2006年11月
2006年11月07日
富士通コンコードJAZZ・ライブレポート
2006年11月4日
Lewis Nash & Be-Bop Great All Stars
Featuring Frank Wess
富士通コンコード ジャズ フェスティバル in 東京TUC

熱い熱いJAZZでした!
熱気で大汗かきながら演奏の物凄さに鳥肌を立て
こんなエキサイティングなJAZZは初めてです!!
■メンバー紹介&アーチスト・レポート
○Lewis Nash:ルイス・ナッシュ(ds)

ルイス・ナッシュは昨年のジョー・ロヴァーノのライブで
初遭遇し 今回が二度目ですが
ルイスのドラムの切れ、決め、刻みは絶品です!
しかし 今回はルイスのドラムの巧さ以上に
メンバーを統率するリーダーの器に感服しました!
リスナー初心者の私の発言に
「何をかいわんや 」とお叱りを頂くかもしれませんが
恐れず云いたいことは
ルイス・ナッシュこそが
アート・ブレイキーの後継者だと私は強く感じました!
今回の熱い熱いライブの成功の核は
ルイス・ナッシュだと私は思いました!!
http://www.pasic.org/Archives/2001/SlideShow/Drumset/pages/Nash.htm
(画像↑からお借りしました)
○Terell Stafford:テレル・スタフォード(trp)

スピード感あふれる演奏とおもいきや一転して
哀愁あるバラードへ
一瞬で空気を変える物凄いトランペッターでした。
少々伏目がちな目線で時折会場を眺め
観客のノリを確実に掴んでいるのは凄いです!
ラストの曲 Dat Dere で
トランペット・ソロと観客との
長い長いコール&レスポンスは
髪が逆立ちそうなくらい 私は興奮しました!!
http://www.jazzpolice.com/content/view/4537/
(画像↑からお借りしました)
○Jesse Davis:ジェシー・デイビス(as)

キャノンボール・アダレイのような躍動する音と
溢れ出るフレーズはチャーリー・パーカーの再来
と云われるジェシー・デイビス。
とにかくジェシーが目の前に立っているだけで
ファンキーな空気で溢れてくるように私は感じました。
躍動あるアルトの演奏も実に楽しさに溢れていました。
ブレークの時テレル・スタフォードと二人して
舞台脇に下がるのですが
そこでもかけ声を入れたり笑ったり
ジェシー・デイビスから発信される空気のおかげで
ニューオリンズかどこか本場のライブハウスにいるような
今まで味わったことのない独特の本場の雰囲気を味わいました。
http://www.jazzkeller.com/website_tech/gallery_images/jesse_davis.htm
(画像↑からお借りしました)
○Mulgrew Miller:マルグリュー・ミラー(pf)

デカイ人ですね!とにかくデカイ!
岩石のような存在感に圧倒されました。
手も指もデカイ!
マルグリュー・ミラーの指まで良く見える席だったので
ピアノのキーに指が陥没して抜けなくなるのでは・・・と
またまた 別の興味で一時指ばかり見ていた私です!
しかし 風体の印象とは大違いで
マルグリュー・ミラーはひたすら目を閉じて黙々とピアノを弾き
切れ味の良い端整なタッチと正確な音使い
時折飛び出す 遊び心の効いたフレージングに
達者なピアニストなんだと思いました。
ラストの曲 Dat Dere では観客も立上り
テレル・スタフォード(trp)ソロでは
長い長いコール&レスポンスの後
マルグリュー・ミラーのソロに移ると
彼のあそび心からか・・・・モンク風に空気を変え
聴衆の予想をとても楽しく裏切ってくれる心憎さそこでまたまた会場は一層盛り上がりました!!
http://www.internationaljazzproductions.com/projects/mmillerwingspan.html
(画像↑からお借りしました)
○Peter Washington:ピーター・ワシントン(b)

ピーター・ワシントンに会いたくて
このライブに参加したのが私の一番の動機です!
昨年 初遭遇した時から恋焦がれたピーターでした。
ベースの音、リズムが実に太く男っぽいです。
トリッキーなシーンは殆ど見られず
ひたすら屋台骨を支えるというのが前回の印象でした。
それが 今回はピーターがかなり熱く!
エキサイティングで!
スリル溢れるベースでした!
ラストの曲 Dat Dere では
会場のスタンディング&手拍子に
ピーター・ワシントン以外の
アーチストも楽器を置いて一緒に手拍子が始まり
(あのフランク・ウエスさんも!)
ピーターのソロ&全員手拍子なんてシーンもありました!!
たぶんこんな熱いライブには遭遇できないと思います!!
http://www.jazznow.com/1004/Newport2004.html
(画像↑からお借りしました)

ライブ終了後 私達のところに
わざわざ会いに出てきてくれた
ピーター・ワシントンありがとう!
I Loves You, Peter
Featuring
○Frank Wess:フランク・ウエス(ts,fl)

1922年ミズーリ州カンサスシティ生まれのフランク・ウェスさん
御年は84歳。
入退場ではメンバーに支えられながら登場してきましたが
演奏がはじまるとキャリアから醸し出される年輪のような
神々しささえ感じられました。
時折 胸ポケットから老眼鏡をだして
楽譜を見ながら演奏されるシーンや
嘗ての肺活量よりは断然衰えただろう息使いや
フルート演奏の時に吹き込む息と一緒に声が漏れ聞こえるなど・・・
フランク・ウエスさんの全盛期をご存知の方々には
また一段と感慨があるでしょうけれど
今目の前で演奏されている総てを含んで
こちらが受取る気持ちは「敬意を表す」コレでした・・・。
手が届くほどの距離でフランク・ウエスさんに
遭遇できたことの実感に会場からは
熱い拍手が贈られました!
どうぞ末永く現役で活躍して頂きたいと願います・・・・。
http://www.internationaljazzproductions.com/fwess.html
(画像↑からお借りしました)
■ アート・ブレイキーさんがたぶん遊びに来てたかも!
演奏開始一発目のWork Songから
ラストのDat Dereまで
聞き馴染みある曲ばかりでしたが
残念ながら何を演奏されたのか今はっきり思い出せません。
とにかく興奮しました!
ステージがオール・ブラックって
私が遭遇したライブ経験で初めてです!
ステージのメンバーのスタンバイの絵柄を見た瞬間から
物凄く圧倒されました!
ほんとにドカンとしたごっつい存在感と
今までみたことのないカッコイイ絵柄です!
私の持っているアート・ブレイキーのリーダーアルバムは
「サンジェルマンのアート・ブレイキー&ジャズメッセンジャーズ」
vol.1.2.3.だけですが・・・・

このアルバムのvol.2 のMoanin'みたいに!
まるで
2006年11月4日 東京TUCのセカンドステージが
au club St.Germain の再現のようでした!
あのアルバムのなかで 会場のお客さんのかけ声や
熱い空気が満ちている様子
演奏者がどんどん熱くなっていく様子が伝わりますが・・・
2006年11月4日 東京TUCのセカンドステージもそうでした!!
汗をかくほど熱いのに
髪の毛が逆立つような鳥肌が立つような
私の体感したあの日の興奮は
きっと 天国のアート・ブレイキーさんにも
伝わったと思います!!
2006.11.7. akemin
Lewis Nash & Be-Bop Great All Stars
Featuring Frank Wess
富士通コンコード ジャズ フェスティバル in 東京TUC

熱い熱いJAZZでした!
熱気で大汗かきながら演奏の物凄さに鳥肌を立て
こんなエキサイティングなJAZZは初めてです!!
■メンバー紹介&アーチスト・レポート
○Lewis Nash:ルイス・ナッシュ(ds)

ルイス・ナッシュは昨年のジョー・ロヴァーノのライブで
初遭遇し 今回が二度目ですが
ルイスのドラムの切れ、決め、刻みは絶品です!
しかし 今回はルイスのドラムの巧さ以上に
メンバーを統率するリーダーの器に感服しました!
リスナー初心者の私の発言に
「何をかいわんや 」とお叱りを頂くかもしれませんが
恐れず云いたいことは
ルイス・ナッシュこそが
アート・ブレイキーの後継者だと私は強く感じました!
今回の熱い熱いライブの成功の核は
ルイス・ナッシュだと私は思いました!!
http://www.pasic.org/Archives/2001/SlideShow/Drumset/pages/Nash.htm
(画像↑からお借りしました)
○Terell Stafford:テレル・スタフォード(trp)

スピード感あふれる演奏とおもいきや一転して
哀愁あるバラードへ
一瞬で空気を変える物凄いトランペッターでした。
少々伏目がちな目線で時折会場を眺め
観客のノリを確実に掴んでいるのは凄いです!
ラストの曲 Dat Dere で
トランペット・ソロと観客との
長い長いコール&レスポンスは
髪が逆立ちそうなくらい 私は興奮しました!!
http://www.jazzpolice.com/content/view/4537/
(画像↑からお借りしました)
○Jesse Davis:ジェシー・デイビス(as)

キャノンボール・アダレイのような躍動する音と
溢れ出るフレーズはチャーリー・パーカーの再来
と云われるジェシー・デイビス。
とにかくジェシーが目の前に立っているだけで
ファンキーな空気で溢れてくるように私は感じました。
躍動あるアルトの演奏も実に楽しさに溢れていました。
ブレークの時テレル・スタフォードと二人して
舞台脇に下がるのですが
そこでもかけ声を入れたり笑ったり
ジェシー・デイビスから発信される空気のおかげで
ニューオリンズかどこか本場のライブハウスにいるような
今まで味わったことのない独特の本場の雰囲気を味わいました。
http://www.jazzkeller.com/website_tech/gallery_images/jesse_davis.htm
(画像↑からお借りしました)
○Mulgrew Miller:マルグリュー・ミラー(pf)

デカイ人ですね!とにかくデカイ!
岩石のような存在感に圧倒されました。
手も指もデカイ!
マルグリュー・ミラーの指まで良く見える席だったので
ピアノのキーに指が陥没して抜けなくなるのでは・・・と
またまた 別の興味で一時指ばかり見ていた私です!
しかし 風体の印象とは大違いで
マルグリュー・ミラーはひたすら目を閉じて黙々とピアノを弾き
切れ味の良い端整なタッチと正確な音使い
時折飛び出す 遊び心の効いたフレージングに
達者なピアニストなんだと思いました。
ラストの曲 Dat Dere では観客も立上り
テレル・スタフォード(trp)ソロでは
長い長いコール&レスポンスの後
マルグリュー・ミラーのソロに移ると
彼のあそび心からか・・・・モンク風に空気を変え
聴衆の予想をとても楽しく裏切ってくれる心憎さそこでまたまた会場は一層盛り上がりました!!
http://www.internationaljazzproductions.com/projects/mmillerwingspan.html
(画像↑からお借りしました)
○Peter Washington:ピーター・ワシントン(b)

ピーター・ワシントンに会いたくて
このライブに参加したのが私の一番の動機です!
昨年 初遭遇した時から恋焦がれたピーターでした。
ベースの音、リズムが実に太く男っぽいです。
トリッキーなシーンは殆ど見られず
ひたすら屋台骨を支えるというのが前回の印象でした。
それが 今回はピーターがかなり熱く!
エキサイティングで!
スリル溢れるベースでした!
ラストの曲 Dat Dere では
会場のスタンディング&手拍子に
ピーター・ワシントン以外の
アーチストも楽器を置いて一緒に手拍子が始まり
(あのフランク・ウエスさんも!)
ピーターのソロ&全員手拍子なんてシーンもありました!!
たぶんこんな熱いライブには遭遇できないと思います!!
http://www.jazznow.com/1004/Newport2004.html
(画像↑からお借りしました)

ライブ終了後 私達のところに
わざわざ会いに出てきてくれた
ピーター・ワシントンありがとう!
I Loves You, Peter
Featuring
○Frank Wess:フランク・ウエス(ts,fl)

1922年ミズーリ州カンサスシティ生まれのフランク・ウェスさん
御年は84歳。
入退場ではメンバーに支えられながら登場してきましたが
演奏がはじまるとキャリアから醸し出される年輪のような
神々しささえ感じられました。
時折 胸ポケットから老眼鏡をだして
楽譜を見ながら演奏されるシーンや
嘗ての肺活量よりは断然衰えただろう息使いや
フルート演奏の時に吹き込む息と一緒に声が漏れ聞こえるなど・・・
フランク・ウエスさんの全盛期をご存知の方々には
また一段と感慨があるでしょうけれど
今目の前で演奏されている総てを含んで
こちらが受取る気持ちは「敬意を表す」コレでした・・・。
手が届くほどの距離でフランク・ウエスさんに
遭遇できたことの実感に会場からは
熱い拍手が贈られました!
どうぞ末永く現役で活躍して頂きたいと願います・・・・。
http://www.internationaljazzproductions.com/fwess.html
(画像↑からお借りしました)
■ アート・ブレイキーさんがたぶん遊びに来てたかも!
演奏開始一発目のWork Songから
ラストのDat Dereまで
聞き馴染みある曲ばかりでしたが
残念ながら何を演奏されたのか今はっきり思い出せません。
とにかく興奮しました!
ステージがオール・ブラックって
私が遭遇したライブ経験で初めてです!
ステージのメンバーのスタンバイの絵柄を見た瞬間から
物凄く圧倒されました!
ほんとにドカンとしたごっつい存在感と
今までみたことのないカッコイイ絵柄です!
私の持っているアート・ブレイキーのリーダーアルバムは
「サンジェルマンのアート・ブレイキー&ジャズメッセンジャーズ」
vol.1.2.3.だけですが・・・・

このアルバムのvol.2 のMoanin'みたいに!
まるで
2006年11月4日 東京TUCのセカンドステージが
au club St.Germain の再現のようでした!
あのアルバムのなかで 会場のお客さんのかけ声や
熱い空気が満ちている様子
演奏者がどんどん熱くなっていく様子が伝わりますが・・・
2006年11月4日 東京TUCのセカンドステージもそうでした!!
汗をかくほど熱いのに
髪の毛が逆立つような鳥肌が立つような
私の体感したあの日の興奮は
きっと 天国のアート・ブレイキーさんにも
伝わったと思います!!
2006.11.7. akemin