2006年10月

2006年10月10日

横浜JAZZプロムナード(2006)

横浜JAZZプロムナード(2006)

横浜市内の大小ホール10ヶ所、ジャズ・クラブ25軒
それに加えて街角あちこちで演奏される
街角ライブ・・・
今年も
10月7、8日の横浜はJAZZがいっぱいだ!

私は7日の正午スタートの関内ホールから参加で
3つの演奏を堪能した。


JAZZは幅広いと一口にいうけれど
ほんとうに 
同じ音の同じスタイルにはお目にかからない。

一日使って まったく違うJAZZに遭遇しながら
聞き耳をたて 発見し 
さらに新しい興味が生まれた
JAZZイベントだった。

さて 私が参加したライブを
一同に並べて レポートを書くには
なにか共通ワードを使って
ライブで味わった楽しさを伝えたいと思った・・・。

akemin的共通ワード

横浜JAZZ風呂ムナード 

:::::::::::::::::::::::::::

◆湯もみが名物の草津温泉と花火大会
横浜JAZZプロムナード(2006) 1
森山威男(ds)板橋文夫(p)双頭バンド
・12:00〜関内大ホール
板橋文夫(p)森山威男(ds)林栄一(as)竹内豊(ts)望月英明(b)

森山威男(ds)板橋文夫(p)双頭バンドを譬えるなら
草津温泉と賑々しい花火大会!!
温泉のなかでも高温のあっちっちの草津温泉
長い木の板を使って湯をかき混ぜる湯もみにあおられ
高温のお湯に気合を込めて入湯する
湯からあがれば
さらに賑々しい花火大会で盛り上がる。
そんな感じのステージだった!!

開口一番 ノッケからぶっ飛ばしてはじまった!
熱くエキサイティングな板橋文夫氏のピアノ
一方
かのアート・ブレイキーがナイアガラ・ロールならば
森山威男氏のドラム・ソロは
花火大会で速射連発で胸に迫る
スターマイン・ロールだった。

ほぼ満席の関内大ホールの観客も
じわじわなんて生やさしい入りではなく
音を聴いた瞬間から熱くなる
目の前で生出されている音・リズムは
なみなみと押してくる
そんな熱い演奏だった!
ちなみに 演奏終了後 
リスナーの私は なぜか声が枯れていた
ということは
相当気合を込めてリスナーとして参加したということだろう。

♥akeminの印象的な一曲/森山威男(ds)板橋文夫(p)双頭バンド
エキサイティングなプレイの終盤に
しっとり演奏された
アルトサックス・ソロからはじまる
♪Over the rainbow アート・ペッパーを ふっと浮かべてしまう
そんな 一曲だった。


:::::::::::::::::::::::::::

◆VIPルームのフルサイズバスタブに浸かる心地よさ

横浜JAZZプロムナード(2006) 2

宮之上貴昭カルテット+1 13:50〜ランドマークホール
宮之上貴昭(g)
滝本博之(p)稲垣護(b)大田耕平(ds)山中良之(ts)

宮之上貴昭カルテット+1を譬えるなら
一つ前の演奏と比べるから
なおさらこんな印象になるかもしれないのだけれど・・・
VIPルームのフルサイズバスタブに悠々とくつろぐ
そして ほのかにいい香りがする
とてもリッチなひと時・・・そんな感じのライブだった。

ランドマークホールは立ち見が出るほとの盛況だった
前から四列目の席につき
宮之上貴昭氏のギターを聴き始めると
ちょっと不思議な感覚をおぼえた。

満席の会場にいるはずなのに
たった一人でゆったりと聴いているかのような
感じがするのだ。
たぶん そんな感じを覚えたのは私だけではないと思う
ステージから溢れてくる音は
満席の会場のリスナー 一人ずつにむけて
ONLY ONEの 
それぞれのアナタにおくられている感じがするのだ。
そして 満席のリスナーは
それぞれゆったりと耳を傾け 
それぞれが満足感を漂わせる何かを発している
だから・・・ランドマークホールは
やわらかい空気に包まれていた。


宮之上氏のギターは香り立つような色っぽさと
聞き耳を立てているリスナーの耳を時々刺激する
どこかで聞き覚えのあるフレーズを織り込みながら
進行していく。
4バースづつアドリブ・ソロが交代するシーンで
時々(ギター以外のソロの時に) 
ほんのかすかに添えるギターの音が
また 聞き耳を立てているリスナーには
「あっ特別な音を聴いちゃったかも・・・」と
私だけが何かを発見したように
秘密めいてうれしくなる・・・。

♥akeminの印象的な一曲/宮之上貴昭カルテット+1
なんといっても 
ONLY ONEの気分で聞き耳を立てているので

♪Nearness Of You
この曲を演奏されてしまったら・・・・
もう Body and Soul とろけてしまう
そんな 憎い選曲だった。


:::::::::::::::::::::::::::

◆遊び心を刺激する老若男女みんな参加できるジャグジー

横浜JAZZプロムナード(2006) 3
鈴木 勲OMA SOUND 19:00〜 2ステージ 
KAMOME live matters
鈴木 勲(b)
森田 修史(ts)スガダイロー(p)吉田 サトシ(g)
織原 良次(elb)伊藤 宏樹(ds)

鈴木 勲OMA SOUND を譬えるならば
自由で何でもありでとにかく楽しい
そして何より 遊び心を刺激する
あの独特の音の世界はもう 
プール付きサウナ付きバブルバス付きヘルスルームもありの
ジャグジーのようだ。

鈴木 勲氏のライブから
JAZZにはほとんど縁のない友人二人と合流し
女四人で参加した。
ぞっこん惚れ込んだ私のJAZZが 
どんなふうに彼女らに映るか少々心配でもあった
予想通り
1ステージ目は 電気楽器のビートや
あまり馴染みではないサウンドに
少しずつ
不満の色も見え隠れしていた。
私は内心 
JAZZはそれぞれの好みをあわせて
数人連れで聴きにいくのは難しいと思っていたが 
全くもって好ましくない方の
ストライク・ゾーンに入ってしまったと
私の遊び心が 少しずつ萎えていきそうだった・・・・。

ところが
1ステージの終了後
なんと あの鈴木 勲氏みずから
初対面の私達の最後尾の席に足を運んでくださり
JAZZ初体験の友人に
あれこれフレンドリーに話しかけてくださったのだ。

人となりが伝わると
次のコミュニケーションは 
潤滑に促されるのはどの世界でもおなじようだが
ここだけの話だけれど
1ステージでお終いにしようと思っていたのだが・・・
鈴木勲さんの訪問で気を良くしてくれたのか
2ステージ目も聞くことになり
小躍りして一番喜んだのは多分私だったと思う
鈴木勲さんに 本当に感謝&感激!!

1ステージでは中盤演奏中 
ピッコロベースの弦が切れて
若手ミュージシャンが鈴木さんのベースが戻るまで
いかにも緊急事態で音を繋ぐといった
どこか頼りない演奏だった
当の鈴木さんはちっとも急がず 
威風堂々と弦の張替えをしている

なんとも微笑ましい 
他ではなかなか遭遇できないシーンだった!
「いいものを 見させていただきました」と
つぶやいてしまった。

♥akeminの印象的な一曲/鈴木 勲OMA SOUND
とにかくいろんな音が溢れるステージで
鈴木勲さんのブルースみたいなボーカルできかせてくれた
♪Fly Me to the Moon・・・もよかったけれど

一曲を選ぶならば
♪My Foolish Heart
これは
ヒップ・ホップの若いおにいちゃんのDUOが
My Foolish Heartではないヒップ・ホップの歌を歌い
バックの鈴木 勲OMA SOUNDは♪My Foolish Heartを演奏する
2ステージで演奏されたナンバーだ。
ものすごく遊び心を刺激され
おにいちゃんDUOを時折サングラスの奥から眺める
鈴木勲さんの眼差しに 
私もなんとも幸せな温度に包まれた。

:::::::::::::::::::::::::::

◆銭湯背景画の富士山を目出ながらくつろぐ大衆浴場

じつは 鈴木勲さんと同時刻開催だったから
今回はみおくった 山本剛氏が
ひょっこり KAMOME live matters に現れた
私は 先ほどまでは
最後尾席で アン・ラッキーと思っていたが
最後尾席だったおかげで
こっそり現れた山本剛氏に気が付いたわけだ!!

こっそり山本さんに近づいて
握手と記念撮影をしていただいた!!

横浜JAZZプロムナード(2006) 4

さらに ほんの1フレーズだけだけれど
私達の耳元で
「♪ダァンナ 飲ませてチョウ ダイナ」を歌ってくれた!!


:::::::::::::::::::::::::::

7日の夜空は 満月だったそうだが・・・
私は月を眺める間も無く
最高のJAZZマンの演奏に酔いしれて
うれしいハプニング満載の一日だった!!


ここまで読んでくださった方
長文でごめんなさい
ほんとうにありがとうございます。・・・・akemin



miruko1 at 14:32|PermalinkComments(0)

2006年10月06日

The Jazzinvaders

The Jazzinvaders
The Jazzinvaders 1
ハード・バップ・ジャズラテンのビートを取り入れた
Club Jazz

2006年10月3日 モーションブルー横浜にて

正直クラブ系サウンドは初ライブ参加だったけど
おじさん おばさんJAZZファンにも
これは かなりイケルゾ!!

下記一曲 フル視聴できます!
"Social Beats"
http://www.myspace.com/socialbeats

Club Jazz
The Jazzinvaders /ザ・ジャズインヴェーダーズ

Rolf Delfos (as)
The Jazzinvaders 2







Timothy van der Holst(ds)
The Jazzinvaders 3







Guido Nijste (sax)
The Jazzinvaders 5







Jan van Duikeren(tp)
The Jazzinvaders 4







Erwin Hoorweg(p)
The Jazzinvaders 6







Linda Bloemhard(vo)
The Jazzinvaders 7


続きを読む