2021年03月17日

働くモチベーション

パン屋の仕事は、大まかに言うと、
その日に作ったパンをその日のうちに売る、
というシンプルなルーティンがあります。

とはいえ1日1日で言うと毎日が全く違います。曜日によっても違うし、予約によっても違います。
なので飽きることは全くないし、ルーティンなんてものはあり得ません。

それが面白いと感じられればいいのですが、
次から次へとやらなければならない事が頭に蓄積されて、うんざりする事もしばしば…。

でも、6時の閉店時間までには終わっていくので、うんざりした事も忘れていきます。
ビール飲んで寝ると、更に綺麗に忘れます。

こんな毎日の中で、なにが楽しくて続けるモチベーションになっているか。
考えてみました。

たぶん、誰かにパンを食べてもらう事で、何らかの多幸感を与えられるのではないかと信じているからだと思います。
なぜなら私が食べる事が好きだから!
美味しいものを食べると、ホッとするし、気分も変わるし、やる気にもなる!
私もそんな喜びを与える側になりたい。
それが私の根っこの部分にあって。
だからヘロヘロになっても、うんざりしても、早起きできてしまうんです。

この前ラジオを聴いていて、『お金は働いた残りカス』という論語が紹介されていました。
ホント、お金儲けをする事を考えたら、こんな因果な商売はねーわ!と聴いていました。
でも、直接食べてもらえる方に手渡しして、日々の生活のルーティンに何らかの彩を加えられるこの仕事は、『働く』大きな付加価値になっています。
自分のためだけじゃなくて、誰かのためにも働けている。
それを実感できるって、結構サイコーなんです。

ちょっとだけ体が疲れていましたが、この連休でかなり回復できました。
また明日から頑張りまーす!


mirisbread at 13:28コメント(0) |  

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