ニッキ・パロット・カルテット&スコット・ハミルトンTokyo TUC2011.11.5.リニー・ロスネスQuartet + Special Guest井上智in tokyoTUCのライブレポ

2011年12月04日

BIG APPLE in Nonoichi 2011

BIG APPLE in Nonoichi 2011
JAZZ がつなぐ人と音のWA 〜NONOICHI SWING〜
Women in Jazz 野々市


毎年、11月に開催される石川県野々市市のJAZZワークショップに
今年は一人ピアニストの友人も誘って我ら夫婦と3人で横浜から見学参加した。
また、この2011年11月11日は、 野々市町が単独で市制移行し、野々市市と成った記念すべき年度。まずは、こころから・野々市市!」をお伝えしたい!

さて、BIG APPLE in Nonoichiは1995年に第1回開催し今年で17回目を迎えるJAZZイヴェントだが、内容は本格的なJAZZを2日間、見て、聞いて、参加して、共感しあえる中身の濃い催しなのだ。
もちろんこのイヴェントに招かれるJAZZミュージシャンは、JAZZのアルバムを幾つも聞いている方なら、「こんなすごいミュージシャンが17年間毎年、野々市に来ていたのか!」と驚くほどの、世界のトップクラスの方々で、さらにその(憧れの)ミュージシャンの演奏はもちろん、色々な場面での素顔や、人となりまでが2日間のゆったりした時間の中で知り得ることができる。そしてこんな贅沢なイヴェントの参加費はランチ代より安い!ちょっとあり得ない!
BIG APPLE in Nonoichi 2011


BIG APPLE in Nonoichiの参加レポは、今回は特に感心したスタッフやこの催しに参加した野々市の市民の方々について書いてみようと思う!
BIG APPLE in Nonoichi 2011
私たちはいわゆるJAZZ愛好のただのリスナーなので、ワークショップには見学参加ということで入場無料なのだ。けれど受付で「今年も参加ありがとうございます!」などと声を掛けていただき、入場するときから、なんだか暖かな気持ちになってきた!そしてビジターではなく、会場入りしたその瞬間から、メンバー気分になってしまった!






◆SWING man
野々市市の誕生を祝ってギタリスト井上智さんが作曲した「NONOICHI SWING」を27日のコンサートでお披露目するということで、野々市市 粟市長さんが指揮をする・・・らしい。それで、前日の会場で時々姿をお見かけしたところをパチリと撮影!右手に注目!

BIG APPLE in Nonoichi 2011BIG APPLE in Nonoichi 2011

会場となった野々市文化会館フォルテは、この2日間はどの部屋でもJAZZの生音が流れていて、粟市長さんはどのシーンでもSWINGしつつ、翌日の本番に向かっていたようでした・・・!
これが大ホールでの本番です!カッコイイです!
BIG APPLE in Nonoichi 2011BIG APPLE in Nonoichi 2011













◆Workshop&Clinicや大ホールのコンサートMC
BIG APPLE in Nonoichi 2011
(マイクをもった一番右側の方です!)
私はちなみに毎年この方の「軽やかでしゃれている」MCを聞くのが楽しみの一つになっている!長くなく短くもなく、適度に上げ下げがあって、実に愉快なのである!








◆クリニックの通訳のボキャブラリーには最大級の賞賛!
私は全く英語はわかりませんが、BIG APPLE in Nonoichiのワークショップでは、いたるところに英語の堪能なスタッフの方々がいて、ただただスゴイと感心してしまう!
特に毎年、ワークショップでの通訳に参加されているジャズシンガーの津荷裕子さんの通訳には、舌を巻くほど!講師(ミュージシャン)が話す貴重なコメントの体温を1度も下げずに、私たちの言語に翻訳する。スピードと語彙の豊富さに、このたびのリズムセクション クリニック講師:リニー・ロスネス、ピーター・ワシントン、ルイス・ナッシュでの津荷裕子さんの仕事ぶりに感動してしまった!

ちなみに、このワークショップで印象深いコメントの翻訳は!

RENEE ROSNES













リニー・ロスネスさん 「グルーヴ(groove)というイメージは、ずぅ〜と水平にどこまでも続いて(拡がって)いく感じで、四角ではなく丸(まぁるい)いイメージなんです。」
「何よりも、今、この場所でこのメンバーと演奏できるという私自身は恵まれていると感謝しています。だから演奏に対して寛容な心と、演奏することへの責任を果たそうと臨みます。」

BIG APPLE in Nonoichi 2011













ルイス・ナッシュさん
「初めの音を出す瞬間に、今、一番必要としているリズム(音・技術)を提供できる状態を常に用意している。」

BIG APPLE in Nonoichi 2011













ピーター・ワシントンさん
「ステージにあがったら自分がどんな状況の渦中にあっても、今、この瞬間の演奏の中で、競演者の音に集中している。たとえ目の前に別れた女房がいたとしても、元カノがいたとしても・・・・。」

◆「世界が身近に感じる」っと!
27日の大ホールでのコンサートは1階席にはほぼ700くらい収容できるそうだが、ほぼ満席と盛況だった。私たちは2階席の最前列正面の席取りの為に、開演前に早々と並んでいたところ、列で隣に居合わせた70代後半という、それでもその年齢には全く見えない若々しいご婦人に声を掛けられ、時間潰しができたのだが、そのご婦人が言うには「このコンサートに1996年の第2回から毎年参加してる」そうで、JAZZにはあまり馴染みがないけれど、ステージにあがる世界の演奏者の方を通して、世界を身近に感じているのだそうだ。町おこしイヴェントってこのような効用もあるんだなぁ〜と感心したしだい!
BIG APPLE in Nonoichi 2011

この度、初参加したイスラエル出身のクラリネット奏者アナット・コーエンさん&参加メンバーの演奏風景

◆アルバムもよかったら


miruko1 at 14:54│Comments(0)ライブ 

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