5人で食事をいただきながら出てくる、見に行った物件の話。

四ッ谷さんは図面を見ながら「いいなー、遊びに行きたい!」とノリノリでしたが、お父さんは渋い顔。

お母さんは「ここは田舎だけどね、車があれば大丈夫だから」とこの辺りに住むことを推奨。

そして肝心の彼は、どちらにもいい顔。

おいおいおいおい。

あなたはどうしたいのよ。

漂う雰囲気的に、この辺りに住む流れになっているような。

家を貰えるって言っても、ご両親はまだまだ元気だし、近い将来ここで同居ってことになるのでは…。

そうなるともれなくついてくるであろう介護のにおいが…。

い、嫌だー!

同居って、元々の家族側はいいかもしれないけど、お家に入れてもらう他人側からしたら相当ハードなイメージ。

二世帯でもないこの家での生活。

自分の居場所は彼が使っている部屋?6畳くらいよね…。

お風呂の順番に気を遣い、キッチンに立つにも気を遣う。

当然リビングでゴロゴロなんてできそうにない。

そんな生活をしたら、数ヶ月でわたしは禿げ上がるのではなかろうか。 



結婚できればどうにかなる。

少し前に抱いた甘い考えは、この時見事に砕け散ったのでした。

だけどこの歳で別れたら、もう結婚という言葉を出してくれる人には会えないかもしれない。

この時婚活ということを微塵も考えていなかったわたしは、自分の置かれた状況に愕然としたのでした。

その後世間話をして少し経つと、翌朝から仕事というお父さんは「それじゃ、これからよろしくね」と言い残して退席。

「(同居)よろしくね」になぜか変換されて心の中がざわつき出すわたし。

お母さんはすぐそこのキッチンでお片付け。

リビングで3人になると「そういえば、何の仕事してるんですかぁ?」と、四ッ谷さんが対面した時の鋭い目つきでわたしを見ながら言ったのでした。

なんか怖いなー、この人。

そんなことを思いながら、わたしは話を始めたのでした。


妊娠記録、書いてます。
https://ameblo.jp/miriko-pisces