2014年11月20日
井上 智 -Jim Hall Tribute Project-
来月12月10日で一周忌を迎えるジャズ・ギターの巨匠ジム・ホール。
彼の愛弟子、井上智さんの最新アルバム『plays JIM HALL』を今朝から味わって聞いている。
ウチ夫婦もジム・ホールのアルバムはいくつも愛聴しているし、数度、ジムさんのライブへも参戦して、生ジムさんの演奏風景も見て聞いているから、私達にとってのジムさんのギターの「ここが好きだ」とか、ライブ中に垣間見せるおちゃめな人柄を、私達も大切に記憶している。だから、この『plays JIM HALL』アルバムから、ジムさんの人となりまでも感じられるニュアンスを受けとめられるようで、構えず、ひと肌感が心地良い、そんなゆったりと大人の楽しみに浸りつつ聞いている!
私ごとで、今年11月は、紙芝居作家・堀尾青史の生誕100年で、私自身も一年掛けて、堀尾青史先生の作品調査や作品解説などを手がけ、資料集めから図録製作などをして、この11月に氏の母校・明治大学で展示講演イベントの開催を無事終えたばかりだった。今でこそ、児童書の世界では巨匠と呼ばれる人だが、残された作品を読み返すと、新しい試みや実験的試みに試行錯誤した跡を知ることになったわけで、残された作品を丁寧に読み、考察した結果、新たな発見や、新たなメッセージが聞えるような、時空を超えてコンタクトさせていただくような感じを味わった。
井上さんの『plays JIM HALL』のライナーノーツに記された、井上さんの師ジム・ホールへの想いを読ませていただきながら、ジャンルは違えども、私自身のこの一年に重ねて共感を覚えたのだ。
収録9曲中、8曲がジム・ホールの曲で、最後の9曲目に収録された山田耕作の『赤とんぼ』は印象深い!
miruko1 at 14:11│Comments(0)