2012年10月20日

Same Tree Different Fruit-ABBA October 14 - Oita: Brick-Block

2012年10月14日に観戦したライブはSame Tree Different Fruit-ABBA
スウェーデンのアンデッシュ・ヴィーク(ピアノ)、スヴァンテ・ヘンリソン(ベース)と
スティーヴ・ガッド(ドラム)のトリオ。

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来日初日が大分市のライブハウスBrick-Block
会場の広さや雰囲気は東京TUCと同じくらいの小ぶりのライブハウス。会場の作りは中二階があってSTB 139のような作りのライブハウスだった。

ライブハウスBrick-Blockでのライブは前売りの段階でsold-outになったので、
全席自由だからすこしでも良い席をゲットとばかり開演40分前に到着すると、すでに入場待ちの人が5〜60人は並んでいた。

私たちは、中二階の右側に席を取った。ここが予想以上に良い席で、ピアノの指先もすっかり見えるし、ベースの足元まで見えて、なによりスティーブ・ガッドのほぼ全身を真上からすっかり見られる!
さらに1階席の観客の様子も見渡せる!
もしろん音も正面上側で筒抜けに良く聞こえる!
最高に楽しめるラッキーな席だった!

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今回のSame Tree Different Fruit-ABBAとは
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日本でも70年代に一世風靡したポップスのABBAだが、
ABBA結成40周年を記念しABBAのヒット曲をジャズでカバーするというもの。製作されたアルバムはスウェーデン人のアンデッシュ・ヴィーク(ピアノ)、スヴァンテ・ヘンリソン(ベース)に、おなじみのスティーヴ・ガッド(ドラム)のトリオに、ゲストとしてデヴィッド・サンボーン(アルト・サックス)とロベン・フォード(ギター)が加わっている。今回の日本ツアーはピアノ・トリオとして10月14日から17日と中休み無で大分-大阪−名古屋-東京と演奏して、現在は韓国へ移動している。

今回の演奏曲はすべてABBAソングということもあって、JAZZファンでなくても、ABBAの曲に馴染みのある人も多く集まったように思う。それが証拠に、曲のイントロを聞いただけで、何の曲か分かるし、会場は曲にノリ、身体をゆすってリズムをとっている人が多くいた。その一人が私!

ABBAといったら1976年「ダンシング・クイーン」全世界的ヒットした頃

私は17歳だった。ちなみにこの1976年ってどんな年だったか検索してみると・・・・
1月1日 - ヤマザキナビスコが「チップスター」を発売。
2月2日 - 黒柳徹子司会のトーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)放送開始。
2月6日 - アメリカで、ロッキード事件が発覚する。
3月1日 - 東京・後楽園球場に日本初の人工芝が登場。
5月6日 - 人気歌手、克美しげるが愛人を殺害した罪で逮捕される。
5月8日 - 植村直己が北極圏の単独犬ぞり走破に成功。
5月21日 - 日清食品が「日清焼そばU.F.O.」発売。
6月26日 - アントニオ猪木対モハメド・アリの異種格闘技戦が日本武道館で行われる。
7月17日 - モントリオールオリンピック開催。ルーマニアのナディア・コマネチ
7月27日 - ロッキード事件で田中角栄前首相逮捕。
8月9日 - 日清食品が「どん兵衛」を発売。
11月12日 - 東急ハンズが1号店となる藤沢店(2006年12月31日閉店)をオープン。
もっと社会的に重要な事件や事柄も多くあったのだけど、17歳の私が記憶にある事柄をピックアップしてみたわけだ。

またABBAの代表曲を網羅したミュージカル『マンマ・ミーア! 』はロンドンでの初演以来世界各地でロングラン公演を続けているそうで、私も劇団四季の四季版『マンマ・ミーア!』はすでに鑑賞済み。またまだ観ていないけれど、メリル・ストリープ主演で2008年には映画化(2009年1月日本公開)されていたそうだ。

さて、ライブ本編はどうだったかというと、

音楽と会場が一体になり盛り上がるライブだった!その要因は、会場に集まった多くの人の耳馴染み、記憶にあるABBAソングだったこと。さらに世界的にヒットしたABBAの曲が、どれも時代を越えて残るほどのいい曲だったということだなぁと。

ライブではどの会場でも、グランドピアノの蓋(大屋根)を狭い角度で閉じ、その上にピアノカバーを掛けていたので、珍しいな・・・と思ったのだけど、ふとABBAのベニー・アンダーソン(ピアノ)が小ぶりのアップライト・ピアノを弾いている演奏動画をみて、なるほどグランドピアノをできるだけアップライト・ピアノに近づける工夫だったのかと思った!
確かに、ABBAソング「Gimme! Gimme! Gimme! 」「VOULEZ-VOUS」のイントロのカリカリした硬質の音は、響かないアップライトピアノの音なんだな・・!

Svante Henryson / Anders Wihk / Steve Gadd /
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スヴァンテ・ヘンリソン(ベース)は、
196cmの長身で、ピアノのアンデッシュ・ヴィークも長身、その二人に挟まれて、谷間のように小柄のスティーヴ・ガッド(ドラム)。三人並んだ写真をみて微笑ましい・・・というかどこか絵になりにくい3ショット。
しかし、アンデッシュ・ヴィーク(ピアノ)のMCによると「世界中を駆け回って演奏する、偉大なるドラマーのSteve Gaddと一緒に演奏できることは、とても光栄に感じている。とても嬉しく、楽しく、クリエーティブに触発される。そして最もうれしかったことは、Steve Gaddの優しく思いやりに溢れる人柄を身近に感じられたことです。」(・・・英語だったのでたぶんこのようなことを話したのだと思います)

そして、演奏中アンデッシュ・ヴィーク(ピアノ)もスヴァンテ・ヘンリソン(ベース)もガッド(ドラム)に対する敬意と、演奏することへの楽しさと嬉しさを全身に溢れさせていることが、会場にも大きく波及して、客席も喜びに溢れる空気を受けて、さらにサウンドに温かさや楽しさを感じていたように思う。

スティーヴ・ガッド(ドラム)は、共演者と客席の期待に応えるように、メリハリの効いたドラムワークはもの凄く熱く、迫力があり、目にも耳にも心にも直球で飛び込んでくる、カッコイイドラムだった!!

アンデッシュ・ヴィーク(ピアノ)は、
画像でみるより生でみるほうが数段ナイスガイで、007シリーズにでも登場してくるような映画俳優のようだった!日本語も時々入れてのMCは、実に軽妙で、面白く、上手だった!
本編のピアノは、アンデッシュ・ヴィーク(ピアノ)さんのオリジナル曲を演奏していないので、どんな個性のピアニストかは本当のところよく分からなかったのだけれど、なんといってもこのツアーはABBAソングだけを演奏するわけで、客席の誰もがABBAを体感しながら、新しいABBAソングを楽しむために一番肝心なのがメロディーで、それを担当するのがこのトリオではピアノ。つまり今回の演奏の屋台骨を支えるのがアンデッシュ・ヴィーク(ピアノ)さんだったのだと改めて感じ、多くの観客が狙い通りABBAソングを楽しめたことへの賞賛として、私はピアノに拍手を贈りたいと思う!!

anders


スヴァンテ・ヘンリソン(ベース)は、
クラシックではオスロ・フィルハーモニー管弦楽団の首席コントラバス奏者で、ヘヴィ・メタルのベースもやるし、ジャズもやる幅広い活動をしているそうだ!今回のツアーでは、ジャズではなかなか登場しないチェロを演奏し、弦楽器の美しい音色を会場に響かせた。

henrysson



スティーヴ・ガッド(ドラム)のことを
魚屋のおじさんみたいといったら、彼に敬意を払うファンに怒られそうそうだけど、ホテルからライブ会場に到着した時の姿は、何でもない生成りのジャンバーを引っ掛けて、ペタペタと歩く小柄のスティーヴ・ガッドにゴム長靴でも履かせて、タオルでハチマキでもしていたら、完全に市場にいる魚屋のおじさん風。しかしこの人がステージに上がり、ドラムを叩きはじめると、強さと柔らかさを併せ持つしなやかな左右の腕と、メリハリを生みだすリズムの塊の全身の動きは、超人というか、獲物を仕留める時のベンガルトラのようにさえ見えた!

gadd2


このライブを終えて数日・・・ウチの伸ちゃんと何度同じ言葉を連発したことか・・・・。
「やっぱ、ガッドはスゲー!!」

2019





miruko1 at 17:21│Comments(0)ライブ | ジャズ

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