2005年12月

2005年12月11日

Zsolt Kaltenecker Trio

2005年11月26日(土) 神田 Tokyo TUC( TUC(東京タック)  
P1010007

Zsolt Kaltenecker Trio/ ソルト・カルトネッカー・トリオ
Zsolt Kaltenecker ソルト・カルトネッカー(ピアノ)
Peter Papesch ペーテル・パペッシュ(ベース)
Gergo Borlai ゲルゲー・ボルライ(ドラム)






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以前からガッツラジオ番組の
ガッツプロダクションの笠井代表

ラジオ番組「ジャズ万歳」を聞いていて
笠井さんの大ファンなのですが、
2005年10月29日(土)TokyoTUC
Scott Hamilton & Harry Allen NEW YORK SEXTET

のライブに笠井さんも来ていて
私達は、今回の Zsolt Kaltenecker Trio のライブを知り
ソルト・カルトネッカーではなく、
笠井さんが熱く語りプロモートする
ミュージシャンだから、笠井さんを応援のつもりで
このライブに訪れたという、なんとも門外漢な聴衆だった。

そして、素人ならではの思い込みで、
ヨーロッパ系らしいから、リリカルな心地よい演奏をゆっくり楽しめるのかなぁ・・と、
さらに、東欧のJAZZの認知度はそうそう高くはないであろうと
ゆったりした会場で(お客さんの入りもパラパラ)と想像し
入れ替えなしのライブゆえ、1〜2ステを正面の席に陣取り聞こうと、
やや早めに東京TUCに到着。
しかし、現実は予想外!
席はとうに無く、立ち見で(楽屋通路あたりの空きスペースに身を小さくして立ち)
アーチストはほとんど見えない
そんな1ステージを経験したのです!

しかし・・!アーチストは見えないのだけど、かなりいい演奏で、
音を聞いているだけでも迫ってくるパワーにとにかく驚いてしまった!
1ステは「枯葉」など馴染みのスタンダード中心だったけれど
今まで聞いた事の無いダイナミックな演奏だった。

2ステに入る前に、会場に席を改めて作って頂き
肩を寄せ合い状態で聞くことができたものの
お客さんの頭の隙間からベースのペーテル・パペッシュを時々見るという具合だった。
さらに、驚いたことに、この日の観客層がものすごく若いこと!
たぶん10代後半〜20代半ばというか、学生諸君が大多数だったと思う!
いやはや・・・・驚きました!
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2005年12月06日

W・ワシントン

2005年.12月.3日 TUC(東京タック)
”PETER WASHINGTON,KENNY WASHINGTON & SATOSHI INOUE”
★下記画像は東京TUCさまで以前公開されていました画像を
加工掲載させていただきました。
http://www.tokyouniform.com/tokyotuc/
PETER WASHINGTON,KENNY WASHINGTON & SATOSHI INOUE”2005年.12月.3日 TUC(東京タック)”PETER WASHINGTON,KENNY WASHINGTON & SATOSHI INOUE”
井上 智(g)、ピーター・ワシントン(b)、ケニー・ワシントン(ds)、
スタッフォード・ハンター(trb )
私の2005年最大にラッキーな、記念すべき日となった。
一週間前の東欧のJAZZ・Trio ソルトカルトネツカーのライブに行った日に、東京TUCの支配人・田中紳介氏から招待プレゼントされたライブで、さらに最前席(相撲でいうところの砂被り席)で聴取できた!

正直にいうと”PETER WASHINGTON,KENNY WASHINGTON & SATOSHI INOUE”
ライブにたいして出演アーチストの前情報収集することもなく、私たちはこの日初めて遭遇アーチストだった!

曲は「枯葉」「All the Things You Are」・・とはじまり、スタンダードが中心で、数曲井上 智(g)とスタッフォード・ハンター(trb )のオリジナル曲を入れ、演奏時間もタップリとアンサンブル、ソロと構成良く、NYで活躍するアーチストの王道を行くJAZZを堪能した一日となった。

開口一番の曲、井上 智氏の「枯葉」イントロは、うちの伸ちゃん曰く「ジム・ホールだ!」というくらい、ジム・ホールを 彷彿とさせる、うまいギターだった。また、Wベースの Peter Washington (ピーター・ワシントン)、ドラムが Kenny Washington (ケニー・ワシントン)のサポートが、このライブの格を数段高いものにしている印象だった。

Kenny Washington

.Kenny Washington ケニー・ワシントン








Peter Washington(b)


Peter Washington ピーター・ワシントン








東京TUCの支配人・田中紳介氏&うちの伸ちゃんスタッフォード・ハンター(trb )東京TUCの支配人
田中紳介氏と
うちの伸ちゃん
スタッフォード・ハンター(trb )

I Loves You, Peter

Peter Washing

ライブの演奏曲は大半がスタンダートであったから、目の前でその曲がどのように動いて、どう進行するかという醍醐味を・・・どうもドラムとベースのW・ワシントンが紡ぎ出しているということがわかる。ドラムとベースのリズム隊のW・ワシントンは、今回のライブではアンサンブルに徹していてトリッキーな場面は殆どみられなかったが、演奏曲全てにおいてズッシリとボトムを支え、一音一音、一拍一拍が持つスピード感で、シャープなビートと奥行きあるサウンドを創りあげていると実感した。

はじめて遭遇したPeter Washingtonの印象
私如きJAZZ初心者がピーター・ワシントンのベース・ワークのすごさを語ることは難しいのだけれど・・・。
初心者のわたしにも上手いベースだとわかる音なのだ。太い音でビートも明快。でも、それ以上に印象に焼きつくのは、演奏する姿(ビジュアル)の美しさだった。同じフレーズを高いポジションから低い位置にスライドさせる時に醸し出すスピード感、スリル。曲進行に対して繊細な配慮を凝らしつつ他の奏者にむけてアイコンタクトをおくるあの眼差しは、憂いを含んだプレスリーの眼差しと同じようだった。さらにベース・ブレイク時に、時折見せる、ベースネックの高い位置に両手を添えておき、小首をそこに傾ける姿・・・。
私は初遭遇したPeter Washingtonの、演奏する姿、顔、眼差し、仕草全てのビジュアルの美しさに、たまらなく魅了されてしまった!
akemin