもの、最初の雪玉さえ作ってしまえばあとは転がすだけでどんどん巨大化していく。

時間はかかるけれど真珠も「核」があればこそ。

そういった条件がそろえば短期、長期どちらでもあり得ますが、巨大化=結石化する可能性は十分にあるということです。
ということはやはり「冬」というのはやはり膀胱炎の発症リスクに十分になりうるということでしょう。

でもこれも本文に書きましたが、開腹して膀胱の状態を見ると慢性化している膀胱と肉眼上はきれいな膀胱があるわけです。
となると長期的に膀胱炎があって、結石が前からあるものもあれば、長期的に膀胱炎があって、急激に結石ができるもの、膀胱炎と結石が同時に急激に出現してきたものというのがあると考えられるわけです。

そしてそのことにもコメントをいただきました。

結石を見るのも面白いですよね。一時期、どうしても結石が気になったことがあり、いろいろ調べていたのですが、トゲトゲしいのは急性に、丸っこいのは慢性にできる傾向があるのかな?と考えています。 

ストルバイトにしても、丸いタイプは食事性。トゲトゲしいのは細菌感染による尿のアルカリ化。ただ、これにはシュウ酸Caは当てはまらないことが多いので、その辺はまだまだ面白いところが残ってるのかと思ってます。 

おそらく特に形に関しては急性、慢性という考え方は十分あり得るのかなと。
河原の石と同じように。
時間が経つと削られて丸くなっていく。
結石摘出
かなりトゲトゲしいですね。
この子は確かに膀胱は非常に薄くというか厚くなっておらず、それほど長期の炎症もしくは膀胱壁への刺激は少なかったのかなと。
色もきれいだし、結構新しそうですね。

でも痛そう・・・・

細菌感染は見あたらなかったけれど、細菌感染によって尿のアルカリ化が起こって急激に結石になるのは十分あり得ると思うわけです。







結石摘出02
トゲトゲはないですよね。
むしろ丸い。
この子は膀胱壁はそこそこ厚くなっていてある程度の長期的な膀胱炎はあったんじゃないかと想定はできるわけです。

そして色もなんか古い感じがしません?

なのでご指摘の通り急性ではトゲトゲ、慢性ではなめらかというのは一理はあるはずです。

もちろん例外もありますけどね。





病気や症状というのはどんなものでも原因が一つとは限りません。
もちろん傾向というのはあるわけです。
その傾向に気をつけるというのは予防医学という観点からは必要なはず。
空気が乾燥してきたらインフルエンザに気をつけるとか、冬場にノロウィルスが流行しやすいから気をつけるとかね。
だから冬、気温の低下だけが膀胱炎の原因とは限らないけれど、実際に夏にも膀胱炎症状の子は来るけれど、やっぱり冬に多いのは事実。
傾向として冬に多いのが事実。
そしてそれが飲水量が減る、尿量が減る、尿の貯留時間が増えるというのが原因である可能性は高い。
となればそれ以外の原因は不明なことも多いけれど、冬場には気をつけることができることもあるし、普段から気をつけることもできることはあるかも。

動物を飼う上で全てのことに注意はできないかもしれないけれど、少しずつできることから、少しずつ気をつけることができれば、少しずつ実行していって欲しいなと思うわけです。

病気を100%防ぐことはできないけど、人間が少し気をつけることで少し病気の確率が減らせるなら気をつけてあげたい、気をつけてあげて欲しいなと思うわけです。

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イラン021イラン

同じアジアで合っても南アジア・中央アジアより東側と西側である中東では市場の雰囲気が全く違う。
どちらも魅了的なのには違いはないけれど。

そう言えばトランプがイランを始めとする数カ国の人間の入国を拒否しているな。
しかも根拠なしに。
全てを批判をするつもりはないけれど、さすがにやり過ぎだろ。

さらにそう言えば、ダルビッシュの父親が応援に行けないかもって載ってた。
どうなることやら。

むしろ過激派のテロの口実を作らせているような気がするし、もしかしたらそれが狙いなのか?なんて思ってみたり。

今後どうなるやら・・・・



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「痒み」
これほど不快なものはないはず。
と言っていいくらい痒みってやっぱり不快。
今回来たネコちゃんは痒そう、ノミがいるかも、ノミのお薬をという事で来院。
ノミ
で、確かにいました。
ノミ。
でもね、痒そうだから、ノミがいるかもしれないからお薬というのではなく、常に動物はノミの脅威にさらされていると思って欲しい。

一応教科書的にはノミは気温13℃以上で活発に活動するといわれています。
本当かどうかはわからないけれど。

でもそれは必ずしも外気温とは限らない。

冬はノミは付かないってどこからの情報なのかを考えて欲しいわけです。
確かに昔は建物の密閉性も悪く、家に寄ってはすきま風が入ってきていた家も少なくはなかった。
だから冬は家の中も冷えていたわけですし、そもそもそのころのペット事情は犬は庭先に、猫は出入り自由だったわけです。
となると常に冬の外気にさらされているわけですからノミは確かに活動が低下するわけです。

でも、今は室内飼いが多勢。
そして今の居住空間は気密性も高く、快適な空間を作ることができるわけです。
いくら外気温が低くても家の中は快適そのもの。
となると室内飼いというのは常に動物にとってもノミにとっても快適な空間を作っているわけです。
だから冬でも今は普通にノミをつけた子がいたりするわけです。

そしてもちろんノミは痒いだけじゃなくてアレルギーを引き起こすし(人間も含めて)、ノミを媒介する感染症も引き起こすわけです。

結構ノミやダニは付いてからでいいという飼い主さんもいますが、痒がってからでは可哀想。
痒がる前にちゃんと予防して欲しい。
ノミ媒介性の感染症にかかってからでは遅い。
ヘモプラズマなんかになると死亡もしてしまう。
だったら感染する前に予防して欲しい。

冬だからは昔のすきま風ピューピューの時代の話。
今はおそらくある程度は快適な空間にみなさんいるはず。

冬の間でもちゃんと予防してあげて欲しい!

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昨日に引き続き。
膀胱炎症状があると言ってももちろん膀胱炎じゃないこともあるし、膀胱炎でもいろいろな膀胱炎があるのは機能だけじゃなく、何度も書いてきました。
エコー
で、この子(にゃんこ)は膀胱結石がありました。

これを確かめずに膀胱炎と勝手に判断して膀胱炎の治療だけやっても一時的には症状は消えるけれど、結石は残っているわけだから必ずその症状は再発するわけです。

だからやっぱりエコーは大事。









結石摘出02
で、手術して摘出。
結構大きい。
膀胱壁も結構肥厚してた。
一時的な、もしくは急性的な膀胱炎であればそんな簡単には肥厚しないもの。

ということはこの子は慢性的に膀胱炎があったということ。
症状が出ていなかっただけで。

そして昨日のキーワード「冬」
冬になって急にこんな大きさの結石ができるんかな?
開腹しないとわからないことも多いけど、確かに膀胱がすごくきれいな子はいるから結構短時間に結石ができた可能性はある。
一方膀胱壁がガチガチに肥厚していて、慢性経過をたどっている子も少なくはない。

膀胱壁がある意味結石ができた時期を少しくらいは教えてくれるのかもしれない。

ということは場合によっては冬に膀胱炎が多いんじゃなくて、冬に症状が出やすいということなのかなと。

そしてもう一つ。
沖縄に来てから結石が結構多い。
この数か月でかなりの数の結石を見てきています。
沖縄が特別多いのか、内地で私が見逃していたのかは定かではないです。

もし沖縄で多いとするなら要因は?
「冬」?
寒いといっても気温で言えば内地の方が低いのは当然。
となると実は「冬」ってそこまで大きなキーワードなのか?とも思ってしまう。

フード?
さすがに今は人間のご飯の残りをメインでという子は少ないはず。
実際に食べさせているのは市販のフード。
でもそのフードが低品質?
でも沖縄だけ販売しているわけではないし。

水?
沖縄の水は硬水と言われてた。
実際にやかんや電気ケトルの底や壁には炭酸カルシウムがびっしり付着することも。
沖縄本島は大部分が石灰岩(サンゴ礁の隆起による)でできているかららしいけどね。
じゃあ実際に硬水かと言われると・・・・

那覇水道局によるとカルシウムとマグネシウムの濃度は

名護浄水場 43
石川浄水場 34
北谷浄水場 92
西原浄水場 33

と当院の周辺は西原浄水場水域なのでむしろ軟水。

そしてストラバイト(リン酸マグネシウムアンモニウム)はマグネシウムが多いとなりやすいと言われているけれど、そしてマグネシウム単独のデータは見つからなかったけれど、それほど濃度は高くないみたい。

シュウ酸カルシウムはカルシウムが多いとなるのかどうかもよくわかっていないし、やかんとかに炭酸カルシウムが付くということは多いのかもしれないけれど、でも結構ストラバイトが多いような感じがするからどうも納得のいくデータではない。

う~ん・・・
特に近年ではシュウ酸カルシウムが圧倒的に多いとされているけどその理由はわからないし、でもフードが普及してきているから逆にフードが原因かもしれないし。
沖縄でも炭酸カルシウムが多い(ような気がする)水の割にストラバイトの方が多いし。

やっぱりわかりません・・・・

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冬まっただ中で寒さに体が動かない毎日です・・・・
で、冬といえば膀胱炎。
冬にどうしても多くなります。
で、問題はなぜ冬に多くなるのかってことではあるし、それは何度も書いてきました。
記事の一例はコチラ→今年は早くて多い? 〜特発性膀胱炎〜

正直理由はやっぱりわかりません。
もちろん飲水量や尿量が関係しているとは思いますが。
でも本当にそうなのか?
好中球細菌貪食
この子は細菌性膀胱炎。
好中球の中に大量の捕食(貪食)された細菌が見ることができます。
細菌性膀胱炎でしかもその細菌がアンモニア産生菌であれば尿はアルカリ化して結石ができやすくなるという理屈はわかる。

でもそれが冬にっていうのはどうして?

この写真の子は結石はなかったけれど、結構結石を持っている子は多く来院しています。

冬に急に結石ができるわけではないだろうに。

となると慢性の膀胱炎は実は元からあって(実際に膀胱壁がかなり厚く、硬い子も少なくない)、冬になると膀胱炎症状が出ているだけという方がしっくりくるような気がする。

毎年冬になるたびに膀胱炎になる子をたくさん集めて、夏に膀胱壁を一部取って病理に回すグループ、膀胱炎の症状が出たら病理に回すグループなんてことをやればいいのかもしれないけれど非現実的・・・

でも来院で言えば圧倒的に冬が多いんだから膀胱炎の症状が出やすいのは確か。
それが元から膀胱炎があったかどうかは別として。

寒いから水と飲まないというのであれば部屋を暖かくしておくしかないか?
尿をすると体温が奪われる(という説もあるけど真偽は不明)なるとやっぱりずっと暖かくしておく?
でも電気代なんかを考えるとすべての人ができるわけじゃないよね・・・
となるとやっぱり古典的だけど水飲み場を増やして常に新鮮な水にしてあげて、時には水が回る・湧き出てくる水飲み装置を買って・・・
トイレも数か所設置して、できるだけトイレも清潔に保ってあげるしかないか。

本当はメカニズムがわかるのがいいんだけど、それはまだ我々の努力不足。
こんな昔からあって、よくある病気でもわからないことが多いのは本当に申し訳ない次第です。
となると申し訳ないですが、みなさんに気を付けてもらう、工夫してもらうしかないのが現状。

申し訳ないです!!!!!!!!!!!!

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