「何の仕事してるんですかぁ?」そう聞いてきた四ッ谷さんに会社名を答えるわたし。

するとなぜか「ああ、派遣で色んな会社回ってるんですか?」と言われたので、正社員で今の会社は6年目だと伝えます。

それから少し話すと、同業他社で働く彼女の旦那さんとわたしは、同じような業務をしていることが判明。

ここで、あれ?と思います。

高収入な旦那さんをつかまえて「都内でセレブライフ!ひゃっほーい!」とはしゃいでいたそうなので、てっきり役員クラスかと想像していたけれど、そうではないと。

シンママの時よりはずっといいけど、想像していたセレブライフとはちょっと違うだろうな…と失礼ながら計算をしてしまったのでした。

でも、わたしのそんな思いに気づかない四ッ谷さんは「指輪どうするんですかー?」と質問しなからご自身の結婚指輪を見せてきたので、「ショーメ素敵ですね」そう言ってニコニコしておきました。

途端に「何で知ってるんですか?」と変わる顔色。

きゃー、こわーい。

トルサードくらい知ってるよ。

わたしの口からショーメの言葉が出たことで、さっきの得意げな表情はどこへやら「本当はこの種類の婚約指輪と重ね付けする予定だったんだけど、なしになって…。その婚約指輪はいくらで…」みたいなことを言い始めた四ッ谷さん。

計画では「これはショーメというんですの。オホホホー!」とするつもりだったのに、わたしがだいたいの金額を知ってそうなのが嫌だったのかもしれませんね。

しかし、ここでおとなしくなるはずなんてなく、作戦を変えてジャブを打ち込んでくるのです。

四ッ谷嬢、強い。そして怖い。

「でもぉ、お兄ちゃんにはショーメの婚約指輪と結婚指輪なんて無理でしょ。2つで100万とか行っちゃうしー」

いや、あなたも買ってもらってないじゃんw

しかもこれまで散々お金の援助をしてもらっていた兄に、よくそういうこと言えるわねー。

再婚するまで娘の塾&ピアノ代払ってもらってたんでしょー?

すごい子だわー。と内心呆れるわたし。

この後本人を目の前にして「お兄ちゃんはお金がない」を10回は言ったでしょうか。

いやいや。あなたの旦那さんよりはないかもしれないけど、なくはないっす。

あなたの旦那さんは歳行ってるのとそれまで独り身だったからお金があるのかもしれないけど、彼のことをバカにできるほどじゃないっす。

適当に流すわたしの横で、人の悪意にとても鈍感な彼は黙っていましたが、じわじわとジャブが効いてきたのでしょうか。

逃げるようにお風呂に入ってしまいました。

リビングには女がふたり。

彼女が待ちわびていた時間がようやく到来。

すると、「お兄ちゃん、下着ユニクロとかで買ってるんですよね。やだー、信じらんないwww」と下着までバカにしはじめましてね。

そういうあなたは、スタジオファイブとかサルートでも着てるんですか。

シンママ時代、彼にユニクロで娘の分も色々買ってもらってたの知ってるよ。

それを今の旦那さんに捨てろと言われたことも。

3年付き合っていれば家族の話くらいするものだと思うけど、四ッ谷さんはわたしが何も知らないものと認識しているご様子。

彼に聞いたらすぐバレるというか、既にバレていることで見栄を張ったり、お兄ちゃんを落とすことでわたしも落としたつもりになっている彼女を見て、この人大丈夫かな。結婚生活で相当疲弊してるのかな。と思ってしまったのでした。

そして、なぜきょうだいでここまで性格が違うのか。

あなたのお兄ちゃん、最近は米とか野菜とか情けないこと言ってるけど、人のこと悪く言わないし、すごく優しいのに。

お兄ちゃんの結婚相手を見極めているのかなんなのか、やたらとバチバチしてくる四ッ谷さんを見ながら、わたしは少し胸が痛くなります。



たまに遭遇していた、初対面で敵意をむき出しにしてくる同性。

と言っても、それは30代半ばくらいまでの話で、久々の感覚にわたしは、この人に歓迎されていないんだと感じたのでした。



妊娠記録、書いてます。
https://ameblo.jp/miriko-pisces