2006年09月

2006年09月02日

YELLOWJACKETS

YELLOWJACKETS1
結成25周年を迎える
コンテンポラリー・ジャズ・シーンの大御所
サックスのテーマ&アドリブはどこまでも熱くならず
ベース、キーボード&ピアノ、ドラムスが織り成す
リズムはとても複雑でみるみる変化していき
四人の生み出すリズム&ハーモニーは スリリングだった!

YELLOWJACKETS2

トゥエンティ・ファイヴ(DVD付)


8/31(木) 1day ▼Fusion
YELLOWJACKETS /イエロージャケッツ


Russell Ferrante(key)
Jimmy Haslip(b)
Bob Mintzer(sax)
Marcus Baylor(ds)


::私的・ミーハーな感想::::::::::


もしかしたら↓これは当たり前のことかもしれないが

昨晩のYELLOWJACKETSで当たり前がとても新鮮だった。

”どのパートの音もとてもクリアーに聞こえる”

互いの音を殺しあわない
デリケートな音量を微調整するバンドなんだなぁ・・・。

ベースの、ジミー・ハスリップ

YELLOWJACKETS3同じコードですごく難しいリズムを
バスドラのビートのように延々きざんでいく
そのビートはYELLOWJACKETSのサウンドの
低音パートを支えていた。
数回 ベース・ソロがあって
三本指(ひとさし、中、薬指)で
絃をかるーく撫でているいるように
かるーく弾いているように見えたが、
聴こえてくる音は複雑でスピード感のある音が出てくる。
簡単そうに弾いてるとしか見えないのに
音はものすごいことになっている、
見ると聞くの認知が アンビバレンツなベイシスト!
ウワサには聞いていたが 凄テクのヒトだった!!


サックスの ボブ・ミンツァー

YELLOWJACKETSJACOが存命中の
ジャコビック・バンドのビデオで見た時より
確実に二倍はふっくらした体格だった。
演奏中のサックス・ブレーク時
楽器を置いて丸腰で直立しているシーンが数回あって
所在なさげに廊下にたたされている小学生みたいで 
クスリと笑ってしまった!
さらに ミネラル・ウォーターを飲むシーンもウォッチ・・・
このシーンも客席正面にむかって直立不動の姿勢のまま
ミネラル・ウォーター飲んでいたのも
なんだか可笑しかった!
サックスはジャジーでした!


キーボードの、ラッセル・フェランテ

YELLOWJACKETS5たぶんものすごいテクなんだろうなぁ・・・この人も!
でも このバンドのコンセプトなのか
ラッセル・フェランテ自身の性格なのか
前へ前へは出てこない。
昨晩のライブではキーボードの音量を
もう少し上げてくれるとよかったなぁ・・と思う。



ドラムスの マーカス・ベイラー

YELLOWJACKETS4演奏開始前に偶然外で遭遇した。
マーカス・ベイラーはとてもシャイな感じのヒトだった。
そして私より頭ひとつ小振りな少年のようなヒトだった。
で、演奏がはじまったら
マーカス・ベイラーは見た目とは大違いで
なかなかビックなオーラを発揮するドラマーだった!
その音は、ハービー・メイソンを連想するような
繊細で洗練された堂々たるドラミングと
卓越したタイム感覚のものすごいドラマーだった。


おまけ情報 今日から3日間はブルーノート東京ですね!
モーション・ブルー横浜では
YELLOWJACKETSの面々は演奏終了後
すぐに客席に出てきて
ひとりひとりマジック片手に
サインやら握手やらファン・サービスが厚かったですよ!